村山早紀のレビュー一覧

  • 春の旅人(立東舎)

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    素敵なコラボで宝物のような本です
    どちらも好きな作家さん(^^)これはすごい!って思っていたんだけど
    自分の中では、村山さんの物語の中のイメージが出来上がっているので
    視界のはじで、げみさんの色を感じながら読みました(^^;

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    2018年10月23日
  • コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状

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    一巻より子供向けっぽくなくて楽しめた。特に「人魚姫」がすき。いじめと戦わなくちゃ、耐える、となった時は方向性に疑問を感じたりもしたけれど、それがそのまま正しく上手く行くのでない所が良かった。動けなくなって学校にも行けなくなって引きこもりになったり、オカルトで、謝りながら怖くて帰って、となるのが胸に迫った。端々から沢山詰まって丁寧な濃やかさを感じた。「ねここや、ねここ」も憎んで復讐に燃えて魔物になってしまうのが著者の子供向け作品のイメージから外れていて、意外で引き込まれた。全体的に根っ子はほっこりで優しい。

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    2018年10月17日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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    悪意が存在する「本物の変身ベルト」にこれまでと違った不穏な空気を感じて、著者に何か心境の変化があったりしたのかなと過った。見つめざるを得ない、みたいな匂いがあった。猫のことが悲しかったけれど、ナイフ少年は丸ごと包み込んでいるようで優しさにほっとしたりもした。「喫茶店コスモス」に一巻より強く戦時中の話が出て来たことも印象的だった。どちらも、伝えたい、って思いを感じる。表題作は慣れないお弁当作りが可愛くて微笑ましかった。最後まで読み終えた後、一話目のそれをパラパラしてほっこりを思い出して優しい気持ちになった。

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    2018年10月17日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    表題作にボリュームがありすぎて、その重量感に読みながら疲れてしまった。終盤の、狐さんと一緒に空を飛ぶ所がファンタジックですき。「追いつけない」と「おやゆび姫」はするすると楽しんだ。特におやゆび姫の存在が可愛くて、語尾に「にゃ」が付いたりする後輩と勘弁してくれと思う主人公のノリも新鮮でおかしくて良かった。女医さんが遭難体験を語る「花明かりの夜に」は、表題作の後だったこともあって短さが心地好くてすんなりと引き込まれた。今回ちょこちょこあった風早の街の他作品とのリンクは、竜宮ホテルの猫耳少女に反応したりした。

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    2018年10月17日
  • かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち

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    ですます調でないことではじめから入り込み易かった。こちらの文体の方がすき。クリスマスがぴったりにキラキラしたり、内側から仄明るく光るような雰囲気が心地好かった。主人公の健気さや良い子の自覚のない所が過剰に眩しすぎて距離を感じたり、才能に自覚がなくて絵に関しては他の前向きさと打って変わって下手だと連発する辺りにちょっと疲れたりしたけれど、これからの展開が楽しみになるような流れを感じた。純粋に善意の話なのかもしれないけれど、徹底した前向きさや考え方は現実を認めない事と紙一重な場合もあるよなあと感じたりもした。

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    2018年10月17日
  • 花咲家の人々

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    ファンタジックで素敵だった。ですます調は入り込み辛くて得意じゃないし、喋れないのを良いことに植物が人間を大すきって恥ずかしげもなく語られても素直に受け入れられなかったりする。弱さは甘え、怠け、とかも辛いし、そう言う意地悪だった子とその後仲良くなれることにも、わかるのだけれどモヤモヤしてしまう。それでも何だか、きらきらしている部分もあって、著者の本を追ってしまうのだった。

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    2018年10月17日
  • かなりや荘浪漫 星めざす翼

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    キラキラしていて文章に妖精の粉でも振り撒かれているみたい。天使を重ねるくらいにひたすら茜音を持ち上げたり、その割に茜音には自分を下に見る自分に対する否定を期待する、ある意味普通の女の子っぽさがあったり他、引っ掛かる部分もちらほらとある。でもたまに入るピリッとしたスパイスや好ましい部分がそれらをくるみ込んで自然と気にならなくなっていた。自殺志願の母を描いた番外編はしんしんと降る雪の日みたいで静けさが丸ごとしっくり来た。キラキラした本編描写もすきだけれど、著者の本は前向き過ぎない方が私には合うのかもしれない。

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    2018年10月17日
  • コンビニたそがれ堂 神無月のころ

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    ねここの素っ気ない、でも奥に優しさと切なさと温かさがある感じが素敵だった。各話のお化け達もハロウィンらしくて魅力的。ただ虐めた事を謝りたいというエピソードは美化と調子の良さを感じてモヤッとした。ナチュラルに本のジャンルに上下や優劣をつけていたり他、翻訳家さんの話も盛大に引っ掛かってしまって、柔らかい印象の著者の本なのにたまに人物に性格の悪さを感じたり、その先に似た作者まで透けて見えてしまう気がしたりする私は、読み手として間違っているのかな…。優しいと評判の著者の本なのに、素直に楽しめない事がある事が残念。

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    2018年10月17日
  • 竜宮ホテル 水仙の夢

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    節分にひなぎくが鬼を呼ぶ表題作、作家の響呼が書店でサインを書く「椿一輪」、元携帯電話の開発部の青年の「見えない魔法」、母親に愛されない愛理とクリスマスの「雪の精が踊る夜」の四編。三話の携帯電話という小道具や、四話の親がどんな育ちをしていても子供の側は親を助けようとしなくて良いと言い切る美鈴が印象的。

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    2018年10月09日
  • アカネヒメ物語

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    ネタバレ

    公園に現れる木の神様と町に起こる色々な問題を解決したりするお話。
    アカネヒメが彼と再会出来るのか気になります。

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    2018年09月13日
  • コンビニたそがれ堂 神無月のころ

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    大好きな村山早紀さんの一番好きなシリーズ。
    5年ぶりくらい。
    で、読んでる自分が年をとったな…と。
    素直に感じられなくなったな…と。

    臨終の際に、旦那さんは思い出してもらえなかったのかな。とか。子供や孫への願いを何かお願いしなくていいのかな。とか。お姉さんは守ってあげなくていいのかな。とか。

    なんか悲しい。

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    2018年09月07日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    ネタバレ

    ねここ、大活躍。宅配もやってるんだ…と思ったらそういう事だったのか、と。ラストはとても幸せな感じがして、きっと幸せになるんだろうな、と心が温かくなりました。お母さんに書いた手紙の秘密も、百貨の魔法の番外編もとても良かったです。どの章を読んでも心がまるくなる作品です♪

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    2018年08月06日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    『百貨の魔法』の番外編もよかったけれど、
    「小鳥の手紙」がいいなぁ。
    でも、ねここの無敵な感じもやっぱり好きだな。
    ということで
    「コンビニたそがれ堂」好きですな。

    あったかくなりますよぉ。
    冷たいものばかり飲んでるとお腹冷えるしね。
    関係ないけどね。

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    2018年07月27日
  • 春の旅人(立東舎)

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    大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。「花ゲリラの夜」さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど…。「春の旅人」夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。「ドロップロップ」ドロップロップかんをふるところん―。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。

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    2018年06月29日
  • コンビニたそがれ堂 祝福の庭

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    クリスマスにちなんだ作品集。気が付かないけれど大切に思われていたり、誰かが慕ってくれていたり。やっぱり全てが優しい作品で、心がほっとしました。誰かを大切に思うその気持ちは、とても不器用な想いだったとしても、きっと相手にも伝わるんだと思いたい。人生の岐路だったり、大切な事を決める時に、そっとそばに居られる作品があるのは、とても素敵な事です。そういう作品を書いてくれる作家さんがいるのは嬉しい事です。この作品に登場する作家さんも同じ。そしてサンタクロースが粋。2人の優しい気持ちに涙が滲みました。

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    2018年06月20日
  • ルリユール

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    本の修復や造本をする「ルリユール」と出会った少女の物語。

    ファンタスティックで、でも、どこかにありそうで、現実と幻想のバランスがほどよく、最後まで楽しめる物語でした。

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    2018年06月06日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    ネタバレ

    4作目。読み進めるほどに風早の街が好きになります。切ないけれど愛おしい。家族だったり仕事だったり、思い入れのある対象は色々だけど、何か思うようにいかなかったり素直になれないジレンマが、すっかり良い歳になった私でも分かる分かる、と頷いてしまうほど丁寧に描かれていました。見ている人は見ているし、分かってくれる人は分かってくれている。少しのアクシデントに動揺すると忘れてしまう、その事を優しく優しく語りかけて思い出させてくれる。たそがれ堂、私もいつか行けたらいいのに。本当の願いはまだ分からないけれど。

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    2018年05月24日
  • 春の旅人(立東舎)

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    イラストがとにかく美しい……。
    お話は個人的にもやっとして終わってしまって、
    んーもうちょっと……欲しかった。
    過度に期待してしまった感も否めませんが……。

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    2018年05月24日
  • コンビニたそがれ堂 星に願いを

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    ネタバレ

    サブタイトルが匂わせるとおり、どれも切ない。自分の思いが届かないもどかしさ。コスモスの花束に泣けました。私はどんな風に人生を終わらせるのだろう。こんな風に誰かに思いを託して終えられるのだろうか・・・。SNSも良し悪しで。ただ、なんてことない繋がりに心が軽くなる時もあるのは分かります。初恋も、何度目の恋も、最後の恋も。何だか良いですね☆

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    2018年05月04日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    4編とも読み終わったあとに心が温まった。コーヒーの香りと共に。
    追いつけない-お兄さんの意識が戻って良かった。
    おやゆび姫-かわいい!夢がある。
    空の童話-宇宙人登場だけど風早の街ではなんでもあり。
    花明かりの夜に-女医さんの語りがドキュメントかと錯覚してしまいそうだった。
    あとがき読んで作家さんってすごいなぁと思った。子どもの頃大好きだったアンデルセンの絵本集。時々ネットで探すけど見つからず、あの本に出会いたい。

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    2018年02月10日