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東京は下北沢の片隅にある骨董品屋・雅蘭堂。店主の腰名集治は実は相当の目利きなのだが、商売はそれほど上手くない。おかげでいつも開店休業状態。それでも、ひとたび人々の記憶や思いのこもった骨董品をめぐって事件が起きると、抜群の鑑定眼と推理力で謎に挑む。ベトナム・ジッポー、鉱物標本の孔雀石、江戸切子――様々なモノと謎が今日も雅蘭堂を訪れる……。傑作ミステリ連作集。
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Posted by ブクログ
いつも開店休業状態の下北沢の骨董店・雅蘭堂。店と店主・越名の手を経ていく「モノ」は、それぞれに過去と記憶を抱えた古物たち。そして、その因果が事件を引き起こすことも・・・。おっとりと寝ているかのような細い目で、真実を導き出していく骨董店主のミステリー短編集。
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いつも開店休業状態とはよく言ったもので、冒頭はいきなり店主の居眠りから始まるのだから、このほのぼの感がたまりません^^。古い物を扱っていると、人の思いも一緒についてくる、そういうあったかさを持ったお話です。店主とちょっぴりズレたアルバイト女子高生のやりとりも軽妙で楽しい!全部で8篇あり、一つ一つは短いのですが、それを感じさせないくらい、ぎゅっと詰まった内容です。骨董に関する薀蓄も楽しい。
蓮杖那智シリーズや冬狐堂シリーズよりも、人間の記憶のあったかみのようなものが感じられてグッド♪最初の1,2編は、「ちょっとパンチが足りない?」なんて思っていたのですが、読み進むとクセになるタイプのお話でした。
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