北森鴻のレビュー一覧

  • メイン・ディッシュ
    久々の再読。
    北森さんにはまった記念すべき一冊。
    何度読んでも面白い。

    どこかミステリアスで、料理の腕前がピカイチのミケさん。
    ぶっ飛んだ性格の劇団の座付き作家小杉。
    アネゴのねこさん。
    みんな魅力的。

    挿入される別視点の短編はどう関わるのか。

    あの人の正体は、本格ミステリなら反則気味だけど、...続きを読む
  • 孔雀狂想曲
    東京の下北沢にある骨董品店・雅蘭堂(がらんどう)を舞台に主人公である店主の越名集治が骨董品をめぐる事件に巻き込まれる短編集。骨董品の中に込められた人々の記憶や思惑が解き明かされて行く様子にワクワクします。主人公である越名と彼の店に押し掛けてアルバイトとして居着いてしまった少女・安積(あつみ)との、憎...続きを読む
  • 狐罠
    骨董業界の 騙しあい、ミステリー作品。
    最初から 最後まで、 面白い。
    骨董好きには、おすすめ。
  • 親不孝通りディテクティブ
    青春テイストのミステリーっていうのかな。とにかく、面白いエンターテイメント小説。友情タッグな二人が登場。男子が好きそうなテイストの話。個人的にはとても面白かったのでそのまま連作の今作から続編の長編読みたい気分。
  • 親不孝通りラプソディー
    これだけゴテゴテと色々なネタを突っ込んでるのに、あっさりと読めて、混乱しないのはさすが。最後もきっちり落ちてるし。
    かも・ねぎコンビ、まだまだ読みたかった。早いよ、北森さん。
  • 天鬼越―蓮丈那智フィールドファイルV―
    浅野里沙子さんが引き継いた蓮丈那智はこれまでの蓮丈那智と確かに違うけれど、それでもこうして私たち読者の前に現れてくれたことが心底嬉しい。心からの感謝を。

    日本で最も美しく、凛々しく、聡明な民俗学者の最後のフィールドワークの記録。これを読み終えたら本当に最後になってしまう。そう思うとなかなか読み進め...続きを読む
  • 暁の密使(小学館文庫)
    同作者の『狐闇』や蓮丈那智フィールドファイルで再三出てくる税所コレクションと三角縁神獣鏡。明治の国際パワーゲームに勝つ為にチベットに南朝を復活させようという計画の為に偽造された、八咫烏が映し出される魔鏡版三角縁神獣鏡、その三角縁神獣鏡がチベットへ旅するのが本書『暁の密使』
    歴史的な真偽はさておき、大...続きを読む
  • 邪馬台―蓮丈那智フィールドファイルIV―
    これぞ北森民俗学の集大成というべき作品だと思います。オールスターキャストが集結して最大の謎に挑む構成、阿久仁村遺聞という途轍もなく凝った文書を創作する想像力、テーマの大きさなど文句のつけようがない。
    筆者が替わった後はそれぞれのキャラクターから魅力的な毒が抜けて物足りない気がしますが、それよりこの作...続きを読む
  • 凶笑面―蓮丈那智フィールドファイルI―
    現代日本で最も凛々しく美しく、頭のきれる女性研究者だろう。三國の苦労する姿も狐目の教務課も女旗師も、それぞれのキャラクターが立体的で好ましく思う。
  • 暁英 贋説・鹿鳴館
    北森氏の遺稿に相応しい壮大な物語。
    どこまでが史実でどこからが創作なのか判断する知識がないものの、維新の時代に生きる日本人の希望と苦悩、政府お抱え外国人から見た新生日本の抱える矛盾が、力強く描かれている。
    最後にどう結論付けるのか、決して知ることができないのが残念で仕方がないです。
  • 狐罠
    抜けていたシリーズものを。最初になるのかな。

    古美術の世界は魅惑的だけれども、どうなんでしょうか。
    いずれにしろ、歴史学出身らしい、ちりばめられたあれやこれやが楽しませてくれる。
  • 凶笑面―蓮丈那智フィールドファイルI―
    民俗学者とその助手が民俗調査の為に現地へ行きそこで事件が起こり、そして民俗調査をしながら事件も解決していく話だけど、民俗学についての話が全然ついていけずさっぱり分からない。
    再読間違いなしの本となりました
    2016.4.1
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂
    以前借りたものを買い直して再読。冬狐堂シリーズ最高!美術品についての話は勿論楽しいのだが、今回は学生時代の陶子が友人の才能を見て、自分自身の限界を知るというエピソードがすごく良かった。
  • 狐闇
    おもしろかったー!最初から最後までドキドキハラハラ。
    なにせ初っぱなから主人公・宇佐見陶子が、古物商の鑑札を取り上げられてどん底な雰囲気から始まります。
    狐罠のラストからのギャップがすごいので、読むなら罠→闇の順番通りに、続けてがお勧め。
    前作では話だけだった「凶面笑」の蓮丈那智、「孔雀狂想曲」の越...続きを読む
  • 狐罠
    ラストまでドキドキさせる骨董界ミステリー。
    同じ骨董系のお話だけど、「孔雀狂想曲」とはうってかわってシリアスでシビアな話です。
    丁々発止のやりとりは「孔雀~」でも出てくるけれど。
    それから「花の下にて春死なむ」のビアバー「香菜里屋」が登場したり、別シリーズの主人公蓮丈那智も話の端に出てきたりでニヤリ...続きを読む
  • 凶笑面―蓮丈那智フィールドファイルI―
    歴史学とは似ているようで異なる民俗学。初めての人でも、考古学とは違う民俗学の見方や解釈に興奮すること間違いなし。続きが気になって眠れなくなります!
  • 桜宵
    香菜里屋シリーズ2作目。
    シリーズ1作目もとても良かったけれど、読み慣れてきたこともあって、思い入れで★一つアップ!

    人間の描き方がさまざまで、それがまたミステリとしてのストーリーを面白くしている。
    工藤が、探偵役としては事件や人に対する感情を、押さえつつも抑えられない感じが人間的で良い。
    高級料...続きを読む
  • 香菜里屋を知っていますか
    ビアバーシリーズ最終巻。登場人物たちの背負っているものが謎解きとともに明らかにされていく本シリーズの最後は謎解き役工藤の謎が明らかになる。
    前作で終わりも良かったと思うのだが、著者のサービス精神だったのだろうと思う。それにしても、自らの死を予感させるような最後はとてっも悲しいものを感じる。急死だった...続きを読む
  • 螢坂
    ビアバー香菜里屋シリーズ3作目。2作目ほど明るくはない。殺人ではないけれど、「死」というものが意識された作品が多い。特に表題作はシリーズのなかでも悲しさは群を抜いているのではないか。それでも、ミステリーとしての仕掛が大掛かりで秀逸。読み応えがある。
  • 桜宵
    ビアバー香菜里屋シリーズ2作目。前作は余りにも切ない話ばかりで嫌になるほどだったが、2作目は厳しいながらも、ラストに希望を感じさせる話が多くなっている。プロットの妙はますます冴えている感じで、完全にハマッてしまいそうだ。