【感想・ネタバレ】孔雀狂想曲のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年05月23日

骨董品の店主が骨董品を巡り事件が起こりそれを解決していく短編集。
この人の作品は時間が穏やかに流れていく、そんな日常を送っている感じがして全ての作品を読破したい。

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Posted by ブクログ 2020年06月03日

東京の下北沢にある骨董品店・雅蘭堂(がらんどう)を舞台に主人公である店主の越名集治が骨董品をめぐる事件に巻き込まれる短編集。骨董品の中に込められた人々の記憶や思惑が解き明かされて行く様子にワクワクします。主人公である越名と彼の店に押し掛けてアルバイトとして居着いてしまった少女・安積(あつみ)との、憎...続きを読むまれ口を含みつつも漫才のようなやり取りが作品に清涼感を与えている。

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Posted by ブクログ 2013年03月06日

読みはじめて感じたことと
読み終えて感じたことが全く違った

「そうか!そこを読ませたかったのか!」

と、感じる作品でした。
そういえば表紙もそうだしね、物語の展開に気をとられて
読ませたい部分が読めてなかった
もう一度読んでみようとおもいました

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Posted by ブクログ 2013年02月11日

雅蘭堂・・・いやー、最高じゃないですかっ!!香菜里屋、蓮丈那智、冬狐堂
と読んで来ましたが・・・ふふ、北森作品、次は何を読もうかな~っと♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月25日

個人的に北森鴻の最高傑作に認定。冬狐堂シリーズの「狐闇」と最高の座を争っているのだが、とにかく「巧み」さと古道具への愛にあふれてる、大人の本だ。本当に巧み!上手い!!
年をとればとるほどこの物語をより一層楽しむだろう、と予想できる。逆に若い世代はこの本を楽しむにはまだ早い。この深さを理解するには高校...続きを読む生はなあ、と思ってしまう(というとわたしの年齢がね、あのまああれなのですが)。
道具から見える真実はその持ち主などにとってはインパクトがあることかもしれないが、その他の人には興味のかけらもない出来事かもしれない。北森鴻はそういう部分を態とらしく書かないかわりに、言葉を操りじんわりと心に訴えかけてくるものがあるのだ。もう本当にお話を書くのが上手い!最近の「萌」ばかりで名を売ってる作家とは比べ物にならないね!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

短編集。
骨董品屋雅蘭堂を舞台に骨董品をめぐって事件が起こる。
相当な鑑定眼がある店主が抜群の推理力で事件を解いていく。
冬狐堂で出てきた市も出てきてなんだか繋がりを感じておもしろい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

いつも開店休業状態の下北沢の骨董店・雅蘭堂。店と店主・越名の手を経ていく「モノ」は、それぞれに過去と記憶を抱えた古物たち。そして、その因果が事件を引き起こすことも・・・。おっとりと寝ているかのような細い目で、真実を導き出していく骨董店主のミステリー短編集。

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いつも開店休業状態とはよく言ったもので、冒頭はいきなり店主の居眠りから始まるのだから、このほのぼの感がたまりません^^。古い物を扱っていると、人の思いも一緒についてくる、そういうあったかさを持ったお話です。店主とちょっぴりズレたアルバイト女子高生のやりとりも軽妙で楽しい!全部で8篇あり、一つ一つは短いのですが、それを感じさせないくらい、ぎゅっと詰まった内容です。骨董に関する薀蓄も楽しい。
蓮杖那智シリーズや冬狐堂シリーズよりも、人間の記憶のあったかみのようなものが感じられてグッド♪最初の1,2編は、「ちょっとパンチが足りない?」なんて思っていたのですが、読み進むとクセになるタイプのお話でした。

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Posted by ブクログ 2022年04月30日

冬狐堂・蓮丈那智シリーズで出ていた越名さんってなんかもっといわゆるおじさんだと思ってたんだけど笑、表紙とか見てるとそこまでおじさんじゃなくて衝撃笑。

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Posted by ブクログ 2017年11月30日

再読3回目。
今回は趣味骨董の主人が主役。幅広い知識と取材に裏打ちされた、安心して読める(わたしにとっての)未知の異文化ミステリ。楽しい。ずっと読んでたい。

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Posted by ブクログ 2016年10月16日

那智シリーズ、冬狐堂シリーズにでてくる雅蘭堂店主越名集治が主役の短編集。北森キャラの中では好きなので、もっと越名が調査するミステリが読みたかった、惜しい作家を亡くしました。出てくる取り扱い品はベトナムジッポー、アンディウォーホール、ジャンクカメラ、古九谷花器、コカコーラノベルティ、洋画(K画伯とは川...続きを読む村清雄の事か?)、江戸切子、ジュモーのビスクドールなど。古九谷焼幻化では銭屋五兵衛と弁吉の名前がでてきてちょっと嬉しかったが、いかんせん全て短すぎてやっぱりノレず。短編って苦手やなぁ、とまたもや実感した次第です。

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Posted by ブクログ 2015年08月27日

冬狐シリーズよりカジュアルな雰囲気がある骨董ものです。
ストーリー展開はほのぼのしているものの、モノを見極める時の緊張感はしっかりあります。
どちらも甲乙つけがたい面白さでした。

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Posted by ブクログ 2015年03月17日

この作品の主人公は雅蘭堂の店主、越名集治。この主人公、普段は普通のおじさんぽいのだが、なかなかのキレ者、閃きと豊かで鋭い感性で骨董品を巡っておこるミステリーを解決していきます。短編ですが念入りな作品ばかりで楽しめました。

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Posted by ブクログ 2014年09月23日

20140923 作者のいろいろなシリーズを一通り読んでみた。男が主人公のシリーズの方が軽みがあるような気がする。続きが読めないのが残念だ。

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Posted by ブクログ 2013年06月07日

私自身は骨董品とか古本とか集めようとかぜんぜん思わないけど、なぜかそういう世界に惹かれる。

この本は下北沢の骨董品が舞台で、そこで起こるミステリー。

骨董品の世界もわけがわからず奥が深い!

コレクションのためには人を騙したり、出し抜いたり、はては人殺しも厭わない。
とりつかれると怖い世界だ。

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Posted by ブクログ 2012年05月09日

すっかり北森鴻にハマリました。
この作品の中で登場するどこにでも居そうな安積に会いたくなりました。
キリコ・キリコの最後の謎解きの形が目に浮かばずに、チョット消化不良。
他の作品も引き続き読みたいと思います。

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Posted by ブクログ 2011年04月02日

・ベトナム ジッポー・1967
・ジャンクカメラ・キッズ
・古九谷焼幻化
・孔雀狂想曲
・キリコ・キリコ
・幻・風景
・根付け供養
・人形転生

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Posted by ブクログ 2011年03月02日

東京下北沢にある骨董屋・雅蘭堂の店主が、骨董品にまつわる謎を解く連作短編集。

サブキャラの安積のキャラクター造形に惹かれるw

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Posted by ブクログ 2011年01月24日

『メイン・ディッシュ』に引き続き北森鴻さんの作品。古道具屋を舞台にした推理もの。雅蘭堂の店主・越名集治とアルバイトの女子高生・長坂安積が骨董品やアンティークグッズが絡んだ事件の謎を解き明かしていく。やはりこの二人の掛け合いがいい!安積ちゃんのいまどきの女子高生っぽさ、でも純粋さも残っていてそれが解決...続きを読むの糸口になったりならなかったり。この作品も細かい描写が優れている。良く調べて書かれているなあと感じた。

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Posted by ブクログ 2010年06月22日

骨董をテーマにした連作ミステリー短編集です。
冬狐堂シリーズ同様、取引に纏わる裏世界と
人の欲の深さと、同業者との騙し合いなどがあり
殺人事件が起こったりもする。

主人公は下北沢で開店休業状態の雅蘭堂店主の越名集治。
決してイケメンではないのに、温かい。
作品や人に対する接し方が紳士なのですよ。
...続きを読む常に正面を向いて、真っ直ぐなんですよ。
この人好きです!
他のキャラもよく描かれていて、時にワクワク、
時にハラハラしながら楽しく読めました。

北森作品を読むなら、ここから入った方がいいかも・・・
解説が北森作品が好きだぁ~と言ってるような内容で
北森作品のシリーズやキャラについての説明が
わかりやすく載っている。
この解説を読んでから、どの順番で読み進めるかを
決めると迷わないで済むと思いますよぉ~

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Posted by ブクログ 2010年02月26日

★あらすじ★「趣味・骨董の店雅蘭堂」の店主・越名集治が遭遇した骨董品をめぐる連作短編集。押し掛けアルバイトの安積に振り回されるほど押しの弱い越名だが、骨董品に秘められた真実を見抜くもう一つの顔があった…
★感想★「狐闇」などにも登場した雅蘭堂の越名氏が主役です。越名の性格のせいか、骨董業界の裏を描い...続きを読むていてもどこかあっさりとしていて読みやすいです。重量感のある冬狐堂シリーズと読み比べてみても面白い。個人的に安積のキャラは好きになれませんでしたが。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

ナツイチに選ばれていたので読んでる人が増えてるみたいです。
個人的には冬狐堂シリーズ、香菜里屋シリーズ、民俗学シリーズに続いて、シリーズ化して欲しいですね。

ある意味、3シリーズのちょうど中間地点に位置するんじゃないかと思います。他の3シリーズは扱うものがマニアックなので。

この作者の作品...続きを読むを読んだことがない人はこの作品から入ると入りやすいかな。この作品で興味を持った人は違うシリーズも読んでみてもいいかもしれないです。

主人公の越名集治と女子高生長坂安積の掛け合いも絶妙です。
女子高生という設定ではなくてもいいかもしれないですけど。

アンティークのベトナムジッポーやらアンディ・ウォーホルのオリジナルなどもあれば、焼き物や絵画なども取り上げられています。

ただ、他のシリーズに比べて読後感はかなりあっさりとしています。そこが魅力なのかもしれませんが。少し物足りないと思う人もいるかもしれないですね。次回作に期待します。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

日々是好日? 骨董品をめぐって今日も事件が…。
いつも開店休業状態の下北沢の骨董屋・雅蘭堂。でも人々の思いのこもった「モノ」をめぐって事件が起きれば、雅蘭堂主人は名探偵となって謎を解決! 傑作ミステリ連作短編集

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

骨董屋雅蘭堂(がらんどう)に持ち込まれる謎や事件を、店主の越名集治が持ち前の鑑定眼と推理力で解決していきます。ちょっぴりハードボイルド感もある、骨董にまつわる謎解きミステリといったところでしょうか。
越名は相当な目利きだけど、商売はそれほど上手くなくお店はいつも閑古鳥状態だったり、ひょんなことからバ...続きを読むイトに雇う羽目になった相棒役の女子高生安積との掛け合いなど、ユーモア感もあります。

短編八篇のタイトルとその話の種となる骨董品
・ベトナムジッポー・1967
・ジャンクカメラ・キッズ
・古九谷焼幻化
・孔雀狂想曲•••孔雀石が話の種です。
・キリコ・キリコ•••江戸切子。
・幻・風景•••小説家が残した風景画。
・根付け供養
・人形転生•••人形=ビスク・ドール。

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Posted by ブクログ 2022年09月11日

骨董品店の店主にしておくには惜しいほどの探偵っぷり。
ここまで卓越した推理力は、骨董品店の店主には入らないような気がするが。

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Posted by ブクログ 2016年04月28日

下北沢にある骨董品屋・雅蘭堂を舞台としたミステリ連作集。一つ一つの話がしっかりまとまっている。店主の越品と押しかけアルバイトの安積の掛け合いも面白い。ただ、一つ一つの事件が一般的でなく専門的なので分かりづらい事も。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月30日

雅蘭堂という骨董品屋を舞台とした連作短篇集。安積というアルバイトの女子高生と店主の越名が主要メンバー。さまざまな骨董品,ビスクドールなどをめぐるうんちくを語りつつ,骨太の話が多数ある。★3で。

○ ベトナム ジッポー・1967
 「ベトナム ジッポー・1967」に思い出を持つ長坂健作という老人と,...続きを読むその孫の安積という少女が登場する。このライターの持ち主,「グエン」という大佐を知っていると語る老人。老人は自分が媒介となり,軍の機密が漏れたので,グエンが死んだと思っていたが,真相は,グエンこそが裏切り者であり,長坂健作は,煙幕として利用されていたという。ジッポーについてのウンチクもあり,やるせない読後感も合わさって,なかなかの作品

○ ジャンクカメラ・キッズ
 竹島という古物商からジャンクカメラを譲り受ける。壊れたカメラを利用して保険金詐欺をする若い連中がいる,として保険会社の調査員から話を聞くが,その調査員が殺される。真相は,ジャンクカメラを利用したクスリの密売がされており,そのことに気付いた調査員を竹島が殺害していたというものだった。友人に裏切られるというやや,読後感が悪い作品ながら,話の作りはなかなかいい。

○ 古九谷焼幻化
 兄から,「掘り出し物古九谷焼が本物かどうかを見極め,本物であれば買ってこい」と頼まれる。兄とは因縁がある犬塚という一癖も,二癖もある古物商と武藤という美術評論家。武藤は,古九谷焼を偽物と判断するが,雅蘭堂は,全てが犬塚の罠であり,本物を偽物と鑑定させるために仕向けたゲームだったと見抜く。古九谷焼についてのウンチクもあり,なかなかの作品。

○ 孔雀狂想曲
 鉱物標本を買い損ねた男が出てくる。真相は,絵の贋作に鉱物を使っていたというもの。絵を盗み出したものとは別の者が贋作を作って流そうとしていたが,絵を盗んだ者も同じことを考えており,鉢合わせになったという話。イマイチ,ピンとこまい話だった。標題作だが…。普通のデキか。

○ キリコ・キリコ
 「形見の品」を預かった雅蘭堂が、切子の酒瓶を渡す。渡された女性は,十年も会っていなかった伯母からの形見の品について,思い出話をする。融資を断られた父と母と,親戚同士で行われていた宴席でのトラブルについての話だった。雅蘭堂の店主,越名は,送られた瓶は,酒瓶のフタの部分であり,フタとして隠されていたという真相を伝えるために形見として送ったのだという真相を伝える。さらっとした話だが,良質な短篇。

○ 幻・風景
 Fという小説家が残した絵画。《三鷹駅前暮色》。同じ構図の絵がもう一つあるはず…という。真相は,もともと《希望の街》として描かれた絵画が,色あせ,夕暮れ時の街になってしまった。そのことを使って,もう一つ,贋作を作り,一儲けしようと考え,今回のペテンを考えた犬塚は,越名を仲間に入れようとして今回の企みを行っていた。犬塚の娘の恵子の裏切りにより,越名は,企みを暴くことができたという作品。読後感もよく,良作。

○ 根付け供養
 島津という男が,根付けの贋作を作り「英琳」という名を彫り,高沢という老人が買い取っていた。高沢は,越名に英琳の作品を鑑定させていた。安積が預かった英琳の根付けの突起部分を破損させてしまう。越名は,英琳が現代の作家の作品であることを見抜く。高沢も,既に英琳が現代の作家の作品であることを見抜いていたという話。安積という少女の態度がなんとも腹がたつ作品だが,作品の出来としては及第点か。

○ 人形転生
 ビスクドールをめぐる作品。《ミツコ》というビスクドールのサンプルを多数に作り,サンプルを発注し,サンプルを売って儲けようという話を持ちかけ,本物は亡くなった方がサンプルの価値が高まるとして,火災で廃棄しようと持ちかけ,美輪という男が,宇崎と神谷という男を焼死させたという話。普通のデキか。

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Posted by ブクログ 2012年05月06日

押しかけアルバイトの女子高生・安積のキャラクターが不愉快以外のなにものでもなかった(もちろん、個人的な感想です)。

職業うんちくと密接に結びついたコージーミステリで、プロ意識のない人物が出てくるとものすごくイライラするんだけど、とくにこの安積というキャラは「押しかけバイト」であっても最悪。

商品...続きを読むを万引きしようとする、店の高額商品を勝手に三千円で友人に売ろうとする、働かないくせに偉そう、客からの預かり物をぶっ壊しておいてヘラヘラしているところなんか、いくらフィクションであっても、こういうのを憎めないとか面白いとか思える感性はまったくわからない。
主人公の店主との掛け合いも軽妙っていうより、しょうもないし、イマドキの女子高生、という設定は出版された当時のだとしても古い、かつ認識がおかしい。
ああいうのは「イマドキ」じゃなく、ただの「DQN」です。

設定も謎も魅力があって、文体の古さ(「~だゾ」とか)と安積というキャラさえなければものすごく好んで読めたはずの作品なだけに、ガッカリ感もひとしお。

とはいえ、もう氏の新作が読めないのも残念です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月22日

冬狐堂シリーズに出てきた骨董屋が主人公の短編。 相変わらず骨董の蘊蓄は楽しいんだけど、 冬狐堂シリーズに加えてこれをやる必要があるのか? 冬狐堂が結構重厚で複雑な話が多いので、そのライト版なのか・・・。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

骨董屋「雅蘭堂」が商品と共に取り扱う珠玉のミステリ
お話ひとつひとつの結末は決してハッピーエンドではないのだけれど何故かさらりと心に収まる短編集
店主のお人柄かな?
アシスタントとの丁々発止が面白いです
そして店主とお兄さんの関係も興味深い。

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Posted by ブクログ 2010年05月24日

日々是好日? 骨董品をめぐって今日も事件が…。
いつも開店休業状態の下北沢の骨董屋・雅蘭堂。でも人々の思いのこもった「モノ」をめぐって事件が起きれば、雅蘭堂主人は名探偵となって謎を解決! 傑作ミステリ連作短編集。

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