螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉

螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉

715円 (税込)

3pt

4.3

ビールの苦みが、心に寄り添う夜がある――

何度でも味わいたい、極上のミステリー!


若き日の面影を探して街をさまよううち、
カメラマンの有坂祐二はビアバー《香菜里屋》に辿り着く。

十六年前に別れた恋人の名を耳にした男は、
料理上手で聞き上手のマスター工藤に心をほぐされ、
胸の奥底にしまっていた過去を語り始める。
そこには思いもよらぬ謎が――(表題作)。

連作短編ミステリーの傑作!

解説 藤田香織

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香菜里屋シリーズ のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
    748円 (税込)
    人生に必要なのは、 とびっきりの料理とビール、 それから、ひとつまみの謎。 三軒茶屋の路地裏にたたずむ、ビアバー「香菜里屋」。 この店には今夜も、大切な思いを胸に秘めた人々が訪れる――。 優しく、ほろ苦い。 短編の名手が紡ぐ、連作ミステリー。 不朽の名シリーズ第1弾! 第52回日本推理作家協会賞 短編および連作短編集部門受賞作 解説 瀧井朝世 春先のまだ寒い夜。ひとり息を引き取った、俳人・片岡草魚。 俳句仲間でフリーライターの飯島七緒は、孤独な老人の秘密を解き明かすべく、 彼の故郷を訪れ――(表題作)。 バー「香菜里屋」のマスター工藤が、客が持ち込む謎を解く連作短編ミステリー。
  • 桜宵 香菜里屋シリーズ2〈新装版〉
    748円 (税込)
    今夜もグラス片手に、謎解きに耳を傾けて。 ビアバー《香菜里屋》のマスター工藤に託された、 妻から夫への「最後のプレゼント」とは――。 連作短編ミステリーの金字塔! 解説 中江有里 妻の死から一年。警察官の神崎守衛は、遺品の中から手紙を見つける。 三軒茶屋のビアバー《香菜里屋》に、妻は「最後のプレゼント」を用意したという。 マスター工藤が振る舞う炊き込みご飯は、妻のそれと同じ味。 感傷に浸るも、料理の名を聞き愕然とする――(表題作)。 連作短編の名手が紡ぐ、大人のミステリー!
  • 螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉
    715円 (税込)
    ビールの苦みが、心に寄り添う夜がある―― 何度でも味わいたい、極上のミステリー! 若き日の面影を探して街をさまよううち、 カメラマンの有坂祐二はビアバー《香菜里屋》に辿り着く。 十六年前に別れた恋人の名を耳にした男は、 料理上手で聞き上手のマスター工藤に心をほぐされ、 胸の奥底にしまっていた過去を語り始める。 そこには思いもよらぬ謎が――(表題作)。 連作短編ミステリーの傑作! 解説 藤田香織
  • 香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉
    792円 (税込)
    出会いはひととき、思い出は永遠。 ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた訳とは。 そして、ついに明かされるマスターの過去――。 ミステリー史に輝く傑作、感動の完結! 突如、ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた。 マスター工藤と同じ店で修業したバーマンの香月は、 友の変化を耳にし、かつて二人が経験した悲しい出来事を思い出す。 工藤が待ち続けた人物が、ついに現れたのか――(「終幕の風景」)。 連作短編ミステリーの金字塔、感動の最終巻! 未完の「双獣記」も収録。 解説 大矢博子

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螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月18日

    香菜里屋シリーズの3作目
    ほんとはこれでやめるつもりだったけど、次作で店名の理由などが明かされるらしいので、近いうちに読むしかない。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月01日

    表題作、美しいけれど悲しい。
    蛍の光って、何かはかなくて切ないイメージがある。
    猫に恩返しは不思議で楽しくて好き。
    もう、おじさまたちってばー。
    とはいえ、話題の舞台がなんのことかわからなくてちょっともどかしいw
    相貌は、ちょっと頭が混乱したけど、こういう流れはかなり好き。あのラスト、もうーーーーっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    香菜里屋シリーズ第3弾。今回は大きな事件も無く、どの章も待ち人来たると言うか数十年ぶりに会う機会があり何でまた、と言った首を傾げるビアバーでの談話。
    待ち続ける事の切なさと執着過ぎるだろうみたいな。
    ビアバーでの描写に喉が欲しくなる読書になりました。今後のマスターも気になります

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月08日

    やはり、良い。巧くて、美味い?(笑)いよいよ次巻でシリーズ完結、か。惜しみつつ、じっくり味わうとします。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月01日

    何処かに香菜里屋みたいなお店があれば良いのに。
    文章でしか感じられない空間でも、その心地好さは十分伝わってくる。
    その場所に自分も行ければなあと心底思うくらいには。
    相変わらず読みやすい作品ではあるけれど、気楽なストーリーではない。
    店を訪れる客の話にはいつも、予想外の謎となんとも言えない真実が隠さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月07日

    螢坂/猫に恩返し/雪待人/双貌/孤拳

    しん とした物語には度数の高いビールをロックでゆっくりと味わうのが似合うのだろうか。
    美味しいビールを飲みたくなってきた。
    美味しい肴は …… 想像力で味わいましょうか

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年05月27日

    目次
    ・蛍坂
    ・猫に恩返し
    ・雪待人
    ・双貌
    ・孤拳

    《香菜里屋》に集まる人は、皆それぞれに鬱屈を抱えながら、マスターの工藤に心をほぐしてもらって前に進む。
    取り返しのつかない選択でさえ、工藤に話を聞いてもらって、美味しい料理とビールがあれば、なんとか前に進んでいける。

    苦い後味の話もあるけれど...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年03月11日

    前作、前々作に続きおもしろかった。
    それぞれの話が香菜里屋で提供される食べ物のようにいろんな種類、いろんな味わい方ができる。
    後味もそれぞれ異なりほろ苦いものもある。
    好きだったのは、ラスト2作。
    『双貌』はミステリーとしておもしろく、そのトリックにドキドキしながら読んだ。
    『孤拳』はストーリーが好...続きを読む

    0

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