村山早紀のレビュー一覧

  • 花咲家の休日

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    ネタバレ

    花咲家シリーズ第2弾。

    【魔法のコイン】
    素敵な紳士の草太郎パパの少年時代のお話。
    転校生の星野聖也くんとの友情は、見ていて胸が熱くなりました。
    私も「あんな子がいたな、こんな子がいたな」と思い浮かべながら読みました。
    子どもの頃にできた友達は特別なもので、たとえ離れてしまっても忘れることができませんよね。

    【時の草原】
    末っ子の桂くんが、クラスの友達と日本狼を探しに出かけるお話。
    前作から比べると…桂くんが自分の意見をしっかり言えるようになったり、行動ができるようになったりしています。
    大人になったな~!!(涙)

    【死神少女】
    次女・りら子ちゃんと、蝙蝠の翼を持つ不思議な少女のお話。

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    2014年12月31日
  • その本の物語 上

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    懐かしいルルーの物語。私自身、子供の頃ルルーの物語を何度も読み返してたから、同じようにルルーと友達になって大きくなった主人公の2人に懐かしいような気がして親近感がありました。劇中劇のようなかたちで、久しぶりに改めてルルーを読んで、本当に暖かくて優しいなあーって涙が止まらなかった。本編は、下巻に向かって現代と魔法が絡み合って、盛り上がってくるのかなと予想。
    ルルーが「人間」って「友達」ってどういうものかわからなくなるように、現代で南波も同じように悩んでいたんだろうな。沙綾への接し方がわからなくて。でも、南波はもう「気づいている」から、強いと思う。かたちのない「気持ち」って、人間も魔女も関係なく魔

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    2014年12月22日
  • その本の物語 下

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    主人公南波が同じ作者の『風の丘のルルー』を親友に読み聞かせるという形式をとっている。

    このルルーの物語がすごくいい。

    過去に魔女は人間に迫害され、ルルー以外の魔女は死に絶えたと思われる世界である。

    ルルーも自分が魔女であることを隠し、生きている縫いぐるみ(!)ペルタと孤独な旅を続けている。

    しかし、どんなに人間を怖れ、疑ったとしても、やはり心のどこかでは信じたいと願い、人間の為に困難に立ち向かうルルーの気持ちが、主人公南波と重なって、心打たれずにはいられなかった。

    少しでも異質なものを感じ取るとコミュニティからつまはじきするのがめずらしくない世の中で、生きにくさをひしひしと感じている

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    2014年11月29日
  • その本の物語 下

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって―。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された―。傷ついた魂の恢復と人間への信頼を謳いあげた、傑作長編ファンタジー!

    【感想】
    読み始めてすぐさま、魔法の存在する、そしてルルーのいる世界へと、引きずり込まれた。胸が締め付けられるような時もあれば、人のあたたかさに触れられてホッとする時もあった。本当に素敵な

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    2017年08月06日
  • 花咲家の人々

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    草花とお喋りができる一族、花咲家シリーズ第1弾。村山先生らしい、とても心が温かくなる本でした。
    村山先生の本は悪い人が出てこないので安心して読めます。優しい人ばかり…癒されます。
    この物語に登場するキャラクターは全員大好きですが、特にお気に入りのキャラは草太郎パパと末っ子の桂くん。二人ともとてもチャーミングでした。

    金木犀の香りから始まりクリスマスで終わる連作短編なので、今の季節にぴったりです♩

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    2014年10月06日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    温かな話が詰まっている素敵な小説
    人や物とのつながりが胸に染み込む言葉で綴られており、人間関係などに悩んだ時辛い時に読むと癒される。

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    2014年09月28日
  • その本の物語 下

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    タイトル買い。初村山作品。
    どこか気になる作品は、やはり読まれるべくして手に取るのだろうと、偶然ではなく必然を強く感じる。
    作品そして南波ちゃんの朗読する劇中作が様々なことを自分に問いかける。そして長時間歩いて疲れた後に温かいスープをいただいたような、心と身体が解き放たれる読後感。
    多分もう会えないだろう人に会いに行った自分にそっと寄り添ってくれた。きっと一生忘れない作品。

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    2014年09月27日
  • 花咲家の休日

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    花咲家の人たちって、みんなとても素敵。
    それぞれの目線で語られる様々な出来事。
    最後の語り手はかなりびっくり(笑)

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    2014年09月23日
  • その本の物語 下

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    あー小さい頃の自分に読ませたい。
    とはいえ、大人になっても魔法に憧れたまま。
    素敵な物語も魔法と呼べるか。作家さんは魔法使い!

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    2014年08月30日
  • その本の物語 上

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    元本は読んでないけど、良いですなー。
    形を変えて出し直すのも良い時は良いですね。
    絵を今風にすると、手に取りやすくなるもんね。

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    2014年08月29日
  • その本の物語 上

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    2014.08.24(日)

    ルルーの世界にぐいぐい引き込まれる。
    ルルーの世界と、南波と沙綾の世界、これからどういうふうにリンクしていくのか。。。
    書店で目に入った「サイン本」という言葉にひかれつい軽〜い気持ちで買った本だったけど、正解でした!笑


    つづきが気になる。さっそく下巻読みます。

    …!え!これ児童書なの?!

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    2014年08月24日
  • その本の物語 上

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    ファンタジーの世界に浸ることより、二人の女の子の心の成長を見守ることが楽しかった。村山早紀さんの本は子供向けが多いけど、大人のほうがグッとくるんじゃないかなっていつも思う。ごちゃごちゃ考えすぎて悩んでる時や心が疲れている時に読むと、ホっと一息つけるような優しくて癒し効果の高い物語です。

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    2014年08月25日
  • その本の物語 下

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    児童文学「風の丘のルルー」のシリーズを再構成した作品。劇中作として、「風の丘のルルー」という小説が登場します。その小説が大好きだった、高校生になっている2人の女の子、そのうちの一人が主人公。眠ったままになっているもう一人の女の子は、小さいころから少し人と変わったところのある女の子だった。小さな魔法が使えたのだ。それは小さい頃のごっこがそう思わせたのかもしれないけれども、「風の丘のルルー」の本を読んでいると、その世界が立ち上がってくるような感覚に襲われる。その少女がいじめられているのを、主人公の女の子は助けてやれなくて、その女の子は、今、病院のベッドでずっと眠り続けていた。
    本の物語が、あの頃に

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    2014年07月27日
  • 魔女の友だちになりませんか?

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    ルルーがかわいいかた。さいしょわかなしかたけどさいごわおもしろかたよでてくるひとわれなとかいほるとさんがでてくるよ。(87)

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    2014年03月27日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    前作に引き続き、ふんわり優しくて、暖かい。でも少し寂しさもあるような素敵な作品でした。
    クリスマスの時期に読みたかったな、と思います。
    愛理を束縛する母親の生き霊の問題が解決されるかな、と思ったらされなかったのでそこだけ少しもやもや。

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    2014年02月05日
  • 竜宮ホテル

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    遠田さんの表紙に惹かれて手に取った小説でした。
    ふんわりと優しい雰囲気が素敵で、少し切ない小説でした。
    竜宮ホテルがとても素敵なホテルで、私も滞在したいです。
    初めて読む作家さんだったんですが、暖かくて綺麗な文章を書かれる方だなあ、と思いました。他の著書も読んでみたいです。

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    2014年01月26日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    一冊の童話「空の童話」に纏わる素敵な四つの物語!今回は宇宙人も悪の秘密結社の人も登場(・・;)でも、みんないい人だけどね(^^)♪あぁ他の風早の街のお話も読みたい!!

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    2014年01月02日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    第一話 死神の箱/第二話 雪の歌 星の声/エピローグ 魔法の夜

    優しい人達の世界にも苦しい事や哀しい事があって、それでも優しい心を前面に持ち続けられる人が本当に優しい人なのかもしれない。

    「みんながみんな、幸せならいいなあ、と。」
    ふとした時にそう思える自分でいたいなぁ

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    2014年01月01日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    「竜宮ホテル」の続編です。
     
    主人公の水守響呼に村山先生の姿を重ねつつ読みました。

    クリスマスの時期に読むと、しっくりくるかもしれません
    相変わらず妖怪猫耳少女ひなぎくちゃんは可愛いです。
    ゆっくりと流れる時間の中で、ファンタジーな世界が広がる感じに、ほっとします。
    誰もが幸せでありますように。
    作者の思いが込められている気がしました。

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    2013年12月13日
  • 竜宮ホテル 魔法の夜

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    ネタバレ

    ずっと楽しみに待っていた『竜宮ホテル』の2冊目は、全部クリスマスのお話です。

    新しいキャラも登場して、賑やかになる竜宮ホテル。
    安斎先生大好き!キャシーも可愛い。
    後、他の幽霊たちは、そうは思わないのに、ことりんには、笑顔で成仏して欲しいです・・・。
    今回は、佐伯さんや愛理を、もっと深く知る事が出来、ますます好きになりました。

    この世界には、人を強く呪う感情があり、死んでからさえ、悪霊になってしまったりもするけれど・・・
    でも、誰かを大切に思う気持ちが、何より一番強いんですよね。

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    2013年12月07日