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Posted by ブクログ
表紙にアマビエ様♪
栞は切るなんてできないのでそのまま大事にしておく。
コンビニたそがれ堂のある風早の町の神社。
そこの姉弟が今回の主役。
このシリーズで長編は珍しい。
そして、過去にたそがれ堂にたどりつけなかったりして魔法を信じなくなってしまった姉の沙也加。
自分は信じないのに、それを信じる幼い弟を思う気持ちが優しくて切なかった。
お姉ちゃんも、信じていられたらどんなによかっただろうか、と。
だから、姉弟がそこにたどりついて本当に嬉しかった。
弟透也の前世が「今」の世界を救いますように、、、
それにしても、たそがれ堂に何度も行けるなんて羨ましいぞ。
Posted by ブクログ
シリーズ読破できていないけれど、この作品はむしろ今読んだほうがいいと伺って読みました。
作品の根底には、はっきりと明記はされてはいないけれど、今の世の中と同じように、流行病が広がっていて、辛さや気持ちが塞ぎ込んでしまうのが、手にとるようにわかる。
物語の中でも、流行病は終息せずに終わる(だと思う)。
けれど、コンビニ堂や風早神社の存在や主人公の風早神社の娘である沙也加ちゃんの頑張りや人柄が読んでいて、疲れた心をじんわりと解きほぐしてくれるようでした。
異聞とあるように、番外編のような存在だけど、むしろこのシリーズの基盤となる物語のような気がした。
Posted by ブクログ
タイトルに「異聞」とある通り、今作はコンビニたそがれ堂の店主である風早三郎神社の娘・沙也加の目線から描かれる三作からなる。
表紙をめくると、扉にアマビエのしおり。
「切り取って、しおりとしてお使い下さい」とあるが、もちろん本好きな人間にそんなことは出来ない。
この原稿を書いていたのが、ちょうど去年の春先だそうで、未知のウイルスに何も出来ないことをもどかしく思う気持ちが、作品の端々に感じられる。
いつもならば、たそがれ堂に行けば、心から欲しいと願うものは手に入るはずなのに、今回の未知の病気に対する薬は手に入らず…
それから1年。
今もまだ日本国民はコロナ禍に苦しめられている。
なのに、世界中からオリンピックの為に人々がやってくる。
7月上旬、当たり前のように各地で豪雨災害が起こり、普通の生活が奪われる。
そんな中で、スポーツの祭典をする意味があるのだろうか?
風早三郎でさえお手上げで、最近はアマビエさえ聞かなくなった。不自由な生活を受け入れてしまっている自分たちがいる。でも、まだまだ苦しんでいる人たちがたくさんいる。
作者さんもあとがきで書いていたが、一個人で何か出来る訳ではない。苦しんでいる人の心に寄り添い、祈ることしか出来ない。
そんな人たちに、本当にコンビニたそがれ堂があればいいのに…
ライトなタッチで描かれているけど、心が痛く、涙が止まらない一冊。
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小説・文芸
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