感情タグBEST3
Posted by ブクログ
甘いだけの話じゃないと思う。
タイトルは「友だち」だけど、「友だち」が前面にでていない。孤独や仲間はずれ・差別が描かれることで、人と繋がるにはどうしたらよいのか、ということにスポットがあたる。人を信じるということは、全ての源なんだなぁ。
シリーズ最初の話として、深〜い一冊。
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わたしが魔女に興味を持つきっかけになった本。
父の友人が小学4年生の私にプレゼントしてくれた。
この本以降、魔女は絶対いるぜ!魔法使いもいるぜ!いつか空も飛べるぜ!っていう妙な自信みたいのがついて、あこがれるようになった。
いつも、どこかに魔女がいるっていうのが希望になった。
ずっと信じてたい
Posted by ブクログ
タイトルで避けていた作品。
けど、タイトルとほのぼのとした絵は詐欺か何かかと思えるほど、
シビアな話だったような気がする。
この著者の本に出てくる女の子はみんな逞しく、強い。
Posted by ブクログ
表紙からしてちょっと小学生向けすぎるかーっと思いつつも
大好きな村山早紀さんなので手にとる。
結構深い内容のような気が・・・・。
ルルーが魔女だ、と告白した時にカイが逃げ出したのは私もちょっとショックだった。
え?そーゆー展開なんだ、と。
まああとで謝りにくるんだけど。
なるほど、あそこであっさり受け入れられたら話が簡単に終わっちゃうし、
きっと綺麗事すぎるんだろうな。
そうだな、と思う。何考えてるかわからない相手ってのはコワイ。
たとえば犬、とか猫、とかは結構表情あるような気がするんだけど、
鳥、とかはこう感情が見えない、とゆーかよくわからない、という部分で
かわいいっと思うんだけどふいに不気味にみえる瞬間ってのもあったりする。
つまり、理解できるか、できないか、もしくは知ってるか知らないかってことなんだろう。
なんだかわからない”魔女”っていう存在は怖ろしい。
でも一緒に笑って、歌って、旅してきたルルーという少女はそんな存在じゃないってことに彼らは気づく。
結局ルルーは彼らと一緒にいくのを選ばなかったけれど。
それはルルーが自分の居場所を見つけたから。
たとえ一緒にいなくても、彼らはもう家族だし。
だから1人でも、あ、いやペルタがいるか、
ふたりだけでもきっと大丈夫なんだ。
やっぱり大切なのは知ろうとすることなんだろうなあ。
無知は罪だ、とは十二国記でしみじみ思わされたことだったけど、
ホント、そうなんだろう。
私1人の目に見えてるもん、感じてること、なんてたかがしれてる、
そんなもんだけで測れるほどこの世界は狭くない。
ああ、でもやっぱ自分のものさしでしかみることができないってのは
あるんだよなあ。