北森鴻のレビュー一覧

  • 共犯マジック

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    不幸な結果しか出ないフォーチュンブック。そのフォーチュンブックを手にした人達が事件に巻き込まれていく。昭和の未解決事件を織り交ぜながら、話は進んでいく。最後の章は、あっ!!と声を出してしまった(笑)。

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    2014年02月17日
  • メイン・ディッシュ

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    食べ物の描写はとても美味しそうで良かったです。短編の連作になっているのかと思いきや、という展開で面白いですね。ただ途中の伏線があからさまにここ伏線ですよっていうのが読みにくかったですね。あと、知らない人といきなり一緒に住んじゃう主人公もどうかと思います。

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    2014年02月15日
  • メイン・ディッシュ

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    美味しそうなご飯の描写がある本を探して行き着いた作家さんの一冊

    普通に短編と思って読んでいたら、繋がっていて、えっ?!と思って読み直して、最後にもう一回えっ?!と思ってまたまた 読み直してしまった。

    一通り読み終わって、もう一度読み直すことはあるけど、3回読み直したのは初めてだった!

    すごい!!

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    2014年02月14日
  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    今年の夏、大悲閣を訪れて初めて本書のことを知った。以来、読みたいと思っていた一冊。

    京都ならではの習慣や事象が織り込まれたミステリー。わかるなぁと思えるところもあるし、やや誇張しすぎではと思うところもあるが、十分楽しめた。
    何より十兵衛の料理が美味しそう。モデルとなった店はあるのだろうか。

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    2014年01月05日
  • 狐罠

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    冬狐堂シリーズ・第1巻。店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」である主人公・宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂(きくんどう)から仕入れた“唐様切子紺碧碗”は贋作であり苦い思いをする。陶子は橘薫堂に対し、プロをも騙す「目利き殺し」を仕掛け返す決意をするべく秘密裏でその準備に取り掛かるが-。

    古美術商における舞台裏や暗黙ルールなど骨董独特の世界に好奇心からかぐいぐいと引き込まれ、人間の所有欲・駆け引きといった人間の闇も垣間見え、さらに橘薫堂の関係者の死や30年前の贋作事件も絡み合う。罠は掛けているのか、それとも掛けられているのか。陶子をはじめ個々のキャラクターもどことなく影があり、

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    2017年05月09日
  • 蜻蛉始末

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    長州藩というものは、幕末期を描いた小説、ドラマなどで見聞きしているが、長州藩を主体としたものは一つもみた事がなかったので、ある意味新鮮でありました。

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    2013年08月17日
  • 暁英 贋説・鹿鳴館

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    北森鴻・無念の絶筆作品。

    って、そうか、途中で終わってしまうのね。おおよその話に決着はついているけど、やはり最後まで読みたかった。

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    2013年08月10日
  • 顔のない男

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    北森さんの本はどれもテイストが違ってて、どれも面白い。


    多摩川沿いの公園で発見された、空木精作の遺体。。
    彼は親の遺産でひっそりと暮らす、近所に知り合いもいない、誰の印象にも残らない顔の無い男だった。。
    しかし、空木には隠された顔があったのだった。。。


    空木の過去を探っていく刑事と、その部下とのだましあいや、上司との確執。 そして最後に現れる黒幕。どれを取っても次はどうなるんだろうと読ませます。 実はこの本、短編だそうだ。それを長編に上手くつなげて書かれてる。 次々起こる事件が上手くつながって、最後にはひとつの結末へと導いてます。


    本当北森さんって文を書くのが上手い。作家

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    2013年08月06日
  • メイン・ディッシュ

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    謎の素敵料理人ミケさんと劇団女優ネコさんの日常の謎解き本。
    完成されたコース料理のような見事な構成(*'ω'*)
    細やかな伏線と回収の手際良さ。
    文庫本だけの特別編にニヤリ。
    そして作中のお料理が美味しそう!

    少しモダンな感じのコミカルさにほっこりでした(*゚Д゚*)

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    2013年07月10日
  • 孔雀狂想曲

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    私自身は骨董品とか古本とか集めようとかぜんぜん思わないけど、なぜかそういう世界に惹かれる。

    この本は下北沢の骨董品が舞台で、そこで起こるミステリー。

    骨董品の世界もわけがわからず奥が深い!

    コレクションのためには人を騙したり、出し抜いたり、はては人殺しも厭わない。
    とりつかれると怖い世界だ。

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    2013年06月07日
  • 親不孝通りラプソディー

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    やっぱりテッキが好きなんだけど・・・こりゃ~、とんでもない高校生ったいねぇ~!!! ラスト、思わず泣きそうになりました! と、いうわけで、自分で思っていた以上に、テッキがお気に入りのようですな・・・ムフ♪

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    2013年05月20日
  • 親不孝通りディテクティブ

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    テッキとキュータ、愛しいふたりのホロリとせつない、ソフトだけどハードな物語。キュータの軟派ぶりが目に余りましたが、これはこれで北森さんらしい、好きな作品ですねー。

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    2013年05月11日
  • 暁英 贋説・鹿鳴館

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     鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルは、その日本贔屓が昂じて河鍋暁斉に弟子入りし、本のタイトルにある『暁英』という雅号をもらう。
     
     鹿鳴館は井上薫が近代日本の威信をかけて作らせた迎賓館だが、その和様折衷に加えてコロニアル様式さえ含んだ奇妙な建築様式に関して、外国からの評判は辛辣で、結果として日本の威信を失墜させ揶揄の対象となった。

     更に奇妙なことに鹿鳴館の資料は極端に少なく、その設計図さえ残っていない。それはなぜなのか。 また、なぜ日本贔屓のはずのコンドルが、あえてそんな建築物を造ったのか。
      極端な西洋化を推し進める日本と、日本の植民地化を目論む列強諸国の狭間で板挟みになるコンド

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    2017年08月15日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    軽快でドタバタw でも、「支那そば館~」より、深くて、面白かった!
    有馬次郎の裏の顔が好き♪ このシリーズも、もっともっと読みたかったな。。。

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    2013年03月16日
  • メビウス・レター

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    ちょっと昔っぽいし、トリッキーすぎて好みではないかも。でも、途中から俄然面白くなって、ついつい引っ張られて読んじゃいましたね~w

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    2013年02月12日
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂

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    旗師・冬狐堂シリーズ第2弾。
    とは言っても文春文庫での第二弾で、どちらも短編集です。
    その前に講談社から長編2冊が出てるので通算4冊目になります。
    1話目から大狸が狐の皮を被ったような同業者が
    陶子を騙くらかそうと仕掛けてくるものの
    狐さんの返り討ちは見事ですо(ж>▽<)y ☆
    2話目からは、陶子や硝子の過去と関係の深い話になってまして
    二人の関係が本当に羨ましく思ってみたり。
    胸がキュっとなってみたり、ハラハラしてみたり
    短編集なのに思いっきり楽しませていただきました
    もう続きが読めないのね・・・

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    2013年02月04日
  • 狐罠

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    視点が頻繁に変わるが、決して読みにくいこともなく、かえって謎に対して多角的に向かっていく感じがよかった。テーマや世界観が重厚だがそれにもまして構成がいいと思った。

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    2013年01月19日
  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    4-
    北森作品は好物。だが、そう簡単には読む気になれない。理由は読んでると異常におなかがすくから。読書時間が主に夜だからちょっと困る。・・・と、そんなようなことを以前「香菜里屋シリーズ」の感想で書いた。もちろん料理があまり印象に残らない作品もあるのだが、そんなことは実際に読んでみなければわからない。おじいさんが表紙の本作ならば、そうおながすくこともないだろう、とタイトルに“支那そば”とあるにも関わらず、何故か安心しきって読み始めた。

    おなかすいたあ・・・。

    “支那そば”そのものは関係なかったのだが・・・。
    十兵衛あなどれねえ。なんだよまるで香菜里屋出張所じゃねえか。あーおなかすいたー、なん

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    2012年11月21日
  • ちあき電脳探偵社

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    小学生の僕と転校してきたスーパーレディーちあきちゃん。

    スーパーコンピューターを所有するちあきちゃんはどんな謎でもすいすい解いちゃう!

    みんなのアイドルなんだ(^o^)v

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    2012年10月22日
  • 深淵のガランス

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    ガランスはフランス語で茜色の意味を表しているそうです。

    久々に読みました。
    北森鴻さん。
    急逝されたそうで。残念です。

    私が手にとった北森鴻さんの作品たちは、
    登場人物が
    とんでもない人たちばかりです。

    考古学者・バーのマスターなど。
    職業は違えど、
    全体的には似ています。
    それはそれは、
    スーパーな人ばかり。

    今回は、花師 兼 絵画修復師。

    その作品が、
    真作なのか贋作なのかを
    見分ける眼を持ち、
    作者と同じ筆遣いを行うことの出来る
    技術を持っている。

    時に修復師として名を馳せたなかには、
    贋作に身を染めてしまう人も存在していたり。

    物語

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    2012年08月16日