北森鴻のレビュー一覧
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博多の長浜で、おでんとラーメン、そしてカクテルを出す屋台を営む
テッキこと鴨志田鉄樹。 テッキとは腐れ縁な同級生、
華岡結婚相談所の調査員、キュータこと根岸球太。
高校時代は「鴨ネギコンビ」と呼ばれた、どちらも29歳。
という二人が主人公だ。
どう云う訳か…二人の下へ日常的に調査依頼が舞い込んでくる。
その結果、様々な事件に巻き込まれることに。
そして、それぞれのやり方で解決していく。
センチメンタル&ハードボイルドなミステリィ連作短編集。全6編。
手法がまた、面白い。
テッキとキュータが、それぞれの一人称で交互に語っていくのだ。
短編の作中でいきなり語り手が代わるのって、掛け合い的で、
な -
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ナツイチに選ばれていたので読んでる人が増えてるみたいです。
個人的には冬狐堂シリーズ、香菜里屋シリーズ、民俗学シリーズに続いて、シリーズ化して欲しいですね。
ある意味、3シリーズのちょうど中間地点に位置するんじゃないかと思います。他の3シリーズは扱うものがマニアックなので。
この作者の作品を読んだことがない人はこの作品から入ると入りやすいかな。この作品で興味を持った人は違うシリーズも読んでみてもいいかもしれないです。
主人公の越名集治と女子高生長坂安積の掛け合いも絶妙です。
女子高生という設定ではなくてもいいかもしれないですけど。
アンティークのベトナムジッポーやらアンディ -
Posted by ブクログ
占い本「フォーチュン・ブック」。不幸に関することしか載っておらず、しかも的中率は凄い。あまりにも世間を惑わせ、多くの自殺者を出したこの本は出版業界が自主規制していたのだが長野県のとある書店に数冊残っていた。同じ日、同じ書店で7冊のフォーチュン・ブックがそれぞれ違う人の元に渡った。その7人の「その後」に起こった不幸とは―。
フォーチュン・ブックにまつわる7つの話が順に紹介され、7つの話の繋がりが徐々に徐々に見えてくる。1つ1つが昭和という時代に実際に起きた何らかの事件と関わっている設定だが全てのつながりが見えるとはっとする。この人の文章は途中でトリックにまつわるヒントと答えがわかりやすく明示され -
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お友達のレビューにやられて読んだ本。かなり大きい本屋さんでも在庫切れで、注文しました。七部構成になっていて、それぞれ別々の話のようだけど、最終話で、つながります。途中は、やきもきしましたよー。え?これで終わり?っていう、物足りなさがあったり。でもそれがちゃんと最後に上手い具合に解決されるのですよー。登場人物が多くて、名前がごちゃまぜになっちゃいました。内容は面白くて、早く先が読みたくなるような話ですが、文章との相性が悪いみたいで読み終わるのに、なぜか二週間もかかった・・・。272ページの薄い本なのにー。それに、いざ読もうと思って数ページ読むと、決まって睡魔に襲われるのでした(笑)
※左の画像は