北森鴻のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ガランスはフランス語で茜色の意味を表しているそうです。
久々に読みました。
北森鴻さん。
急逝されたそうで。残念です。
私が手にとった北森鴻さんの作品たちは、
登場人物が
とんでもない人たちばかりです。
考古学者・バーのマスターなど。
職業は違えど、
全体的には似ています。
それはそれは、
スーパーな人ばかり。
今回は、花師 兼 絵画修復師。
その作品が、
真作なのか贋作なのかを
見分ける眼を持ち、
作者と同じ筆遣いを行うことの出来る
技術を持っている。
時に修復師として名を馳せたなかには、
贋作に身を染めてしまう人も存在していたり。
物語 -
Posted by ブクログ
鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル。
彼はなぜ、あのような建物を作ったのか? それの答えは、明治政府の闇と、諸外国との軋轢の中にあった。
ごついです。
本文の終わりで555ページ。未完だと知っていたけど、さすがにこのごつさなのでほぼ終わりのところまであるかと思ったら、思いっきり中盤。とりあえず、役者がそろい顔見せしたって感じで、未完です。
こんなに面白いのに…。
続きを誰よりも読みたかったというか、書きたかったであろう北森鴻の無念を思うを切ない。
で、人物造形がいい。
日本びいきで、とにかくいい人なコンドル。でも、いざという時には結構熱血漢で、ちょっとサムライっぽ -
Posted by ブクログ
テッキとキュータのカモネギコンビの高校時代の話。
っても、テッキから屋台を受け継いですっかり屋台のオヤジになってるキュータの回想からはいっていくので、北森鴻が生きていたら、オヤジになった二人の話をきっと書いてくれたのになぁと…。
で、お互いのっぴきならない事情で金が必要になった二人が、色々巻き込まれてたり、巻き込んでいったりする。
とういのが、荒唐無稽なのだ。
感覚は、昔の映画とか、ドラマかな。
あえて、横から色々はいってくる規制に立ち向かっているようなのだ。なんか、「ほらすごく面白いだろう。でも、映像化できやしないだろう」って北森鴻がほくそ笑んでるような気がする。
物語は -
Posted by ブクログ
ネタバレ博多・長浜の迷コンビ、屋台を営むテツキと結婚相談所調査員のキュータが事件を解決。
冬狐堂シリーズの「瑠璃の契り」にキュータが脇役登場していたので、今作も読んでみた。コミカルで人情味溢れてて、せつなさもあって、北森鴻作品にしては異色な雰囲気のハードボイルドミステリ。硬派と軟派のコンビバランスが絶妙。小気味良いテンポを楽しみながら、一気に読めた。でも、最後の章は予想以上にセンチメンタル。著者が急逝されているだけに、今となってはこういう終わり方もありか。また、最初「瑠璃の契り」で読んだ設定のキュータから違和感を覚えていただけに、結末に納得。