北森鴻のレビュー一覧

  • パンドラ’S ボックス

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    ネタバレ

    これまで文庫になっていない作品を集め,おまけとしてエッセイを追加した作品。北森鴻ファンとしては十分楽しめるが,ファンでない方はスルーでいいだろう。エッセイが楽しめたので,北森鴻ファンとして,おまけで★3かな。

    ○ 仮面の遺書
     暗号の謎を解く作品。暗号を解かれてしまうが,解かれることで,自分の犯罪がバレてしまい,暗号を解いた人物を殺害するというオチ。やや意外性のある短篇。北森鴻の幻のデビュー作

    ○ 踊る警官
     Y塚山御陵に死体を埋めたという話を出し,一度捜索させた上で,妻の死体を埋めたというトリック。一度探した場所は,もう一度探さないという心理だけで,一本の短篇を作ったというもので,北森鴻

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    2015年12月05日
  • 孔雀狂想曲

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    ネタバレ

     雅蘭堂という骨董品屋を舞台とした連作短篇集。安積というアルバイトの女子高生と店主の越名が主要メンバー。さまざまな骨董品,ビスクドールなどをめぐるうんちくを語りつつ,骨太の話が多数ある。★3で。
    ○ ベトナム ジッポー・1967
     「ベトナム ジッポー・1967」に思い出を持つ長坂健作という老人と,その孫の安積という少女が登場する。このライターの持ち主,「グエン」という大佐を知っていると語る老人。老人は自分が媒介となり,軍の機密が漏れたので,グエンが死んだと思っていたが,真相は,グエンこそが裏切り者であり,長坂健作は,煙幕として利用されていたという。ジッポーについてのウンチクもあり,やるせない

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    2016年10月30日
  • 共犯マジック

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    それぞれのどこが繋がるのかとワクワクしながら読めたし、それぞれの仕掛けも綺麗に統合されている。すごい。しかし、登場人物は多いし、それぞれの話で出てくる当時の事件も多いし、時系列順でもないので、名前が出てくる度に誰だったっけと前に戻ることも多く、多少面倒だった。
    帯のコピーがいまいち。

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    2015年11月07日
  • 共犯マジック

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    ネタバレ

    共犯マジックは,フォーチュンブックというこの世に起こりうる全ての不幸と災いを予言するための本の存在がミッシングリングとなっている連作短編集である。
    長野県松本市内の書店で売られていたフォーチュンブックを購入した6人の人間と,フォーチュンブックを手に入れたその書店の店員。これら7人の人間が複雑に絡み合う作品となっている。
    6つの短編は,それぞれで事件が発生し,解決が存在している。それでいて,これらの短編には,主人公となる人物だけでなく脇役として,フォーチュンブックにまつわる人物が登場している。そして,これらの短編を時系列で並び替えると,一つの犯罪をめぐる物語が浮かび上がってくるのである。
    フォー

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    2015年09月06日
  • 闇色のソプラノ

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    ネタバレ

     北森鴻の作品は,読んでいるときはとても面白く,夢中になって最後まで読むのだが,しばらくたってからその本を手にとっても,内容を思い出せないことが多い。「闇色のソプラノ」もそんな作品である。北森鴻の作品が,あとになって深く印象に残らないことが多い理由はいくつかあるのだろうが,この作品が,そのような作品になっている理由は,プロットが複雑すぎて,要約しにくいことにあると思う。「要するに,この本はこういう内容なんだ」という説明がしづらい。だから,印象に残りにくいのだ。プロットが複雑すぎる原因は,北森鴻が,サービス精神が旺盛すぎる作家であり,詰め込み過ぎてしまうからだと思う。読者を楽しませよう,びっくり

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    2015年08月26日
  • 深淵のガランス

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    再読5回目。
    この作家の書く人物は、みんな魅力的だ。登場するお酒も食べ物も。絵画や骨董の素養がなくても楽しく読めるなんて、不思議なことです。

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    2017年11月12日
  • 狐罠

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    蓮杖那智シリーズをずいぶん前に読んで、おもしろかったのを覚えていたので、手に取りました。

    本筋より、古美術の世界の常識というか、考え方の違いのようなものに惹かれました。
    せりがどのように行われるか、とか科学鑑定のしくみとか、鑑定書の不確かさとか・・・
    また、主人公の女性の仕事人としてのかっこよさにも惹かれました。

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    2015年06月27日
  • メビウス・レター

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    届くはずのない過去からの手紙は、誰から、誰に向けたメッセージなのか。徐々にあぶり出されていく罪とは。こねくり回し過ぎてる感はあるものの、とにかく巧緻なミステリー。

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    2015年06月27日
  • うさぎ幻化行

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    私たちが機器を通して目にするもの、また音として聞いているものの中には、本物というものは存在しないのだということが改めて思い知らされた感じだ。映像も音も、より感動的になるように、あるいは悪意的な作為を持って編集され私たちの中に入ってきているのだ。

    こんなところに目をつけた北森さんはすごいと思うけれど、ストーリーに自然な流れを感じない、何か違和感を感じてしまう。

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    2015年06月21日
  • なぜ絵版師に頼まなかったのか

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    北森氏の作品の中では冬狐堂シリーズや、蓮杖那智シリーズが好きなので、本書のようにライトなユーモアミステリー系はあまり好みではなかったです。
    またこの時代の歴史に造詣がないため、史実との関係も楽しめませんでした。
    数少ない未読作品だったのに、少し残念です。

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    2015年04月19日
  • ちあき電脳探偵社

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    児童書の類に入るものだと思うけど、一般の書棚にあったこの1冊。可愛らしいミステリー作品。純粋な気持ちを忘れてしまった大人の私にはこの本を心から楽しむことができなかった。大人の方はこの本を読む前に一度心をまっさらな状態にして読んだら世界観に浸れるかも。2012/564

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    2015年04月16日
  • 親不孝通りラプソディー

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    このシリーズは自分には合わなかったな、と感じてしまった。荒唐無稽でハチャメチャなストーリーそのものは悪くないと思うのだけれど、文体のハードボイルド調とミスマッチで面白さが伝わらなかった。敢えてミスマッチを狙うという手法もあると思うけれど、本作ではそれがうまくいっているとはかんじられなかった。

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    2015年03月29日
  • 共犯マジック

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    大好きな北森鴻さんの作品だけど、これは怖かった。偶然のようでいて、実はフォーチュンブックが結びつけた縁。それも不幸へと向かって…

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    2015年02月18日
  • ちあき電脳探偵社

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    すこし子供っぽい・・・
    けどUFO事件と幽霊の正体を暴くなどミステリーをたくさん解き明かしていくストーリーはとても面白かったです。

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    2015年01月03日
  • メイン・ディッシュ

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    読です。 しかし、ミステリとしていろいろな仕掛けがあり面白かったし、料理の描写がなんとも言えない。 さす

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    2014年11月10日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    読書録「ぶぶ漬け伝説の謎」3

    著者 北森鴻
    出版 光文社

    p133より引用
    “幽玄そのものといった光景なのだが、どうも
    焚き火の向こう側にいる獣が、よろしくない。
    おのが欲望に溺れ、いっときの侘び寂を楽し
    もうとすらしない、目つきがさらによろしく
    ない。ときおり唾を飲み込むごくりという物
    欲しげな音が、さらにさらによろしくない。”

    目次より抜粋引用
    “狐狸夢
     ぶぶ漬け伝説の謎
     悪縁断ち
     冬の刺客
     白味噌伝説の謎”

     寺男・地元新聞の記者・ミステリー作家の
    三人を主人公とした、短編小説集。
     寺の境内を掃除しながら、居候とじゃれあっ
    ていた寺男の有馬二郎。そこにやってきたの
    は…

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    2014年09月22日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    面白そうなタイトルに惹かれて購入。
    京都文化論的なものなのかと思ったら、コメディでした。
    冒頭の方はちょっと馴染めなかったので、読後にもう一度読んだら、すんなり乗れた。
    トリックがすとんと落ちない気がするけど、これはドタバタなノリで読む作品なんでしょうね。
    ご住職が好きです。
    京都、大悲閣、行きたくなりました。

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    2014年09月19日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    京都に関するウンチクは受け売りっぽいありふれたものながら、全体に漂うゆるーい感じが軽く読むには適しています。

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    2014年09月10日
  • 狐罠

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    20140831 全体の盛り上がりは良かったが最後のまとめ方がどうか。続編もあるので良かったのかもしれないがなんとなく逃げられたような気がする。

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    2014年08月31日
  • メイン・ディッシュ

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    ねこ視点の話と滝沢編の話がどう交差するのかという仕掛けは面白かったけど、あまりミステリーとしての楽しさは感じなかった。
    キャラもミケさんは魅力的だけど、ヒロインのねこさんはサバサバを通り越して、ただ雑な女にしか見えなくてあまり魅力を感じない。
    個人的には香菜里屋シリーズの方が好きだな。
    ただ、料理の描写は素晴らしかったです。

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    2014年08月25日