【感想・ネタバレ】瑠璃の契り 旗師・冬狐堂のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年03月09日

以前借りたものを買い直して再読。冬狐堂シリーズ最高!美術品についての話は勿論楽しいのだが、今回は学生時代の陶子が友人の才能を見て、自分自身の限界を知るというエピソードがすごく良かった。

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Posted by ブクログ 2013年03月18日

冬狐堂シリーズ第二弾。
やっぱり面白い。今回は過去に繋がる話が多く、陶子さんのかつての夫も出てきて、ワクワクしっぱなしでしたね。いや~良かった!
そして、お酒が飲みたくなる!

表題作も良かったんですが、私は『倣雛心中』『黒髮のクピド』がとくに気に入りました(タイトルが私好み)。主役であるどちらの人...続きを読む形にも"何か"が宿されているんですが、その正体にううっ。
人形は昔から不気味で嫌いですが、確かに見惚れる程に綺麗なのもありますね。それがまた危なっかしい感があるんですが。

ミステリアスな香りのする魑魅魍魎な世界、骨董業界。魅了されてみたい。私はセンスと勘がトコトン悪いので、この本でそういう世界を追体験するしかないが…。

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Posted by ブクログ 2012年09月27日

「冬狐堂」シリーズ、もっとよみたかったなぁ~・・・。表題作、よかったです!強い女も恋をするのねぇ。。。

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Posted by ブクログ 2017年10月14日

「旗師」宇佐見陶子シリーズの4作目。
4編構成の連作集です。

今回陶子さんは旗師生命に係わる病という不安を抱え、
更にそこを突こうとする悪意にも晒されて悲愴感たっぷりです。
常に突っ張って生きている陶子さんが感情的に揺れてます。
そのせいか4編とも本格推理物というのではなく、
どこか余韻を残したミ...続きを読むステリー風仕立てのお話になってます。
陶子さんと硝子さんのそれぞれの過去にまつわるものや、
過去に起こっていただろう事件に対する推測などです。
なので、警察の出る幕無し。
ということは例の犬猿コンビの出番も無しということです。
ちょっと残念。

それにしても陶子さんの築いてきた人脈は羨ましい限りです。
欲の絡み合う恐ろしい業界の中でさえ信頼できる人たちと出会い、
そこから更に異業種の人たちともお知り合いに。
別れてしまったプロフェッサーDとの関係でさえ魅力的です。
その広い人脈から得られる知識も多岐に渡り、
読んでいるこちらまで勉強できた気分です。
興味深い骨董の世界を垣間見ることができたという点からも、
大好きなシリーズです。
これまで陶子さんの生き様を読んできましたが、
もうこの先は読めないのだと思うと残念です。

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Posted by ブクログ 2014年06月08日

 旗師・宇佐見陶子が主役のミステリー第2弾で、一話ごとに陶子の過去が明らかになっていく。 トリックのためのミステリーの場合、先が読めた時点で興が冷めることもあるが、北森鴻の作品にはそれがない。膨大な取材に基づくと思われる緻密な書き込みと、その中に投げ込まれる一点の虚構。その舞台で魅力的な人物が動き出...続きを読むすとき、事件の解決すらも作品の構成要素のひとつでしかない。一瞬のカタルシスとその先にあるひりりとした味わいまでも、すべてが計算しつくされている。 扱う材料は、「雛」「ゴーキー」「切子」「生き人形」。ミステリーとしては「クピド」が面白いが、陶子を知るには「苦い狐」もよろしい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

『冬狐堂』シリーズ第4作。倣雛心中、苦い瓜、瑠璃の契り、黒髪のクピドの4篇を収録。
目の病を患う陶子の下に、一体の和人形が持ち込まれた。昭和を代表する作家の一品でありながら、わずか10ヶ月のうちに3度も返品された人形。「こいつをおたくで引き取る気はないかい」。そう言った古狸の心中に、旗士として致命的...続きを読むな目の病に犯された陶子への挑戦と嘲笑が渦巻いているのは確かだった。なぜ、人形は返品されるのか、その謎が導く人形作家の真実とは、、、

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今回の作品は、宇佐見陶子の弱い部分とか、それを胸の中に抱えて凛と立つ印象が強調されていて、楽しめましたね〜。相変わらず、骨董のネタがミステリーの鍵となっているのがすごくおもしろい! と言っても、殺人が起きるのは最後の短編だけ。他はどっちかと言うと、骨董作品にこめられた人の思いを追う、っていう色合いが強くて、むしろ私は殺人事件モノより好きですね^^。はぁ〜、なんだかオススメの大安売りですが、オススメなんです!

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Posted by ブクログ 2016年10月16日

宇佐見陶子/冬狐堂の古美術ミステリシリーズ。呪われた和人形『倣雛心中』、陶子の学生時代と失われた才能『苦い狐』、切子腕とカメラマン硝子『瑠璃の契り』、プロフェッサーDの後を追う日本版ビスクドールの謎『黒髪のクピド』。倣雛心中とクピドの人形2作はホラーといっても良いかもしれない良い出来。

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Posted by ブクログ 2015年12月17日

凛とした雰囲気の冬狐堂が見せる意外な弱さが男としてはたまらないかも。
大きく分類すれば同じカテゴリーになる那智先生は決してこんな揺れ方をしないので、描き分けているんでしょうね。
あっ、骨董品に関する薀蓄と洞察の面白さは言うまでもありません。

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Posted by ブクログ 2013年02月04日

旗師・冬狐堂シリーズ第2弾。
とは言っても文春文庫での第二弾で、どちらも短編集です。
その前に講談社から長編2冊が出てるので通算4冊目になります。
1話目から大狸が狐の皮を被ったような同業者が
陶子を騙くらかそうと仕掛けてくるものの
狐さんの返り討ちは見事ですо(ж>▽<)y ☆
2話目からは、陶子...続きを読むや硝子の過去と関係の深い話になってまして
二人の関係が本当に羨ましく思ってみたり。
胸がキュっとなってみたり、ハラハラしてみたり
短編集なのに思いっきり楽しませていただきました
もう続きが読めないのね・・・

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Posted by ブクログ 2012年05月30日

他の小説を読みながら北森さんの小説を読むと、緻密なストーリ展開さを改めて感じる。
旗師を生業とする主人公の陶子は一見強い女性は両刃の剣のように絵がかれているけど、私にはとても強い女性として感じられた。

他の小説で登場する主人公達との絡み合う場面は、とても面白く感じる。
次は「メビウスレター」を読む...続きを読む予定だ。

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Posted by ブクログ 2011年07月10日

全作に比べて登場人物の過去に絡むトラブルが多く、少し泥臭さがあったが、その身近さがまた面白さの要因かもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年06月30日

旗師・冬狐堂シリーズ短編第二弾。

前作「緋友禅」より登場人物たちの過去につながる話も多くなっており、冬狐こと陶子の格好いい姿を見れる最後の作品です。

「倣雛心中」・「苦い狐」・「瑠璃の契り」・「黒髪のクピド」の四篇で構成されており、「瑠璃の契り」ではカメラマンの横尾硝子を初め、雅蘭堂の越名集治、...続きを読む博多の根岸キュータ、三軒茶屋のビア・バー「香菜里屋」などが登場し、「黒髪のクピド」では、かつての恩師であり、陶子の夫でもあったプロフェッサーDも登場する、北森ファンには堪えられない作品となっている。

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Posted by ブクログ 2010年02月28日

冬狐堂 シリーズです。
表題作の「瑠璃の契り」ほか3編の短編が紹介されています。
どれもミステリというよりもヒューマンドラマといった感じで少し切ない感じがあります。
読んだ後に少し心に残るものがあると思います。

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Posted by ブクログ 2009年11月09日

久しぶりの冬狐堂シリーズ。蓮杖那智に匹敵するキャラが宇佐美陶子。
ともにかっこいい魅力的な女主人公。
冬狐堂が目を患った。網膜はく離の一歩手前だという。骨董品を扱う仕事にとって、目は命。
それを試すような日本人形の仕事に関わった。その謎を解き、勝利を手にする冬狐堂。
陶子の相棒ともいえる女カメラマン...続きを読むに関わる物語もあり。
そして、かつての夫プロフェッサーDが人形の謎を追って失踪した。それを探す陶子。

短編ではあるけれど、どれも物語に華があり、ストーリーが面白く展開される。
このシリーズを読むたびに骨董品にあこがれる。
おととい鎌倉に散歩に出かけた。
たくさんある骨董品屋を眺めながら、冬狐堂シリーズを思い出し、ときめいてしまう。
落ち着いた風情の中に立ち並ぶ骨董品屋や刀剣店をみると、はるかな歴史の世界に思いが飛び立ち、満喫した。
梅が美しく咲く鎌倉の寺歩きはとても楽しくなぜか懐かしかった。
プロフェッサーDの物語の途中で登場したビスクドール!ちょっと親しみを感じて個人的に嬉しいものが。
本をたくさん読むと、さまざまなモノとの出会いがあってとても楽しい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

2009年2月18日購入

冬狐堂ものの第二作。
こちらも大変面白い。
第一作よりも物語としてもまとまっている。

ある方向から強く光を当てたかのような
キャラの描き方に思えるのが不思議だ。

何というか女性がプライベートと称しつつ
眉毛を落としていないような
不自然な感じは何なのだろう?

いやも...続きを読むちろんそれは魅力なのだけれど
なんだか時分とはだいぶ違う感覚なのだと思う。

知ってる人の中では京都のA山さんが
わりとこんな感じだったかとも思う。

自分の感想を読み返してわかったがこの人の作品は
作品の世界に入らないと楽しめないのである。
まあ当たり前の事なのだが
その作業の負担が非常に大きいのが
この人の作品の特徴のように思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

旗師・冬狐堂短編シリーズ第2弾。
今回は陶子の目が病に侵されるところから始まり、このまま旗師人生が終わってしまうのかと、ちょっと心配したけど、今回も大活躍の陶子さんでした。
骨董の世界を描いたミステリーと言うことも、かなり興味深いですけど、陶子を始め、登場人物がいい人過ぎず、悪い人過ぎず、淡々として...続きを読むいるこのシリーズが好きです。
陶子の目の具合は心配ですが、続編もぜひ期待したいところです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

女性が読むとイラっとする表現があるけど、それは私がフェミニストだからだろうか?そんなつもりじゃないけど。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

冬狐堂シリーズの短編集。表題作では瑠璃色の切子細工のグラスに秘められた切ないお話がえがかれています。このシリーズの常連でもある、カメラマンの硝子さんの違った一面が見られた、とても素敵な作品です

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子の過去から始まり、友人横尾硝子の話まで入っている今回。北森鴻氏はこのシリーズを幕引きするのか。

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Posted by ブクログ 2020年10月22日

魑魅魍魎が住まう骨董業界を生き抜く孤高の美人旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子。
目利きの命である眼を患った彼女を食い物にしようと、同業者がわけありの品を持ち込む。
それは、不思議と何度も返品されてくる和人形だった――「倣雛心中」。
他、表題作を含め全四篇を収録した古美術ミステリシリーズ第二弾。



この...続きを読むシリーズは主人公の陶子が魅力的で僕は好きだ。
彼女が僕にとって魅力的なのは孤高の美女だからではない。
旗師という職業は、直接的な言い方をすれば美をカネに変えることで生計を成り立たせている。
特に古美術品というのは新しく誕生するものではないので(当たり前だ)、今あるものをただ転がしているだけで何とか利益を生まなくてはいけない。
やっていることは美の世界とは程遠い、ただの土地転がしのようなものだ。
けれど、陶子はそんな商売を生業にしながらも、美を愛する気持ち、美への執着、そして恐れを決して忘れていない。
だから時には旗師という職業から逸脱した行動もとる。
そして彼女がそういう人間だからこそ、見抜けた謎もある。
僕はそういう陶子が好きなんだ。

この短編集で一番のお気に入りは「倣雛心中」。
整合性、そして意外性という意味でこの短編集で僕は本作が好きだ。
和人形というのは――今でこそ何とも感じないけれど、子供のころはただただ畏怖の対象でしかなかった。
特に恐ろしかったのは眼。
こっちが動いたら、眼球が僕の動きを追ってすーっと動きそうで。
そんなこと想像しちゃったら、恐いのに眼を逸らせなくて。動けなくて。

この物語はそんな子供の頃の恐怖を思い出させてくれるような――作者の怨念にも似た想い。
その想いに恐怖した。

それから「苦い狐」も結構お気に入りかな。
真贋をすりかえる巧妙で、でも卑劣な手法。
ミステリとしての面白さはこの作品が一番かな。
自分の芸術家としてのプライドを粉々に砕いた相手の芸術を怪我すような真似を、たぶん陶子は許せなかったんだと思う。
エンディングで明かされる陶子が胸の内にずっと隠してきた秘密。
誰もいない浜で炎を燃やしたときの陶子は、いったいどういう気持ちだったんだろう。
それが僕は一番知りたい。

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