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「ぶたぶた」シリーズの名物店が、再び登場! とびきりの朝食を提供するカフェ「こむぎ」。秘密をひとつ話さなければいけない不思議な会員制の喫茶店。町の和風居酒屋「きぬた」。そして今回、新たに築地のお寿司屋さんとしても、ぶたぶたが大活躍! 山崎ぶたぶたは、今日もどこかであなたのために、料理の腕を振るっています。すこぶる美味しい、短編コレクション。
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Posted by ブクログ
あの会員制喫茶店のオーナーの過去も、起きられない社会人一年生の眠気も、味音痴な新婚主婦の味覚も、ぶたぶたの手にかかればみんな素敵なエピソードになる。 でも今回1番ヒットしたのは孫娘のために頑張っちゃう祖母。我が母を見るようで、準備してきた料理が怪我で不可能かも?って時の衝撃は察してあまりある。母のピ...続きを読むンチにもぶたぶたを派遣してあげたい。
ぶたぶたさ~ん、おひさしぶり! シリーズの美味しい名物店が再登場です。 それも特にお気に入りだった「カフェこむぎ」うれしい♪ 忘れられないあのパンケーキやホットケーキ(あまり出てこなくて、ちょっと残念) そして、ぶたぶたさんはあいかわらずぶたぶたさん♪ 少しも変わらずそこにいてくれる。 お約束の...続きを読むぶたぶたさん初対面のリアクションもたっぷり。 公園で拾われたぶたぶたさん。 「具合が悪いのに、濡れたまま寝かされて風邪ひかないの?」 なんて思った私。 そもそもぬいぐるみが風邪をひくということにすら、 なんの疑問も持たなくなっている(笑) 完全にぶたぶたワールドにハマってますね。。。
ぶたぶたシリーズ食べ物屋さんのスピンオフ集。 ぶたぶたシリーズの魅力と言えば愛らしいぬいぐるみなのに中身が中年のおじさんというギャップと、ぶたぶたさん自身の優しく見守ってくれるキャラクター、そしてシリーズによって変わる職業と美味しそうな食べ物でしょうか。そんなぶたぶたシリーズの魅力を抽出して作られた...続きを読むような短編集です。いつも以上に軽くサクッと読めます。でも扱う内容は軽いだけではないのですけどね。 ラストに新たに出てきたお寿司屋さん。結局お店は出てこなかったので、次はこのお店を舞台にした話もいいな。食べ物関係以外の職業も見たいんですけどね。
朝の寝起きが苦手な人に新茶とミントと蜂蜜を 入れたものを出したり、手を怪我した女性の為に ちらし寿司をつくってやったりと、本当に何でも 得意なので、こう言う友達が1人は欲しいなぁと、 読みながら思いました。
ほっこり…めっちゃほっこりします しかしぶたぶたさんって何者なんでしょう… ページ数も200ページ行かない上に短編集なので読みやすさも良いですよね ところでこれ刊行順に読んでないですけどきっと大丈夫ですよね…?
おかわりってタイトルがどういうことなのかと思ってたけど読んで納得。 前にもやってた設定(?)の頃のぶたぶたさんの、新しい小話って感じだった、朝カフェだったり秘密のアップルパイだったり。 相変わらずすらすら読めるのがよき。あとはどれも食べ物関連の話の設定からだったから、美味しそうだなーって思うますんฅ...続きを読む(*´꒳`*ฅ)ꪆ
2018/1/3再読 なんとなく、ぶたぶたさんが読みたくて、久々にこちらを。 「こむぎ」、会員制カフェの話は記憶していたのに、「きぬた」、寿司屋のぶたぶたさんは、記憶になかった。 いかに、自分がさらっと読んでしまっているのかがわかった気になる。 といっても、またしばらくしたら、忘れてさしまって、...続きを読む同じ本を同じように楽しんでしまうのだろうな。。 そして、読みながら、「あれ?なんか覚えがあるな」と思うのだ。 ぶたぶたさんは、何度読んでもほっこりする。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ぶたぶたさんのスピンオフ。 お久しぶりの「こむぎ」、会員制のカフェ、小料理屋「きぬた」。 そして、寿司屋のぶたぶたさん。 特に会員制のカフェには、思い入れがある。 ぶたぶたさんのいるようなカフェ、憧れるなー。 特製のスィーツに、淹れたての珈琲。 カウンターには、悩みを聞いてくれるマスター。 時折、ナポリタンやオムライスを作ってくれる。 居心地の良さそうなそんなカフェで、ゆっくりと読書をしたり、絵を描いたり、塗り絵をしたりしてすごしたいものだ。。。 本当に、ぶたぶたさんがいたら良いのになー。
寝る前に少しずつ読んでいたら夜中にお腹がすいて困った。ぶたぶたさんの作る料理はどれもおいしそうで元気が出ます。中でも居酒屋「きぬた」こんな居酒屋に行ってみたい。このシリーズはほっこりしたいときにおすすめですね。
とにかく食べ物がおいしそうです。ぶたぶたさんの料理食べたいー! それから、味音痴の女の子の話は、考えさせられました。 自分の悪いところをちゃんと認めない、そして、子供に強要するのは、ちょっとした虐待なのかもしれない。実際そのネジ曲がった育て方のせいで、娘さんは味音痴のに育ってしまってるわけだからね。...続きを読むそして、それにすごく劣等感を抱いて、問題も起こしてるわけだから。 このお母さんは、そのことを突きつけても、わたしのせいじゃないわよ!!って逆ギレしそうだ。崩壊してるよね、家庭的に。 でも、ここまで分かりやすくなくても、こんな風に子育てしちゃう危険性って、下手したらいっぱい、そこらじゅうに可能性が転がってるかも。 自分本意になってないか、いつも客観的に見れる目を養いたいよね。
子どもの頃は、身の回りのいろいろなものがオモチャだった。なかでも、私が一番お気に入りだったのが、座布団をカーフェリーに見立て、マッチ箱などの四角いものを車に見立てて遊ぶ”カーフェリーゴッコ”だ。 私が生まれ育ったのは九州鹿児島で、錦江湾を渡るカーフェリーは生活の中にある乗り物だった。今では廃線...続きを読むとなった鉄道も町の端を通っていたが、移動の主役はやはり車でありカーフェリーだった。 座布団のうえにスキマ無くマッチ箱などを並べ、畳の上を海に見立てて部屋の反対側まで引っ張って行く。それを繰り返すだけの遊びだが、友達と遊べなかったり兄が出かけていて家に一人でいる時には、夢中になって楽しんでいた遊びだ。 だからといって引っ込み思案の子どもだったわけではない。逆に活発すぎて親を手こずらせるぐらいの腕白坊主だったが、一人で遊ぶ時にはひたすら空想の世界に入り込む子どもだったようだ。 昭和40年代の子どもは、大なり小なりそうやって「空想」の中で遊んでいたのではないだろうか。木の枝は刀になり、腰に巻いたタオルは変身ベルトとなり、首から巻いたバスタオルは空を飛べるマントとなっていた。物が少ない時代は空想力でそれを補っていたということだろうし、大人も今では考えられないぐらいおおらかというか無防備だったのだと思う。 矢崎存美さんの書かれる「ぶたぶたシリーズ」は私が大好きな小説で、主人公はピンクのぬいぐるみ。名前は「山崎ぶたぶた」という。ただのぬいぐるみではなく、歩いて、しゃべって、仕事をしていて、料理が上手な優しい中年男性だ。 綺麗な奥さんと可愛い娘さん二人がいるが、奥さんと娘さんはぬいぐるみではなく普通の人間。 そんな"ぶたぶたさん"と知り合った人々は、心に抱えていた悩みや悲しみが徐々に薄れていき、ぶたぶたさんと知り合ったことで幸せになっていくというストーリー展開が一貫している。 ぬいぐるみが生きているという設定自体が奇抜なのだが、どうしてそうなったかということについては一切触れられておらず、「ぶたぶたさんは、ぶたぶたさんだから」というキッパリとした割り切りが小説の中で貫かれている。 最新刊の「ぶたぶたのおかわり」は料理にまつわる短編集となっていて、どの短編を読んでも料理が主軸となって物語が展開していく。低血圧で午前中は職場で使い物にならない若者が登場したり、味覚音痴で夫婦仲が悪くなっている若妻がいたりと、登場人物も多種多様でちょっと癖のある人物だ。 ぶたぶたの職業もその度に喫茶店のマスターだったり料理教室の先生だったりと一貫性がないが、それが逆にこのシリーズの楽しさを増している。なんといってもぬいぐるみのブタが主人公なのだから、物語によって職業が違うことぐらいなんでもない。 子どもの頃はいろいろな場面で想像力を使い補っているが、このシリーズは同じように想像力をフル回転して読むべき物語だ。「なぜこうなんだろう」などと思ってはいけない。想像力をフル回転させることで素直な気持ちで物語を読むことができるし、そうすることで心の中に沈殿している日頃の澱がスーッと晴れてくるような気がする。 ぶたぶたシリーズは童話のような心温まるシリーズだと思うし、クリスマス時期に読むには最適なシリーズだと思う。 書店で見かけたらぜひ買い求めて読んで欲しいシリーズだ。
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