北森鴻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあれ?この拾った男性が料理が上手な設定・・。
というのはともかく。
「香菜里屋」のあとなだけにテリヤの次はミケ?とつい思う。
女優のねこさんとミケと劇団員のワイワイした様子が楽しくて美味しそうで、それとは対照的に暗くてじんわりと不気味な悪意が漂う「滝沢」編。
交互に語られるうちにだんだんと核心にせまるわけですが。
「まさかフィナーレ直前であの人物が、実はあの人物とああいう関係にあったなんてのは、小説の世界ではご法度だ。」
って、まさにこれ?
途中、こんがらがってしまって理解するのがたいへんだったし、こういうのはあまり好みじゃない。
けど、ねこさん、小杉、ミケが大好きでラストのお話は堪能しまし -
Posted by ブクログ
あらすじ:
男子高校生が焼死した。謎が残るものの事件は自殺として扱われていた。しかしその数年後、作家・阿坂龍一郎は不可解な手紙を受け取る。内容は――焼死事件の真相に迫る「過去からの手紙」だった。次々に届けられる手紙に恐怖する阿坂は、秘書の眼を盗み、読み進める。それ以外にも、編集者の死、近所の女のストーカー行為に悩まさる。魔の手は阿坂を絡め取ろうとしているのか――。
「犯人」が「誰」かを当てるのは難しいだろうが、素直に読み進めれば「犯人」の目星は結構簡単につくだろう。真相までの幾層にも折り重なるウウェハースのような仕掛けの数々は、さすが北森鴻といったところだ。
結構素直に書いてあるから、阿坂