村山早紀のレビュー一覧

  • 桜風堂夢ものがたり

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    桜風堂書店シリーズの番外編短編集。本が好きということで穏やかに繋がる本編で登場した人に起こる優しい不思議なお話。優しさにしみじみしたと思えば思わせるツッコミたくなるファンタジー要素が上手く混ざっていて楽しめる。大好きなシリーズ。次は本編が読みたいな。

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    2025年03月20日
  • 風の港 再会の空

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    シリーズ2作目。今回は「再会」がテーマ。
    たくさんの人が行き交う空港は、確かに偶然の再会が起こり得る場所。
    私も成田空港で、遠く離れた場所に住む旧友にばったり会ったことがあったなぁ。
    会えるはずのなかった人との再会は嬉しく、ちょっと切なくて…
    本の内容とは関係のないことまで、あれこれ思い出してしまった。これも村山さんの魔法?
    ファンタジー要素たっぷりで、猫ちゃんも登場したり…村山早紀さんらしい優しい物語だった。

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    2025年03月04日
  • 風の港 再会の空

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    『風の港』の続編。羽田空港を舞台にした5編のオムニバスストーリー。

    前回の作品に比べてファンタジー要素が強いお話が多かったかな…。

    空港に行く事が最近はめっきり減ってしまったけれど、あの大きくて、たくさんの人が行き交う中、空港の中のお店やスポットで奇跡の出会いがあると思うと素敵な場所ですね。

    色々な思いを持ち空港に立ち寄る人たちに起きた奇跡の物語は心温まる物ばかり。中でも最初の「十二月の奇跡」は一番心に残りました。彼が二十代の頃に負った顔の傷。読み始めた時の彼の印象からは想像もつきませんでした。

    昔お世話になった人、会いたい人に私もまた再会したくなりました。

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    2025年03月01日
  • 春の旅人(立東舎)

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    げみさんのイラストこんなにたくさん見たの初めて。美しい。「ドロップロップ」が一番好きだな。懐かしさを感じる。

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    2025年02月27日
  • みまもりねこ

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    何十年ぶりかの絵本

    優しい猫と小さな女の子そして優しい町の人は優しく暖かい絵で登場

    昔飼っていた猫たちを思い出し
    最近ネコに会わないなぁとちょっぴりさみしく思い
    日向ぼっこしながら読みました

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    2025年02月23日
  • 風の港 再会の空

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    2022年に刊行された『風の港』に続くシリーズ第二弾。

    「十二月の奇跡」
    「雪うさぎの夜」
    「竜が飛ぶ空」
    「屋上の神様」
    「夢路より」
    空港を舞台にした5話収録の連作短編集。

    副題に『再会の空』とある通り、其々の再会に胸が躍り心弾み、時に涙が零れる。

    第一話から良かった。
    病を抱えた60代後半の男性の奇跡的な再会。
    もう泣くしかない。

    第二話では私の故郷・富山の物語が描かれており方言と雪深い実家の風景を思い出し郷愁に浸った。
    故郷を想う時、そこにはいつも家族の笑顔がある。

    村山早紀さんの作品はあたたかだ。
    読後は優しさに包まれる。

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    2025年02月17日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    長い長い時を過ごす魔女たち。彼女らから見ると短命な人々とほんのひとときを共に過ごし、去っていく。たくさんの出会いと別れを繰り返す。
    しかし、一つ一つの出会いが思い出となり、愛おしく感じている。

    私たちが過ごす日常は、だれの記憶にも残らない吹けば飛ぶような儚いものである。けれどそのひとつが積み重なって、人生が交差して、時は流れている。
    魔女たちはそんな人々の時の流れをあたたかく包むような優しさと共に見守っている。

    そんなゆっくりと穏やかなファンタジー。

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    2025年02月16日
  • 風の港 再会の空

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    じわーとくる珠玉の短編集。短編は好きではないのに…村山さんうまい。未来に向かって飛び出す空港が舞台なのに死の影漂う作品多いのは気になるが、青空が広がる寒い冬の一日、心はポカポカ温まる。

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    2025年02月15日
  • 風の港 再会の空

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    【収録作品】
    第一話 十二月の奇跡
    第二話 雪うさぎの夜
    第三話 竜が飛ぶ空
    第四話 屋上の神様
    最終話 夢路より

    ファンタジー風味の温かい物語。
    できすぎなくらいよくできたお話なのに、ただただ涙が流れるのはなぜだろう。著者の紡ぐ物語はなぜか心に響く。

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    2025年02月13日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    月原一整
    桜風堂書店書店員。元銀河堂書店文庫担当。山間の小さな店の再生に取り組む。他者と関わることを避ける傾向にあったが、多少変わってきたらしい。書評ブログ「胡蝶亭」の書き手。

    卯佐美苑絵
    銀河堂書店児童書担当。内気で美しい娘。絵を描くのが得意。一整を心ひそかに慕っている。

    三神渚砂
    銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。苑絵とは幼馴染。書評ブログ「星のカケス」の書き手。

    柳田六朗太
    銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた豪快な男。万引き事件で店を辞めた一整を、なにかと気遣う。

    金田丈
    銀河堂書店のオーナー。裕福な実業家。戦後、灰燼に帰した風早の駅前商店街を復活させた地域の偉人。

    桜風堂店主
    明治時代から続く店を一整に託す。良き書店人。

    透
    桜風堂店主の孫。本好きな利発で優しい少年。

    藤森章太郎
    音楽喫茶「風猫」店主。一流出版社を早期退職 した元人文分野の名編集者。全国の書店員たちと付き合いがある。妻は東京在住の児童書編集者。娘は海外留学中。

    沢本来未
    漫画家の道を断念し、小野田文房具店の二階でひきこもっている美大生。繊細な心の持ち主。毱乃の妹。

    沢本毬乃
    小野田文房具店の女主人。本職は染織家。大柄な美人。

    蓬野純也
    見た目と知性と才能に恵まれた売れっ子作家。人付き合いもうまく、性格もいい。一整の従兄弟。

    高岡源
    大人気の『紺碧の疾風』シリーズの著者。五十を過ぎて売れっ子に。デザイン会社勤務の営業職。穏やかで腰が低い。

    団重彦
    デビュー作『四月の魚』は一整が見出したことがきっかけでベストセラーに。かつて活躍した著名な脚本家。

    柏葉鳴海
    本好きの大女優にして元スーパーアイドル。通称「なるる」。苑絵の母の古い友人。

    福本薫
    桜野町町長。定年まで出版業界で活躍した後、Uターン。白髪の美女。

    大野悟
    福和出版社営業担当。明るく素直、商売もうまい。

    夏野耕陽
    渚砂の離別した父。大手出版社に勤める著名な編集者。

    アリス
    桜風堂書店の賢い三毛猫。

    船長
    年齢不詳の白いオウム。態度が大きい

    芹沢結子
    星野百貨店のコンシェルジュ。

    九田
    銀河堂書店のパート。

    茉莉也
    苑絵の母。

    鹿野有香
    福和出版の団重彦の担当編集者。




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    2025年02月03日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    シリーズもの。

    本当に欲しいものがあるときにたどり着く不思議なコンビニ。
    欲しいものが自己中心的すぎないのがいいなと思いました。

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    2025年02月03日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    続編。

    町の中に本屋があり続けるのは、もしかすると奇跡なのかもしれません。
    他の世界に誘ってくれる本屋は、これからも町の中であってほしいです。

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    2025年01月29日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    とても優しい世界のおとぎ話のような短編。
    人間って弱く儚い生き物なんだなと魔女目線で感じることができ、不思議な気持ちになった。

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    2025年01月03日
  • 魔女たちは眠りを守る

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    ジャンル的にはファンタジーかもだけど、中身は泣けるヒューマンドラマ系のお話です。
    人間よりも長生きで、人助けが好きな、魔女という種族と、そんな魔女に出会った人間たちのお話です。舞台は海辺の街で魔女は主に海辺の街を訪れた若い魔女の七瀬と街を守護する魔女のニコラ。
    そんな2人と各章毎に出会う人間たちが主な登場人物です。寂しくて、切なくて、優しくて、暖かいお話で、各章毎に涙が出てきてとまりませんでした。
    今ある日常を大切に過ごそうと思えるそんな1冊でした。

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    2024年12月15日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    はじめに子猫の話が出てきて、それが子猫目線で語られており、それだけで猫派の私は心をわしづかみにされてしまった。その後しばらく子猫のことには言及されず、ずっとあの子猫はどうしたかなぁと気になりつつ聴いていた。子猫は後半あたりから形を変えて物語に絡んできて。。。物語に縦糸と横糸があるなら、子猫は斜めに縫われた糸みたいに絡んでくる(うまく言えないけど)たまに表にでてくる糸目みたい。
    猫だけでなく、それぞれの登場人物の人生が糸となってお互いに絡まりながら織り上がっていく作品かなぁ。

    物語りの始まりのころ、主人公の一整につらい出来事が起きるのだけど、それが本当にひどい出来事で、聴いている私もつらすぎてもう聴くのを止めようかとも思った。

    一整の人生はつらいことの連続だったけど、助けられる出来事もあった。そして助けてくれた人ともまた縁があって…というふうに物語は織られていく。ああ、こことここがこう結びつくんだと思いながら、聴いていくことができた。良いお話。続きを聴いていきたい。

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    2024年12月15日
  • さやかに星はきらめき

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    誰かの思いがたくさん詰まった、宇宙の光に照らされている、美しくてきらきらの贈り物詰合せみたいなお話でした。
    村山早紀さんの物語って、目に見えない大切なものの力について、丁寧に語られていて良いなあ、と思います。

    月の地下にある街も、ネコビトもイヌビトもトリビトも、そしてヒトも、異星の人も、優しくてふんわりと蝋燭が灯るような、一枚の絵のような、詩のような、あたたかい世界。今の季節にぴったりだということを実感しました。

    装丁も可愛らしく、眠る前、大切な誰かに読んで聞かせたくなります。きっと良い夢が見られるおまじないのようなものになる気がします。

    私もこんな月に行ってみたいな。

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    2024年12月13日
  • コンビニたそがれ堂 夜想曲

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    本当に欲しいものがある人だけが、行き着くことができるコンビニ、たそがれ堂。
    ほんのり昭和の匂いがする神様の運営するこの店。今回はSF風のものもあり、楽しかった。

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    2024年12月08日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    「桜風堂書店ものがたり」の続編。ある人気時代小説シリーズ最新刊が桜風堂には未配本で悩む一整に銀河堂書店から連絡が入る。オーナーの書店への深い想い。三人の人気作家のサイン会に街のロマンチックなお祭り、本のある空間に宿泊と本好きなら遠くても行きたくなる企画。実際どこかでやったら行くだろうな(笑)リアル書店への思いは様々だけど無くなってしまったらもう二度と戻らない、そうなんですよね。だからリアル書店で買い物をしないと、とまたさらに思います。

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    2024年12月08日
  • 百貨の魔法

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    風早の街に戦後の復興を願い仲間と建てた星野百貨店。
    物語はそんな非日常的な百貨店が舞台だ。
    そこには一つだけ願いを叶える魔法使いの子猫がいる。
    皆が人生の帰路で願うこと、その願いの裏側にはどのようなストーリーがあるかを描いた作品だ。
    温かい気持ちになった。

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    2024年12月03日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    本、書店と書店員に対しての作者からの愛が溢れるエールのような本。今は本当に書店に厳しい時代である書店を残そうと思ったらその書店経営側の人間だけでなく訪れる利用者も巻き込んで努力しないといけない時代、みんなで努力しても閉店しまう書店が後を経たない、そんな時代です。銀河堂、桜風堂書店がこれからどうなるのか、見守っていきたい。

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    2024年10月23日