村山早紀のレビュー一覧

  • その本の物語 上

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    優しいお話に心癒された休日。

    本作に登場する『風の丘のルルー』が児童書として存在することを初めて知りました。これからも多くの子どもたちに読まれるシリーズ本になることを、願いたいです♪

    さて、下巻も現実とファンタジーが行き交う展開でありましたが、夢は叶うこともあるんだよと、優しい笑顔で語りかけられたような読後に包まれました。

    村山早紀さん作品は『風』『夢』『魔女』のキーワードがよく使われる印象ですが、どの言葉も同じ優しさが見えてくる?気がして、とっても不思議です。

    本作を読む中で、同じ温かさを感じる言葉を探してみると面白いかもですね♪

    『くま』

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    2025年06月06日
  • コンビニたそがれ堂

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    心がほぐされていくような暖かくなるお話でした。
    別れの先にある、ああ、あの時ああいうことがあってよかったなという気持ち。人生の全てを大切にしたいと思う本でした。

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    2025年06月02日
  • 桜風堂ものがたり

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    田舎の小さな本屋さんと街の老舗の書店さん、そこで働く書店員さんたちのある小さな奇跡の物語。出てくる人たちが皆優しくて温かい。初めて読む作家さんでしたがとても読みやすかったです。続編もあるようなので読みたいです。

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    2025年06月02日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    本編となる『桜風堂ものがたり』の番外編のような物語。

    本編では出てこなかったファンタジー要素や、ハッとするホラー描写もあり、わくわく、時々しんみりしながら読み進めました。

    『桜風堂ものがたり』を読んだあと、渚砂さんとお父さんがどうなるのか気になっていたので、本書で語られていて嬉しい…

    渚砂さん、考え方が柔軟かつ自分の軸もしっかり持っててかっこいい…

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    2025年06月01日
  • みまもりねこ

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    あたたかなおはなし。
    イラストも可愛くてほっこりします。
    大切な人やなにかをうしなっても、こうやってお別れをゆっくりできるといいなとおもえる。

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    2025年05月28日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    一気に上下巻読みました。

    月原一整のステージが変化したのが下巻。
    上巻で「ムカー」とした分、下巻は穏やかな心で読めました。
    そしてやはりこの本は本屋さんのシステムがこと細かく描かれています。
    「あとがき」でも著者が書店員さんに取材されたことが書かれています。

    「四月の魚」のように関わる書店員さんが全員
    販促に熱を入れている作品の存在はきっとファンタジーだと思います。
    でもその様子を思い描きながら読むのはすごく楽しい。
    中の人たちが、思い悩みながらも生き生きしてる。
    「あぁ、好きだなぁ」と思いながら読みました。

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    2025年05月25日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    村山早紀さんのこの作品の文章を読み始めたら
    「読書が好き」と言い始めた頃の懐かしい気持ちを思い出しました。

    文章がキラキラ、生き生きとしているんです。
    そして言葉選びがきれい。
    そんな本好きにしてくれた作家さんが描く書店員さんのお話は
    現実を忘れて本の世界に引き込んでくれました。

    上巻で描かれる月原一整の転機は本当に悲惨。
    万引き犯を捕まえようとしただけ。
    なのに「万引き犯がかわいそう」とはどういった了見で生きているのか?
    死ななきゃ何をやってもいいのか?と思いましたよ。
    物語の中のモブたちに(笑)
    もうガシッと心を掴まれました。
    月原一整に報われて欲しいと思って読んでいたのですが
    本屋さ

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    2025年05月25日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    桜風堂のものがたりの締めくくりとなる1冊、読み終わってしまった…

    第3話 時の魔法では、はっきりとは明言されていないのですが、アンネフランクの伝記に出てくる"ある場所"と関わりがある人も出てきてビックリ。

    そりゃあそうなるよな…と苦しい思いで読み進める所もありましたが、最後はあぁぁよかった…とも思えて、ホッとした気持ちで読み終えれました。

    こちらで完結したのは寂しいですが、村山早紀さんの作品は、他のシリーズでふとその場所の名前が出てくることもあるので、また桜風堂や桜野町、銀河堂書店を見かける日を楽しみにもしています✨(本シリーズで妙音岳が出てきたのも嬉しかったです)

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    2025年05月24日
  • 桜風堂夢ものがたり2 時の魔法

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    長い物語のラスト。
    終わってしまう寂しさはあるけど、素敵な終わり方で読後感は凄く良い。 

    苑絵の電車での「苑絵がいま、行きますから。」ってセリフ(前後省いてます)なんか好きだなー。純粋だからこそのセリフなんだよね。

    Xで教えてもらった桜風堂シリーズ4作品出会えて良かったです

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    2025年05月18日
  • その本の物語 下

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    私は今日も、優しい日差しが差し込む病室で眠るあなたに『風の丘のルルー』を朗読する。

    今日は千鶴先生も隣で聴きたいって言うから、いつも以上に頑張らなきゃね。

    でもさ。私の朗読を聴いていると癒やされるって、千鶴先生の言うことは大袈裟だよね。私にそんな魔法みたいな力は、あるはずないのにね。

    感想です。
    始めからファンタジー1色の小説なのかな?と思っていましたが、なるほど。現実世界の女の子が読み聞かせてくれる絵本の世界との行き来といった構成なのですね。
    村山早紀さんらしい優しい世界観、ちょっと心にチクッとくる悲しみに、しっかりと没頭させてもらいました。早く下巻も読み終えたい!!



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    2025年05月17日
  • 竜宮ホテル

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    日常を忘れて不思議な世界に連れて行ってくれるとても素敵なお話でした。この作品に出会えてよかったです。

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    2025年05月12日
  • みまもりねこ

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    良いお話だった。ジーンと来た。前にうちにいた子も実は再会してるのかな。そう思うと寂しくない(*ˊ˘ˋ*)。♪:*

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    2025年05月06日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    今回もAudibleで聴きました。
    すばらしく幸福な物語。報われるべくして報われる、安心出来るお話です。疲れてる私にはとてもしみました。いい物語に出会えて嬉しい。
    あとがきまで含めて完成版、完全版だー!と感じます。
    本のことが大好きで本屋さんにもとっても興味があるので、こうやってヒット作が生まれることもあるのかーなどなど。また紙の本でも手元に置いておきたいなぁ。

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    2025年05月04日
  • 花咲家の人々

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    温かく、全ての命を優しく包み込むような素敵なお話でした。
    世界って割と汚いなぁ〜と悲しくなることもありますが、この本を読むとこんな綺麗な世界もあるのかもしれないな、生きるのも悪くないかもなと思いました。
    花が沢山でてきて、美しい情景が目に浮かんで良かったです。

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    2025年04月29日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    シリーズの新刊発売に合わせて再読!

    前作は、桜風堂の店員としてのスタート地点にたったところ。
    今作は、主人公が桜風堂をどうやって軌道にのせていくかが描かれています。

    前に進み続けている人には、どこからか救いの手だったり、今までのことがまわり巡って、良いご縁があったりするもんだなぁと✨

    現実ではそううまくいくことばかりではないかもしれませんが、この先何が待ち構えているかわからない以上、やるべきことや、やりたいことを積み重ねていくしかないし、その結果いいことがあればいいなぁ…くらい気負わずに、自分も前に進んでいこう、思ったお話でした。

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    2025年04月29日
  • 桜風堂ものがたり

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    『桜風堂夢ものがたり2』を読む前に再読。

    小売店での社会人経験を経た今、購入当時より共感できる部分が多く、月原さんや桜風堂の店主さんの葛藤が身に染みるようでした。

    主人公が書店員なので、書店や本の流通についての記載も興味深かったです。
    私も応援したい書店が遠方にあり、ネットでその書店から注文することも多いのですが、これからも購入という形で好きな書店を応援していこうとあらためて思いました。

    物語は、主人公と桜風堂のこれからが楽しみになるような形で締めくくられており、自分も、何が起きてもしっかり前に進んでいこう、という気持ちにもなる一冊でした。

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    2025年04月29日
  • 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    村山早紀先生の本はどの本も好きで、この本はタイトルに「桜」ってあるから、初めて読むなら春に読みたいと思っていた。

    村山早紀先生の著書の中でも特に評価が高い本だから、期待値は高かったけど、読んだ結果は想像以上に心が暖かくなって、涙がほろりと流れる作品だった。

    主人公は最悪なところから奮起する。自分は悪くないのに、名前も顔も知らない第三者から非難されて、不本意ながら大好きな勤め先である本屋から離れる。
    主人公は目立つ書店員ではない、でも彼が居なくちゃ成り立たないそんな縁の下の力持ち的な存在。それを勤め先の人全員が理解していて、彼のために、彼が最後に絶対売りたいと言っていた「四月の魚」を売り込も

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    2025年04月27日
  • 街角ファンタジア

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    ネタバレ

    一気読みするのは勿体無い
    心が疲れてしまった日に一話ずつ読みたい、
    ご褒美のようなお話しでした。

    一話目の「星降る町で」に出てきた優しい心の持ち主を見守る魔法、とても素敵な言葉だと思いました。
    なんで自分ばっかり、と思ってしまう日もあるけれど、誰か1人は自分がした行動を優しいと思ってくれた人がかもしれない。誰かが私のことにも気づいて見守ってくれているかもしれない。そう思うと勇気が出ます。

    一話目に限らず、全話に共通して
    優しさにはいつか優しさがかえってくる。
    そしてその時の流れを待つ間、傍には猫がいる。まるで見守るようにそばにいてくれる。
    優しい心の持ち主を見守っていてくれるのは猫なのかも

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    2025年04月24日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    村山さんはシリーズものが比較的多く、この桜風堂シリーズの最新刊「桜風堂夢ものがたり2」が出ると言う事で、順番を前倒しして桜風堂夢ものがたり(part 1)を読むことにした。また、桜風堂夢ものがたりは先月文庫版が出版された。単行本と文庫本のどちらで読むか迷ったが、せっかくだから新しい本(文庫)を選択した。ただ、文庫本は外出時に読むことにしているので、少しだけ読む期間が長くなってしまった。

    読み始めると少し違和感が生まれた。おかしいな、part 1なのに序盤なしでいきなり本題に入った。ちょっと気になったので調べてみたら、なんと桜風堂ものがたり(夢なしversion)があるとのこと。これがpart

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    2025年04月23日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    ああ!またやってしまった。桜風堂ものがたりシリーズ読む順番を間違えた。①桜風堂ものがたり、②星をつなぐ手 桜風堂ものがたり。主人公が何で銀河堂書店を辞めたのか?分からなかったけど、なんとな~く分かった。主人公・一整が山間の小さな桜風堂書店の再生に取り組む。一整の人柄、本、書店への想いが支援の輪が広がる。書店だけではなく、作家さん、元同僚、出版社社員も。書店再生の内容だけではなく、時代的な本離れ、書店の苦境、本を売る工夫(サイン会、手書きPOP、SNS活用)等、勉強になりました。書店はあってしかるべきだ!⑤

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    2025年04月20日