北森鴻のレビュー一覧

  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    小学生高学年位から読めそうな内容です。
    短編集なので読みやすいです。
    寺男と編集女性とのコンビも面白いです。

    笑いありのドラマに出来そうなお話。
    配役は誰が良いかな??
    続編も出ているので読むのが楽しみです。

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    2010年01月16日
  • 屋上物語

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    連作とかオムニバスとか言うよりも、「長編連鎖ミステリ」という表現がぴったり。個々の話が綺麗に繋がって連鎖して、最後にぴったりと合う。一つ一つの話は地味なんだけど、通し読みすると良さ三倍増。
    観覧車とかベンチとか、無機物が語る形式っていうのも面白いし。宮部みゆきの「長い長い殺人」の形式と同じだな。

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    2009年12月30日
  • 深淵のガランス

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    著者は1961年生まれ。
    2006年発行。95年デビュー。
    佐月恭壱という痩身で作務衣姿の花師が銀座の店へ花を生けに行くところから始まる。
    懇望されて生けに行っても気に入らなければ帰ってしまう。じつは絵画修復師という面も持ち、納得のいく紹介に限って引き受けている。
    贋作事件に巻き込まれる可能性が高いからだった…
    やや耽美的なムードのあるミステリ。
    画伯の知られざる名品かと思われる作品の修復を依頼され、分割された様子を調べていく経緯。
    個人が発見した古墳の壁画を修復するために洞窟に入り込み、絵と同化するような情熱で取り組むシーンなど、熱意を持って描かれていて、引き込まれます。

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    2009年10月07日
  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    k_111: 京都が舞台のミステリー。知ってる名前が出てくるのは嬉しい。そして、行きたい場所がまた増えてしまった。

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    2009年10月04日
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂

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    久しぶりの冬狐堂シリーズ。蓮杖那智に匹敵するキャラが宇佐美陶子。
    ともにかっこいい魅力的な女主人公。
    冬狐堂が目を患った。網膜はく離の一歩手前だという。骨董品を扱う仕事にとって、目は命。
    それを試すような日本人形の仕事に関わった。その謎を解き、勝利を手にする冬狐堂。
    陶子の相棒ともいえる女カメラマンに関わる物語もあり。
    そして、かつての夫プロフェッサーDが人形の謎を追って失踪した。それを探す陶子。

    短編ではあるけれど、どれも物語に華があり、ストーリーが面白く展開される。
    このシリーズを読むたびに骨董品にあこがれる。
    おととい鎌倉に散歩に出かけた。
    たくさんある骨董品屋を眺めながら、冬狐堂シリ

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    2009年11月09日
  • メビウス・レター

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    北森鴻のかなり初期の作品。
    「冬狐堂」シリーズや「香菜里屋」シリーズとは、全く違う本格ミステリー。
    過去から送られてくる手紙を元に、主人公が高校時代に経験したクラスメイトの死の真相にせまっていく過程が、かなり巧妙に描かれている。
    主人公を除く登場人物のテンションが異様に高く、最初は違和感たっぷりだったが、先の展開が読めないことの方に気を取られ、最後までワクワクしながら楽しめる、なかなか貴重な作品。
    私も知人に勧められて読んだが、確かにオススメ!

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    2009年10月07日
  • 深淵のガランス

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    2009/04/16

    購入してしばらく放置。
    北森鴻は好きだけど、なんか読む気になれなかった。

    が、読んでみればやっぱり面白い。

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    2009年10月04日
  • 深淵のガランス

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    k_93: 最近、何冊か読み始めて読み終わらず。。。これは最後まで楽しめました。こんな世界も本当にあるかしら?

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    2009年10月04日
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂

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    2009年2月18日購入

    冬狐堂ものの第二作。
    こちらも大変面白い。
    第一作よりも物語としてもまとまっている。

    ある方向から強く光を当てたかのような
    キャラの描き方に思えるのが不思議だ。

    何というか女性がプライベートと称しつつ
    眉毛を落としていないような
    不自然な感じは何なのだろう?

    いやもちろんそれは魅力なのだけれど
    なんだか時分とはだいぶ違う感覚なのだと思う。

    知ってる人の中では京都のA山さんが
    わりとこんな感じだったかとも思う。

    自分の感想を読み返してわかったがこの人の作品は
    作品の世界に入らないと楽しめないのである。
    まあ当たり前の事なのだが
    その作業の負担が非常に大きいの

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    2009年10月04日
  • 緋友禅 旗師・冬狐堂

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    2009年2月18日購入

    かなり5に近いが最近5が多いので自粛。
    とはいえかなり面白かった。

    狂乱廿四孝に比べると
    ずいぶん文章が読みやすい。
    きっとこの人は短編が上手なのだと思う。
    カナリヤシリーズもそうだし。

    短編でないと登場人物が収拾がつかなくなるのだろう。

    この本の最後の話はことに面白かった。
    こってりである。
    伏線もきちんと張ってあって
    ラストまで納得の展開。
    その他の話がどうも将棋の投了のところで終って
    素人にはほんとに詰んでいるのかよく分からない感じが残っただけに
    これが最後でよかったと思える。
    うんちくもたいへん面白い。
    古美術はほんとうにそれらしく思えるから
    小説家に

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    2009年10月04日
  • パンドラ’S ボックス

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    初期の頃の北森鴻の短編と人気作家になるまでのエッセイが収録されてる作品です。と、言う事で短編だけちょっと書きますね

    「仮面の遺書」
    1990年クリスマス・イブの夜に河原で燃えた男がいた。三年たった今ビルには彼の遺作の作品が正確に複写されていた。ある日そのビルの前で眺め続ける全身青の服装の男がいた。そのビルの前で働く依子は、その男に気付き声をかけた・・。
    「踊る警官」
    大阪府警本部長宛に一通の手紙が届いた。そこには、数年前に行方不明の女子高生をY塚山御陵に埋めたと告白した事が書かれていた。大阪府警は、捜査に乗り出すが・・・。
    「無残絵の男」
    大政奉還が終わり江戸が東京に地名を変えた

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    2009年10月07日
  • 狐闇

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    市で競り落とした二つの青銅鏡。冬孤堂の旗師・宇佐見陶子は、その青銅鏡を手に入れてから、予期せぬ出来事が・・・。
    競り落とした青銅鏡の一つがすり変えられてた。そのすり変わった青銅鏡は、陶子を魅了したのだが、後日その物を引き取りに来た。事情をしり返したのだが・・・。
    市に参加して競り合った男の死。青銅鏡を市に出した骨董業者は、行方知れずに・・。その業者は、帰って来て陶子に絵画を売ったのだが、その絵画を元に陶子は、罠にはまる。陶子は、贋作作りの汚名を着せられ骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。売りつけた業者も死んでしまう。罠を仕掛けたのは誰か?満身創痍の陶子は、仲間の力を得て捜査をする。この真相は

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    2009年10月07日
  • 顔のない男

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    殺人事件の被害者が社会とあまりかかわらず、悠々自適の生活をしている人間だった。
    が、実際は探偵のようなことをしていた・・・。
    その調査ファイルに基づいて、二人の刑事が捜査をしていく。
    捜査は山あり谷あり。
    二人のコンビも危うくなったり・・・。

    結局表題の顔のない男とはそういうことなんだ。

    面白い。

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    2009年10月04日
  • 暁の密使(小学館文庫)

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    “不惜身命”仏道のために一命を賭して西蔵(チベット)の聖地・拉薩(ラッサ)を目指した仏教者がいた。その名は能海寛。時は明治、近代国家形成に向け必死に背伸びする日本を取り巻く情勢は、その苛烈さを増していた。アジアにあって地勢の要衝であるチベットを制するために欧米列強の触手が伸びる。世に“グレートゲーム”といわれる覇権競争である。仏教再興のためチベット潜入という壮挙を図りながらも、思いなかばで行方を断った能海の足跡を辿りながら、“歴史のif”に挑む著者会心の歴史ミステリー巨編、待望の文庫化。

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    2010年05月24日
  • パンドラ’S ボックス

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    北森鴻さんのデビューからの短編作品がエッセイを交えて収録されています。
    書ける人は書けるんだなぁと。
    エッセイもなるほど!と思うし、ファンなら読んでみる価値ありですね。

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    2009年10月04日
  • 屋上物語

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    「香菜里屋」シリーズの著者ね。デパートの屋上で起こる事件を屋上のうどん店の主、通称さくら婆ァが解決する、と書くと、ユーモアミステリーみたいですが、必ずしもそうではない。さくら婆ァが訳ありで暗い過去を背負ってるから。章ごとに語り手が変わるのですが、それが人ではなく、屋上の観覧車だったりベンチだったりして、その辺の書き方はさすがに上手いです。ただ、個人的には、さくら婆ァの書き込みが物足りない。すごく魅力的なキャラなのに惜しい。それは恐らく著者が男性だからではないかと思ったり。

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    2009年10月04日
  • 屋上物語

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    ネタバレ

    デパートの屋上が舞台のミステリ連作短篇集。

    この屋上でいくつかの不可解な事件が起こる。
    屋上には、このデパート地階にある讃岐うどん専門店が出すアンテナ・ショップがある。良心的な200円台という安さで、正真正銘の手打ちうどんを提供する。だから、昼休みになると、近所のサラリーマンやOLでごった返す。

    そんな人気うどんスタンドをひとりで切り盛りするおばちゃんが、この物語の名探偵役。通称「さくら婆ァ」。男前な女傑。屋上を仕切っている。

    北森作品は読み始めて間もないが、読後感がやさしく、温かい。犯罪が描かれているにもかかわらず、だ。どうしてだろう、と考えてみた。
    著者・北森鴻さんは、しばしば料理の

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    2011年11月02日
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂

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    旗師・冬狐堂短編シリーズ第2弾。
    今回は陶子の目が病に侵されるところから始まり、このまま旗師人生が終わってしまうのかと、ちょっと心配したけど、今回も大活躍の陶子さんでした。
    骨董の世界を描いたミステリーと言うことも、かなり興味深いですけど、陶子を始め、登場人物がいい人過ぎず、悪い人過ぎず、淡々としているこのシリーズが好きです。
    陶子の目の具合は心配ですが、続編もぜひ期待したいところです。

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    2009年10月07日
  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    嵐山の大悲閣が舞台。
    住職、寺男、記者がいろんな謎を解いていく。
    やっぱり途中ででてくる料理がおいしそう。

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    2009年10月04日
  • 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂

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    女性が読むとイラっとする表現があるけど、それは私がフェミニストだからだろうか?そんなつもりじゃないけど。

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    2009年10月04日