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Posted by ブクログ
「星に願いを」と題された本書は、コンビニたそがれ堂シリーズ3作目。
本作も、人や動物、ものにまで魔法のコンビニの温かさが及び、まるで包み込んでいるよう。
魔法のコンビニには何でも売っている。ないものはない。その人が望むものがおいてある。そんなコンビニを訪れる人々は悩みを抱えていたり何か困っていたりする。コンビニの温かさに触れ、心の底から願っていたものを手にして、未来へと道が拓けるのだ。
本作は星に願いを、と題されている。流れ星に願い事をすると願いが叶うとされているのは、それほど強い願いが心のうちにあるからだとされる。本作はその願いが魔法のコンビニによってかなえられているように感じた。
人、もの、すべてを包み込むように愛している本書は、文章ひとつひとつが優しく温かく、続きを読みたいというはやる気持ちを抑えるように、丁寧に読み進めることで文章に触れ、癒される気持ちとなった。
Posted by ブクログ
コンビニたそがれ堂シリーズ
元々ファンタジーではあるのだけれど、久しぶりに読んだからか、よりファンタジー味を感じた気がします。
1つめは、小学6年生の愛が、幼い頃から兄妹のように仲良く過ごしてきたお隣の4歳上のお兄ちゃんへの淡い初恋を描いた『星に願いを』
2つめは、喫茶店を経営する老夫婦、宗一郎さんと鳩子さんの物語『喫茶店コスモス』
3つめは、ヒーローに憧れながらも、平凡な日々を送る良介が、失恋した夜に「悪の秘密結社」の求人広告を見つけたことから始まる物語『本物の変身ベルト』
それぞれにテイストは違うけれど、少し頑張ってみるきっかけをくれたのが、コンビニたそがれ堂。そうやって主人公たちが頑張ってみたことで前に進んで行くのを見ていると、私も頑張ろう、という気持ちになりました。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
なかなか手に入らないシリーズで、やっと次の作品が手に入ったので、読むことに。
今作は近所のお兄さんに恋する小学生、戦後から風早の街で喫茶店を営んで来たマスター、そしてヒーローに憧れる普通の若者の3人を主人公とした3編からなる。
太平洋戦争の話や、現在の日本の武器製造の話など、これまでよりとても大人向けの話が多いのが特徴的。「星に願いを」と言うサブタイトルから勝手にもう少しキラキラした内容かと思っていたが、読んだ後に心に重く残るものがある。
作者も後書きに書いているが、戦後から平成そして令和まで生きてきた人々の記憶を私も未来へ引き継いでいきたいと強く思う。
その為に自分で出来ることをいろいろ考えているが、やはり作家さんの文章に乗ると言葉の重みが違うなぁ、と感じた。
これからの未来を生きる人々がいつまでも平和でありますように…
もう二度と意味のない命を奪う戦争が起きない世の中が続きますように…
星に願いを。
後書きに作者さんが書いているように、私も作者さんからTwitterでメッセージをいただきました。
とても嬉しかったです。
その意味が今作の後書きで分かって、納得です。
私も「言ってあげられる一言」が呟けるようになれたらいいなぁ…
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