【感想・ネタバレ】桜風堂ものがたりのレビュー

あらすじ

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。一整が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人が、元同僚たちが、作家が、そして出版社営業が、一緒になってある奇跡を巻き起こす。『コンビニたそがれ堂』シリーズをはじめ、『花咲家の人々』『竜宮ホテル』『かなりや荘浪漫』など、数々のシリーズをヒットさせている著者による、「地方の書店」の奮闘を描く、感動の物語。

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Posted by ブクログ

桜風堂ものがたりのシリーズ1作目。

ファンタジーかと思ったが、インターネットや万引き少年や書店の閉店する現代の様相など書かれている。展開が都合良すぎてファンタジーっぽいところもあるが、真面目な人が報われる心優しい物語で私は好きです。

今の世の中を見ていて、分断と対立を煽るのでなく、お互いが優しく思いやれるこんな世界ならいいのにと思います。

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2026年01月17日

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こんな奇跡は実際にはないかもしれない。でも、絶対にありえないことではない。
書店員さんの想いを知ることが出来たし、この本が実在していたら読んでみたい。
やっぱり電子書籍じゃなくて、紙派です。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

じわりと心の疲れたところに静かに入り込んでくるような優しさがある。本屋と本、そして人が繋ぐ物語。
本が好きだという人と話していると大体共通点がある。誰も彼もが好きな本に対する熱心な愛情があり、思慮深く言葉を探るところだ。
書店に勤める彼ら、彼女らもそういったところを持っていて、本が好きだという気持ちが伝わってくる。
デジタルの発展はいい事ばかりではなく悪い事が目立つがそれでも頑張る事は悪い事ではないとそっと思わせてくれた。

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2025年11月21日

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心に傷を負った書店員、月原が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人や元同僚たち、出版社営業さん達が「この本を売りたい」と情熱を燃やして、一緒に奇跡を巻き起こす展開に読んでいて心が温かくなる。村山先生が本に関わる仕事に励む人たちに贈るラブレターのような物語。「地方の書店」が奮闘する姿に、書店に本を買いに行きたくなる欲が高まる1冊。

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2025年09月15日

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田舎の小さな本屋さんと街の老舗の書店さん、そこで働く書店員さんたちのある小さな奇跡の物語。出てくる人たちが皆優しくて温かい。初めて読む作家さんでしたがとても読みやすかったです。続編もあるようなので読みたいです。

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2025年06月02日

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『桜風堂夢ものがたり2』を読む前に再読。

小売店での社会人経験を経た今、購入当時より共感できる部分が多く、月原さんや桜風堂の店主さんの葛藤が身に染みるようでした。

主人公が書店員なので、書店や本の流通についての記載も興味深かったです。
私も応援したい書店が遠方にあり、ネットでその書店から注文することも多いのですが、これからも購入という形で好きな書店を応援していこうとあらためて思いました。

物語は、主人公と桜風堂のこれからが楽しみになるような形で締めくくられており、自分も、何が起きてもしっかり前に進んでいこう、という気持ちにもなる一冊でした。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村山早紀先生の本はどの本も好きで、この本はタイトルに「桜」ってあるから、初めて読むなら春に読みたいと思っていた。

村山早紀先生の著書の中でも特に評価が高い本だから、期待値は高かったけど、読んだ結果は想像以上に心が暖かくなって、涙がほろりと流れる作品だった。

主人公は最悪なところから奮起する。自分は悪くないのに、名前も顔も知らない第三者から非難されて、不本意ながら大好きな勤め先である本屋から離れる。
主人公は目立つ書店員ではない、でも彼が居なくちゃ成り立たないそんな縁の下の力持ち的な存在。それを勤め先の人全員が理解していて、彼のために、彼が最後に絶対売りたいと言っていた「四月の魚」を売り込もうとして、結果成功している。

現実はそんな簡単にいかない。
売り込もうとした本が売れないことだって多いだろうし、主人公を取り巻く人全てが善人なわけがない。職場に1人、2人意地悪な人がいたっておかしくない。旅行先の場所が素晴らしく合うってこともあまりないし、ネットでやり取りしていた人がいい人だってことも少ない。

でも、この本はフィクションだから、だからこそそんな奇跡的なことも受け入れられるし、その奇跡に救われる。
主人公含め取り巻く人々や動物がみんないい性格で、それぞれの人の思いに共感して、心が暖かくなって悲しみではない涙が流れた。

最後に、四月の魚、私も読んでみたいなって思った。そして苑絵が作った美しい帯のイラストも、店長が作った装飾も、なんなら物語の舞台である風早の町に行ってみたいなって思う。どんなに暖かで安らげる世界なんだろうと想像に胸が膨らむ。

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2025年04月27日

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本を読むひとは、どこかこどものままなのかもしれない。

どこかがこどもというより、本を開いて空想の世界へ浸る瞬間はずっとあのときの、かつてこどもだったときのままなのかもしれない。

そんなことを強く思った。悪い意味ではなく。



著者はアンソロなどの短編で読んだことがあるかな? どうやったかな?
有名な方なので名前だけは知っていたのかもしれない。

年末に棚差しと目が合って、なんとなく手にした本。
年末年始なら落ち着いて読めるやろうと思ってたのに、なんのことはない、年明けの、しかもバタバタしながら読んだ。

最初数十ページは、回りくどい文章やなあ、と、いうか、おんなじこと何回も書くなあ、とか、なんかもう見えない展開に若干の苛立ちすら覚えて(ほんますいません)
「読むん諦めようかなあ」
と、思いつつ、遅々と進んでいく展開が気にならないこともない。

そもそも、現代の本屋さんがテーマのお話やったのか! ちゅう感じ。意外。
ほな、どういう話やと思っとってん、と、言われると、わからん。なんかこう、ファンタジーな感じ? わからん。

何も先入観なく読み始めたうえに序章はわりとファンタジックやったので、余計混乱してんな(笑)。

悪口ではなく。
たまにはこんな、予想と違う内容、ゆっくりすすむ長編を
「何なんや…」
って思いながら、ゆっくり読むのもいいなとしみじみ思った。

今はもう、1日で読み切れる本を中心に選んでるところもあるけど、そもそも読書ってのはこうやった。(どうやねん)

基本は活字をずっと読むんやから、それなりに集中力もいるし、時間もかかる。だからこそ、いい。みたいな。
ゆっくりほぐしていく文章と感情はリンクするし、何がいいって、それこそが贅沢なんやなと思った。

(それ以外があかんというわけではなく)

色々なものが繋がっていくところはやっぱり震えたし、たくさん書いているわりに誰かの奥深くまでは書いていないのがなんだか不思議やなあと思った。ほんで、だから、いいのかもしれない。

世界がまわってるのに、そこのかかわる人のほんのすこしずつしか書かれていないのよね。その奥ゆかしさが、清純やなと思った。純潔か? ピュアというか。若さというか。

そう…。若いというのは、それだけで、なんやろう。ピュアなんやな。

(と、いうことが感覚でわかるようになってしまった。わたしももう若くない)
(若いうちはそれはわからんので)

どんなにつらい状況でいても、若いということは、未来があるということは、ピュアでいられる。
だから大丈夫。と、云える大人になりたい。というか、云えてこそ「大人」なんやろう。そういう意味でわたしは半端な大人で申し訳ないし、半端な大人は、残念ながら世の中に多いかもしれない。すまん。

付箋はたくさんありすぎてもうアカン。

あかんけど、透くんと一整くんの会話の端々に泣きそうになって、朝から電車で鼻が痛いいたい(笑。泣くのをこらえた)。

どういう人におすすめしたいやろう。
本が好きな人かな。でもわたしも本が好きかどうかはわからんなあ(笑。エンタテイメントとしては好きやけど、それを誰かに伝えることを信条にするほどの純潔さはないと思うので…。いやそれでもええんやろうけど…)

何があれって、著者は書店員の経験がないってことかもしれん。
あとがきを読んで、
「えっ、そうやったん!」
と、声に出してしまった。


どこかがこどものままのひと、と、いうのは、空想の世界へ旅立てるスイッチを持ったままのひと。
空想の世界は無限の可能性であり、それは未来に近い。

だったら、本を読むひとは、いつも、だれかが過去に書いた文章を読んで、未来を見てるのかもしれない。
だれかの描く過去を通して、まだ見ぬ、自分の未来を。無限の可能性を。

だから、清純であり、ピュアであり、若いのかもしれない。

わたしにもそんなことが許されるのなら、ああ、素敵やなあと思った。

久しぶりに泣いた。本って、いいなあ…。

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2025年01月25日

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柔らかく穏やかな空気感を感じられる一冊。
丁寧に紡がれた言葉から情景が浮かんできて、深呼吸できる本、すき

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2025年01月13日

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優しく綺麗なお話で

静かで穏やかな気持ちで読み進められる本だった。
幸せに書店で働きながら
暮らしてほしい。

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2024年12月16日

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自分が信じた売れると思う本を売る書店員である一整と仲間たちの物語、書店や活字を読むことが少なくなってきている若者達に読んで貰いたい一冊でした。
温かい気持ちと人に優しくなれそうな気持ちになりました。

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2024年12月05日

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本と本屋さんの心が温かくなる、ちょっとファンタジックなストーリー。
万引き少年のくだりはいただけないけど。

どんな仕事でもそうだけど昨今、出版業界の右肩下がりの話題は尽きない。悲しいことにますます加速度を増してきているのでは?
だからこの本がファンタジーに思えてくるのかも。ここで頑張っている書店員さんたちを応援し、現実世界の書店や本に関わる人たち皆がイキイキできますように。

登場したネコやオウムもまた小説に彩りを添えてくれたけれど、やっぱりファンタジーだなぁ〜と切なくなる。

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2024年10月16日

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すごく気持ちの良いお話!人の想いが繋がって巨大なムーブメントになる、とても素敵なお話。
それとは別に書店員さんの仕事の様子がとてもよくわかって、本屋さんのおすすめにつられて本を買ってみるのも良さそうだな、なんて思ったり。

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2024年09月27日

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本好きにこの小説を疎む人はいないでしょう
ネットで買えたり、電子書籍で読めたり、もちろんそれが便利だという人もたくさんいるでしょうが、私は本屋さんに行き本を手にとり、好みの本を見つけたときのときめきに幸せを感じます
物語は銀河党書店で働く一整君が万引き少年を捉えようとしたことが原因で職場を失い
辛い思いをして、そして片田舎か町の小さな書店、桜風堂を任されそこでまた自分が押している本を売れる喜びに再び奮起するお話し
そこには一整を応援する人々の温かさをかんじ、じーんとしてしまう

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2024年09月24日

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ネタバレ

序章 朝の子猫
第一話 オウムとコーヒー
第二話 霧の中
第三話 遠い日の絵本
幕間 子猫と少年
第四話 桜と恋文
第五話 春の野を行く
第六話 その店の名は
幕間 空を行くもの
第七話 四月の魚
終章 光舞う空
あとがき

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春にぴったりの素敵な表紙に惹かれて手に取りました。
表紙村山早紀先生、初読み。
本好き、書店好きの自分にはこの本が初めての出会いで良かったと思います。


読み始めから登場人物の誠実さや優しさに溢れている文体で、きっと素晴らしく感動するお話なんだろうな、と予感をひしひしと感じていました。

案の定、実際の登場人物はみんな優しくあたたかい心を持っていて、売りたいと信じた本のため、それぞれが自分のできることをすることで、奇跡の連鎖を起こしました。

書店や書店員さんのお仕事の裏側や心構え、苦悩などなど、著者先生は元書店員さん?と思ってしまうくらいに詳しく知ることができて、とても勉強になりました。
今後はもっと本屋さんで棚やPOPをじっくり楽しんで見てみたり、お金を落とさなければ…!と改めて思ったり。

心がギュッとしたり切ないシーンもあったけれど、あたたかく優しいお話で、大好きな一冊になりました。
一整の、登場人物の今日が、いい日だといいな、と私もついつい願ってしまいます。

自分は苑絵タイプ(全くかわいくはないけど)だけど、渚砂が好きだよ!


また、「桜風堂ものがたり」というタイトルから、主人公が桜風堂にきてからがメインのお話かと思っておりましたが…半分読み進めてもまだ到着せず…(笑)
桜風堂へ行くことになる書店員さんと銀河堂書店の良き仲間たちのお話として読んだらいいかなと思いました。
一整が桜風堂で活躍する姿が読みたかったので、2巻を楽しみにしたいと思います!

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

本屋さんもの、シリーズになっている模様。
泣きながら読んでたら家族の視線が痛かった。
…年齢を重ねるとともに涙腺が弱くなるんですよ…

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

景色の描写も心理描写も、すべての描写が洗練された美しいものだった。
人の優しさと暖かい繋がりにじんわりくる。
1人の人を応援したいっていうだけのために、大勢の人が総力をあげて動くところが本当に素敵だと思った

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が感動した本を、1人でも多くの人に読んで欲しい。
その熱い想いで仕事をしている書店員達の優しさや、繋がりに心が温かくなるお話だった。

主人公の月原一整が銀河堂書店を辞めた後に、職場の仲間が、彼の売りたかった本を売ろうと力を尽くす様子を見ていると、辞める前にもっと彼の為に動けたのでは?と思いもしたが。
それでも、一整が見つけた素晴らしい本を届けたいとの動きが、どんどん広がっていく様子は、一整を思う人々の、熱意や悔しさや優しさが感じ取れて感動した。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

同時進行で読んでいる別の本が余りにも辛く過酷な状況が続く為、息抜きになる本を一つ読もうと手に取りました。
期待通りのあたたかさで、何なら何度か泣きました。「でも悲しい涙ではありません」でした。
誰かと一緒に居ても孤独なのは、本当に孤独で辛かったと思います。それはいっそ1人でいる孤独の方がまだマシかも知れません。
その状況を小学1年生で経験させられ、その傷の深さはいかほどかと。
周りの善人たちがどれだけ善人なのかに気付けないのも仕方ないでしょう。
けれど、要所要所でその優しさが繋がり、それは大きなうねりとなって大きな花を開かせ……本当に気持ちの良い展開でした。

幸せな物語を読みたかったところに幸せな本と出会えました。シリーズものの様ですので、続きをまた読もうと思います。
ですが私の居住地は駅前であるにもかかわらず、本屋さんがありません。
まずは本屋さんを探す旅に出たくなりました。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父・姉の交通事故死を契機に心を閉ざした青年書店員と彼が務めた老舗銀河堂書店の人々の活躍と、老舗書店をやむなく退職した後に田舎の個人書店桜風堂の店長としての物語。

この本を読み始めてまず気になったのが、題名である「桜風堂」がなかなか出てこないこと。半分以上読んでやっと出てきたって感じ。題名はこの本の内容にふさわしくないんじゃないかな? だからといってどういう題名にすべきか私に案は無いけれど。。。

最初にこの本に対して批判めいたことを書いてしまったけれど、この本の内容は素晴らしかったです!

書店の棚に並んだ本を今まではただ何となく見ていたけれど、書店の店員さんって自分が担当する棚、平台に対してこんなにこだわりを持っているのかと。ある意味、自己実現の場なんだなと。

この物語に出てくる書店の店長をはじめ店員が個性的でみんな心優しい人々なので安心して、楽しく、時には涙しながら読み進むことが出来た。

「桜風堂ものがたり」の続編として、「星をつなぐ手 -桜風堂ものがたり-」が出版されているそうだから、ぜひ読んでみようと思う。この本が、正真正銘の「桜風堂ものがたり」だろうな。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋の店員さんの話。
今はカリスマ的な存在の書店員さんがいるのは知っていたがいろいろな苦労があるんですね。
確かに本屋に行くと人目を引くようにポップや飾り付けをしてますね。大変だと思う。
苑絵が描く絵ってどんな絵なんだろう。想像したけどダメだった。それを表紙の絵にしてくれたら・・・
心温まる本でジーンとくる場面もあり良い本だと思う。

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2025年09月14日

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表紙が素敵
最初から表紙の桜風堂でスタートするのかと思ったが違った
インターネットのカスどもに追い込まれるシーンは見ていて悲しかったが、その後に夢のようないいことが待っていてよかった

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

文化は時代と共に移り変わる。
娯楽も、職業も、生活も。
そしてそれは、書店の在り方も例外ではない。
本を読む人が少なくなり、電子書籍が普及した現代において、書店は苦しい状況を強いられている。
10年前と比較すると、今の書店の数は半分近く減っていると聞くと、驚くだろうか。それとも、成程、と思うだろうか

これは、今を懸命に生きようとする書店の物語だと思う。主人公は、百貨店の中の銀河堂書店で働く月原一整。店長から『宝探しの月原』とも呼ばれる程の未知のヒット作を探り当てる能力に長けた彼は、小説家としては無名のシナリオライターが書いた小説『四月の魚』をヒットさせようと渇望する。
しかし、客による万引き事件をきっかけに銀河堂書店を辞めてしまうのだ。十年働いた職場を辞めた彼は、ネット上の古い友人に会うため潰れかけている桜風堂書店へと足を運ぶ。そこで病気のために店を開けない店主に代わり、再びカウンターに立つのだ。

月原が売りたかった一冊のために、銀河堂書店の店員が、出版業界の面々が全力を尽くす。一冊の本が紡ぐ奇跡の物語――と言うのは少々薄っぺらい常套句ではあるが、今を懸命に生きる書店の物語としては想像を遥かに超える程の素晴らしさがあった。

私は、銀河堂書店の店員のようなPOP作りの才能も、天才的な記憶力も絵心も持ち合わせていない。でも、こうして文章で本の良さを伝えることは出来る。

このアプリを初めて使うにあたって、最初に読んだのがこの本で良かったと思った。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきの現実的な物語として書いているはずなのにファンタジックになった。という言葉の通りだなと思った。美しい桜の街とオウムと子猫。きっと喫茶店も成功するのだろうと思った。嫌なこととか不運なことも人生あるけれど、懸命に仕事をして、懸命に生きている人には仲間ができて助け合えるのだと思った。

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2024年08月08日

Posted by ブクログ

あとがきにもありましたが、ファンタジーではないと…でも私的にはファンタジー。
とても優しいお話でほっこりしました。
良いことばかりではなく、立ち直れないくらいつらいこともあります。
この話を読んだ人が前向きになれると思いました。

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2024年06月18日

Posted by ブクログ

今の時代、本屋さんが苦しいのは誰しもが知っています。
でも、今の時代だからこそ素敵な本を広めるためにできることもあるんだな…と気づかせてくれました。
また、なぜ本屋さんに行くとあんなにもワクワクするのか、本屋さんそれぞれの楽しみ方も知れて心が豊かになりました。
物語としては、本を通して主人公や周りの人々や動物が温かい気持ちになっていく素敵なお話です。
キャラクターがどの方も素敵で、楽しくスラスラ読めました。
心に留めておきたい言葉が沢山あり、付箋だらけになりました!
本が好きな方は、もっと本が好きになります。おすすめです。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

全ての物語は世界に向けての恋文なんだな、と思える作品。
全体に流れている本とそれを売る人たちへの敬意・やさしさがとても素敵。

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2024年05月23日

Posted by ブクログ

本屋さんの、心温まる物語です。

私は書店で働いたことはないのですが、この本を通して書店員さんのお仕事や、普段考えていることなどを知ることができ、より本が好きになりました!
本屋さん巡りをしてみたくなりました。

また、本の帯に書いてある「涙は流れるかもしれない。けれど悲しい涙ではありません」の言葉を意識しながら読み進めていたのですが、初めは帯の言葉に違和感を感じていました。しかし、最後の最後で「そういうことか!」となるようなちょっとした仕掛けがありました。
帯も含めて1つの作品だということを実感しました。

続編もあるそうなので、今から読むのがとても楽しみです!

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

★★★☆☆まぁまぁ、かな。万引き事件の結末は心が痛かった。左足も痛かった。四月の魚も読んでみたい。小説をもっと深く読むにはまだまだ足りない。もっと素敵なレビューが書けるようになりたいと思う1冊でした。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

優しい世界 優しい世界だなぁ、と思う。
小さな思いやりやちょっとした親切が積み重なっていく。
その根底には「想いの積み重ね」があるんだろうな、と。
最初は不穏だけれども、優しい世界でみんなが自分のできることをできる範囲で行っていき、そこにひとつの想いが乗ることで方向性が定まる。
現実はこううまく行かないよなぁ、と思いつつもフィクションだからこそ優しい世界でいいじゃないの、とも思います。

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2025年12月18日

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