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つかの間千草苑を離れ、亡き妻との思い出のある地へと旅立つ祖父の木太郎(もくたろう)。黄昏時、波打ち際に佇(たたず)む彼に囁きかけるものは(「浜辺にて」)。若さ故の迷いから、将来を見失ったりら子が、古い楠の群れに守られた山で、奇妙な運命を辿った親戚と出会う(「鎮守の森」)。ひとと花、植物たちの思いが交錯する物語。花咲家のひとびとが存在するとき、そこに優しい奇跡が起きる。書下し連作短篇全六話。
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道
白猫の小雪の話が好きだ。
いつだって大切な人のことを想って,ただひたすらに歩き続ける。
あたたかな命。
人間よりもずっとずっと強くて優しい存在。
きっと,飛行機に乗って遠出するだけが旅じゃない。
Posted by ブクログ
花咲家シリーズの3作目です。
本作品では、タイトルにもある「旅」をテーマに、
花咲家の5人と飼い猫、それぞれを主役に据えた、
6編の短編集となります。
特に、本作品では、
ハートフルファンタジーの構成、骨格はそのまま、
色々な視点、切り口でストーリーが紡がれており、
マンネリ感が、うまく払拭できていたと思います。
しかし、本シリーズの特徴であり、面白みが、
花咲家の血を引く人々と植物との秘かな語らいと、
人知れず起こる小さな優しい奇跡とするならば…、
1作目ほどの感銘は、感じられなかったかもな~。
それでもね、花咲家の人々、特に子供たちが、
回を重ねる毎に、少しずつ成長していく様子はね、
家族小説としても、次回作が待ち遠しくなります。
よかったですよ。
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小説・文芸
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