あらすじ
本当にほしいものがある人だけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。北国の高校を卒業し、今は街角の洋品店で働くつむぎが、たそがれ堂で手にしたものは――。諦めてしまっていた夢の続きを描いた「ガラスの靴」、老いた人気漫画家と少女の交流がユーモラスな「神様のいない家」、サンタクロースに手紙を書いた少年たちの物語「祝福の庭」。すべてを突き抜けて溢れだす魔法のような煌きと温もり、大人気シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
とっても夢のあるお話でした‼︎
読んでて本当に素敵な話だな
現実にもこんな事があればいーのにな
と思う事が沢山あって楽しかった❤️
さぁ次を読まなきゃ☆
Posted by ブクログ
今回はクリスマス特集!(*^^*)♪どの話も胸にキュッときて涙が出ちゃう(--、)サンタさんいたら良いな~(*^^*)プレゼントはいらないから、仕事終わりで一緒にお茶したいな~(^.^)♪お手伝いは無理ですゴメン(--;)店長が帰ってきたら、ねここさん登場しないのかな~(-.-)でも表紙には登場しているし!と期待していたら、店番していて嬉しかった♪
Posted by ブクログ
うわぁ~
この人の書く
猫とクリスマスの物語は
いつも素晴らしい!
3篇の物語すべてが
うるっと来てしまう
優しい物語。
誰かのために
行った優しい行動を
神様が観ていて
自分に返ってくる
この世界が好きです。
冬の寒さのように
冷たくなった心を
温めてくれるような
素敵な本でした。
クリスマスの灯りが
街を飾りだした
この時期に読めて
良かったと思います。
Posted by ブクログ
今回はクリスマスの話。サンタを信じたいひとの話、少女漫画家の話など。毎回コンビニに行きたい、本当にほしいものはあんまりないけれど店主に会いたいですね。おでんとかコーヒーとかお稲荷さん食べたい、まったりしたい。うごく着物も見たいですし、そんな路地が現れる街が羨ましいです。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。北国の高校を卒業し、いまは街角の洋品店で働くつむぎが、たそがれ堂で手にしたものは―。かつて諦めてしまった夢の続きを描いた「ガラスの靴」、老いた人気漫画家と少女の交流がユーモラスな「神様のいない家」、サンタクロースに手紙を書いた少年たちの物語「祝福の庭」。すべてを突き抜けてあふれだす魔法のようなきらめきと温もり、大人気シリーズ第六弾!
【感想】
Posted by ブクログ
人の優しさがつくる奇跡の話。特に3篇目「祝福の庭」は村山先生には珍しく青年同士の物語。小学校時代からの親友でも、半分大人になった二人は、一人は裕福な家と愛情溢れる家庭、頭脳に加えて整った容貌を持っていて、もう一人は貧しい家庭、住むところもないような有様、持っているのは自分だけ。そんな秀一は、やさしい親友を、今まで持ってきた自分たちの夢に殉じさせていいのか、もっと光溢れる未来があるんじゃないのか、自分の存在が親友の足を引っ張ってるんじゃないのか悩んでいて、それはとても痛いけど自分が引くことを考えてる。そこにサンタとたそがれ堂が現れて、もともとの自分の想いと向き合わせてくれる素敵な話。
Posted by ブクログ
ガラスの靴/神様のいない家/祝福の庭
つむぎとミヨコ、こずえと由利原せんせ、秀一と圭介。
きっと周りの人たちも優しい。どんなに辛い時があっても自分の中にある優しいものは無くならなくて、いつか誰かの優しいものに触れるとふうわりとその身に広がって幸せにしてくれる。そしてまた誰かに優しく触れて行けると信じていられる。ありがとう
Posted by ブクログ
大事にゆっくり読むはずが、やっぱりあっという間に読み終わってしまった。
だって、あの世界に触れたら、離れがたくて止まらなくなる。
ましてや今回は、1冊丸ごとクリスマス!
甘酒のシーンがどこにあるのか、わくわくしちゃった(笑)
おでんと稲荷ずし、食べた~い。
今回は、店長さんも帰ってきてねここちゃんと一緒にお店に立ってた♪
こずえちゃんの冒険に、子どもの頃、いつもの行動範囲を出たところに行く、それも大人抜きのわくわくする冒険の気分を思いだした。
こずえちゃんがあんまり元気だから、その冒険の理由にびっくり。いい子だー。
サンタさんを手伝いたいとか、おもてなししたいなんて願う少年たちも素敵。
Posted by ブクログ
『コンビニたそがれ堂』の六巻目。
三話とも、クリスマスにまつわるお話です。
一話目の『ガラスの靴』。
タイトル通り、絵本の『シンデレラ』が好きだった女の子と、シンデレラのようになった女の子のお話。
夢を叶える幸せもあるけれど、子供の頃の一番の夢を叶えられなくても、自分にとっての幸せのありように気付けるのも幸せなんだなぁ。
つむぎちゃんが、とてもやさしくて可愛い!
二話目の『神様のいない家』。
かつて、超売れっ子漫画家だった女性が、今ではひっそりと独りで住んでいるお屋敷。
そこに、入院中の母へのサプライズプレゼントにと、サインを貰いに訪れる、元気いっぱいで冒険好きの女の子、こずえ。
先生が自宅の庭でトラブルに巻き込まれているのを助ける為、あるものを買いに行ったこずえは、閉店時間ぎりぎりの、コンビニたそがれ堂に辿り着きます。
そこで店番をしていたのは、ねここ!
先生とこずえの二人の為に、ねここが素敵な魔法を使ってくれます。
三話目の『祝福の庭』。
芸人を目指す、幼馴染の秀一と圭介は、クリスマスイブの前日、記憶を失くした外国人のおじいさんを助けます。
どことなくサンタクロースっぽいそのおじいさんは、記憶を取り戻しかけ、寒い夜に外へ飛び出してしまいました。
おじいさんを探しに後を追う二人は、店長さんとねここがいるコンビニたそがれ堂に入ります。
コンビニたそがれ堂で、素敵なある物を買った二人は、やはり最強の相棒でした。
二人とも、自分が幸せになるというよりも、誰かが幸せになるのを見たいというのが、自分の幸せで。
でも、サンタクロースへのお願いは微妙に違って、それがきちんとかみ合っていて。
三話とも、サンタクロースを待たなくても、自分が誰かの為にサンタクロースになれる人たちで、それが幸せで。
みんながそうやって、お互いに幸せを贈り合えたらなぁ。
Posted by ブクログ
今回のたそがれ堂はクリスマス!店長もいれば、アルバイトのねここもいて温かさが増した感じ。
ガラスの靴に憧れたときはあったなぁ。実際にあったら重たそうだけど、シンデレラには軽々と履けて素敵。
こずえの大冒険!先生もうれしかったんだな。
サンタクロースも迷子になるんだ・・
Posted by ブクログ
コンビニたそがれ堂第六弾。今回はクリスマスにまつわる話。「ガラスの靴」のつむぎちゃんはなんで優しい女の子なんだろう。夢をかなえるサンタさんのようだった。かわいくて優しい女の子だから、あなたはいつかきっと幸せになれるんだよ。心の拠り所になる勇気が出る言葉だった。「神様のいない家」のこずえは優しさと行動力で老女のかたくなな心を溶かした。「祝福の庭」の秀一と圭介が不思議なおじいちゃんを助ける話も友情が素敵だった。世の中の全ての人によいクリスマスを。
Posted by ブクログ
風早の街にある不思議なコンビニたそがれ堂を舞台にした連作短編集シリーズ第6作。
クリスマスのおはなしだったのに年明けてしまった。優しく心に響くおはなし揃いです。
Posted by ブクログ
ガラスの靴
つむぎ
洋品店アザレアの店員。二十代も終わり近くなのに、顔立ちが幼いので、ボヘミアン風のはずが、森ガール風といわれる。
店長
アザレアの店長。サンタを信じている。
エイドリアン・M
もとが大金持ちの令嬢で、楽しく路上でうたっているところを有名なプロデューサーにみいだされあ、みるみるうちにシンデレラのようにスターになった。小さい頃日本にいたらしい。サンタクロースを探しにきた。
ミヨコ
十年ほど昔につむぎが出会った女の子。
神様のいない家
こずえ
ケーキ屋の一人娘。冒険に憧れる小学生。
由利原さくら
少女漫画家。週に何度かお手伝いさんが来る以外は、まったくのひとり暮らしだった。人間嫌いで、友達もいない。とこずえが、母から聞いていた。
祝福の庭
秀一
アルバイトで百貨店のおもちゃ売り場で働いている。落とし物と忘れ物に関しては、子どもの頃からプロみたいなもの。芸人になることを夢見ている。
秀一の父
そこそこ才能があり、人気も人脈もあったが売れない芸人だった。行方不明になった。
圭介
秀一の幼なじみ。十代の頃、一緒に芸人を目指していた。何でもできる器用な男で成績優秀。両親からは家業を継いで、外科医になって欲しいといわれ続けている。
じいさん
赤いビロードの服に赤いサンタ帽。白銀の巻き毛に同じ色の長い髭。大柄で、恰幅の良い体格に、ぽっこりしたおなか。
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾。
風早の街の 駅前商店街のはずれに 夕暮れどきに行くと
不思議なコンビニを見つけることがあるといいます
大事な探しものがある人は必ずここで見つけられるという
不思議な魔法のコンビニ。今回は3篇を収録
・ガラスの靴 ・神様のいない家 ・祝福の庭
温かくて優しいお話にウルっとしてしまう。
ウルウルポイントは人によって違うと思うけれど
心がキュンっとする瞬間がある。
その度に、ささくれ立っていたいた気持ちが
緩む感じになります。
すぐにササクレは立ち上がるんですけどね(^◇^;)
Posted by ブクログ
12月の刊行と言うことで、1冊まるごとクリスマスのお話。
ここ最近の作品は命の重さを感じる作品が多かったので、今作に収録された話は夢があり、誰もなくならず、優しい気持ちで読み終えることが出来た。
特に1作目の「ガラスの靴」は今まであまり出て来なかったセレクトショップの店員さんが主人公で、とても新鮮な感じがした。遠い昔に優しくしてあげた女の子が恩返しに来るのも、とても夢があって、よかった。
もしクリスマスに奇跡が起きるのならば、私も物ではなく、もう会うことの出来ない人に会いたいと願うだろう。
今回はクリスマスと言うことで、「たそがれ堂」に店長とねここ両方ともいて、サービス作品だったんだろうなぁ。
いつも優しい気持ちにさせてくれる、このシリーズに感謝です。
Posted by ブクログ
クリスマスにちなんだ作品集。気が付かないけれど大切に思われていたり、誰かが慕ってくれていたり。やっぱり全てが優しい作品で、心がほっとしました。誰かを大切に思うその気持ちは、とても不器用な想いだったとしても、きっと相手にも伝わるんだと思いたい。人生の岐路だったり、大切な事を決める時に、そっとそばに居られる作品があるのは、とても素敵な事です。そういう作品を書いてくれる作家さんがいるのは嬉しい事です。この作品に登場する作家さんも同じ。そしてサンタクロースが粋。2人の優しい気持ちに涙が滲みました。
Posted by ブクログ
いつもほっこりするシリーズ。今回も面白かったです。一冊まるっとクリスマスでした。コンビニたそがれ堂、店長さんとねここさんが二人並んでレジにいて、なんだか良かったです。狐の神様のお店でもクリスマスするんだな、と思いましたが、そういえばハロウィンもしてた。コンビニに訪れる人が幸せになってくれたら、元気になってくれたらいいな、みたいな風早三郎さんの思いがうかがえて好きです。寒くなったので、コンビニたそがれ堂のおでんとコーヒーがますます美味しそうで、訪れてみたいです。暖かい気持ちになりました。