村山早紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ月原一整は星野百貨店の中にある銀河堂書店の文庫担当の書店員。
同僚の卯佐美苑絵は夢見る女の子で、一整のことを王子様だと密かに想っています。
カリスマ書店員の三神渚砂は苑絵とは幼なじみです。一整をやはり想っていますが、友情を大切にしています。
中学生の男の子が苑絵の前で万引きをして、逃げようとするのを一整は追いかけますが、中学生は道路にとびだし、車に跳ねられ入院してしまい、SNSが炎上します。
一整は考えた末、店を辞職して、桜野町の、ネットで知り合った友人の営む、桜風堂書店を訪ねて行きますが…。
なんて優しい物語だろうと思いました。
優しすぎる物語です。
出てくるのは皆、いい人ばかりです。
そしておそらく下巻では、桜風堂書店を手伝うことになる一整。
どうしても売りたい本『四月の魚』を売ることはできるのか…。
苑絵や渚砂とはこの先再会することはあるのか…。
猫のアリスとオウムの船長は…。
一整が亡くなった父親の年齢を超えてしまうと考えるところでは、私もあと数年なので、亡き父を思いだし、涙がでました。
インターネットだけの繋がりで、初対面で店を任されるというのは、時代だなあと思いました。
(下巻に続く)。 -
Posted by ブクログ
数ページ前を読んでいる時に「生きるってこういうことだな」と思っていたら、なるるの「わたしに命を生きることを教えてくださってありがとうございます。」という言葉がでてきて、これがこの作品のテーマなのではないかと思いました。
その後の怒涛の展開は感動で目に涙がにじむことも多く、病院の待合室で読んでいた時には、少し困りました。
本屋さんが好きで、学生時代からよく通っていた私としては、上下巻を通して、書店員さんの仕事内容や情熱を知ることができたのもよかったです。今後、本屋に行くときに、店舗ごとの本の展開やPOPなど、これまであまり気にかけていなかったことに注目してみるのも楽しそうだと思います。
また、長崎で育った私には、あとがきに出てきたメトロ書店はなじみがあり、その書店のKさんもおそらく私の知り合いと交流のある人だと思うので、この著者とのゆるいつながりを感じます。