村山早紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私がもし今現在、元気いっぱいな状態だったならば、きっと星3つだったと思う。
ささくれだっている今はとにかく優しさに満たされた小説を欲しており、そして見事に満たしてくれたので星4つです。
後書きにもある通り、優しすぎてもはやファンタジーの域に達しておりますが、時にはこんな小説が必要な精神状態の日もある訳です。
欲を言えば来未ちゃんと苑絵ちゃんが対面した時のリアクションも見たかったな。
苑絵ちゃんの影響からいずれ来未ちゃんの画力が上がり、風猫さんがそれを編集し…と繋がっていくのだろうと想像が膨らみます。
伏線と思しき描写はあちこちに点在しているので、想像もあちこちで広がる訳ですが、一応はこれにて -
Posted by ブクログ
短編と詩の2部構成?からなる本
といってもどれもすごい短い上に、挿絵もふんだんですぐ読めました!
なんとなくほの暗いというか、完全ハッピーエンドではなくて、どこか不完全燃焼?みたいな感じはあるものの、前向きに考えられそう?というか?考えさせられる?みたいな?(´・ω・`)?←はてなしかないな
文だけなら、後暗く考えてたかもだけど、絵がとっても綺麗で、繊細なタッチを感じるから、それがなんか、あるがままを感じさせてくれてるような気がしている←
そして詩は、可愛いし色が綺麗やしで、暖かみも感じて……見てるだけでも美しかー(´இωஇ`)
ぜひ読んでみてっちょฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ -
Posted by ブクログ
同時進行で読んでいる別の本が余りにも辛く過酷な状況が続く為、息抜きになる本を一つ読もうと手に取りました。
期待通りのあたたかさで、何なら何度か泣きました。「でも悲しい涙ではありません」でした。
誰かと一緒に居ても孤独なのは、本当に孤独で辛かったと思います。それはいっそ1人でいる孤独の方がまだマシかも知れません。
その状況を小学1年生で経験させられ、その傷の深さはいかほどかと。
周りの善人たちがどれだけ善人なのかに気付けないのも仕方ないでしょう。
けれど、要所要所でその優しさが繋がり、それは大きなうねりとなって大きな花を開かせ……本当に気持ちの良い展開でした。
幸せな物語を読みたかったところに