あらすじ
風早の街で戦前から続く老舗の花屋「千草苑」。経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる魔法のような力を持っている。併設されたカフェで働く美人の長姉、茉莉亜(まりあ)。能力の存在は認めるも現実主義な次姉、りら子。魔法は使えないけれども読書好きで夢見がちな末弟、桂(けい)。三人はそれぞれ悩みつつも周囲の優しさに包まれ成長していく。心にぬくもりが芽生える新シリーズの開幕!
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Posted by ブクログ
温かく、全ての命を優しく包み込むような素敵なお話でした。
世界って割と汚いなぁ〜と悲しくなることもありますが、この本を読むとこんな綺麗な世界もあるのかもしれないな、生きるのも悪くないかもなと思いました。
花が沢山でてきて、美しい情景が目に浮かんで良かったです。
魔法
緑の匂いがしてくる。
花や草木に囲まれた生き方。
魔法や奇跡なんて存在しなかったとしても,それを信じて生きていく方がきっと楽しい。
こんな簡単なこと,なんで気付けなかったんだろう。
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大好きな村山さんの世界、風早街シリーズ。植物とお話できるなんてあこがれちゃいます。
家族それぞれのキャラクターがとても素敵。
花咲家、まだまだ続くお話なので楽しみ。
Posted by ブクログ
風早の街にある、和洋折衷でレトロな洋館。
カフェも併設された花屋の千草苑。
そこに住む、花咲家の人々の物語。
花咲家の人々は植物と交流できる不思議な能力を持つ。
シリーズ一作目なので、やさしい語り口とともに中にご案内される。
人々や植物に、「ようこそ」「ようこそ」と迎えられるようにして、おそるおそる覗くと…
黄昏時の光に満ちた、不思議で、喜びと、ちょっとした悲しみに満ちた幸せな世界だった。
失った人に対する思慕にあふれている。
いのちについて、みんなが考えている。
『黄昏時に花束を』
祖父・木太郎(もくたろう)さんの幼なじみで初恋の人が、疲れきって外国から帰ってきた。
長女の茉莉亜は、花屋とカフェの仕事の合間に、地元FM局で、「トワイライトブーケ」という番組のパーソナリティもつとめる。
「わたしの声が聞こえますか…」
『夏の怪盗』
次女のりら子は、親友の野乃実に、夏の日に会った怪盗の話を聞かせる。
遠い国から帰ってきた一枚の絵と、いばらに囲まれたお屋敷の中の絵描き。
『草のたてがみ』
末っ子の桂(けい)は、お母さんの顔を見たことがない。
赤ちゃんの時に死んでしまったから。
もっと強くなりたいと思いながらも、なんとなく世の中に遠慮するように、本だけを友に生きていたが…
『十年目のクリスマスローズ』
クリスマスイブ。
父の草太郎は、風早植物園の広報部長。
その博識と人柄で街の人気者である。
FM風早のゲストに招かれて、亡き妻を偲びながら、命について語る。
十年前に亡くなった、草太郎の妻であり、子供たちの母である優音(ゆの)が作ろうとしていた、クリスマスローズのロックガーデンが完成して、クリスマスの奇跡。
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【あらすじ】
風早の街で戦前から続く老舗の花屋「千草苑」。経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる魔法のような力を持っている。併設されたカフェで働く美人の長姉、茉莉亜(まりあ)。能力の存在は認めるも現実主義な次姉、りら子。魔法は使えないけれども読書好きで夢見がちな末弟、桂(けい)。三人はそれぞれ悩みつつも周囲の優しさに包まれ成長していく。心にぬくもりが芽生える新シリーズの開幕!
【感想】
Posted by ブクログ
外で、読まなくて良かったです。最後のお話「十年めのクリスマスローズ」を読んでいたら、涙が止まらなくなりました。最後に家族全員の前に現れたお母さん…。消えた姿を追って、庭に出たりら子が見た光景。クリスマスローズと小さな野草たちが全て枯れていたというくだりには、胸が詰まりました。みんな少しずつの後悔を持って生きているから、優しくなり、生きとし生けるものが大事に思えてくる、平和への祈り、幸せへの祈りが聞こえてくる花咲家の日常が愛おしく、素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
風早の町で古くから「植物と話ができる」能力を持つ一族の話。それぞれ違った形で植物と接触でき、だからこそ優しすぎ、傷つきやすい家族たち。
あまりにも綺麗で優しすぎ、こんな人は居ないと思うと少し寂しくなります。
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2度目。植物と会話できる花咲家の話。途中木太郎さんと草太郎さんが混ざって混乱してしまった笑 花咲家の人々はほんとに皆優しくて、周りの人も優しいので、読んでてすごく癒されます。どれもいいと思ったけど、最後の話が1番うるうるきた。感動的でした。こんな風に会いたい幽霊に会えたらいいのに。
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心にだって 強い弱いがある。
ほんの少し、
ほんの少しだけ、
今より強くなれたら、それでいい。
ほんの少しだけ、
今より優しくなれたら、もっといい。
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草花とお喋りができる一族、花咲家シリーズ第1弾。村山先生らしい、とても心が温かくなる本でした。
村山先生の本は悪い人が出てこないので安心して読めます。優しい人ばかり…癒されます。
この物語に登場するキャラクターは全員大好きですが、特にお気に入りのキャラは草太郎パパと末っ子の桂くん。二人ともとてもチャーミングでした。
金木犀の香りから始まりクリスマスで終わる連作短編なので、今の季節にぴったりです♩
Posted by ブクログ
風早の街で、カフェ兼花屋を営んでいる花咲家の物語。
花咲家は、おじいさんの木太郎、お父さんの草太郎、長女の茉莉亜、次女のりら子、末弟の桂の五人家族で、先祖代々植物と会話ができるという不思議な家族である。
この作品の紹介文を読んで、ほのぼのとしたファンタジーかなと勝手に予想していたのだが、最愛の人を失った家族がそれぞれ抱える喪失感や後悔、自信のなさなどいろいろな苦悩を乗り越える話だった。
四つの短編からなる作品であるが、どれも心にしみる良質の作品だった。
Posted by ブクログ
風早町の物語り三作品目です。夢の様な素敵な人達の住む街のお話にまたしても疲れた心が癒されました。誰でも寂しさを心に持っているんだな、私だけではないなと少しずつ前向きに気持ちを変えてくれました。花咲家の花に沢山の人が救われるお話を読んで、春になったら花の種を蒔きお世話をしようと思いました。
Posted by ブクログ
花咲家の人々が植物と会話できるという特殊な能力で事件を解決、といった短編仕立ての物語。これも、マジックリアリズムなのかな。
植物だけでなく、本、絵、ラジオなどのアイテムは個人的に親近感が湧く布陣。
どの話も死生観や成長がテーマとなっており、実は重いテーマだったりするが、
「ですます調」の文体も手伝って、童話のような優しい雰囲気の中で読みすすめることができる。
Posted by ブクログ
風早の街に住む植物と会話できる一族のお話。
一見ふつうの家族です。おじいちゃん、お父さん、三人の子供たち。お母さんは若くして亡くなっています。
語り口が童話のように優しく、おとぎばなしのよう。普通に実直に生きている家族のお話だけど、時々魔法のような不思議なことが起きる。
暖かくて優しくて涙が出そうになります。みんなが明るく生きているようで涙を隠し持っていて、それでも前を向いて歩いている。心癒され、優しい気持ちになる物語です。
個人的には、記憶にないお母さんを恋しく思っている末っ子の桂のお話が好き。
Posted by ブクログ
村山早紀さんの本、二冊目です。
前作も同じことを思ったのだけれど
この方の本を読むと、
何のてらいもなくうっとりと物語の世界に浸れた
子どもの頃の幸せだった読書体験を思い出すのです。
小公女や若草物語、秘密の花園・・・
それが大人になってから追体験できるとは。
村山さんの本、たくさん出てるんですね。
しばらくの間こっそりと
幸せな世界に浸る幸福感を
ひとり味わうことができそうです。
Posted by ブクログ
ずっと、村山先生の描く優しい世界が好き。
大人になって、綺麗なだけじゃ成り立たない世界を知ってしまった今では、うっかりすると欺瞞を感じてしまいそうになるけれど。
いやいや活字の中だけは、理想郷も許される。そうでなくては…
Posted by ブクログ
植物と会話ができる不思議な一族が住むまちの物語。
いろいろとシリーズを出されているのは知っていて気になっていましたが、本書が村山さんの初読みになります。
なんといっても素敵な設定に惹かれて。
読んでみたら、まるで大人のおとぎ話でした。
純粋さと優しさに溢れてて、心が洗われるようでした。
「大人の」おとぎ話だという所以は、痛みがあるから。
それは、大切な人を亡くした痛み。
途中すこし泣きそうにもなりました。
3姉弟も草太郎パパも、木太郎さんも唄子さんも、おもちゃ屋のおじいさんも、とにかく登場人物もみな優しくていい人たちなんですよね。
この本には、悪意が登場しないんです。
だからずっとにこにこしながら読んでいられる。それと同時に、こんな世界があったら素敵だなあと思わずにいられない。
私もちいさい頃は動植物と話ができたら、といつも夢見ていました。
だから、たとえおとぎ話の世界の中だとしても、こんな人たちがいてくれることが単純に嬉しい。
読んでいてどこか慰められるような、優しさに包まれるような感覚が味わえるのもこの本の魅力なのでしょうね。
いいシリーズと出会えました。
Posted by ブクログ
村山早紀作「花咲家の人々」再読。緑の想いに関して深く考えてしまう。
私は正直信じていないけれど、でもあっても不思議では無いなと思えました。
ところで、我が家の「観葉植物&野菜」の大繁殖は、果たしてどんな意味があるのだろうか?外の植物が室内に入りたがっているのは(笑)。…冗談は抜きにして、あまり冷たくするのは止めようと思ったのは本気でした。
Posted by ブクログ
古来より、植物と会話ができる力を持ち、
老舗の花屋を営む花咲家の家族が織りなす、
ほっこり系のファンタジー小説の1作目です。
あやかし系の、児童文学作家さんらしく、
作品の世界観も、キャラクターも、作風も、
優しげな、ハートフル・ファンタジーでした。
最初のエピソードは、
今一つ、テンポに乗り切れず、
読むペースもあがりませんでしたが…、
キャラクターや世界観が馴染んだ、
2つめからは、とてもいぃ感じで…、
最後のエピソードでは、ほろほろと…。
「風早の街の物語」シリーズの中では、
あやかし系は控えめの現実路線ですが…、
そのバランスは、とてもよかったですね…。
植物と会話ができる力…ってのが、
何より、羨ましぃ限りです…(^―^)
長く読み続けていきたぃ作品でした…。
Posted by ブクログ
ほんわかするものが読みたくなって、手にした本。
植物の声が聞こえる花咲家の家族の日常。魔法やファンタジーがあると信じたほうが楽しいという気持ち、わかるなぁ。植物の声、私も聞いてみたい。
Posted by ブクログ
なんとも心温まるおとぎ話のような優しいお話でした。
花咲家の人々は、昔から草木とお話ができて、何か困った事が起きた時は、そっと見守っていた草花たちが助けてくれる。
私もお花や草木は大好きです。
以前何か忘れましたが、
「草花も自分たちを大切にしてくれる人の足音を認識することが
できて、同じ時間に水やりのために近づいてくる人の足音を聴いて喜んでいる」と言うお話を聞いたことがあります。
私もそれが本当なら嬉しいなぁ。
なんて思いながら、毎日丁寧に水やりをしたりします。
このお話のように、毎日毎日を優しく丁寧に
生きていければいいなぁと思いました。
素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
花咲茉莉亜
長女。夕方のラジオパーソナリティー。花屋の看板娘、カフェ千草の経営者でもある。
花咲りら子
次女。高校生。
花咲桂
末っ子。小学生。
野々原桜子
ラジオの人気アナウンサー。
花咲草太郎
父親。私立の大きな植物園、風早植物園の広報部長だった。
花咲優音
母親。元から病弱で、風邪をこじらせて亡くなった。
木太郎
祖父。千草苑。一流の庭師で若い頃は有名なプラントハンターだった。
磯貝唄子
近所の屋敷に住んでいる、知的で美しい。随筆家。
石田
桂の担任。りら子も受けもった恩師。
真岡野乃美
りら子のクラスメート。学校のそばの古い文房具屋兼雑貨屋兼本屋の娘。
磯貝皓志
唄子の夫。病で亡くなった。木太郎、唄子とは、風早の街で生まれ育った幼なじみ。
有城竹友
この街在住の新人少年漫画家。
怪盗
三角屋玩具店のおじいちゃん。灰色の鷹。
十六夜美世子
有名なイラストレーターだった。
秋生
桂の同級生。
鈴本翼
桂の同級生。
佐藤リリカ
桂の同級生。帰国子女。
金髪の中学生
川に流されている猫を救った。
Posted by ブクログ
植物と会話できる、というちょっぴりファンタジーな力を持った花屋さん一家の、身の回りのお話。温もりとと小さな奇跡で溢れた、やさしい気持ちになれる作品集です。
「生きていくということは傷が増えていくことかも知れないな」と、登場人物の一人はつぶやきます。悲しみはどこにでもあり、そしていつまでも残っていく。それでも前向きに生きていくことの出来る、そんな勇気をそっと与えてくれる本です。安直かも知れないし、理想に過ぎるかも知れないけれど、それでも花咲家や草花たちからのメッセージを素直に受け取りたいものです。
Posted by ブクログ
2020/1/7
たぶん今はこれじゃなかった。
欲してるのはこのどこを切っても美しい物語じゃなかった。
雑多なものの中から美しいものを見つけたい。
そっちの方が好き。
買い物も宝さがしみたいな店でしたい方やし。
でもドンキは苦手。
今シャーロック(BBC)で心がビンビンなのでこんなふわふわで撫でられても皮膚に到達する前に吹き飛ばしてしまうわ。
なんかそんな感じ。変なの。
Posted by ブクログ
ファンタジックで素敵だった。ですます調は入り込み辛くて得意じゃないし、喋れないのを良いことに植物が人間を大すきって恥ずかしげもなく語られても素直に受け入れられなかったりする。弱さは甘え、怠け、とかも辛いし、そう言う意地悪だった子とその後仲良くなれることにも、わかるのだけれどモヤモヤしてしまう。それでも何だか、きらきらしている部分もあって、著者の本を追ってしまうのだった。
Posted by ブクログ
ですます調のおっとりとした感じの文章で、亡くしたお母さんのことを引きずり続けている家族のファンタジックなお花(お話)し。
小さな子供に読み聞かせるにはちょっと長い。
小学校高学年以上では読み手を選んでしまう。
汚れてしまった大人には美しすぎるお話でした
Posted by ブクログ
花と会話が出来たり、能力を引き出すことができる不思議な力を持っている花咲家。
彼らが出会うちょっとした日々のお話。
連作短編集?かな。
花咲家の人々が、死んでしまった母優音さんのことが
心のどこかで引っかかっていて、
それは時として、生き方や考え方にじんわり結びついている。
少し翳のある小説だけど、
人のために何かしたい花たちと、
花や人を大切に思う花咲家の人々の話はどこか柔らかく温かさで満ちている。
Posted by ブクログ
花咲家の少し不思議な日常。花の声が聞けて、花を動かす力を持っていて、日々草花と共にしている家族がそれぞれ抱える悩みをゆるやかな流れで描いています。声が聞けて話もできてと羨ましい限りです。もし話が出来たら毎日楽しいだろうと強く思います。ラジオが聞きたくなります。ほっこりしたいときにおすすめです。
Posted by ブクログ
植物と話が出来る、戦前から続くお花さん一族のはなし。
いいな。お花と話が出来るなんて。でも、お花と話したり、魔法を使うのが少なすぎてちよっと残念。もっとお花との会話 聞きたかったな…
10年分の祈りを、命の全てを使ってクリスマスに奇跡を起こしたクリスマスローズ。優しいね。
ちょうど金木犀が満開の頃に読めて良かったな。
Posted by ブクログ
植物と話ができる一族。
花咲家の三兄弟 まりあ、りら子、桂。
それぞれが、死んだ母への思いを抱えながら、
植物やまわりの人との交流で癒されたり成長したりするかんじかしら。
金木犀が出てくるシーンでは、香りを思い出して、懐かしかったな。
1章のクリスマスローズが4章につながっていくんだねぇ。
泣いた人魚の絵が見てみたいなぁと思った。
最初、なんだか流れがつかめななくて読みにくいかと思ったんだけど、
3人の話をしているのかと思えば
装飾や唄子さんの長い挿入話があったりして、
その切り替えが難しかったんだな。と後で思った。
エンディングは切なかったけど、よかったな。