あらすじ
本当にほしいものがある人だけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回は、化け猫「ねここ」が店番として登場! 遺産相続で廃墟のような洋館を譲り受けた女性と忘れられた住人たちの物語「夏の終わりの幽霊屋敷」、炭坑事故で亡くなった父と家族の温かな交流を描いた「三日月に乾杯」など、ちょっぴり怖くてユーモラスな5篇を収録。深い余韻がいつまでも胸を去らない、大人気コンビニたそがれ堂シリーズ、第5弾!
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色んな話が読めて本当に面白かった!
少し前の話もかすめてる感じもあって
あの時の物がここにも出てくるんだって
なんか懐かしく感じながら読めた‼︎
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現実世界で心ない仕打ちを受けても、たそがれ堂を読めば切なく優しい話に心癒される(*´∇`*)♪(我ながら、なんと単純な(--;))神無月という事で店長は多分あそこへ出張中(^^;)代わりにアルバイトの化け猫ねねこさんが店番(^^)そのせいか妖し度が高かったような気がする(^.^)いやハロウィンだからか?
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【あらすじ】
本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回は、化け猫「ねここ」が店番として登場!遺産相続で廃墟のような洋館を譲り受けた女性と忘れられた住人たちの物語「夏の終わりの幽霊屋敷」、炭坑事故で亡くなった父と家族の温かな交流を描いた「三日月に乾杯」など、ちょっぴり怖くてユーモラスな5つの物語を収録。深い余韻がいつまでも胸を去らない、大人気コンビニたそがれ堂シリーズ、第5弾!
【感想】
今回は、たそがれ堂に白狐の神様、風早三郎がいなくて、化け猫ねここがいたことが新鮮だった。そして、全体の物語のテーマが生きることについて、だったことにも、今のわたしにはすごく心に響くものがたくさんあった。当たり前だけれど、人にはそれぞれいろんな人生がある。そして、それと同様に生きるということについて、いろんな考え方がある。こんな人生を歩んできた人もいたんだ…自分にはこんな考えはこれっぽっちもなかった…そんなふうにいろいろと考えさせられ、感じさせられた。この物語には切なく悲しいストーリーも織り込まれていたと思う。でも、すごくあったかい気持ちにもなった。村山さんの書く物語には、人の心をあたため、心の傷を癒す不思議な力があると思った。そんな村山さんは本当にすごいと思う。
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表紙がいつもと違っててちょっとびっくりしました。今回は店長にかわってねここが店番。村山さんも書いてたけど幽霊な話が多くてハロウィンぽい笑 そこがまたいいところですが。読みながらうるうるして、読み終わってなんかほっとするというか、ほっこりするのはいつもと変わらずとても素敵なお話でした( ˊᵕˋ* )
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うん?? 「赤い林檎と金の川」って知ってる気がすると思ったら『となりのもののけさん』に入っていたのね あぁそうだった。
瑞穂ちゃんとチイコ、哲也クンと昭子さん、真昼さんと美鈴さん、斎藤さんと凛子さん、桂子さんとお父さん、お互いの世界にたそがれ堂がほんの少しの手助けをしてくれる。思い出がより優しいものになっている。ねここさんの心にも優しいものが残っているよね。
お父さんの言葉にも泣けたけど、私が一番泣けたのはバイク乗りの青年の言葉でした。
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またまた、泣かされてしまった。
切なくて、でも、温かい気持ちになる涙。
今回は、店長さんは不在で(だから神無月なのね(笑))
アルバイトのねここちゃんがお店番。
もう、ね。
冒頭のねこちゃんのお話から、涙腺結界。
金木犀の話にいたっては、途中で落ち着くために本を
閉じちゃったよ。。。
あとがきによると、まだ続編はありそうなので、
気長に、楽しみに待つことにしよう
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序章 神無月のころ
瑞穂
小学六年生。
チイコ
黒い野良の子猫。
たそがれ堂の店長
会議があって、遠くに行ってる。
たそがれ堂のバイト
紺色の地に、いろんな秋の花の模様が描かれた着物、その上にエプロンドレスを重ねた、高校生くらいの、かわいらしい黒い長い髪のお姉さん。化け猫ねここ。
幻の遊園地
哲也
かわいいものと美しいものに目がない若者。コンビニ桜でバイトしている。
昭子
哲也と同じマンションの住人。
昔の哲也
昭子が小学四年の時に隣に引っ越してきた同い年の男の子。
夏の終わりの幽霊屋敷
夏野真昼
廃墟一歩手前の洋館を受け継いだ。翻訳の仕事をしている。
小和田美鈴
真昼の叔母さん。洋館の元の持ち主。翻訳の仕事をしていた。遺言で洋館を真昼に託す。
恵梨佳
真昼が学生時代からのなかの良い友人。絵本や子どもの本を翻訳する仕事をしている。
佐藤大輔
子どもの頃、真昼と一緒に遊んでた。無国籍風の立ち飲み屋らしい店。
赤い林檎と金の川
斎藤
在心堂書店の店長。
衿子
斎藤の妻。本の校正の仕事をしている。
翔太
斎藤の息子。
凛子
斎藤の中学時代の同級生。
終章 三日月に乾杯
桂子
風早のミニコミ誌の編集長。
信吾
桂子の夫。地方紙に勤めている。
信太郎
桂子のひとり息子。小学一年生。
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シリーズ第5弾
不思議なコンビニたそがれ堂。
店長は風早の街を見守る神様のはずなのに
神無月のころ、店長がいない?
店番のアルバイトは、まさかのねここ??
・序章 神無月のころ ・幻の遊園地
・夏の終わりの幽霊屋敷 ・赤い林檎と金の川
・終章 三日月に乾杯
神無月のお留守番は、ねここでしたぁ~
今回も感動と泣ける話が盛りだくさん。
ねここの着物が不思議でステキだなぁ~
初めて南部弁の活字を見た!
ルビ無しで、一般の人は意味がわかるのかなぁ~?
お気に入りは「幻の遊園地」
Posted by ブクログ
今回のたそがれ堂は店主が不在によりねここがアルバイトとして登場。(神無月で出雲に行ってるのかな。)幻とか、幽霊とか怖いような、でも少し切ないお話。最近、父は遠くから見守っているもんだな。親子トラブルのニュースをよく聞き悲しくなる。こんな父を見習ってほしい。
Posted by ブクログ
先日読んだ第一巻に続けて読んだのが本作。
シリーズとしては第五作目のようだ。
今回はあの店長は登場せず、ねここという化け猫店番を務める。
そして、収められたどの物語も、亡くなった人を巡る物語となっていたのが印象的だった。
それから、「夏の終わりの幽霊屋敷」以降の三作は、いずれも主人公となる人が書物に関わる仕事をしているところも面白い。
年を取っていくと、自分の中にたまっていく過去と話すようになるのか。
読んでいて、なんだかそんな予感がしてくる。
たくさんの楽しい思い出を持っておかなくちゃ。
Posted by ブクログ
シリーズ第5作目。
「神無月のころ」のサブタイトルが表す通り、たそがれ堂の主人は10月なので不在。代わりに2作目に登場するねここがたそがれ堂でアルバイトをして、訪れる人たちの悩みを解決していく。
前作が少しボリューミーだったので、今作はサクッと読んでしまった。ライトだけど、みんな心のどこかに忘れられない命の記憶があって、その記憶と決別する様子には思わず涙が溢れる。
人間だれしも永遠に生きられる訳ではないけど、命が終わっても悲しいことばかりではないことを教えてくれる一冊。
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何でも売っている不思議なコンビニのお話し。よく知っていてとても懐かしいような、昔の駄菓子屋さんみたいなほっとできるお店で引き込まれます。シリーズものなので順番に読みたい。
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文章がとても柔らかく、温かな気分になれる一冊。
大切な探し物が見つかるコンビニたそがれ堂。
行きたいと思っても行けず、本当に欲している物があった時だけ辿り着ける不思議なお店を中心とした短編集。
どのお話も、優しくて切なくて思わず涙がこぼれてしまった。
独特な世界観だけれど、情景がすぐに頭の中に浮かんでくるし、登場人物等に感情移入しやすい丁寧な描き方だった。
神無月という事で、神様は不在。
その代り?にお化け(幽霊)たちが登場するが、ユーモラスだったり、優しかったり、寂しかったり……。
そんなお化けたちの姿にハッとさせられる事も多く、読みやすいので子供たちにも是非読んで欲しい物語だと思った。
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コンビニたそがれ堂店長と
違う感じのねここ対応
幻の遊園地という話の
生きるという事で語られている部分の考え方
世界の美しさ、感謝の気持ちが素敵でした。
1日を大切にしようと思っているのですが
結局だらだらとか、なんとなくで生きている
そんな自分にトントンって肩を叩かれた感じです。
あと、この物語にでてくる
おばけたち
みんないいやつばかりで
感動しました。
Posted by ブクログ
たそがれ堂店主の風早三郎「神」が神無月で留守の間、化け猫留守番娘?が店番している間の話。
今回は、いつもはひっそり隠れている何かと、暖かなお話が多かった気がします。店番が化け猫と、神様ではやっぱり呼ぶものが違うんでしょうか。
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コンビニたそがれ堂シリーズ第5巻。
風早三郎不在のたそがれ堂を任されたのは、化け猫のねここ!
▼収録作品
序章 神無月のころ
幻の遊園地
夏の終わりの幽霊屋敷
赤い林檎と金の川
終章 三日月に乾杯
序章でいきなり泣いてしまった。村山さんの書く猫話には弱いなぁ。
4巻の『空の童話』が話にちょこっと出てきたのも嬉しかった。あと、斎藤さんも
。
たそがれ堂自体がレアなんだけど、店員がねここなのもある意味レアだよね。
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今回は風早三郎さんの代わりに化け猫の『ねここ』が店番です。
三郎さんとはちょっと違う接客ですが、心の中の本意を見ぬかれそうな感じ。違うテイストで面白かったです。
たそがれ堂は、生きている人のお客さんだけでなく、心残りな死に人さんも来ている。
皆、お互いに語り合い、境遇を思いやる。
死んでからも、相手を思う気持ちに切なくなりました。
副題が「神無月のころ」で、私の誕生日が10月なので、なんというタイミングなんだろうと嬉しかった。
誕生日の月の物語、素敵ですね。
ラストのお話で「桂花陳酒」が出てきますが、若いころに何度か飲みました。甘いお酒です。今はもう、飲まなくなりましたが、久々に飲んでみたくなりました。炭酸水で割って、しゅわしゅわしましょうか。
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コンビニたそがれ堂シリーズ第5弾。
今回は、神無月のころということで、神様がおりません。
代わりに、アルバイトとしてねここさんがいます。
あとがきにも書かれています。
それ前提でやって、タイトルと合わせるところが良いよね。
内容もいつもとちょっと違う感じでそれも新鮮でした。
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ねここの素っ気ない、でも奥に優しさと切なさと温かさがある感じが素敵だった。各話のお化け達もハロウィンらしくて魅力的。ただ虐めた事を謝りたいというエピソードは美化と調子の良さを感じてモヤッとした。ナチュラルに本のジャンルに上下や優劣をつけていたり他、翻訳家さんの話も盛大に引っ掛かってしまって、柔らかい印象の著者の本なのにたまに人物に性格の悪さを感じたり、その先に似た作者まで透けて見えてしまう気がしたりする私は、読み手として間違っているのかな…。優しいと評判の著者の本なのに、素直に楽しめない事がある事が残念。
Posted by ブクログ
大好きな村山早紀さんの一番好きなシリーズ。
5年ぶりくらい。
で、読んでる自分が年をとったな…と。
素直に感じられなくなったな…と。
臨終の際に、旦那さんは思い出してもらえなかったのかな。とか。子供や孫への願いを何かお願いしなくていいのかな。とか。お姉さんは守ってあげなくていいのかな。とか。
なんか悲しい。
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子供向けの幻想をつめたような話もあって
疲れた現実から架空の町に想像を広げて癒されます。
子供の頃の気持ちを思い出すこのシリーズ。
現実の間に不思議があると信じていた頃や
不思議があれば良いなと思っていた頃
そしていつのまにか
不思議は本の中で楽しむものになっていたものです。
今後も長くこの世界のお話を読めればいいなと思っています。
Posted by ブクログ
神無月には読み終われませんでしたが、今回も心があたたかくなりました。神無月という事で、いつもの店長の三郎さんは出雲かな?化け猫のねここがアルバイトしてました。かわいい。お話は「幻の遊園地」が好きでした。風早の街には遊園地もあったのですね。今は、訪れることの出来ない地下にしか残ってない、というのも切ない。どのお話も切ないのですが。次のお話は三郎さんが戻ってくると思いますが、ねここの店番も楽しいです。これからも時々は、ねここの店番のお話もあったらいいな。
Posted by ブクログ
今回はどうにもならない死と向き合う話が主で、最初の猫の話が読んでいて辛かったです。でもねここのキャラクターはよかったし、幻の遊園地と幽霊屋敷はみんなの優しさがあらわれて、ほっこりさせられます。神様がいないのは少し残念ですが、これはこれで楽しめました。
Posted by ブクログ
神無月ですので店長は出張中。かわいい化け猫の女の子が店番。またしてもスタートからにゃんこの話で泣かされてしまいました。そして相変わらず妖精のいる封印された遊園地など背景がとても素敵。場面を想像しながらゆっくり楽しみました。
Posted by ブクログ
今回は、神様は出雲にお出かけの月、ということで、お店に立つのは別のヒト。
そして、季節がらハロウィンだからかあっちの世界と通じるエピソードがたくさん。
だからか寂しい、ひっそり感が、いつものホッコリ感より強め。
Posted by ブクログ
好きなシリーズです。
神無月という設定は上手いなぁ。
最初のクロネコのお話を
うっかり通勤電車で読んでいて泣けてきて困ったよ。
幽霊屋敷の話もよかった。
全体的に優しいのはこのシリーズのいいところ。
行きたいなぁ、コンビニたそがれ堂。