矢崎存美のレビュー一覧
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ぶたぶたさん。
今まで色々な職業に出会ったけど、刑事はすごい!
もうぴったり。
あの声で(聞いたことないけど)、あの話し方で
、あの考え方で諭すように話しかけられたら、誰でも落ちそう。
落ちる。というか、救われそう。
読んでいて思ったのは、祐輔くん、桃子ちゃんが羨ましいなと。
ぶたぶたのような大人に見守られながら成長できる2人は、最強だと思う。
子供は、敏感で、大人の目を望んでいると思った。
そして、子供は子供なりに色々と考え、悩んでる。
時にそれが、反抗的な行動になるけれど、それにはそれなりの理由があるってこと。
色々と考えた反面、癒されもして作品でした。 -
Posted by ブクログ
久しぶりのぶたぶたさんシリーズ。
相変わらず、読んでいてこんなに癒されるシリーズはない。
今回のぶたぶたさんは、獣医さん。
往診を頼んで、玄関開けたら、ぶたぶたさん。。を想像すると、おかしくておかしくて(笑)
とても暖かいこのシリーズ。
今回の本の中には、「この人なんなの⁈」と、怒りさえ覚える人物がいましたが、そんな人も最後は「あー、しかたなかったんだね」と納得ができた。
このシリーズの登場人物は、みんな根っからの悪人はいない。
みんな寂しくて、頑張りすぎてて、疲れてて。
なんか、今の世の中みたいだな。。
山崎ぶたぶたさんが、実際にいたら良いのにね。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。
彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。
大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚び起こすかき氷…それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく―。
心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー。
[ 目次 ]
[ POP ]
ぶたぶたさんの大ファンとして、新作が読めて本当に嬉しい。
ほっとするストーリーも、暖かな作者のメッセージも大好きだ。
登場人物は普通の人々、しかもちょっと頼りなさそうで、心にすきま風が吹いている。
そ -
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やっぱりぶたぶたさんはいいなぁ…
大好き。
今度のぶたぶたさんはお医者さんらしいよ、と友人から聞いた時に、小児科医か?脳外科か?それともコトー先生か?なんて妄想していたのだけど、正解は獣医さん!
なるほど!
魔法とかフォースの力があるんじゃないかと疑われる(笑)ぶたぶたさんの獣医さんとしての手腕はさすがの一言。
そして出てくる動物も可愛い。
「ビビリ猫モカ」の愛くるしさ。猫の魅力はそっけないところだよなぁ~
「春の犬」チョコの勇ましさ。オレはお前の世話にはならん!という声が聞こえてきそうだった。
「トラの家」、トラの優しさ。も~、泣いてしまう。
そしてあとがきのピノンの、「ぷー」。
想像する -
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ネタバレ大好きなシリーズもの。
ピンクのバレーボール大のぶたのぬいぐるみの「山崎ぶたぶた」さん。
今回は過去作品のスピンオフ的な短編集。
比較的出版順に読んでる私には「あれ?これってあの時の?」って思う登場人物や場面があったが読んでなくても理解は出来る作品。
大好きなぶたぶたさんの家族も出てくるし、ファンにとっては嬉しい1冊。
ホンワカ癒し系だと思ってた作品でまさか「ホラー」作品を読むとは思わなかったけれど、それもまたぶたぶたさんシリーズっぽい仕上がり。(隣の女)
チャーハンのお話もまたなつかしい。表紙もこれに合わせたのかな(桜色七日) -
Posted by ブクログ
「 死ぬことは逃げ場ではないのよ」
ノエさんのこの言葉にドキッとした。
強くて厳しい言葉だと思った。
こう言い切るノエさんの目を見つめ返すことが私に出来るだろうか?
2巻の食堂つばめもやっぱり優しかった。
死ぬ気で生きるなんて、言うほど簡単じゃないよ。
でも心から望んでいることは、それがどんなに困難なことでも、そうしようと決めた時に力がわいてくるものなんだ。
それを基準にしたらもっと迷いがなくなるかも、なんて思う。
いつも自信を持って生きていられるわけじゃない。
逃げたくなった時には逃げるんじゃなくて進め!
ノエさんのそんな言葉が聞こえてくる。
力強く踏み出せる方向があなたの心の向いている -
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見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年男性の山崎ぶたぶたのシリーズ。このシリーズは作品によってぶたぶたさんの職業設定が変わるのですが今作では獣医さんでした。
最近の話ではのんびりほんわかで、ぶたぶたさんの絡みも少ないものが多かったのですが、今回はひとつひとつの話をじっくり描かれており、ぶたぶたさんの言葉も一言一言沁み入ります。
人に慣れないビビリ猫との奮闘を描く「ビビリ猫モカ」では微笑ましい風景にほんわかされます。一転、裕福な家庭に生まれるも自分の境遇に疑問を抱いている少年が、母親の飼う犬のアクシデントに見合う「春の犬」では、少年の葛藤にヤキモキさせられます。お金があることというのはどういうこと