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魔法
緑の匂いがしてくる。
花や草木に囲まれた生き方。
魔法や奇跡なんて存在しなかったとしても,それを信じて生きていく方がきっと楽しい。
こんな簡単なこと,なんで気付けなかったんだろう。
Posted by ブクログ
風早の街にある、和洋折衷でレトロな洋館。
カフェも併設された花屋の千草苑。
そこに住む、花咲家の人々の物語。
花咲家の人々は植物と交流できる不思議な能力を持つ。
シリーズ一作目なので、やさしい語り口とともに中にご案内される。
人々や植物に、「ようこそ」「ようこそ」と迎えられるようにして、おそるおそる覗くと…
黄昏時の光に満ちた、不思議で、喜びと、ちょっとした悲しみに満ちた幸せな世界だった。
失った人に対する思慕にあふれている。
いのちについて、みんなが考えている。
『黄昏時に花束を』
祖父・木太郎(もくたろう)さんの幼なじみで初恋の人が、疲れきって外国から帰ってきた。
長女の茉莉亜は、花屋とカフェの仕事の合間に、地元FM局で、「トワイライトブーケ」という番組のパーソナリティもつとめる。
「わたしの声が聞こえますか…」
『夏の怪盗』
次女のりら子は、親友の野乃実に、夏の日に会った怪盗の話を聞かせる。
遠い国から帰ってきた一枚の絵と、いばらに囲まれたお屋敷の中の絵描き。
『草のたてがみ』
末っ子の桂(けい)は、お母さんの顔を見たことがない。
赤ちゃんの時に死んでしまったから。
もっと強くなりたいと思いながらも、なんとなく世の中に遠慮するように、本だけを友に生きていたが…
『十年目のクリスマスローズ』
クリスマスイブ。
父の草太郎は、風早植物園の広報部長。
その博識と人柄で街の人気者である。
FM風早のゲストに招かれて、亡き妻を偲びながら、命について語る。
十年前に亡くなった、草太郎の妻であり、子供たちの母である優音(ゆの)が作ろうとしていた、クリスマスローズのロックガーデンが完成して、クリスマスの奇跡。
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小説・文芸
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