村山早紀のレビュー一覧
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荒廃した地球に見切りをつけ、月へと移住した人類。そこでは猫から進化したネコビト、犬から進化したイヌビト、恐竜の末裔であるトリビトが、人類の仲間として共存している。
ネコビトの1人であるキャサリンは書籍の編集者で、新聞社の三百周年記念事業としてクリスマスにまつわる物語を集めた本を製作中だ。4章それぞれに、収録される作品が掲載されているのだが……。
んー、ほぼ同世代の村山さんが、「昔のSFみたいな作品を書きたい」と呟いたことから始まった本だそうだが、少々期待外れだった。設定こそSF的だが、中身はいつもと変わらないFT&人情噺だ。舞台が月面というだけで、人々の暮らしは現在と何ら変わらない。今でさえ出 -
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この本は、ブク友の間で流行ってた本だって今頃になって手に取った作品。村山早紀さんの短編3つに、げみさんのイラストのコラボ作品。大人の絵本って感じでサクッと読んでみました。
シューマンのピアノ曲「トロイメライ」は聞き覚えのある曲で学校の下校時に流れていた記憶です。
この曲が始まると「下校時刻になりました。生徒はすみやかに下校してください」ってアナウンスが未だに脳内再生されるフェードアウトを促す曲でした。
人の想像力は現実と溶け込んでどれくらいの割合なら非現実の世界を違和感なく受け入れることができるのか。幻想だと気づいていても、心地よく注がれるワインのように受け容れていつの間にか夢見ごこちにな -
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地球から月へ移住した者達がクリスマス民話を集め綴る物語。切なくも優しい物語に心を振るわされ、この本を私も誰かにプレゼントしたい、と思いながら読んでいた、途中までは。
突然、この本は私へのプレゼントではないか、と震えた。何って、長年風早の街に住みたい、村山先生の世界に入りたいと想い焦がれてた私が、この世界に居てる……!私の名前が綴られてるのを見てこの本が更に大切な本になった。サイン会に行って先生にお礼が言いたいくらい嬉しくて、思いがけないプレゼントを貰った。この感動をお裾分けしたいからブックサンタしよ。
にしても、出てくる人達みーーーーっんな大好き!読んでてホッとして心洗われる。魔法使いかと思わ -
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ネタバレ花咲茉莉亜
長女。夕方のラジオパーソナリティー。花屋の看板娘、カフェ千草の経営者でもある。
花咲りら子
次女。高校生。
花咲桂
末っ子。小学生。
野々原桜子
ラジオの人気アナウンサー。
花咲草太郎
父親。私立の大きな植物園、風早植物園の広報部長だった。
花咲優音
母親。元から病弱で、風邪をこじらせて亡くなった。
木太郎
祖父。千草苑。一流の庭師で若い頃は有名なプラントハンターだった。
磯貝唄子
近所の屋敷に住んでいる、知的で美しい。随筆家。
石田
桂の担任。りら子も受けもった恩師。
真岡野乃美
りら子のクラスメート。学校のそばの古い文房具屋兼雑貨屋兼本屋の娘。
磯貝皓志
唄 -
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シリーズ第3弾。
大事な探しものがある人は、必ず ここで
見つけられるという
店の名前は たそがれ堂
不思議な 魔法の コンビニです。
今回のお客様たちが願った事とは・・・
・星に願いを・喫茶店コスモス・本物の変身ベルト
今回は、どんな切なさが待っているのかと期待してましたが
やはり、読後感の温かさは裏切らないですね。
正に、夜空の星に切なる願いをかけた時、やさしい奇跡が起こる。
秘密結社で働くモノクル(片眼鏡)の男
何気にまた出て来るので覚えておきましょう。
MIDIのオルゴール・・・懐かしいぃ~
文庫出版時の2010年当時は、MIDIファイルも普通に
サイトで使ってたんだよねぇ~( -
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10巻もシリーズ化されている『コンビニたそがれ堂』です。読めばきっとあなたも、おでんとお稲荷さんが食べたくなります。(って、そっちかい!)
おそらく人気の秘密は、敬体でやさしい文体、分かりやすい表現と展開など、まるで童話か児童書を読んでいる感覚です。
と思ったら、元は児童書だったんですね。文庫化の際、大人向けに加筆修正されたものだそう。
基本的に一話完結の短編集で、5話あります。たそがれ堂は、大切なものを探している時だけ、その人の前に現れるという不思議なコンビニでした。
夕暮れ時、赤い鳥居、稲穂の紋に赤い看板、銀色の髪と金色の目をした店員ときたら‥もうこれ、赤いきつねですね。きつ -
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村山早紀さんとげみさんのコラボ。
柔らかな風合いの心に染みる絵に癒されながら優しい文章を楽しめた。
「トロイメライ」春のはじまりを教える花になったひまわりに驚きながら少女の目線を追う。
ひまわりを見ながら昔の日本くらいの涼しさになるようにって魔法を使いたい少女。
ロボットと共存する世界でも戦争があることにどうにかしたいと思う気持ちは変わらない。
未来は明るいことを見たい。
「桜の木の下で」猫とゆりちゃんは同じ歳。
猫はすっかりおばあさんだけどゆりちゃんのことを思っているのがよくわかる。
「秋の祭り」捨てられていた古いお雛様とお内裏様、三人官女と一人暮らしのおばあさんとの出会い。
熱を出