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私は旗師をやめない。狐は負けない――。孤高の美人旗師(店舗を持たない古物商)・冬狐堂こと宇佐見陶子。目利きの命である眼を患った彼女を食い物にしようと、同業者がわけありの品を持ち込む。それは、不思議と何度も返品されてくる和人形だった。魑魅魍魎が住まう骨董業界を故・北森鴻さんが鮮烈に描いた、『緋友禅』に続く古美術ミステリ!
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Posted by ブクログ
以前借りたものを買い直して再読。冬狐堂シリーズ最高!美術品についての話は勿論楽しいのだが、今回は学生時代の陶子が友人の才能を見て、自分自身の限界を知るというエピソードがすごく良かった。
冬狐堂シリーズ第二弾。 やっぱり面白い。今回は過去に繋がる話が多く、陶子さんのかつての夫も出てきて、ワクワクしっぱなしでしたね。いや~良かった! そして、お酒が飲みたくなる! 表題作も良かったんですが、私は『倣雛心中』『黒髮のクピド』がとくに気に入りました(タイトルが私好み)。主役であるどちらの人...続きを読む形にも"何か"が宿されているんですが、その正体にううっ。 人形は昔から不気味で嫌いですが、確かに見惚れる程に綺麗なのもありますね。それがまた危なっかしい感があるんですが。 ミステリアスな香りのする魑魅魍魎な世界、骨董業界。魅了されてみたい。私はセンスと勘がトコトン悪いので、この本でそういう世界を追体験するしかないが…。
「冬狐堂」シリーズ、もっとよみたかったなぁ~・・・。表題作、よかったです!強い女も恋をするのねぇ。。。
「旗師」宇佐見陶子シリーズの4作目。 4編構成の連作集です。 今回陶子さんは旗師生命に係わる病という不安を抱え、 更にそこを突こうとする悪意にも晒されて悲愴感たっぷりです。 常に突っ張って生きている陶子さんが感情的に揺れてます。 そのせいか4編とも本格推理物というのではなく、 どこか余韻を残したミ...続きを読むステリー風仕立てのお話になってます。 陶子さんと硝子さんのそれぞれの過去にまつわるものや、 過去に起こっていただろう事件に対する推測などです。 なので、警察の出る幕無し。 ということは例の犬猿コンビの出番も無しということです。 ちょっと残念。 それにしても陶子さんの築いてきた人脈は羨ましい限りです。 欲の絡み合う恐ろしい業界の中でさえ信頼できる人たちと出会い、 そこから更に異業種の人たちともお知り合いに。 別れてしまったプロフェッサーDとの関係でさえ魅力的です。 その広い人脈から得られる知識も多岐に渡り、 読んでいるこちらまで勉強できた気分です。 興味深い骨董の世界を垣間見ることができたという点からも、 大好きなシリーズです。 これまで陶子さんの生き様を読んできましたが、 もうこの先は読めないのだと思うと残念です。
旗師・宇佐見陶子が主役のミステリー第2弾で、一話ごとに陶子の過去が明らかになっていく。 トリックのためのミステリーの場合、先が読めた時点で興が冷めることもあるが、北森鴻の作品にはそれがない。膨大な取材に基づくと思われる緻密な書き込みと、その中に投げ込まれる一点の虚構。その舞台で魅力的な人物が動き出...続きを読むすとき、事件の解決すらも作品の構成要素のひとつでしかない。一瞬のカタルシスとその先にあるひりりとした味わいまでも、すべてが計算しつくされている。 扱う材料は、「雛」「ゴーキー」「切子」「生き人形」。ミステリーとしては「クピド」が面白いが、陶子を知るには「苦い狐」もよろしい。
『冬狐堂』シリーズ第4作。倣雛心中、苦い瓜、瑠璃の契り、黒髪のクピドの4篇を収録。 目の病を患う陶子の下に、一体の和人形が持ち込まれた。昭和を代表する作家の一品でありながら、わずか10ヶ月のうちに3度も返品された人形。「こいつをおたくで引き取る気はないかい」。そう言った古狸の心中に、旗士として致命的...続きを読むな目の病に犯された陶子への挑戦と嘲笑が渦巻いているのは確かだった。なぜ、人形は返品されるのか、その謎が導く人形作家の真実とは、、、 -------------------------------------------------------------------------------- 今回の作品は、宇佐見陶子の弱い部分とか、それを胸の中に抱えて凛と立つ印象が強調されていて、楽しめましたね〜。相変わらず、骨董のネタがミステリーの鍵となっているのがすごくおもしろい! と言っても、殺人が起きるのは最後の短編だけ。他はどっちかと言うと、骨董作品にこめられた人の思いを追う、っていう色合いが強くて、むしろ私は殺人事件モノより好きですね^^。はぁ〜、なんだかオススメの大安売りですが、オススメなんです!
宇佐見陶子/冬狐堂の古美術ミステリシリーズ。呪われた和人形『倣雛心中』、陶子の学生時代と失われた才能『苦い狐』、切子腕とカメラマン硝子『瑠璃の契り』、プロフェッサーDの後を追う日本版ビスクドールの謎『黒髪のクピド』。倣雛心中とクピドの人形2作はホラーといっても良いかもしれない良い出来。
凛とした雰囲気の冬狐堂が見せる意外な弱さが男としてはたまらないかも。 大きく分類すれば同じカテゴリーになる那智先生は決してこんな揺れ方をしないので、描き分けているんでしょうね。 あっ、骨董品に関する薀蓄と洞察の面白さは言うまでもありません。
旗師・冬狐堂シリーズ第2弾。 とは言っても文春文庫での第二弾で、どちらも短編集です。 その前に講談社から長編2冊が出てるので通算4冊目になります。 1話目から大狸が狐の皮を被ったような同業者が 陶子を騙くらかそうと仕掛けてくるものの 狐さんの返り討ちは見事ですо(ж>▽<)y ☆ 2話目からは、陶子...続きを読むや硝子の過去と関係の深い話になってまして 二人の関係が本当に羨ましく思ってみたり。 胸がキュっとなってみたり、ハラハラしてみたり 短編集なのに思いっきり楽しませていただきました もう続きが読めないのね・・・
他の小説を読みながら北森さんの小説を読むと、緻密なストーリ展開さを改めて感じる。 旗師を生業とする主人公の陶子は一見強い女性は両刃の剣のように絵がかれているけど、私にはとても強い女性として感じられた。 他の小説で登場する主人公達との絡み合う場面は、とても面白く感じる。 次は「メビウスレター」を読む...続きを読む予定だ。
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