感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年08月17日
序盤の出来事が衝撃的で、あまりにもひどいと思ったのですが、それでもめげない主人公がすごい。
この状況でよく絶望しないなと。
だからこそ、素敵な出会いが待っていたのかな。
タイトルにもある「かなりや荘」なんだか訳ありな人が多そうですが、みんな優しくあたたかい。
傷ついているからこそ人に優しくできるの...続きを読むかな。
こんな場所に私も住んでみたいと感じました。
そして天才漫画家の幽霊さん。
幽霊ってものを見たことがないけれど、こんな風に実在?して、話せるなら話してみたい。
憧れの漫画家さんに会えるなんて夢見たいですよね。
シリーズもののようなので、これから主人公が何を感じて何を作るのか、みんなの変化とか、いろいろ楽しみです。
Posted by ブクログ 2016年01月12日
すごくきれいな物語だと思った。でも、同時に隠れた切なさや悲しみが伝わってきて、胸をきゅっと掴まれたような気がした。それよりもずっとあたたかさや優しさが詰まっているなあとも思った。こんな物語を紡ぎ出せる村山早紀先生は、ただただすごいなあと尊敬してしまった。
Posted by ブクログ 2015年04月21日
一人ぼっちになってしまった茜音。たどり着いたかなりや荘に住むことになったのは住む人の優しさゆえか彼女の優しさゆえか。きっと両方なんだね。前向きに明るく生きる茜音はきっと大丈夫だと思う。
Posted by ブクログ 2015年03月23日
主人公の須賀茜音(すがあかね)も、母親の須賀ましろ、
他の登場人物も、才能あふれる人です。
しかし、才能があっても、どこか心の中に傷を持ち、
寂しさを抱いているように見えまました。
自分の才能を信じられない。
道半ばにして消えてしまう。
その時はよかれと思って進んできたけれど、結果がついてこない。...続きを読む
自分にとって何がいいのか、正しいのか、見えてこなくなることがあります。
読みながら登場人物の中に、自分の姿を映している。
7章の 魔法のハンカチでの神宮司美月(じんぐうじみつき)と
谷崎史郎(たにざきしろう)の会話の所で泣いてしまいました。
じんわりと胸に沁みて。
津軽言葉がよかったのですよ。
物語は始まったばかりです。
今後の茜音や美月たちのこと、楽しみにしております。
Posted by ブクログ 2023年03月16日
クリスマスイブの夜に住む場所も仕事も失った主人公の茜音が、カーレンという少女に出会ったことをきっかけに、洋館のアパートかなりや荘の住人になります。
かなりや荘の住人たちは皆心のどこかに傷を負っていますが、互いに寄り添い合って暮らしています。自分が大変な時でも他人を思いやる優しい住人たちに、心が温ま...続きを読むりました。
繊細な性格の母を持ち苦労の多い人生を送ってきた茜音が、自分では目指そうと思わなかった漫画家になるという夢に向かうところまででこの巻は終わりました。
自分に自信が無かった茜音が才能を見出され、未来に目を向けていく様子に胸が熱くなりました。
続巻があるので、まだ深掘りされていない住人のお話も読みたいです。
Posted by ブクログ 2015年05月09日
母親が家出をし、アパートを追い出された茜音は、心の奥深くに傷を持つ人たちがあつまるかなりや荘へに住むことになる。天才的な能力を持ち、運命を引き寄せる力のある茜音。彼女が運命を引き寄せる力は、周囲の人をも、明るく前向きにしてくれるような...そんな力です。
続きがありそうな気もしますが(かなりや荘の住...続きを読む人達がどのようになっていくのかも気になるところです。部屋の前の住人である、死んでしまった天才漫画家の幽霊も今後どうなるのか。)なんとなくこのまま完結でも違和感はないかもしれません。
この作家さんのお話には、悪い人も出てこないし、みんな優秀すぎるのではないかな?と思う部分も確かにありますが、この作家さん独特のほんわかとした温かさのようなものがあって、すべてをくるんでいる気がします。それが風早の町のオーラにつながるのかな。
Posted by ブクログ 2015年05月01日
心が傷ついた人たちが集うかなりや荘に茜音が招きいれられることにより、みんながどのように幸せになる方向へ進んでいくのか、この後がとても気になります。
Posted by ブクログ 2015年04月20日
全体を通して、あたたかな物語(舞台はほぼ冬だけど)
この本は、これから続く物語の序章のような感じ。登場人物がみんな優しい人ばかりで読んでいると、こちらも優しい気持ちになれるような、そんな本です。
とりあえず、焼きたてのメロンパンが食べたくなる…と思います(笑)
Posted by ブクログ 2015年04月04日
こういうタイプの小説は初めて読んだ気がします。目が良すぎて、自分の絵を評価できない。主人公の性格は「童話」よりですが、著者の経歴をみて納得。児童文学畑の方なんですね。児童文学からの小説家って、梨木香歩先生とか大好きなので、ちょっと期待。オレンジ文庫ではじめて、シリーズ物を前提に、とあとがきにあったの...続きを読むで、続きが楽しみです。
Posted by ブクログ 2015年03月24日
ただいま!風早の街。
村山早紀さんの、新しいシリーズが始まりました。
舞台は、風早の街の山の手にある、かなりや荘。
マリアさまのようなマダムに迎え入れられた、心に傷を持つ住人たち。
プラス、優しい幽霊。
まだやっと、スタートラインという感じなので、早く続きが読みたくてたまりません。
かなりや...続きを読む荘の近くにある、三日月パン屋さんのメロンパンが、とても美味しそうで、読んでいると、パンを食べたくなってしまいます。
海馬亭や竜宮ホテルに続き、また、住んでみたいところが増えました。
読み終えた後、外はまだまだ寒いのに、心がぽかぽかとあたたかくなります。
Posted by ブクログ 2021年09月05日
ラノベでなくても行けそうなストーリーと構成。茜音と美月以外のキャラのあれこれは? あぁ、次作があるのですね! これは仕入れねばなるまい。住んでみたいぞ! かなりや荘!
Posted by ブクログ 2018年10月17日
ですます調でないことではじめから入り込み易かった。こちらの文体の方がすき。クリスマスがぴったりにキラキラしたり、内側から仄明るく光るような雰囲気が心地好かった。主人公の健気さや良い子の自覚のない所が過剰に眩しすぎて距離を感じたり、才能に自覚がなくて絵に関しては他の前向きさと打って変わって下手だと連発...続きを読むする辺りにちょっと疲れたりしたけれど、これからの展開が楽しみになるような流れを感じた。純粋に善意の話なのかもしれないけれど、徹底した前向きさや考え方は現実を認めない事と紙一重な場合もあるよなあと感じたりもした。
Posted by ブクログ 2017年09月29日
出てくるひとのキャラクターはとてもいいのですが、どうにも主人公の母が心弱すぎて挿し木を背中に入れたくなります。シリーズなのでかなりや荘で主人公には目一杯幸せになってほしいです。
Posted by ブクログ 2016年08月20日
いい話だった。言葉もきれいで読み心地がいい。不思議系。風早が舞台。あとがきにもあったけれど、おれたちの戦いはこれからだエンドだったので星3つ。
Posted by ブクログ 2016年01月07日
村山さんの新シリーズ
風早の町で今回は魔法と言うより幽霊?
村山さんらしいちょっと不思議で優しい話。
主人公の女の子が明るくて優しいしっかりした強い女の子!
幸せになってほしい。
Posted by ブクログ 2015年06月18日
クリスマスの夜に家なき子になってしまった不運な少女が、持ち前の出会いと運と幽霊に恵まれ、新たな一歩を踏み出すお話。ふんわりした雰囲気が優しい、心がほっこり温まる物語です。
母のましろ、楡崎さん、大家のマダム、編集者の神宮寺美月に漫画家の幽霊・紅林玲司。脇を固めているキャラクターもまださわりの部分で...続きを読むすが魅力的です。
続編でもっと掘り下げられるといいな。
Posted by ブクログ 2015年04月14日
作家買い。
村山氏の作品にある、柔らかい空気が好き。
微温湯に浸かるような、ほわんとした物語。
シリーズの導入…という事で良いんですかね?
成長の伸びしろがいっぱいある登場人物たちに今後を想像させる終わり方。
これだけいっぱい布石を打ってれば、面白い話がいっぱい作れそう…とか思ってしまいまし...続きを読むた(。-_-。)
今後に期待して、次作を楽しみに待とうと思います。