村山早紀のレビュー一覧
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慎ましく実直に生きて来た律子が人ならぬ存在となり(体は孤独死)可愛がっていた植物や猫たちの魂、魔人と共に空飛ぶキャンピングカーに乗り、行く先々でささやかなカフェを開いて、めぐり逢った人たちの心を温めていく。
「孤独死」したとされる人が、本当はこうであってくれたなら!!!と心から思うお話だった(第一話)
「あれが要るなあ」と思っただけで必要な食材が現れる空飛ぶキャンピングカーが、めちゃくちゃ素敵。
主人公の律子が浮き足立ったり取り乱したりしない人柄であることと、私と同じぐらいの年齢(50over)なのが、昨今のこうしたファンタジーと少し違う雰囲気を醸していて、読み心地・居心地がたいそう良か -
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久し振りの村山早紀さん。
大好きなシリーズの2作目『星をつなぐ手』を手に取った。
『桜風堂ものがたり』の魅力は何といっても絵本や童話のようなピュアな世界観。
作中の桜野町の穏やかな空気感と、そこを吹き抜ける優しいあたたかな風に包まれたような心地よさが心を解きほぐしてくれる。
昨今、大型書店の出店、電子書籍の普及で町の本屋が消えつつある。それは本好きにとって、とても悲しい現実。
この物語は一人の書店員の想いが本を通じて
書店員、作家、出版社、読者のあたたかい手で繋がっていく。そして「人と本」「人と人」本の輪が広がり大きな輪になり奇跡が起こる。
読んでいると不思議とあたたかな涙が頬をつたる。
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Posted by ブクログ
空港をテーマにした連作短篇集の第2弾。今回は「十二月の奇跡」、「雪うさぎの夜」、「竜が飛ぶ空」、「屋上の神様」、「夢路より」の5話を収録している。
最初の2話は還暦を過ぎた身には痛い話だった。人生を振り返り臍を噛む主人公に訪れた癒やしとは……。順調に読み進め、(今回は猫が出てこないなあ)と思っていたら、最後の「夢路より」で登場した。やっぱりこうでなくちゃね。
いつもどおりの村山さんで安心して読める。ただ、1話を除いてファンタジー要素がメインなので、読み手を選ぶかもしれない。ぼくはそれこそが村山さんだと思っているから、まったく気にならなかった。 -
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桜風堂ものがたり 下巻
桜野町に到着し、入院中の桜風堂店主に対面。
ブロ友である星のカケスが、銀河堂書店に出かけて、
店長はじめいろんな人たちが「四月の魚(ポワゾンダブリル)」を
売るために動き出した事を知る。
春の事件で店を去った書店員が売ろうとしてた本を
残った書店員たちが引き継いでいる・・・
そんな噂が囁かれ、他書店の書店員たちも動き出す。
一整の思いが、色んな人達の思いを繋げ、1冊の本を、
在庫がなくなるほどに売りつくさせた。
思いの連鎖はドミノのように続く。
本を愛するすべての人に読んでほしい物語です!
移動中に読む時は涙と鼻水対策を忘れずに。
「百貨の魔法」の番外編は読ん -
Posted by ブクログ
私がもし今現在、元気いっぱいな状態だったならば、きっと星3つだったと思う。
ささくれだっている今はとにかく優しさに満たされた小説を欲しており、そして見事に満たしてくれたので星4つです。
後書きにもある通り、優しすぎてもはやファンタジーの域に達しておりますが、時にはこんな小説が必要な精神状態の日もある訳です。
欲を言えば来未ちゃんと苑絵ちゃんが対面した時のリアクションも見たかったな。
苑絵ちゃんの影響からいずれ来未ちゃんの画力が上がり、風猫さんがそれを編集し…と繋がっていくのだろうと想像が膨らみます。
伏線と思しき描写はあちこちに点在しているので、想像もあちこちで広がる訳ですが、一応はこれにて