村山早紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
雨の日に路地で倒れていた黒猫を助けた律子に、ある奇跡が起こります。
絵を描くこと、空想することが大好きな律子の前に魔神が現れ、人としての寿命は終わるけれど、律子は魔法使いとして誰かの幸せを祈り守りながら生きていける力を与えられます。
黒猫メロディーとともに空飛ぶ車に乗って旅をはじめた律子は旅先で小さなカフェを開き、そこで出会った人たちの大切な想いをひとつづつすくい上げていきます。
律子のこれまでのつつましい暮らしや人となりがとても丁寧に描かれていて、目に見えないものがいかに尊くて大切なことかということに改めて気づかされました。
誰かを幸せにしたいという純粋な想いが魔法を作り出し、優しさが奇 -
購入済み
単行本で読みましたが、書籍を置くスペースを減らすべくまた文庫で買い直し再読。読むのに夏の暑さや日々の忙しさに読了にほぼ2ヵ月掛かってしまいました。
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Posted by ブクログ
前作「星をつなぐ手」のあとがきで月原一整のものがたりは終わったとあった。夢ものがたりは、短編連作でスピンオフのようだ。一整の物語ではないが、彼を取り巻く人たちの温かい奇跡、それはまるで夢のようなものがたりだった。
4つの不思議な出来事が、幽霊の仕業のようでもあるが、ホラーとは無縁である。人の残留思念は時には不思議な出来事を生み出すのかもしれない。
桜風堂書店の店長の孫・透たちが町はずれの洋館に肝試しに行く「秋の怪談」、銀河堂の店長・柳田が桜風堂を訪れ、帰り道の峠付近で道に迷い、従姉に出会う「夏の迷子」、銀河堂の三神渚砂が桜野町に向かう道中、父と出会い父を背負って桜風堂に向かう「子狐の手紙」 -
Posted by ブクログ
かなり好きでした!
銀河堂書店が出てくる「百貨の魔法」があまり刺さらなかったので、こちらもあまり期待せず読み始めたところ、良い意味で裏切られました。
桜風堂書店や桜野町の景色の描き方がとても美しくて、いつも柔らかい春の光に包まれているような情景が目に浮かぶようです。
出てくる人たちもみんな優しい。
書店員さんたちの本に対する愛情とか書店員同士または本に関わる人たちとの絆とか、ある意味このお話は美しすぎて現実離れしているのかもしれないけど、すごく良かったです。
あとがきにもあったけど、書かれていることにファンタジー要素はないけど、すごくファンタジックな印象の物語でした。
「四月の魚」 -
Posted by ブクログ
『星をつなぐ手』より先に『夢ものがたり』を間違えて読んでしまった。
でも、番外編のような話だったので違和感なく読めて一安心。
『桜風堂ものがたり』のシリーズは
桜野町のような、あたたかくて優しい雰囲気に包まれているのが好き。
登場人物も優しい人ばかりで、自然はきれいだし桜野町でのんびり暮らせたら幸せだろうなと思ってしまう。
1話 「秋の怪談」 この話が一番好き。
自転車で友達とちょっと遠出したり、夜中に懐中電灯を持って肝試ししたりと透達と同じように冒険しているようでワクワクしたり怖いのに強がってみせたりと小学生の頃を思い出しました。
「幽霊屋敷」にあった1冊の絵本と黒い服のおばあさんに、じ -
Posted by ブクログ
読み始めて知らない人物が続々登場。
これはシリーズが一冊抜けていたか、と、あわてて前シリーズ巻を
読み始めたら、なんか変。既読感が・・・
全巻読んできたのに、自分が忘れていただけでした。お粗末!
桜楓堂スタートの頃は、私自身も本に関わっていたので、
ヒリヒリするような思いで読んでいました。
「その通り、わかる、わかる!よくぞ言ってくれた!」と
涙しながら、心の中で快哉を叫んだものです。
でも版元が変わり、ファンタジーになってからは・・・
村山テイストといえば、その通りで良いんでしょうけれど。
「これで一区切り」と後書きにありました。
寂しいけれど、正直、ほっとしているような・・・