村山早紀のレビュー一覧
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ネタバレ桜風堂ものがたり 単行本
「本屋さん大賞」ノミネート作だったので手にとりました。
本屋さんのお話なので、本屋さん大賞ノミネートもむべなるかな。
本屋さんで働く主人公がある万引き事件をきっかけに叩かれて辞めざるを得なくなった先に、田舎町の桜風堂で再出発するというお話。
結構今の本屋さん事情などがリアルに描かれているのに対して、登場人物たちが純情な良い人ばかりでリアル感に欠けているところが残念でした。
ファンタジーならファンタジーで、リアルならリアルで描き切った方が良かった。
竹蔵も本が好きなので、街の本屋さんが今後も頑張ってほしいとは思いますが、発想の転換とかが無いと個人の頑張りだけではもうどうしようもないのだろうなあ・・・ということを思いました。
本がなくなることはないのでしょうが、ニッチマーケットで何とか生き残ることを願っています。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
ネコさえ登場すれば大抵の物語はホッコリする。ただ肉球の巻と言いながら、肉球の柔らかさ、気持ち良さ、あまり登場せず残念。猫を頭に乗せると危険な本音を察知して守ってくれる「猫かぶり」いいな。「猫にかつおぶし」が「油断ならないこと、危険な状態であることのたとえ」とは知らなかった…「正直なところ人との再会よりもペットとの再会のほうが涙を堪えられないケースが多い」そうかも。「生きてるってこういうことなんだって。美味しいご飯を食べて、ぐっすり寝る。それだけで猫はとても幸せそう。生きるってもっとシンプルでいいんだって、猫が教えてくれた」「猫がいれば大丈夫。笑っているような口元」ネコと暮らす幸せ。
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Posted by ブクログ
「あたしには影がない」
冒頭のセリフを読んで、初め、主人公は
幽霊なのかと思っていた。
島で小さな書店を営む祖母の元に引き取られ
た章。そこには同い年のいとこの萌音がいた。
孤独な心を持つ者同士、優しい祖母に見守られ
ながら肩を寄せ合って暮らす日々。
そんなある日、黒猫を助けようとした章は、
大怪我をして昏睡状態に。
章の体から抜け出した魂は、地下の湖にある
館にひっそりと住む人魚の元に辿り着く。
この深い湖の底には、昔、人間によって殺された
軍用馬や犬、動物園の動物たちの、迷子になった
魂も辿り着く。人魚が動物たちの悲しい記憶や傷ついた心を優しく手当すると、彼らは帰る場所を思い出し、その場所へと帰っていく。
どこまでも優しい人魚を一人ぼっちに出来ないと、章は萌音や祖母の元へ戻ることを悩む。
そんな章を戻すため、章の魂と肉体を縫い付ける
(繕う)人魚。素敵なサプライズを約束して。
「つくろうひと」とは人魚のことだった。
不老不死のために、いつも大好きな人達を
見送り、置いていかれる。たった一人で湖で
暮らす人魚の淋しさ、悲しさ、人(?)の良さが、
切なくてとても温かい。 -
Posted by ブクログ
近々旅にでるので予習がてら。
久々すぎる飛行機に少しの緊張とワクワク。
この本を読んでもっと気持ちが高まった!
全て空港で繰り広げられる人間模様と過去を丁寧になぞっていく旅。ひとつ前の話の人が次の話へ繋がってきたりとバトンを繋いでいくスタイルも好きだった。
夢破れた人も、過去に思いを馳せる少女も、友人との絆もどれもほっこりするお話だった。
空港は旅する前の人と旅が終わって帰ってきた人が一番最初に立ち寄る場所だからこそ記憶に残りやすいのかな。別れと出会いも多くもそうだし、もちろん空港その物もを楽しみたくていく人もいる。
昔空港にプラネタリウムを見に行ったことがあった。
飛行機に乗らない空港での楽しみ方を知ってちょっと贅沢した気分になったな。