矢崎存美のレビュー一覧
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ぶたぶたシリーズ 第6弾
光文社文庫では第2弾
現時点でぶたぶたシリーズを読んだのは、
光文社文庫での第1弾と第2弾ってことになります。
第1弾のぶたぶた日記は、連作短編でとあるスクールに集まった人たちの
個々の悩みをぶたぶたさんが関わることで良い方向へと導かれる。
第2弾の今作は、食をフィーチャーしたオムニバス短編でつながりはありません。
主人公の悩みに食が絡み、そして、ぶたぶたさんがいい具合に絡んでいき、
悩みが清々しい方向へといざなわれていきます。
様々な人のつながりや感情にぶたぶたさんがどう絡むか、そして、
どう展開していくか、これはたぶんシリーズ通して共通することでしょうから
そ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ温かな記憶を巡る「想い出」アンソロジー。
お気に入りは福田さんの「幸福のレシピ」と新津さんの「ゲストハウス」。
「幸福の〜」は、パティシエだった亡き夫の想い出のクリームブリュレの味が忘れられない琴子。旅行先として昔住んでいた神戸で思いを馳せていると、ひょんな事から知り合った一樹と一緒ににスイーツ巡りをする事になり…
夫が定年退職後に自分の店を持つ事を計画し、後輩と一緒に新作のケーキを公案していた事を知る琴子。そして、後輩が店を持つ事となりそのレシピが日の目を見ることができて良かったです。想い出のクリームブリュレがもう一度食べられた事がほんわかした気持ちになれました。
「ゲストハウ -
購入済み
ごちそうさまでした!
ご贔屓の先生から始めましての先生まで、ほぼ全て楽しく美味しく読めました
たぶん、ご近所のあのお店?とか今度旅行に行ったら探してみよう!とか実在するお店がモデルになっていたりでワクワクしました
想い出編だったからか、ちょっと寂しかったり秘密があったりもしますが最終的には納得できるので安心して読めました -
Posted by ブクログ
『居酒屋やまざき』が近所なら週3でお惣菜を持ち帰る。幼子を担いで行っても、お座敷に寝かせてくれる気遣いが嬉しい。子供が大きくなれば夫婦で行けるな。
『バー・マルコ』には週1でカクテルを飲みに行く。あの手でシェイカーを振るだなんて!
『桜屋』のおでんを私も山盛りもらうだろう。声かけてもらうためだけにも。ぶたぶたのお友達の占い師さんと、3人で無駄話をしながら飲みたい。
ワインは分からないけれど、『コライユ』にも足を運ぼう。ソムリエ講座に紛れ込むのも手かな。何もできない自分のことを、苦痛に感じる必要なんて、ないんだよね。
『本棚』に行かずして、ぶたぶた好きを名乗れまい。開店期間の限定が解除されますよ