北森鴻のレビュー一覧

  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    読書録「ぶぶ漬け伝説の謎」3

    著者 北森鴻
    出版 光文社

    p133より引用
    “幽玄そのものといった光景なのだが、どうも
    焚き火の向こう側にいる獣が、よろしくない。
    おのが欲望に溺れ、いっときの侘び寂を楽し
    もうとすらしない、目つきがさらによろしく
    ない。ときおり唾を飲み込むごくりという物
    欲しげな音が、さらにさらによろしくない。”

    目次より抜粋引用
    “狐狸夢
     ぶぶ漬け伝説の謎
     悪縁断ち
     冬の刺客
     白味噌伝説の謎”

     寺男・地元新聞の記者・ミステリー作家の
    三人を主人公とした、短編小説集。
     寺の境内を掃除しながら、居候とじゃれあっ
    ていた寺男の有馬二郎。そこにやってきたの
    は…。(狐狸夢)

     上記の引用は、「冬の刺客」と題された話の
    冒頭の一節。焼き芋をしているのかなと思った
    のですが、読み進めてみると…。なんとも風雅
    な楽しみ方でした。
     全編の会話が京言葉でかわされているよう
    です。はんなりとした穏やかな感じの響きが、
    なんともいい塩梅です。
     作中に出てくる料理や食材も、京都ならでは
    のものが描かれているようで、京都らしさを
    全面に押し出した作品だと思います。

    ーーーーー

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    2014年09月22日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    面白そうなタイトルに惹かれて購入。
    京都文化論的なものなのかと思ったら、コメディでした。
    冒頭の方はちょっと馴染めなかったので、読後にもう一度読んだら、すんなり乗れた。
    トリックがすとんと落ちない気がするけど、これはドタバタなノリで読む作品なんでしょうね。
    ご住職が好きです。
    京都、大悲閣、行きたくなりました。

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    2014年09月19日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    京都に関するウンチクは受け売りっぽいありふれたものながら、全体に漂うゆるーい感じが軽く読むには適しています。

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    2014年09月10日
  • 狐罠

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    20140831 全体の盛り上がりは良かったが最後のまとめ方がどうか。続編もあるので良かったのかもしれないがなんとなく逃げられたような気がする。

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    2014年08月31日
  • なぜ絵版師に頼まなかったのか

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    明治時代、東京大學医学部教授のベルツ宅で働く少年・葛城冬馬が、ベルツと共に事件の謎を解決していく。
    史実の人物や出来事が軽妙に織り込まれており、冬馬の成長と共に、急速に西洋の文明を取り入れていく時代の変化が描かれる。
    そして、その成長が大きな伏線ともなっている。

    個々の事件は、史実と絶妙に絡んでいて面白い。
    表題作の「なぜ絵版師に頼まなかったのか」が一番よかったかな。

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    2014年08月19日
  • うさぎ幻化行

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    20140726 読んでいるうちに何か引っかかりを感じてしまう。作者の世界に知らないうちに入ってしまっていたようだ。

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    2014年07月27日
  • 顔のない男

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    ネタバレ

    お話は、殺された空木の目線、ベテラン刑事原口の目線、若手刑事又吉の目線など様々な人物の目線で進んでいきます。

    あの事件はこの事件と関係があり、またある事件はこう繋がり…。結末もさることながら、様々に張り巡らされた伏線の数々にただただ驚くばかりでした。

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    2014年03月15日
  • なぜ絵版師に頼まなかったのか

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    犯行動機が時代の転換機特有でおもしろかった。明治維新の波に乗れた人そうじゃなかった人、鬱屈があるんだなと。

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    2014年02月09日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    前作に比べ、ミステリー色よりコメディ色が強くなった。登場人物の暴走も加速。作者は楽しんで書いたのでは?おそらく、これで終わりのつもりはなかっただろう。次作がないのは残念。

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    2014年01月12日
  • なぜ絵版師に頼まなかったのか

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    明治初期の、お雇い外国人・ベルツを題材にした物語。
    連作短編ですが、狂言回しは一人の少年。

    その少年の13歳から23歳までの約10年を追いかけた、
    当時の世俗をネタにしたミステリーとなっています。

    さすがにベルツの性格などは後付けと思いますが、
    江戸から明治へと移りゆく様子が垣間見えるのも、面白く。

    ラスト、続きがあるような終わり方ですが、、
    それが書かれることは永久にないのが、なんとも残念です。

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    2013年12月26日
  • 共犯マジック

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    フォーチュンブックという占い書にまつわる連作短編。
    だが、全部読んで初めて全ての全貌が明らかになるため、一つの長編と言っても良い作品。
    全ての話に少しずつ謎を残しながら、最後にその謎を解いていく展開は面白かった。
    しかし、最後に全ての答え合わせがなされるシーンがあまりにあっさりしていて、もう少し余韻が感じられるラストがよかったな~と思い、星3つ。

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    2013年12月18日
  • メビウス・レター

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    溝の口の古本屋で買った一冊。
    北森鴻の初期の作品。著者お得意の歴史や民俗ものではなく、ライトミステリーといった趣。でも、かなり凝った内容で作りはトリッキー。軽く読めるけど、甘く見ると騙される。

    軽薄なところが全くなく、どんな作品にも品がある。
    やっぱりこの作家は好きです。

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    2013年11月24日
  • 親不孝通りラプソディー

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    しょーもない高校生たちがそのしょーもなさでなんとか頑張っちゃうところが好き。
    突拍子もない展開なんだけど、阿呆だなぁとため息も出ちゃうんだけど、なんだか読み進めてしまった。
    ハードボイルドに憧れながらもまだまだ半熟な卵たちの、そのこっぱずかしいところが味だよね。

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    2013年08月26日
  • 屋上物語

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    再読5回目。
    面白いなー。この人の作品には、なぜだかいつも美味しそうな物が出てくる。本筋には関係ないのだけど、それがあることで物語の統一感が出てくるというか。食べてみたい、さくらスペシャル。

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    2021年01月16日
  • 親不孝通りラプソディー

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    痛快青春ものだけど性も暴力もハードで、こんな高校生いないよ〜
    でも、続きが読みたい。もう読めないのが残念。

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    2013年06月20日
  • メビウス・レター

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    作家の元に送られてくる、過去にとある高校で起きた殺人事件を巡る手紙。作家を取り巻く編集者やマンション住人のストーカー。探偵事務所に依頼された人探し。様々な事件が絡み合ったその先には…。ある一定の部分までは読者もすぐに予測ができるもののその先の真相のどんでん返し具合には、びっくりさせられる。叙述トリック的な部分は、ちょっとわざとらしい感じもしたけれどこれはしょうがないことなのか。

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    2013年03月24日
  • メビウス・レター

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    あらすじ:
    男子高校生が焼死した。謎が残るものの事件は自殺として扱われていた。しかしその数年後、作家・阿坂龍一郎は不可解な手紙を受け取る。内容は――焼死事件の真相に迫る「過去からの手紙」だった。次々に届けられる手紙に恐怖する阿坂は、秘書の眼を盗み、読み進める。それ以外にも、編集者の死、近所の女のストーカー行為に悩まさる。魔の手は阿坂を絡め取ろうとしているのか――。

    「犯人」が「誰」かを当てるのは難しいだろうが、素直に読み進めれば「犯人」の目星は結構簡単につくだろう。真相までの幾層にも折り重なるウウェハースのような仕掛けの数々は、さすが北森鴻といったところだ。

    結構素直に書いてあるから、阿坂の隠したがっている謎とそのための措置、そして「手紙」についても全く驚かなかったんだけど、解説を見ると、当時の編集さんはかなり敏感になっていた模様。個人的には問題なく本格なんだけどナ。おそらく後者が問題になったんだと思うけど、全く問題ないですよね文学的に。ええと納得いかない人はセンター試験の国語の過去問題をあさってみようか。

    このタイプの仕掛けはそもそも何作か読んでいれば、めったなことでは読者をだませない。数をこなせばすぐにピーンとくる。だからこそ「めったなこと」を起こすには、作者の文章力が重要だ。面白ければ面白いほど読者は夢中になって読み進め、ページを捲る手が止まらず、推理よりも物語を楽しむことに専念するんだから。
    その点、この作品は惜しいんだよなあ。でもここから、あの「狐闇」なんかを生み出すくらいの巧さを身に付けるんだから北森鴻は只者じゃない。ええと好きな作家の成長を垣間見るのはファンにとってはマニアックな楽しみです(笑)。

    近所の奥さんの描写は凄い。好きなアイドルやタレントのまねをする人って実際にいるし、行き過ぎると第三者から見ると不気味に映る。その描写が見事なの! ああ、こういう人いるよきっといるよ、と怖くなってしまった。部屋の趣味まで徹底していて、文面から迫力や執着が伝わった。
    ちょっと得心がいかないのが、阿坂とあの人の「秘密」。いくらあんなことがあったとはいえここまでしてしまう程になるのだろうか? それも何年も。もう少し説得力がある何かが欲しかった。

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    2013年02月11日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    3+ 

    偶然にも最後の一文が、“新年が皆様にとってよい年でありますように。”となっており、年末年始に読む本としてはピッタリで、まるで大悲閣千光寺に二年参りした気分。
    読んでいると相変わらずおなかが減るし、著者の他作に絡んだパロディなどのファンサービスもあり、前作に引き続き実に楽しい一作。
    今から読むと切ない気持ちになる“解説”にも注目。

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    2013年01月03日
  • メビウス・レター

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    ―――男子高校生が謎の焼身自殺を遂げた。
    数年後、作家・阿坂龍一郎宛てに事件の真相を追跡した手紙が、次々と送りつけられる。
    なぜ阿坂のもとに?そして差出人の正体は?
    阿坂は人妻のストーカーに付け狙われ、担当編集者は何者かに殺害された。
    すべてがひっくり返る驚愕の結末とは!?傑作長編ミステリー。


    表紙買い、というか帯のあおり買い笑”

    『すべてがひっくり返る』ほどじゃなく、ある程度予想はついたけど
    「ほー」ってなった

    いわゆる叙述トリックってやつかね
    なにも気にせぜう読んだらキレイにだまされると思う

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    2012年12月30日
  • ちあき電脳探偵社

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    【収録作品】桜並木とUFO事件/幽霊教室の怪人事件/ちあき誘拐事件/マジカルパーティー/雪だるまは知っている/ちあきフォーエバー

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    2012年12月22日