村山早紀のレビュー一覧

  • 桜風堂ものがたり

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    あとがきにもある通り、これは著者から書店への恋文である。
    全体としてはかなりフィクションめいているが、書店の日常は現実的でどんな想いで働いているのかがよく伝わってきた。

    そして終盤の「命のあるかぎりは、いいんじゃないんでしょうか。夢を見ていても」というのがこの本のメッセージだと受け取った。

    ただ、序盤の場面や人物の設定についてが妙に説明的すぎて、物語に入り込むのに時間がかかった。
    もうちょっと上手く物語に溶け込ませてほしかった。

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    2026年08月29日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    本が大好きな書店員さんのお話。

    万引き犯をおいつめた代償が大きく、書店を辞めてしまった。
    憧れの、書店に会いに行くところまで。

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    2026年08月29日
  • 桜風堂ものがたり

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    ネタバレ

    桜風堂ものがたり 単行本

    「本屋さん大賞」ノミネート作だったので手にとりました。
    本屋さんのお話なので、本屋さん大賞ノミネートもむべなるかな。
    本屋さんで働く主人公がある万引き事件をきっかけに叩かれて辞めざるを得なくなった先に、田舎町の桜風堂で再出発するというお話。
    結構今の本屋さん事情などがリアルに描かれているのに対して、登場人物たちが純情な良い人ばかりでリアル感に欠けているところが残念でした。
    ファンタジーならファンタジーで、リアルならリアルで描き切った方が良かった。
    竹蔵も本が好きなので、街の本屋さんが今後も頑張ってほしいとは思いますが、発想の転換とかが無いと個人の頑張りだけではもうどうしようもないのだろうなあ・・・ということを思いました。
    本がなくなることはないのでしょうが、ニッチマーケットで何とか生き残ることを願っています。

    竹蔵

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    2026年08月23日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    ネコさえ登場すれば大抵の物語はホッコリする。ただ肉球の巻と言いながら、肉球の柔らかさ、気持ち良さ、あまり登場せず残念。猫を頭に乗せると危険な本音を察知して守ってくれる「猫かぶり」いいな。「猫にかつおぶし」が「油断ならないこと、危険な状態であることのたとえ」とは知らなかった…「正直なところ人との再会よりもペットとの再会のほうが涙を堪えられないケースが多い」そうかも。「生きてるってこういうことなんだって。美味しいご飯を食べて、ぐっすり寝る。それだけで猫はとても幸せそう。生きるってもっとシンプルでいいんだって、猫が教えてくれた」「猫がいれば大丈夫。笑っているような口元」ネコと暮らす幸せ。

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    2026年08月18日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    とても心温まる内容だとは思う。本を読むこと、本屋さんで買うことのドキドキ感とか、それを「本を売る側」「作る側」がどんな気持ちでやっているかも追体験できた。でも、ちょっとうまくいきすぎている感じがして興醒めしてしまった。最後の章を完読する前に終えてしまった。わたしには合わなかった。

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    2026年08月16日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    シリーズ第2弾を第一弾から続いて
    読んでみました。
    表紙を飾るこよりさんのイラストが
    素敵すぎて大好きで全シリーズを揃えたので
    少しずつ読んでいます。
    3つ目のお話の魔法の振り子は
    ちょっと長すぎて中だるみがありました。
    多分作者が1番描きたかったのかも
    しれません。
    私は大学の話はそもそも苦手なのもありますが。
    全体的には良いお話だったと思います。

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    2026年08月12日
  • 不思議カフェ NEKOMIMI

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    暖かい気持ちになれるファンタジーなんだけど、切なかったり平和について考えたり、魔神や子猫や妖怪が可愛かったり、面白かった。
    私も善き魔法使いに憧れるけど、自分の人柄に自信がないので、律子さんのような素敵な魔法使いになれないなぁ。

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    2026年08月10日
  • つくろうひと

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    「あたしには影がない」
    冒頭のセリフを読んで、初め、主人公は
    幽霊なのかと思っていた。

    島で小さな書店を営む祖母の元に引き取られ
    た章。そこには同い年のいとこの萌音がいた。
    孤独な心を持つ者同士、優しい祖母に見守られ
    ながら肩を寄せ合って暮らす日々。
    そんなある日、黒猫を助けようとした章は、
    大怪我をして昏睡状態に。

    章の体から抜け出した魂は、地下の湖にある
    館にひっそりと住む人魚の元に辿り着く。
    この深い湖の底には、昔、人間によって殺された
    軍用馬や犬、動物園の動物たちの、迷子になった
    魂も辿り着く。人魚が動物たちの悲しい記憶や傷ついた心を優しく手当すると、彼らは帰る場所を思い出し、その場所へと帰っていく。
    どこまでも優しい人魚を一人ぼっちに出来ないと、章は萌音や祖母の元へ戻ることを悩む。
    そんな章を戻すため、章の魂と肉体を縫い付ける
    (繕う)人魚。素敵なサプライズを約束して。

    「つくろうひと」とは人魚のことだった。
    不老不死のために、いつも大好きな人達を
    見送り、置いていかれる。たった一人で湖で
    暮らす人魚の淋しさ、悲しさ、人(?)の良さが、
    切なくてとても温かい。

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    2026年08月01日
  • 風の港

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    空港内で織り成す、短編ストーリー。
    それぞれが旅立つ場所であり、迎え入れる場所でもある空港を
    いろんな主人公の視点から綴られている。
    多分、作者が空港を利用する上で活用した場所などをもとに完成されてる。
    旅のお供として、お勧めしたくなる作品。
    文庫内の特徴として、それぞれの主人公のストーリーに中だるみを少し感じました。

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    2026年07月31日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    前回の続編。
    今回はウルッとくる話しが多かった。
    特に「シロネコマサト」と「爪切りニャンニャンパーク」は泣きそうになった。
    「猫をかぶれば」は可愛らしい感じの話しでした。

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    2026年07月31日
  • つくろうひと

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    人魚の住む地下の湖に辿り着く猫や馬、動物達の願いが悲しすぎて号泣
    動物が死ぬ話にはホント辛い。泣いちゃう。
    ハッピーエンドではあるけど、昏睡状態長すぎない?その後の章ちゃんの人生は大丈夫なのか心配。
    あと、
    つくろう“人”じゃなくて“人魚”だった。

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    2026年07月23日
  • つくろうひと

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    双子のように育ってきた章と萌音。高校生の時、子猫を追いかけて入った古い屋敷で階段から落ち、章は昏睡状態に。彷徨う章の魂と不思議な人魚との出会いの物語。
    「誰の人生も、1人きりのものじゃないんだ。この世界で誰かと重なり合い、誰かの旅の道連れになっている。見えないけれど、誰かと一緒に旅をしているんだ」だから誰も、寂しくはない。
    この言葉に集約されてる!と思った。
    生と死の間には不思議なことがいっぱいあるに違いない。

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    2026年07月08日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    猫をテーマにした短編集
    どの作家さんも、こよなく猫を愛して
    いらっしゃるのがよく分かる

    いいなと思ってのは、
    大山淳子    白猫マサト
    竹岡葉月    猫をかぶれば
    音はつき    人間をやめたマヌル先生が、
            保健室でお待ちしています

    マヌル先生、私も会ってみたい。
    浜口倫太郎さんの「爪切りのニャンニャンパーク」に出てくる「天空遊園地まほろば」って、
    以前読んだ「天空遊園地まほろば」?
    スピンオフかな。どうしてこんなタイトル
    (→爪切りのニャンニャンパーク)に
    しちゃったんだろう‥?
    若竹七海さんの「散歩する猫」はイマイチよく
    分からなかった。

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    2026年07月04日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    読みやすくて面白い話と読みにくくてわかりづらい話がありました。
    少なくとも読みやすいなと思う話の方が多かった、、?かな?

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    2026年06月13日
  • 風の港

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    近々旅にでるので予習がてら。
    久々すぎる飛行機に少しの緊張とワクワク。
    この本を読んでもっと気持ちが高まった!

    全て空港で繰り広げられる人間模様と過去を丁寧になぞっていく旅。ひとつ前の話の人が次の話へ繋がってきたりとバトンを繋いでいくスタイルも好きだった。
    夢破れた人も、過去に思いを馳せる少女も、友人との絆もどれもほっこりするお話だった。

    空港は旅する前の人と旅が終わって帰ってきた人が一番最初に立ち寄る場所だからこそ記憶に残りやすいのかな。別れと出会いも多くもそうだし、もちろん空港その物もを楽しみたくていく人もいる。
    昔空港にプラネタリウムを見に行ったことがあった。
    飛行機に乗らない空港での楽しみ方を知ってちょっと贅沢した気分になったな。

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    2026年06月07日
  • 風の港 再会の空

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    旅行が好きで、空港が大好きだから、ピッタリ!と思って読んでみました。
    5話で構成されている1冊で、読みやすかったけど、全ておとぎ話的な要素が含まれているのが、現実離れしていて、今の私の読みたかった物ではなく、少し残念でした。
    そう言うのを欲する時もあるもある(?)ので、そんな時だと良かったかも…
    シリーズ物だったみたいで、次は別のを…と思っていたけど、他のもこんな感じなのかなぁ??

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    2026年06月06日
  • コンビニたそがれ堂 夜想曲

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    コンビニたそがれ堂シリーズはどこか懐かしくてホッとします。
    なんともう10冊めだそうです。
    ちょっと飽きたかな…とは思うのですが、やっぱり読んでおきたいとおもうのです。笑

    今回もハッピーなお話しのくせにちょっぴり切ないお話しばかりでした。

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    2026年05月23日
  • つくろうひと

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    ネタバレ

    高校生の女の子が猫を助けに行って階段から落ち、生死の際を魂となって彷徨う。
    そして、助けた猫に誘われて伝説の地下空間の湖に辿りつき、不老不死の孤独な人魚と出会う…。

    御伽話の世界でした。
    暗い暗い地下の世界なのだけれど、優しい空気に包まれている。だから余計に人魚のことが哀しく思える。

    猫が
    『ありがとう、ごめんなさい』
    その言葉を言うために人魚の魔法で人間にしてもらったというくだりで涙ぐんでしまいました。

    絵本にすると素敵なのではないかな?
    と、思える優しい優しいお話しでした。

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    2026年05月22日
  • 桜風堂ものがたり

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    2017年に本屋大賞にノミネートされた作品。

    ある事件に巻き込まれた書店員を中心に、働くこと、人とのつながり、人生の再出発が描かれている。

    作者の村山早紀さんは児童文学の執筆が主らしいのだが、その判りやすい文体と言葉遣いはこの作品においても良い効果を出していると思う。素直に登場人物の心情が伝わってくる。

    冒頭はファンタジー色強めな感じがして、読むのをちょっと躊躇したのだが、書店員たちの仕事内容や考え方などは現実的で興味深く拝読した。現実と優しいストーリーのバランスが良いのだと思う。
    面白かったです。

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    2026年05月24日
  • アカネヒメ物語

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    ネタバレ

    桜の木をよりしろにしている
    アカネヒメが実際にどこかに
    存在していると良いなと
    想像しながら読み進めた。
    アカネヒメと何百年先も
    友だちになれるよう
    代々引き継いでほしい。

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    2026年05月17日