村山早紀のレビュー一覧
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ネタバレいいおはなし。
けど、結構、哀しい。
心配して旅立ったゆきうさぎたちは
想い人に再び会えることはなかったし、
心の支えだった、憧れの少女は儚く命を落とし、
その笑顔とやさしい音色とともに、青春をともに過ごした青年は異国の地で心ない人に殺されて、
夢のように美しく幸せな国は為すすべもなく
また夢のように滅びる。
村山さんのお話はやさしいけれど、
なんだかいつも死が側にあるなあっと思う。
それでも、心は、いつか、伝わるのだと、
もしかしたら神様の気まぐれなのかもしれないけれど、
なんでもそろうコンビニが、
本当に必要な人の前に、本当に必要なときに現れてくれると嬉しいなあっと、そう、思う。
雨の日に、やってくる死者。
死んだ人への、招待状。ほっこりした話にまとめるのかと思いきや、いきなりのホラー路線になんじゃこりゃっと思ったら、なんと死者のイタズラとは!
いやースゴイわ。どことなく等身大っぽく、ただのいい話でおわんない感じがおもしろい。
ねここだって、おいで、と差しのべられた手を握ればいいのに、にぎらない。
その切なさが、うわ~~~~っとなる。
うーん、やはり村山さん、好きです。 -
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ネタバレ思春期を迎えた娘たちが相変わらず絶賛する「コンビニたそがれ堂」シリーズ。
4作目「空の童話」を迎えてやっと、このシリーズは絵本を手にしなくなった大人のために書かれた、心をふるわせて子ども心を取り戻させてくれる絵本的物語なんだと納得。
2話目の「おやゆび姫」ではコンビニたそがれ堂で「おやゆび姫栽培セット」を買った織子さんが、本当におやゆび姫とくらし始めるお話で、一般常識的には「ありえない話」なんだけど、シリーズ4作目ともなると、「ああ、そういうこともあるかもねと」とすんなりこの不思議ワールドを受け入れてしまえる自分に気づく。
それどころか、親指姫にお洋服を作ってあげたり、ごはんを食べさせてあげたりしている織子さんがうらやましく思えたりもして、温かい目でなりゆきを見守ってしまう。
3話目の「空の童話」では悪の秘密結社に所属する小鳥遊(たかなし)さんに科学が進んだ星からやってきた善き宇宙人スミスさんまで登場するが、そんな突拍子のない設定までもどんとこいと受け入れられてしまう。だって、このシリーズは大人のためのファンタジー小説なんだもの!何でもあり!
老舗の書店の行く末も気になるところだけど、ひとつの滅ぼしきるほどの力を持ついにしえの『生物兵器』も登場して。。。めくるめくファンタジーの世界を堪能できる。 -
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ネタバレ娘たちがすっかり夢中になってしまった「コンビニたそがれ堂」シリーズ。
「奇跡の招待状」の表紙も柔らかいタッチのイラストに優しい色づけがされいて、表紙だけでも癒され感、不思議感満載。
不思議な魔法に今回もかかり、あったかいほんわりとした気持ちになれる。
「雪うさぎの旅」では、大きな雪だるまと小さな雪だるまとの別れがせつなくて、さゆきちゃんに会う前だってのに、ついつい涙ぐんでしまう。
「人魚姫」は、ハロウィンの夜のお話だけあって、背筋が凍る恐怖も味わえる。
そして、娘たちも私も一番好きなのは「魔法の振り子」。薫くんの薫子さんへの思いがせつなすぎて、涙なしには読めない。
大人になるにつれて失ってしまった感性を取り戻せる一冊に出逢った。 -
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ネタバレ待ちに待った竜宮ホテル第3弾!
▼収録作品
第一話 水仙の夢
第二話 椿一輪
第三話 見えない魔法
第四話 雪の精が踊る夜
第二話、もしかしたら……と思いながら読み進めていったら、最後で涙が止まらなくなった。あの三毛猫ちゃん、大丈夫かな……。蔦の精霊たちが愉快。
響呼さんの画力や、ペルさんのしゃべり方が明らかになったりしてところどころで和んだ。愛理のお母さん問題がひとまず落ち着くなど、進展もあり。
ひなぎくちゃんは今巻もかわいすぎた。サンタさんからもらった帽子、本当に似合うだろうなあ。
あと今巻は日比木くんと、あとがきで村山さんも書かれていたけど、寅彦さんがあまり(ほとんど?)目立たず。
安斎先生、奥様も一緒に連れて来たのかな。ふたりの活躍は、4巻以降を楽しみに待っていよう。 -
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今回も、ほんわか温かいお話で、読み始めたら、手が止まらなかった。
1つ目の鬼さんのお話。
ひなぎくちゃんの優しい心が素敵。水仙の好きな青鬼さん、心やすらかにいますように。長く長く苦しんだのだもの。
優しい奇蹟が響呼さんを小さな書店に導いた「椿一輪」は、途中で、そうでなければいいなと思っていた展開で切ない。
でも、その人は、その日をずっと待っていたのだろうな、と思う。
「雪の精が踊る夜」では、響呼さんも、愛理さんも、1つ前に進めたみたい。
それも、竜宮ホテルの魔法、かな。
魔法の本をがんばって読んでるひなぎくちゃんも可愛い。
1作目から、改めて読み返したくなっちゃった。
積読本が120冊もあるのに、困ったな~。
なんて言いながら、喜々として本棚に向かってしまうのだ(笑)