あらすじ
山崎動物病院は、病院に来られないペットのための往診もしてくれる、町で人気のクリニックだ。でも一つ、普通の病院とは違ったところがある。院長の名前は、山崎ぶたぶた。彼の見た目は、なんと、かわいいピンクのぶたのぬいぐるみなのだ! この院長、動物の病気だけじゃなくて、飼い主の悩みも解決しちゃう名医との噂。もしかして、ペットの悩みもお任せかも――?
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ぶたぶたが活躍するのだから、ファンタジーのはず。なのに、獣医師の仕事内容や動物の生態がかなりリアルに描かれている。犬猫の扱いや注意事項なども正確で、ごく身近に関係者がいるのかな?と思いながら読み進めた。
とはいえ、ぶたぶたなのだから、診察方法は独特。ぬいぐるみの特性を存分に活かした、画期的な手法。ぶたぶたと犬猫双方への、著者の愛が感じられる。
どのお話にも、動物と関わる人間サイドが抱える問題がある。解決に向けて、ぶたぶたが温かく伴走する。
これもまたぴったりの職業だった。
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獣医とは、ぶたぶたさんにとてもぴったりな職業だと思います!
最後のトラの話はうるっときてしまいました…!
こんな先生がいたら安心なんだけどなぁ
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ぶたぶたシリーズになっているんだそうですが、この作品で初めてぶたぶたの物語を読みました。なんとも微笑ましいファンタジーと言っていいのかなぁ?読んでいてくすりと笑ってしまいました。
ぶたぶたのお医者さんはこの「ぶたぶたしりーず」の13作品目で、前に12作品あるということなので、また機会があったら順に読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
数日なのに随分読んでなかった気がします。ぶたぶたさんに出会えて良かったなって心底思いました。癒されるし読んでいて顔がほころぶし。トラが最高でした♪自然体ででもとても不思議な猫。ぶたぶたさんとトラの物語も良かったなぁ。理由や最後はどうあれチョコのお話は少しいらいらっと(・ω・`)動物と暮らしてみたいなぁ、無理だけど。それにしても、ぶたぶたさんには食べるシーンがよく似合います❤
Posted by ブクログ
人気のぶたぶたシリーズ、最近の作品です。
今回のぶたぶたの職業は、獣医さん。
山崎ぶたぶたは、ピンクのぬいぐるみ。
いかにも可愛いらしいが、なぜか生きて動いていて、中身は中年男性‥
「ビビリ猫モカ」では、臆病でまだ家族にも懐いていない猫が登場。
怖がりな猫をどうして病院に連れて行こうかと悩む一家は、往診してくれる病院を知り、頼んだところ、やって来たのは、若い先生と、ぬいぐるみ‥え?
ぶたぶたさんの方が院長だったり。
さすがに猫もぬいぐるみは怖がらない!
戯れているようにしか見えないのですけど、名医なのですね☆
作者が飼っている猫がモデルだそうです。
可愛い猫を飼ったらすぐに抱き上げて「うふふ、アハハ」出来ると思い描いていたというのがおかしい~アニメですか^^;
いや~普通はそうなれるんですけどね!
怖がってる子はもうちょっと待ってあげないと。何度も抱き上げたりしちゃ、怖さを忘れる暇もないじゃないですか‥
自分の何倍も背が高い相手(しかも知り合ったばかり)にがっちり捕まれる怖さを想像してみて。
ご飯をあげて、やさしい言葉をかけて、そっとしておいたら、安心しますよ。
「春の犬」はろくに家にいない母が飼った犬が病気らしく、あわてる男の子が病院に連れて行くことに。
どこか無気力だった男の子が成長するのはよかったです。
家にいても家事はあまりしない母なので、犬の世話まですべて家政婦さん任せ。それも、餌をやるだけ。
ちょっとこの母親の無責任さはひどすぎて‥謎?
更年期障害と最後にありますが、それで余計ひどくなったにしても‥それだけで説明つくのでしょうか。
「トラの家」は、老夫婦のもとに野良猫がやって来て、居つくのです。
実は地域猫として有名な猫で、かなり年齢はいっているのでした。
妻が入院し、トラが時々姿を消すのを気にしていた夫でしたが、トラの行っていた先は何と‥泣かせます。
年取った猫は人間臭くなり、猫又みたいに賢くなりますからね。
ペットという家族に何かあったとき、飼い主も不安なもの。
病院に連れて行くのはほんとに大変なので、往診に来て欲しいです!
ぶたぶた先生、天職でしたね☆
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久しぶりのぶたぶたさんシリーズ。
相変わらず、読んでいてこんなに癒されるシリーズはない。
今回のぶたぶたさんは、獣医さん。
往診を頼んで、玄関開けたら、ぶたぶたさん。。を想像すると、おかしくておかしくて(笑)
とても暖かいこのシリーズ。
今回の本の中には、「この人なんなの⁈」と、怒りさえ覚える人物がいましたが、そんな人も最後は「あー、しかたなかったんだね」と納得ができた。
このシリーズの登場人物は、みんな根っからの悪人はいない。
みんな寂しくて、頑張りすぎてて、疲れてて。
なんか、今の世の中みたいだな。。
山崎ぶたぶたさんが、実際にいたら良いのにね。
Posted by ブクログ
やっぱりぶたぶたさんはいいなぁ…
大好き。
今度のぶたぶたさんはお医者さんらしいよ、と友人から聞いた時に、小児科医か?脳外科か?それともコトー先生か?なんて妄想していたのだけど、正解は獣医さん!
なるほど!
魔法とかフォースの力があるんじゃないかと疑われる(笑)ぶたぶたさんの獣医さんとしての手腕はさすがの一言。
そして出てくる動物も可愛い。
「ビビリ猫モカ」の愛くるしさ。猫の魅力はそっけないところだよなぁ~
「春の犬」チョコの勇ましさ。オレはお前の世話にはならん!という声が聞こえてきそうだった。
「トラの家」、トラの優しさ。も~、泣いてしまう。
そしてあとがきのピノンの、「ぷー」。
想像するだけで目眩がするほど可愛かった。
監視カメラでも何でも使って公開してください矢崎先生!
私、やっぱりぶたぶたさんが好きだ~。
一生ついて行きます!
Posted by ブクログ
見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年男性の山崎ぶたぶたのシリーズ。このシリーズは作品によってぶたぶたさんの職業設定が変わるのですが今作では獣医さんでした。
最近の話ではのんびりほんわかで、ぶたぶたさんの絡みも少ないものが多かったのですが、今回はひとつひとつの話をじっくり描かれており、ぶたぶたさんの言葉も一言一言沁み入ります。
人に慣れないビビリ猫との奮闘を描く「ビビリ猫モカ」では微笑ましい風景にほんわかされます。一転、裕福な家庭に生まれるも自分の境遇に疑問を抱いている少年が、母親の飼う犬のアクシデントに見合う「春の犬」では、少年の葛藤にヤキモキさせられます。お金があることというのはどういうことなのか。少年期特有の潔癖さも相まって両親との葛藤が、母親の飼う犬チョコに託され描かれている様が巧いです。また老夫婦の元にやってきた老猫トラの「トラの家」では、トラの行動に思わず涙腺が刺激されました。
今回はぶたぶたさんの見た目の可愛さだけでなく、人となりも話に絡めてしっかりと見られたのが嬉しかったです。お人好しで社交的で健啖家なぶたぶたさんが好きなんですよね。そろそろまた、ぶたぶたさんが物語の中心となるものも読みたいですね。
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ペットを飼うって「可愛い!」だけじゃ済まないんですよね…毎日のお世話も有るし病気になる事も有るし…ぶたぶたさんみたいな掛かり付けの獣医さんが居たら安心ですよね。
あと個人的に「春の犬」で伊織と睦月がとても良い感じの雰囲気でほっこりしました。
Posted by ブクログ
美猫、だが家庭内野良のモカ。飼い主と共に愛を知っていくチワワのチョコ。面倒見の良い世話焼きおばさん風のオス猫のトラ。三匹ともかわいいペットたちだが、そこにぶたぶたまで。表紙の色合いも好きだし、本作はかわいいが渋滞しています。かわいいだけじゃないけど。
Posted by ブクログ
目次
・ビビり猫モカ
・春の犬
・トラの家
最初の『ビビり猫モカ』はほのぼのと可笑しかった。
ビビりすぎて人間に慣れない猫。
猫を可愛がりたいのに、毎日ひっかかれたり猫パンチをあびる飼い主一家。
病気を持っているんじゃないか?避妊手術をしなければならないのでは?爪切らないと…。
だけど触ることもできない猫を、病院に連れていくことはできない。
そこで往診に来てくれた獣医さんはピンクのぶたのぬいぐるみだった。
猫はぬいぐるみと楽しく遊んでいるつもりで、触診され、口の中を診察され、爪を切られているわけだ。
すばらしい!
ところが次の『春の犬』は、ネグレストの話だった。
金の不自由はしたことがないけれど、親に面倒を見てもらった記憶のない伊織。
家政婦に身のまわりのことをやってもらった結果、家のことなど何もできない。
でも、こうやって親の金を使ってやることも親孝行なのかな…なんて思っていた時、何の気の迷いか母がチワワを買ってきた。
しかし子供の面倒すら見ない母は、犬の面倒だって見やしない。
中庭を自由に遊ばせることで散歩に替え、エサやトイレの始末は家政夫さん任せ。
あるとき伊織はチワワの様子がおかしいことに気がつくが、母に連絡しても忙しいと言われ、家政婦さんとは連絡がつかず、動物病院に往診に来てもらうことにする。
この母親が、本当に腹立たしい。
子どもに対してもペットに対してもまったく無責任。
命を預かっているということをどう考えているのか。
あげくの果てに「病気の犬なんてペットショップに返して、もっといい犬と交換してもらえ!」とまで言う。
自分の親に失望したくはないが、さすがに伊織もこれにはキレて、慣れない手つきで犬のリハビリを頑張るのだった。
しかしこの母の言動の理由が「更年期だから」というのも納得いかん。
更年期大変な人もいるでしょうが、彼女の場合我が子の育児も人任せだったんだからね。
『トラの家』は老夫婦と老猫の心の交流に胸が温かくなる物語。
本来ならこの作品を読んで、ほっこり温かい気持ちで本を閉じることができるのだろうけれど、そのひとつ前の伊織の母に腹たて過ぎて、感動半減でした。
まったくもう!
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今回は獣医さんです。
ぶたぶたさんなら動物も警戒しないだろうな。
いや、もう玩具になってしまいそうです。
実際になっているんですけどね。(笑)
最期の話は「100万回生きたねこ」を思い出しました。
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疲れた時に読むと心がふわっとするぶたぶたさんシリーズ、今回は獣医さん。
ぶたぶたさんと動物が触れ合ってる様子は想像するだけで胸がときめく。なんて可愛い。こんなお医者さんなら動物も警戒せず診察されてしまうに違いない。
3話目に出てくるトラの賢さには恐れ入りました。
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今回のぶたぶたさんは獣医さん(^^)表紙のとおり、ぶたぶたさんと患畜は同じ大きさ(^^;)触診している場面をぜひとも見てみたい‼(*≧∀≦*)どの話も良かったけれど、一番のお気に入りは最後の「トラの家」(^^)d
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ぶたぶたさんシリーズは楽しい。今回は獣医さんか。いろいろやりますね。最初の話、うちにもお医者さんにビビリまくる猫がいるので、よく分かるわ~
そんな猫って多いんだ ^_^
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ぶたぶたさんシリーズ、1冊目を読んだ後いきなり最新刊に飛んでみましたが、ぶたぶたさんが全くぶれてなくて安心しました(笑)
今回のぶたぶたさんは獣医さん。人間には慣れない猫も犬も懐柔させちゃうぶたぶたさんさすがです。表紙絵見て、こんなサイズなんだーと改めて、かわいい。この大きさでどうやって車運転するんだろ??
うちの犬もぶたぶたさんが来てくれたら喜んで引っ張りまわすだろうなぁ。
「春の犬」の伊織の母親には本気で腹が立った。更年期障害でしたで済ませられる問題じゃない。あんな人は動物を飼わないでほしい。
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ぶたぶたシリーズ、好きなんですが最近はぶたぶたの出番が少なかったり、やや物足りない感じがあったのですが、今回は満足です!!
ぶたぶたがっつり登場。
猫や犬と戯れる(獣医なので診察してるんですが)ぶたぶた。今まで色んな職業を経験してるぶたぶたさんですが、きっとこれが天職じゃないかと。
お話も3編収録されていて、短すぎず長すぎずちょうど
良かったですし。
読みどころのひとつである、初めてぶたぶたに会った時の登場人物の反応は相変わらず面白いです。
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ファンタジーというか…動物ものが好きなので文句なく良かった。いっきに読めてしまうところも良い感じ。
このぶたぶたはシリーズになっているのかな?また他の者も読んでみたいと思った。
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ついに!ぶたぶたさんがお医者さんにっ!?でも、動物のお医者さんなんだけど。それでも、かわいいよ、動物を触診するぶたぶたさん!!転げ回って遊んでるとしか思えないって。それを想像しただけで、癒されるって!!
チョコちゃんの飼い主のお母さん…同じ犬飼いの身として、もう腹が立って腹が立って…というか、あの家族は異常すぎる!でも、あんな家庭もあるのかもしれないですね。家庭崩壊、なんて、よく騒がれてますしね。
あと、老夫婦の元にふと表れたトラちゃん。もーウルウルきちゃうよー。うちの愛犬とはえらい違いです!うちの子、私が寝込んでても、遊んでくれやって言ってくるKYっぷりなんだもん!!orz
次はどんなお仕事のぶたぶたさんが見られるのかな?楽しみですねぇ。
Posted by ブクログ
猫を16年飼っていたわたしには、わかりみが深すぎる一冊。動物モノってその存在だけでほっこりするのに、ぶたぶたと一緒にいるともう……!こんな素敵な獣医さんがいたらどんどん往診頼んじゃうな(笑)
Posted by ブクログ
ブタのぬいぐるみのぶたぶたさん。
今回は獣医として登場。
獣医でも病気と一緒に飼い主の悩み迄解決してくれ、美味しいもの好きなとこは他の話と同様でほっこりさせてくれた。
Posted by ブクログ
ぶたぶたさんが獣医さん。
車を運転して往診もします。
相変わらず、あっという間に読める。
『ビビリ猫モカ』
猫。割とありがちなお話。
★★
『春の犬』
母親の態度や考え方が許せない。
息子は素直で良かった。
守る物が出来て、初めて自分から何かしようと思って、成長が出来た。
★★★
『トラの家』
老夫婦と、老猫のお話。
ぶたぶたさんが物を食べている場面があって、やはりいいなあと思う。
★★★★
トラの猫生が印象深い。
「百万回生きたねこ」に通じるものがあるかも。
Posted by ブクログ
★3.7
腕もよくて飼い主からの信頼も厚い獣医さん。
それはピンクの豚のぬいぐるみ。
人を警戒する動物たちの心を開かせ、しっかり診察してくれる。
もちろん車も運転するし、お酒だって飲む!
会いたいよね~診てもらいたいよね~。
心がほっこりする短編集。
Posted by ブクログ
動物だけじゃなく飼い主までも癒してしまう名獣医。
彼はかわいいピンクのぶたのぬいぐるみ。その名は山崎ぶたぶた。
動物モノには弱い。
特に3話のトラにはやられた。
いるんだよねーこういう賢いネコって。
読む前は獣医さんか…と若干違和感があったけど
ぶたぶたさんのキャラにはぴったり!
これは病院嫌いなペットも心を許しちゃうね。
もろちん飼い主もねっ。
Posted by ブクログ
朝の通勤電車でぶたぶたさん読んで涙ぐむとは思わなかったよ。
ぶたぶたさん抜きのトラさんの話だけでシリーズ書いて欲しい位だ。
「いや、僕はぬいぐるみだから」って言っちゃうところがいいよなぁ