村山早紀のレビュー一覧

  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

    普段の日常から、少しだけかけ離れたファンタジー。
    心がほっこりしたいときに、いつも手に取ります。

    今回は、一冊の童話がキーワードです。
    本に対する愛情に溢れた本でした。
    私もこの童話のように、目標だったり理想だったりするキャラクターやお話があるなぁ。

    0
    2013年10月17日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

    村山早紀さん。
    やっぱり好きです。

    私にとっての「空の童話」はJ・R・R トールキンの「指輪物語」。
    初めて読んだのは小学5年生でした。あの頃「指輪物語」に出会えたことで、今の本好きな自分がいます。
    その事を思い出させてくれた本書でもありました。

    また、本書が誰かの「空の童話」になることを想像して嬉しくもなれます。
    特に子供たちに勧めたくなる一冊でした。

    0
    2013年09月14日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

    ある小さな本屋の書店員さんが、ある"変わった"人物を結びつけました。二人の心を、知らず知らず温めていた彼が起こした、小さくて大きな奇跡。最後の話は、ほっこりと胸が温かくなります。
    日常を一生懸命、誠意を持って過ごしていれば、誰かにそれが届いているかもしれない。何処かの誰かが、あなたの姿を見て、ちょっと救われているかもしれない。そう思うと、また頑張ろうと思えます。
    そんなふうに、ちょっと元気になれるお話です。

    0
    2013年06月04日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ4作目。
    『空の童話』を軸に漫画家、編集者、書店員等本に纏わる人々のエピソードが紡がれていきます。
    私自身、子供の頃に児童書に沢山の夢と勇気を貰ったので、作中で登場人物達から語られる児童書への思いには共感するところも多かったです。
    どのエピソードも良かったですが、『おやゆび姫』がお気に入り。
    幼少期から今に至るまで、常に本は身近にありましたが、改めて本の素晴らしさや愛おしさを感じさせてくれる、優しさに溢れた作品でした。
    『空の童話』読んでみたいな。

    0
    2013年05月12日
  • 竜宮ホテル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひなぎくちゃんがかわいすぎる……!
     
    良かったね、響呼さん。ずっと心残りになっていたあのひとと言葉を交わせて。

    これも不思議なものたちが引き寄せられる竜宮ホテルという場所で、いろんな優しい人たちに会えて、話ができたからこそ、起こった奇跡なんだと思う。

    二巻がとっても楽しみ。

    0
    2014年02月28日
  • 花咲家の人々

    Posted by ブクログ

    風早の街で、カフェ兼花屋を営んでいる花咲家の物語。

    花咲家は、おじいさんの木太郎、お父さんの草太郎、長女の茉莉亜、次女のりら子、末弟の桂の五人家族で、先祖代々植物と会話ができるという不思議な家族である。

    この作品の紹介文を読んで、ほのぼのとしたファンタジーかなと勝手に予想していたのだが、最愛の人を失った家族がそれぞれ抱える喪失感や後悔、自信のなさなどいろいろな苦悩を乗り越える話だった。

    四つの短編からなる作品であるが、どれも心にしみる良質の作品だった。

    0
    2014年12月08日
  • 魔女の友だちになりませんか?

    Posted by ブクログ

    甘いだけの話じゃないと思う。
    タイトルは「友だち」だけど、「友だち」が前面にでていない。孤独や仲間はずれ・差別が描かれることで、人と繋がるにはどうしたらよいのか、ということにスポットがあたる。人を信じるということは、全ての源なんだなぁ。
    シリーズ最初の話として、深〜い一冊。

    0
    2011年11月13日
  • 魔女の友だちになりませんか?

    Posted by ブクログ

    わたしが魔女に興味を持つきっかけになった本。
    父の友人が小学4年生の私にプレゼントしてくれた。

    この本以降、魔女は絶対いるぜ!魔法使いもいるぜ!いつか空も飛べるぜ!っていう妙な自信みたいのがついて、あこがれるようになった。

    いつも、どこかに魔女がいるっていうのが希望になった。

    ずっと信じてたい

    0
    2010年08月07日
  • 不思議カフェ NEKOMIMI

    Posted by ブクログ

    あとがきにあるように、巷の不思議なカフェで問題解決、のような物語とは違った。物や植物もすねたりするし、日常で思いがけない幸せなことやラッキーに出会うことも多い。それは空のどなたかが魔法をかけてくれているのかも。そう考えるとこの物語はファンタジーではない。未来のためにも過去のためにも平和な世の中であって欲しいと願います。

    0
    2025年12月14日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

    Posted by ブクログ

    私がもし今現在、元気いっぱいな状態だったならば、きっと星3つだったと思う。
    ささくれだっている今はとにかく優しさに満たされた小説を欲しており、そして見事に満たしてくれたので星4つです。
    後書きにもある通り、優しすぎてもはやファンタジーの域に達しておりますが、時にはこんな小説が必要な精神状態の日もある訳です。

    欲を言えば来未ちゃんと苑絵ちゃんが対面した時のリアクションも見たかったな。
    苑絵ちゃんの影響からいずれ来未ちゃんの画力が上がり、風猫さんがそれを編集し…と繋がっていくのだろうと想像が膨らみます。
    伏線と思しき描写はあちこちに点在しているので、想像もあちこちで広がる訳ですが、一応はこれにて

    0
    2025年12月13日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

    Posted by ブクログ

     コンビニたそがれ堂の第4弾。
    今回は、本にまつわる話だった。
     私も子どもの頃に読んだ忘れられない本に想いを馳せてしばらくしんみりしてしまった。

     缶コーヒーのCMのシュワちゃんさながらの宇宙人が出てきたり、悪の秘密結社の小鳥遊さんも登場していたり、風早の街に村山早紀さんの世界が広がっているようだった。
     「ほんとうに大切な願い事は、言葉にしなければいけない。そうでないと叶わない願い事もある」

     ファンタジーの世界観の中にも現実を見つめる描写があり、私自身励まされた気持ちにもなった。

    0
    2025年12月12日
  • 春の旅人(立東舎)

    Posted by ブクログ

    短編と詩の2部構成?からなる本
    といってもどれもすごい短い上に、挿絵もふんだんですぐ読めました!

    なんとなくほの暗いというか、完全ハッピーエンドではなくて、どこか不完全燃焼?みたいな感じはあるものの、前向きに考えられそう?というか?考えさせられる?みたいな?(´・ω・`)?←はてなしかないな

    文だけなら、後暗く考えてたかもだけど、絵がとっても綺麗で、繊細なタッチを感じるから、それがなんか、あるがままを感じさせてくれてるような気がしている←

    そして詩は、可愛いし色が綺麗やしで、暖かみも感じて……見てるだけでも美しかー(´இωஇ`)
    ぜひ読んでみてっちょฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

    0
    2025年12月11日
  • 桜風堂夢ものがたり

    Posted by ブクログ

    桜風堂のスピンオフ物語集でファンタジー感の強いものでした。3冊を続けて読み、作者は宮沢賢治や遠野物語を愛していると感じました。かくゆう私も岩手在住ではありませんが、岩手愛が強いので年に何度か訪れて癒されています。もう一冊あるようなので是非読みたいです。

    0
    2025年12月09日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

    Posted by ブクログ

    桜楓堂書店第二弾楽しく読ませていただきました。街の本屋さんはまさに壊滅状態です。ネットで買うことも増えましたが、なるべく本屋さんにも足繁く通いたいです。でも町の図書室の蔵書を検索して借りることが出来るのは助かります。この本もまさにそうして手にした本でした。初めての作家の本が手に取れるのも移動図書で持ってきてもらう限定した本のなから選ぶからですね。今回も良い本に出会えました。本屋さんが街から無くなり、本を読む人が減っを日々憂いています。本には癒し効果がある事をもっと皆さんに知って欲しいです。私は疲れた心を読書で癒してもらいました。

    0
    2025年12月08日
  • さやかに星はきらめき

    Posted by ブクログ

    クリスマスの物語を集めた本を作ろうとする、今より遠い未来の月に住む、猫から進化した「ネコビト」が主人公のSF物語。
    大筋の話の中に登場人物が語る話が短編集のような扱いになっていて、いろいろな話が楽しめておトク感がある。
    SFなのに、どこかノスタルジックで、全体の雰囲気がとても優しい。中でも「星からきた魔女」はSFであり、ファンタジーであり、日本の歴史も垣間見えて余韻が続く。
    本の装丁も可愛いし、クリスマスのプレゼントにもピッタリな一冊

    0
    2025年12月08日
  • 桜風堂ものがたり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が感動した本を、1人でも多くの人に読んで欲しい。
    その熱い想いで仕事をしている書店員達の優しさや、繋がりに心が温かくなるお話だった。

    主人公の月原一整が銀河堂書店を辞めた後に、職場の仲間が、彼の売りたかった本を売ろうと力を尽くす様子を見ていると、辞める前にもっと彼の為に動けたのでは?と思いもしたが。
    それでも、一整が見つけた素晴らしい本を届けたいとの動きが、どんどん広がっていく様子は、一整を思う人々の、熱意や悔しさや優しさが感じ取れて感動した。

    0
    2025年12月07日
  • 魔女たちは眠りを守る

    Posted by ブクログ

    登場人物たち(人物だけではないけれど)がみんな一生懸命に生きていて素敵。大人向けの童話と感想を書かれていた方がいて惹かれましたが、本当にその通りだと思います。
    ただ人間はあっというまに、さくっと亡くなってしまいます。だからこそ魔女の長寿、強さ、それゆえの孤独や辛さが際立っているように感じました。
    私はそれでも魔女になりたいけど、なれないから、せめてあのおばあちゃんのように素敵に歳を重ねたいな。

    0
    2025年12月05日
  • 桜風堂ものがたり

    Posted by ブクログ

    同時進行で読んでいる別の本が余りにも辛く過酷な状況が続く為、息抜きになる本を一つ読もうと手に取りました。
    期待通りのあたたかさで、何なら何度か泣きました。「でも悲しい涙ではありません」でした。
    誰かと一緒に居ても孤独なのは、本当に孤独で辛かったと思います。それはいっそ1人でいる孤独の方がまだマシかも知れません。
    その状況を小学1年生で経験させられ、その傷の深さはいかほどかと。
    周りの善人たちがどれだけ善人なのかに気付けないのも仕方ないでしょう。
    けれど、要所要所でその優しさが繋がり、それは大きなうねりとなって大きな花を開かせ……本当に気持ちの良い展開でした。

    幸せな物語を読みたかったところに

    0
    2025年12月05日
  • 魔女たちは眠りを守る

    Posted by ブクログ

    魔女はすぐ隣にいるかもしれない…彼女たちは長い時間を生き、名もなき市井の人々に時として手を差し伸べ、傍らに立ち、その儚い命を見つめてきた(=゚ω゚=)
    桜のシーズンに始まり、お盆には魂が帰ってきて、そしてクリスマスに奇跡が起きる…7つの優しいエピソード

    0
    2025年12月01日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

    Posted by ブクログ

     コンビニたそがれ堂の第3弾。
    今回は、前作にも増して胸がぎゅっと切なくなる話だった。
     「喫茶店コスモス」のマスター宗一郎さんと奥さんの鳩子さんの夫婦愛が素敵で、ラストは涙がこぼれてしまった。
     見過ごしてしまいがちな日常のなにげない幸せを噛みしめることができた。

    0
    2025年11月28日