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Posted by ブクログ
初期の頃の北森鴻の短編と人気作家になるまでのエッセイが収録されてる作品です。と、言う事で短編だけちょっと書きますね
「仮面の遺書」
1990年クリスマス・イブの夜に河原で燃えた男がいた。三年たった今ビルには彼の遺作の作品が正確に複写されていた。ある日そのビルの前で眺め続ける全身青の服装の男がいた。そのビルの前で働く依子は、その男に気付き声をかけた・・。
「踊る警官」
大阪府警本部長宛に一通の手紙が届いた。そこには、数年前に行方不明の女子高生をY塚山御陵に埋めたと告白した事が書かれていた。大阪府警は、捜査に乗り出すが・・・。
「無残絵の男」
大政奉還が終わり江戸が東京に地名を変えた頃。木版を彫る職人の仕事場で絵草子屋の職人が密室状態で死んでいた。元御家人の水無瀬源三郎は、街の臨時の見回り役をしていた。「嬉しいと泣き顔になり、腹が立つと笑いが堪えきれなくなる・・」ちょっといかれた米次郎から、この事件に関わるものを拾ったと言われて・・・。
「ちあき電脳探てい社」
夏休みを前にしたある日。学校の裏にあるあかずの倉庫で、幽霊が現れるという話が起こった。目撃者は、二人。この話を聞きカオルは、「小椋カオル美少女探てい社にお任せを・・」と調べ始める。そしてぼくとちあきも調べ始めた。ちあきの部屋で、パソコンを自由自在に操るちあきは、事件の真相に迫る・・・
「鬼子母神の選択」
京都にある大悲閣千光寺は、由緒正しき貧乏寺だった。普段人があまり訪れないこの寺。しかし、今年の冬は、人がたびたび訪れて来る。晩秋の頃に新聞の記事の美談の中に松茸が取れたと載っていたのだ。そして寺の近くの山の中で一人の男の死体が発見された・・・。
「ランチタイムの悪魔」
ランチタイムが過ぎて午後になった。職場の同僚の女性が早退したいと上司に言った後その場で倒れた。救急車を呼んで一命を取りとめたのだが・・。やがて、主人公の女性の変な噂が・・・。
「幇間二人羽織」
江戸時代。同じ人物が、同じ時に別々場所にいたと言う。日本橋の岩倉町と吉原の遊廓街だ。この難問を老中が北町奉行所と南町奉行所に伝え御前吟味をするという。果たして事件の真相は?そして・・・。
ま〜こんな感じの短編があります。エッセイは、「作者口上」「短編デビューまで」「長編デビュー前後」「トリック嫌い」「錬金術師1996」「『狐罠』の頃」「作家というお仕事」「作家交友録」が短編の前後に入っています。ま〜ま〜面白かったですそうそう、この作品ついこの間先に読んだ人が居たな・・・どうだったのでしょう
Posted by ブクログ
北森鴻の短篇&エッセイ集『パンドラ'S ボックス』を読みました。
北森鴻の作品は、昨年11月に読んだ『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』以来ですね。
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短編の名手・北森マジックの原点! デビュー作を含む、初期傑作7編!
画壇の若き寵児(ちょうじ)が突然、不可解な焼身自殺を遂げた。その死に秘められた驚くべき秘密とは?(「仮面の遺書」)
大阪府警に届いた殺人を告白する手紙。少女の死体を古墳の稜墓(りょうぼ)に埋めたというのだ。捜査は、専門家による発掘調査を終えてからと命じられた刑事は……(「踊る警官」)。
大胆な着想と鮮やかな謎解き!
デビュー作を含む初期短篇7作と、エッセイ7編を収録。
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2000年(平成12年)に刊行された作品…… 初期の未収録短編を集めてそれぞれに詳細な自解を加えた一冊です。
・作者口上
■仮面の遺書
・短編デビューまで
■踊る警官
・長編デビュー前後
■無残絵の男
・トリック嫌い
■ちあき電脳探てい社
・錬金術師・1996
■鬼子母神の選択肢
・『狐罠』のころ
■ランチタイムの小悪魔
・作家というお仕事
■幇間二人羽織
・作家交遊録
・カッパ・ノベルス版 あとがき
■怪説 はざま隆治
画壇の寵児が突然の自殺を遂げた!その死に秘められた謎とは?(『仮面の遺書』)……警察に届けられた殺人者からの告白文。その衝撃の内容から、日本の古代史の謎にメスが!?(『踊る警官』)、、、
大胆な着想と、鮮やかな謎解き! 読者に息つく暇さえ与えぬ、卓抜なストーリー展開! 短編の名手が放つ、デビュー作から今日までの珠玉の短編七本を収載! さらに、各々の短編に合わせ、作家の肉声をユーモアと哀感をこめて書き下ろしたエッセイを掲載! フィクションとノン・フィクションが絶妙に融合したクロス・オーバー・ノベルス、ここに誕生。
初期の作品とエッセイが綴られた作品集……短篇7篇とエッセイ7篇が交互に収録されています、、、
エッセイでは、デビュー頃の仕事の様子や若いころにハードな仕事をしていた様子が語られており、興味深い内容でしたね……短篇では、デビュー作で犯人の職業ならではのトリックが印象深い『仮面の遺書』と、犯人の真の目的が明らかになる衝撃的なエンディングと大阪弁が印象に残る『踊る警官』が面白かったですねー 北森鴻の作家としての幅広い才能を垣間見ることができる一冊でした。
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