狐闇

狐闇

小説・文芸
913円 (税込)

4pt

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく! (講談社文庫)

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狐闇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    骨董商を営む冬狐堂こと宇佐美陶子が巻き込まれる事件簿第2巻。

    競り市で落札した2枚の海獣葡萄鏡のうちの1枚が三角縁神獣鏡にすり変わっていたことに端を発して次々と起こる怪奇な事件。
    歴史を遡って事件を読み解いていく壮大なミステリー。あの歴史上の出来事にこんな裏話が隠されていたなんて。自分にとっての新しい事実にも出会え、満足の一冊!

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    旗師(店舗を持たない骨董商)である主人公・宇佐見陶子が、競り市で魔鏡を手に入れたことから鏡を取り戻そうとする者からの接触を受けた後、贋作づくりという身に覚えのない汚名を着せられて、骨董業者の鑑札をはく奪されてしまう。自身に罠を仕掛けた相手を探し出そうとする中で陶子が魔鏡の謎に迫っていく内容です。同作者の方の作品の登場人物である蓮丈那智、越名集治も謎にかかわることになり、陶子が親友でカメラマンの硝子(しょうこ)も含めた彼らとともに敵に立ち向かうところが最後まで飽きませんでした。事件の内容や魔鏡を巡る謎は「狐闇」単体でも完結しているのですが、蓮丈那智シリーズの「双死神」(新潮文庫「凶笑面」収録)や「暁の密使」とつながっている話もあるため、それらの話にも非常に興味がわく内容でした。

    0
    2021年04月12日

    Posted by ブクログ

    いろいろ順番が分からないww
    次何を読めばいいのだろう。また邪馬台にもどればいいかなw

    作品間のリンクが好きな私にしてみれば、こういうのはただただうれしい、おもしろい。

    内容自体も自分にとって興味のあることばかりで、考え方の一つとして面白味がある。

    0
    2015年03月21日

    Posted by ブクログ

    「旗師」宇佐見陶子シリーズの2作目です。

    初っ端から陶子さんピンチです。
    騙されて、盗難にあって、事故に遭います。
    極めつけに鑑札を剥奪されて満身創痍です。
    文章が陶子さんの一人称なので、
    感情移入して読む読者も同じ目に遭います。
    これでもかと押し寄せる悪意に読んでいて苦しくなります。
    巻末の解説にあるとおりサスペンス色がとても濃いです。
    元を正せば陶子さんの言葉だったり行動だったりが原因なので、
    個人的には自業自得の感もあって感情移入し難かったのですが。
    用心しているようでコロッと騙されるあたり、
    自分の目を過信し過ぎているような・・・。
    蒐集家としての悪い面も出てますね。
    前作同様、相変わらず突っ張った生き方をしてます。
    旗師廃業に追い込まれて呆然とした時期を過ぎ、
    真相を追い求めて行動を開始してからは、
    事態がどんどん動くのでグイグイ引き込まれます。
    今回一連の事件の発端は魔境で、
    それにまつわる歴史の考察(推論?)などとても興味深かったです。
    後半は一気読みでした。
    ああ疲れた・・・。

    このシリーズはこれで全部読んだことになるので寂しい気もしますが、
    今回この作者の別シリーズの登場人物が出てくるところをみると、
    そのシリーズを読めば陶子さんにまた会えるような気がします。
    どうなんでしょうか。

    0
    2017年10月14日

    Posted by ブクログ

    事の起こりは競り市で青銅鏡を手に入れたこと。
    しかしそれは盗品で、持ち主に返すことになるのだが、
    それはただの青銅鏡ではなかった。

    そして青銅鏡を盗んだとされる男が自殺し
    競り市の主催者から買い取った絵画が消え
    贋作を捌いているという汚名を着せられ鑑札を失う。
    更に競り市の主催者が強盗に殺された。

    確実に陶子を巻き込んで何かが動いている。
    謎が謎を呼び、更に深まる謎。
    そこに手を差し伸べ、共に戦ってくれたのは
    硝子さんであり、蓮杖那智先生であり、雅蘭堂の越名であり、
    そして癒し役で、香菜里屋の工藤も出てきます♪
    北森オールスターズ勢ぞろいです!

    魑魅魍魎の親玉級の命を掛けた化かしあい。
    裏の裏をかき、先手の更に先手を取る。
    手に汗握るサスペンスとは、このことですよ。

    すっごく面白かったです。
    本作を読むには「孔雀狂想曲」と「香菜里屋シリーズ」&
    「蓮丈那智フィールドファイルシリーズ」のうち
    1冊を読んでから入ったほうが、楽しさ倍増ですよ♪

    0
    2010年08月09日

    Posted by ブクログ

    いや〜面白かった。
    店舗をもたない古物商(旗師)の女性陶子が主人公。
    競り市で手に入れた魔鏡で運命がかわる。
    魔鏡に隠された謎。
    明治初期の壮大な計画が、今、現在にも影響を与えているのが面白い。
    何事にも屈せず真実を追究しようとする女性の強さが良い。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    k_32)冬狐堂シリーズ長編の第二弾。おもしろかったです。続きが気になって、また夜更かし。休日だからいいんだけど。
    前回読んだ「狐罠」もおもしろかったけど、こちらの方が好き。壮大な歴史の話と骨董を絡めて書いてあって、いろんな点で興味深い。日本史好きの方がどう思われるか、ちょっと興味があります。私は歴史には疎いので。北森さんは好きだなあ。別のシリーズも読んでみようっと。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    『冬狐堂』シリーズ第2作。
    骨董商『冬狐堂』こと宇佐見陶子の日常の歯車は、骨董市で競り落とした一枚の青銅鏡によって狂い始める。競り落としたはずのものと違う、手元に届いた鏡。その魅力。市に参加していた男の突然の自殺。「あれは間違いです。返してください。」と接近してくる怪しげな男たち。そして、陶子は骨董業者の鑑札を剥奪される罠へと陥れられて、、、。誰が、何のために。五里霧中の調査行は、やがて日本の歴史を紐解く道行となっていく。

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    まず!この作品を読む前に、「凶笑面」を読むことをオススメします!
    北森鴻さん、はまりましたね〜d(>_< )。本当におもしろいです。
    古代からの天皇家の系譜だの、征韓論がどうの、と、あまりにも話しが壮大になりすぎて「おいおい、、、どう収束つけるんだよ、この話?(☆。☆)」と思っていたのですが、さすが落としどころはきちっとしていますね〜。ミステリーの筋としてはちょっと・・・という感じでしょうか。あと、前作の方が骨董業界の裏話的なところがおもしろかったかな。でも、主人公の「五里霧中」感はこの作品の方が良いですね。
    蓮杖那智シリーズは、キレ者の主人公の危なげなさを楽しめるのですが、こちらのシリーズは陶子と胃の痛みを共有できる雰囲気です。どうなるんだろう?どうなっているんだろう??とハラハラしながら読めました。そして、「あれ??なんか聞いたことのあるような・・・??」と思っていたら・・・きましたよ!蓮杖那智シリーズとの絡みが!!おぉ〜、そうくるのかぁ!!って感じでした。お馴染みの三軒茶屋の香菜里屋のマスターも、那智も勢ぞろい。同じ作家さんの作品を連続して読むことの醍醐味を十分に感じさせてくれる内容です!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    同作家による短篇「双死神」を下敷きにしたであろう長篇です。冬狐堂シリーズで知られる主人公の旗師・宇佐美董子を中心に、他のシリーズでも登場する人物たち(その最たる例が蓮丈那智)も出揃っていることから、おいしい一冊に仕上がっています。

    それだけ揃えたキャストなので、語られる世界観も大きいです。税所コレクションともいわれる税所篤が収集した考古品を軸にして、ストーリーは進むにつれてミステリーの度合いを増していきます。助け合いもあれば裏切りもあり、読み応えは十分です。

    いわゆる本格ミステリーではありませんが、歴史や美術――そして特に日本史や古美術――に興味・関心がある場合は、引き込まれるように読めるのではないでしょうか。ちなみに私はその一人でした。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    再読のはずなのだけど、全く記憶になく初めて読むかのように楽しめました。最後の種明かしが難しくてそれで覚えてなかったのか、魔鏡の魔法にかかったか。解説が野間美由紀さんなのも感慨深いです。お二人とも新作はもう読めないのは寂しいです。最後ガスパールがひどいことになってて、ちゃんと成猫になれたのかも気になります。

    0
    2026年06月15日

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