村山早紀のレビュー一覧

  • コンビニたそがれ堂 花時計

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    コンビニたそがれ堂シリーズ第9弾

    ▼収録作品
    「柳の下で逢いましょう」
    「約束の夏」
    「踏切にて」


    そうか~……風早三郎さん、旅に出てるのかあ。でも、「柳の下で逢いましょう」のラストでちょこっと出てきた! 嬉しい~。
    「約束の夏」では、あの書店員さんも! 

    ねここがもはやレアキャラでなくなりつつあって、それはそれで面白いからいいんだけど……。やっぱり初期の三郎さんがいた、たそがれ堂が懐かしいなあ。たそがれ堂名物のおでんとか、お稲荷さんとか、ねここ猫舌だからかあまりお客さんに勧めてくれないし……(笑)

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    2020年04月25日
  • コンビニたそがれ堂 花時計

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    柳の下で会いましょう
    影か薄い幽霊、ただでさえ透けてるのに影が薄いって
    なんて儚い存在なの?そんな彼がどうしてもしたかった
    のはただ一つ。同じ思いの人やネコが集まって出来た事
    に、ああ良かったとホッとする。
    約束の夏
    悟郎さん、大学生時代の恋。一緒に歩こうと思ったその
    人との思いがけない別れ。今の生活も幸せではある。
    でもあの時、という想いが少し形を変える。
    愛しい気持ちが吹きわたる。
    踏切にて
    星子の辛さ、菜々の優しさ。お互いの思いやりが通じな
    いこともある。きっと乗り越えられると信じている。

    いつか出会いたいな たそが

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    2020年04月10日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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    3編所収。

    失恋や別離をテーマにした作品が中心。
    ただ悲しく寂しいだけではなく、一つ越えたその先にあるもの=優しさの中にある強さまでたどり着いていた。きっと、風早三郎さんがこっそり、そっと主人公たちの背中を押したからなのかな。

    個人的には
    『誰のためでもない。見返りなんていらない。俺がそうしたいから、俺は自分がしたいように、かっこよく生きるのさ』
    というセリフが心に突き刺さりました。

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    2020年03月20日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    新装版が出たらしく、最近よく本屋で見かけるシリーズ。
    この作者さんの「桜風堂ものがたり」が好きで、同じような優しさにあふれた作品だったら、いいなぁと思い、手に取ってみたが、あらすじを読んでみたら、幽霊が登場するとのことで、ちょっと後悔…
    ファンタジーは嫌いだから、幽霊とかの登場とかも絶対受け入れられないだろうと読んでいたら、なんと、これがあっさり違和感なく、読めてしまった。
    主人公の19歳の茜音はクリスマスの夜に、バイトから帰ると、母親が行方をくらまし、家賃を滞納していたアパートも追い出されてしまった。
    寒さの中、バイト先の好意でいただいたサンタクロースのコスプレで街を彷徨う茜音は公園で迷子の

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    2020年03月09日
  • トロイメライ

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    大人向けの絵本かな。
    村山さんの3つの短編とげみさんの絵で構成されています。
    大きすぎず、小さすぎずちょうど良い大きさの本だと思いました。
    SF色の強い表題作とファンタジー2作と思いました。
    表題作は哀しいトーンでしたが、ラストで救われました。
    ファンタジー作品は心温まる作品でした。
    立東舎さんでは他にもげみさんのイラストで本が出ているので、心惹かれます。
    機会があれば読みたいと思いました。

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    2019年12月11日
  • トロイメライ

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    すべてがそうではないけれど…
    一番はじめの話『トロイメライ』が、優しくて悲しくて切なくて…とても印象に残りました。
    20X0年。春が夏のようになり、ロボットが戦争に行く時代。そうしてしまったのは現代人である私たちのせいなのか…。
    考えさせれます。

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    2019年11月30日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    旧版を持っているので、番外編目当てに。
    とてもスペシャルな番外編が作者からのプレゼントのように感じました。
    続編も楽しみ。

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    2019年11月30日
  • 春の旅人(立東舎)

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    幻想的なシーンがはっきりと目に浮かぶ丁寧な文章で、ストーリーも優しいものばかりでちょっと息抜きに読むのに丁度良かったです。
    挿絵がとてもきれいなのですが、文章でも十分に情景が浮かぶので、ちょっと挿絵の多さが気になりました。

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    2019年08月26日
  • トロイメライ

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    ネタバレ

    ロボットに猫に人形に。人間以外にも心理はあって物語がある。そんな優しい視点が大好きです。未来のこどもたちが笑える世界をつくれるのは今の大人たちの一つ一つの想いの積み重ねなんだと強く感じました。

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    2019年07月21日
  • 花咲家の人々

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    風早の街に住む植物と会話できる一族のお話。
    一見ふつうの家族です。おじいちゃん、お父さん、三人の子供たち。お母さんは若くして亡くなっています。
    語り口が童話のように優しく、おとぎばなしのよう。普通に実直に生きている家族のお話だけど、時々魔法のような不思議なことが起きる。
    暖かくて優しくて涙が出そうになります。みんなが明るく生きているようで涙を隠し持っていて、それでも前を向いて歩いている。心癒され、優しい気持ちになる物語です。
    個人的には、記憶にないお母さんを恋しく思っている末っ子の桂のお話が好き。

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    2019年06月12日
  • コンビニたそがれ堂 猫たちの星座

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    【収録作品】しっぽの短い麦わら猫は その1/サンタクロースの昇天/勇者のメロディ/しっぽの短い麦わら猫は その2
     周太郎さんのまねごとがしたくなる。ささやかな生活を送るための希望と勇気をもらえる小説。

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    2019年04月02日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    ネタバレ

    お母さんと思って手紙のやり取りをする、百貨店の願いを叶える猫など信じることに対して優しさが溢れていてとても心温まるお話でした。

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    2018年10月06日
  • 花咲家の休日

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    いまさらの花咲家シリーズ第2巻。

    猫の小雪視点のお話が気になって。桂が王子様なのはわかる。でも実際に助けてくれたお兄さんの存在がなかったことになってないか~(笑) 小雪、お兄さんのこともたまには思い出してあげて。

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    2018年07月20日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    コンビニたそがれ堂は、未読(^^;
    忘れないうちに百貨の魔法番外編読んどこうと思って

    仲たがいしていた友達と仲良くなれてよかったです
    幻のうどんも食べたしね!

    またまた季節外れにクリスマスものだった(笑)
    作者って冬が好き?それとも本が呼んでた?

    コンビニたそがれ堂も読んじゃいました

    最初から読んだ方がいいんじゃない?って言われたけど
    読んで良かったよ
    風早の街のことは、少しわかるようになってきていたしね

    雪柳の咲く頃に/救われた老猫、魔人(^^;
    小鳥の手紙/失った手紙の束
    番外編 百貨の魔法の子どもたち

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    2018年07月07日
  • 春の旅人(立東舎)

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    花ゲリラの夜/春の旅人/ドロップロップ

    道端に育つ花にもわけがあるって フフフ
    春にやってきた旅人、春に出発する旅人 ラララ
    ころがるドロップ からんころん 〜♪♪♪ 歌おうよ

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    2018年06月26日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    ネタバレ

    心優しい人たちの話に心あたたまります。
    また番外編はたそがれ堂と百貨店がとてもステキにまじっていてまた違った感じでよかったです。
    本当にこんなふうに魔法にあふれる街に住んでみたくなります。

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    2018年05月04日
  • 春の旅人(立東舎)

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    【収録作品】花ゲリラの夜/春の旅人/ドロップロップ 
     イラストがとてもきれい。優しい物語に温かいイラストが寄り添っている。

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    2018年04月26日
  • 花咲家の休日

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    花咲家シリーズ、第2弾。
    前作よりも不思議感強い一冊。
    大切な誰か、大切なものをを守りたい気持ちが一章ごとに温かく描かれる。
    家族や友達は勿論、ひととは呼べないもの、時間的、空間的、次元的に遠いところに存在するものたちにも、そういう気持ちがある。

    一章ごとに花咲家の誰かが中心になって描かれるのだが、前作で桂に助けられた猫の小雪も、メインの家族として登場するのが良い。
    個人的に、「朝顔屋敷」がとても好き。


    『プロローグ』

    『魔法のコイン』
    草太郎、月に二度の、勤務先の植物園の休園日。
    カフェで、遠い昔の友人に思いをはせる。

    『時の草原』
    夏休み、桂、秋生、翼、リリカの4人は、自由研究と

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    2018年04月24日
  • 花咲家の怪

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    ネタバレ

    村山早紀さんの作品は大好きなのだけど、酷い目にあったり、自己犠牲をしたりする猫たちが出てくるのだけは辛い…と、ちょっぴり間を置いていたのだけど、火車は、なんとも、心に残る話だった。
    今回、猫ではなくて、人間と愛猫が一緒に怨霊化して復讐してしまう。それで成仏するならスカッと(スカッとまではしないか)まあ、一件落着な感じがあるのだけど、そのまま、善悪とか愛情とかなくなってただの怨霊になってしまう哀しさ、恐ろしさがある。
    人を呪わば穴二つ?
    酷いニュースが流れると、物凄い怒りに駆られるのだけど、報復するのも簡単なことではなく…悲しくて悔しいなあ。なんでそんな奴らがいるかな。

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    2018年03月28日
  • アカネヒメ物語

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    大人だからこそ、わかることがある。
    過ぎ去った日々には悲しかったことや後悔もあるけれど、楽しかったことやうれしかったことも想い出し、そして全部を懐かしむのだ。

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    2018年01月24日