村山早紀のレビュー一覧

  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    今回もこんな奇跡が起こったら嬉しいな〜とほっこりしました。

    何事にも誠実に、まじめに取り組んでいれば運から来てくれるのかなぁと思わせてくれる話でした。
    私も仕事頑張ろう!と思いました。

    本屋さんを応援したくなる1冊。本は本屋さんで買います!

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    2025年05月31日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    2017年本屋大賞5位
    この本の表紙の絵がとてもきれいで春のようなあたたかさを感じさせます。
    上下刊合わせてひとつの絵になるのも面白味があって良いですよね。
    どこかファンタジーチックで
    この本一冊がプロローグのような本に思えた。

    上巻は書店で起きた万引き事件と登場人物のモノローグのような話がメインで、未回収や謎が多いので下巻にいろいろ繋がっていくのだろう。

    万引き事件のエピソードはネット社会ならではで、万引きした側も、された側も誹謗中傷、当事者の特定などで将来を壊され傷付きネット社会の怖さと憤りをを感じた。
    顔の見えない誰かの正義ごっこの言葉の暴力で最悪の結果を選ぶ人もいることを考えて欲し

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    2025年05月25日
  • 風の丘のルルー(2)魔女のルルーとオーロラの城

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    風の丘のルルー・シリーズの第2作。 風の丘に暮らす魔法使いルルーの元に鳩が届けたのは、病気の王女フレイヤを助けてほしいという願いだった。 北の町を訪ね、依頼を出したフィンと出会ったルルーは、さっそくお城を訪ねた。 フレイヤの継母である王妃は自分の娘を女王にするためにフレイヤの死を願っているという噂を、フレイヤ自身は否定する。 フレイヤ姫を癒そうと決意するルルーだったが.....

    「その本の物語」を読んで、含まれていない風の丘のルルーの物語を読んでみたくて入手した本。 長いこと積読になっていたがやっと読めた。

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    2025年05月24日
  • 街角ファンタジア

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    これだけ真正面からファンタジーです。と言っている小説を読むことは、珍しいですが、なぜか読んでしまいました。
    特に「閏年の橋」にでてくるように、パラレルワールドを思って現実に納得する経験があったので、感無量。そして著者のあとがきで、あっ!とその偶然にびっくりしてしまいました。私にとって読んでおくべき本であったようです。

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    2025年05月19日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    前作を読まずに読んで過去の出来事との繋がりが分からない部分はあったが、書店員として優しく真摯に本に向き合う主人公(月原一整)の姿が素敵だった。

    昨今の街の本屋さんの衰退を背景に田舎の本屋を任され作り手と読み手を繋ぐ書店員として奮闘する一整。本に真摯に取組む人の周りは、それを応援する本好きの人達が集まるのだなぁと心暖まる内容で皆んなが皆んな優しい歯車が絡んで動く田舎書店での著名3人による合同サイン会で終える。

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    2025年05月18日
  • みまもりねこ

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    冒頭より、

     古いちいさい公園に、
     いっぴきのねこがすんでいました。

     街のひとたちにかわいがられて
     のんびりと暮らしていました。

     ねこは、おばあさんだったので、
     いつもだいたい
     お気に入りのベンチのうえで、
     ねむっていました。


    猫の平均寿命は、室内飼いで16年以上、放し飼いだと13年程度、野良猫の場合は3~5年なのだそうです。

     表紙をご覧ください。
    公園のおばあさんねこが描かれています。

     彼女は何歳くらいなのでしょう? 
    野良猫として生きるうちに様々なつらいこともあったのでしょう。全身の毛は荒れて疲れているようにも見えます。
     でも、よおく見ると、左耳には不妊手

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    2025年05月17日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    桜風堂書店で第二の書店員としての人生を送ることにした月原一整。彼を取り巻く人たちの温かい手が繋がっていく。

    人気シリーズの新刊が入荷できないピンチになる。大手の銀河堂書店で働いていた時には無かったことだ。
    月原一整の誠実な謙虚なこれまでの生き方は、ピンチを救うことになるのか?
    そして銀河堂のオーナーからの呼び出し。それは何を意味するのか?

    桜風堂書店のある桜野町には「星祭り」という古くからのお祭りがある。桜風堂を愛する人たち、そして桜野町を愛する人たちが集まってくる。そんな町に住みたいと切実に思った。

    あとがきに月原一整の物語が完結と書いてある。
    終章、私は良い終わり方だと思う。祭りの後

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    2025年05月12日
  • みまもりねこ

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    大切な人やペットを亡くした人に読んでほしい。

    心の支えになるものがあるのなら、例え目には見えなくても、ヒトは生きていけるのだと思う。

    孤独のつらさを知る者は孤独の者に寄り添うことができる。

    ニコニコと笑うネコを見習いたいです。

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    2025年05月10日
  • 街角ファンタジア

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    311 街角ファンタジア/ #聴了

    心に残ったお話
    「閏年の橋」
    さやかが著者の代わりに想いを伝えているのかと思えてしまい閏年生まれなのかを検索してしまう。

    「さやか本を必要としている人はいるから書くのをやめないで」
    励まし応援したくなった。

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    2025年05月01日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    ネタバレ

    桜風堂夢ものがたり大団円。
    桜野町を愛する人は必ず読むべき
    第一話の素敵な物語がラストへのフリだったとは。
    この町、この書店に訪れることができなくなるのは寂しすぎます

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    2025年04月27日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    前作の続きの本。合同サイン会の描写をもう少し読みたかったが、全体的に暖かくて良い本だと思った。桜風堂書店の冬の物語。全国の本好きと書店員さん達に読んで欲しい。

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    2025年04月18日
  • 街角ファンタジア

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    心がほっこりするような物語でした。
    『閏年の橋』が良かった。
    どの短編にも猫が登場するから著者は猫派なのかなと思ったり。あとがきにもあるように、本や物語の中に明るさや希望を見出だせると。読みやすくて楽しい一冊でした。

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    2025年04月18日
  • 桜風堂ものがたり

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    文化は時代と共に移り変わる。
    娯楽も、職業も、生活も。
    そしてそれは、書店の在り方も例外ではない。
    本を読む人が少なくなり、電子書籍が普及した現代において、書店は苦しい状況を強いられている。
    10年前と比較すると、今の書店の数は半分近く減っていると聞くと、驚くだろうか。それとも、成程、と思うだろうか。

    これは、今を懸命に生きようとする書店の物語だと思う。主人公は、百貨店の中の銀河堂書店で働く月原一整。店長から『宝探しの月原』とも呼ばれる程の未知のヒット作を探り当てる能力に長けた彼は、小説家としては無名のシナリオライターが書いた小説『四月の魚』をヒットさせようと渇望する。
    しかし、客による万引

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    2025年04月12日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    ネタバレ

    1冊の本がどうやって書店員に見つけられ、売られていくのかがここまで丁寧に書いてあることはあまりないのではないかなと思った。一度は書店員を諦めようとした男性が、また小さな町の書店で新たな書店員人生を始めるのを応援したくなるし、本が人と人を繋ぐ力を持っていることを改めて実感できるきれいな物語だった。

    本を愛する人達が起こした奇跡。

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    2025年04月12日
  • 風の港 再会の空

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    ネタバレ

    羽田空港を舞台にした、5人の主人公の人生を振り返り、さらに再会がテーマ。人生の局面で時として飛行機を使う。5つのストーリーは空港で人生を顧みて、自分が通ってきた空路を確認する。ある者は自分のろくでもない人生を、ある者は母親への思いを、ある者は亡き父に思いを馳せる。一貫して、人生へのカタルシスだった。自分は職場を変わったが、成田空港を出発し、コペンハーゲン空港に降り立ったあの瞬間、「妻との人生の大冒険」のレベルが一段階上がった!まだまだ人生の大冒険は続くが、あの光景は一生忘れない。村山作品初読みでした。④

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    2025年04月10日
  • 街角ファンタジア

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    クリスマスイブに失恋した青年、実家のレストランを畳むことになった少女、将来に不安を抱えるイヤミス作家、人付き合いが苦手な少年、幼馴染に想いを馳せる兼業ライター。この世界の片隅で、毎日を一生懸命に生きる人たちは、それぞれの強さで輝いている。ひたむきに生きる人々が、幸せでありますように。そんな作者の優しい祈りがこもった心温まる1冊。

    イヤミス作家の短編が1番心に響きました。自分も猫飼いフリーランスなので、不安の内容にすごく共感してしまって。ただ、過去を書き換える短編はちょっと考えてしまいました。うまくいかなかったことを抱えて、人は生きていくものだと私は思っていて、辛い中でも努力した事が無かったこ

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    2025年04月08日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    お話の盛り上がりの山が何個かあって、飽きずに読み進められた。個人的には、本屋でアルバイトをしているので万引きの話は心が傷んだし、共感できるところもあった。

    泣けるような大きな感動があったわけではないけど、本を愛する人達の物語はやっぱり美しいなと思った。

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    2025年04月07日
  • アカネヒメ物語

    購入済み

    主人公と神様の登場人物が魅力的な優しい童話です。村山作品でおなじみの風早の町が舞台とパラレルワールドやファンタジーと心温まる、素敵な余韻の残る作品。

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    2025年04月03日
  • みまもりねこ

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    あたたかさに、泣いてしまう。
    女の子のやさしさも、そしてまちの人達のやさしさも。

    猫が外で生きること(事故など危険があるという意味で)を肯定するわけではないが、外で一生を終えることを不幸だとは猫自身は考えないのだよなぁ、と思った。

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    2025年04月03日
  • 風の港 再会の空

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    やさしい出会いと別れの物語。
    飛び立つ前のひととき、自分をふと振り返るような。

    個人的には「竜が飛ぶ空」が一番すき。
    出会えるはずがなかった人、交わるはずのない世界が交わる。
    そしてほんの少し前に進めるような気がする。

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    2025年03月29日