村山早紀のレビュー一覧
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最高に優しい、心が温まる、『愛に満ちた、人類すべての贈り物になるような本』であったと思います。
個人的には虹色の翼が1番好きなお話でした。この本を読んで自分が大好きな本を、自分が住んでるこの星を、自分の近くにいる大切な人を想う気持ちを考えさせられた気がします。舞台が地球じゃないことが新鮮で、きっとこれから夜空を見るたびに宇宙に思いを馳せてしまうだろうなーって思いました。
やっぱり村山早紀さんの書く文章はとっても好きです!あたたかくて、読んでてじーんとして涙が自然と溢れるようなそんな文だなって改めて好きだなと思いました。あとがきまで素敵!!! -
Posted by ブクログ
依存症にならないように計画的に読んでいる村山早紀先生の「不思議カフェ NEKOMIMI」文庫版が発売されたので、このタイミングで順番を早めて読み始めた。約2年半前に発売された単行本を脇に置きながら一気に読んだ。
帯の裏側に書かれてある「こつことと働き、余暇には本を読み、紅茶を淹れて音楽を聴く」。緩めの会社に入社した時に、もしかしたらこんな生活を実際に送れるのではと思ったものの、いつの間にか最先端の研究に引きずり込まれ、自分の時間が全く無くなる生活に嵌っていった。楽器の演奏だけは死守するつもりだったが、次第に練習する時間も無くなってしまった。しかし、環境の変化が急に起こり、時間の余裕ができた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ桜風堂の物語もいったんこれで終わりということで4冊目。
夢ものがたりと称するようになってから、ファンタジー要素がグンと増えて、もはや異世界モノと呼んでもいいような世界観。
だけど、この優しさが癒されるねんなぁ。主人公一整を筆頭にシリーズを通しての主な登場人物たちが味わってきたツラい経験があるだけに、とにかく優しいとんがっていない展開が良い。
現実の世の中も勿論、自分のやってることも、ここんとこ読んできた本や、観た映画まで、なんともキツくてツラいのが多かったので、この本には本当に癒された。
優しい人になろう。俺なんてどうせろくでもない人間なんだから、偽善でもいいから優しい人になろう。また改 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても優しい温かい話でした。
いつでも大切にしてくれたペットが見守ってくれる。そんな幸せな温かい話でした。
気になった所載せます。よければ本を読んでみてください。
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「ねこは、さみしいのがつらいことも、
ひとりぼっちがかなしいことも、しっていました。
ながいながいあいだ、のらねことして、
ひとりで生きていたねこだったからです。
ー 食べるものがなくておなかがすくことも、つらいことでしたが、
それよりも、
ひとりぼっちでいることが、つらかったのをおぼえています。」(18ページ)
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「「あなたの素敵なところを、わたしは知っているよ。だから、大丈夫だよ」
ー 空から舞い降りた、小さなひと -
Posted by ブクログ
猫×星×奇跡
どの話も温かくて、尊くて好き。
登場人物たちに降り注ぐ優しい奇跡に胸打たれると同時に、他の人の幸せを願わずにはいられない、そんな心を洗ってくれるようなお話ばかりだった。
クリスマスに失恋をした淳。転んで怪我をしたり、踏んだり蹴ったりの彼の前に現れたのは、寒さに震えている迷子の猫だった…『星降る町で』
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イヤミス作家清花のもとに依頼された仕事は「優しいお話」を書くことだった。彼女の仕事に、自分の人生に