北森鴻のレビュー一覧

  • パンドラ’S ボックス

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    寄せ集めなんですが、それぞれ違う趣向で楽しめました。「踊る警官」「ランチタイムの小悪魔」が好きです。

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    2012年10月20日
  • 蜻蛉始末

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    ネタバレ

    ≪内容覚書≫
    贋札事件の容疑で逮捕された藤田傳三郎。
    身に覚えのない傳三郎だったが、
    贋札に「蜻蛉」が印刷されていると聞き、黙秘を貫く。

    果たして、「蜻蛉」に、どんな物語が、秘められているのか。

    ≪感想≫
    読み応えのある歴史小説だった。
    藤田傳三郎や贋札事件については一切知らなかったが、
    十分に楽しめた。

    最初は、傳三郎にも宇三郎にも好感が持てず、
    読み終えられるか心配もしたが、
    途中から、ぐいぐい引き込まれていった。

    蜻蛉を見捨てきれない傳三郎。
    一心に傳三郎を思う宇三郎。

    光と影の宿命を持った二人の男の対決、と、
    紹介されているが、それほど対決した感じはしなかった。
    なぜか、恋愛

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    2012年10月15日
  • ちあき電脳探偵社

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    提示される謎の不思議さに加えて一捻りされた真相。これを小学生のときに読みたかった、と言うのは贅沢すぎるか。

    60点(100点満点)。

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    2012年09月18日
  • メビウス・レター

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    出た当時はなかなか衝撃的なような気がするが、今この時期に読むと普通ですね。
    もっと早くに読めば良かった。

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    2012年08月09日
  • 狐闇

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    冬狐堂シリーズ第二弾。今回もかなりハードな展開だったけれど、陰謀の話のスケールが大きくてあまり現実味はなかった。

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    2012年08月05日
  • 親不孝通りラプソディー

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    『親不孝通りディテクティブ』のかもねぎコンビの高校生編。
    キュータのトラベルメイカーさが弾け、テッキの青さがほどよくこそばゆい青春もの、にしてはいかがわしいが、親不孝通りとそこで飛び交う博多弁には似つかわしい。
    夜の街をどたばた駆け回るおっさん二人も見たかったな。

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    2012年08月03日
  • 深淵のガランス

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    絵のことはよく分からないけど、読んでるうちにだんだん引き込まれていきますね
    でも、結局よく分からん世界ですが・・・

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    2012年07月01日
  • 緋友禅 旗師・冬狐堂

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    ネタバレ

    骨董品を扱う旗師が事件を解決していくのですが、今まで触れたことのない分野だったのでワクワクしながら読みました。魑魅魍魎が跋扈する骨董品の世界が多少とも覗けた気がします。
    三編が収録されていますが、自分は「陶鬼」が気に入りました。なんというか切迫感があるミステリーじゃないんですが、静かに迫りくる妙な感じが好きですね。たぶん古美術ならではの雰囲気が漂ってます。市に行ってみたい…。
    あと、陶子さんが出来る人で素敵です。
    実は硝子の方が気に入ってたりしますが…。
    読む本それぞれにお気に入りの人物がいる方が楽しいので、つい好みの人物を探してしまうのです。
    しかし、これには続編があるのでしょうか?陶子さん

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    2012年06月11日
  • 闇色のソプラノ

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    3
    読み終えてから表紙を見てなるほどと思った。良い表紙である。ただ、背表紙にあるような「戦慄の」や「驚愕の」などといった枕詞が似つかわしい作品ではない。謎を引っ張りすぎて読み手に想像の余地・時間を多分に与えすぎ、その結果、どのような結末であれ「思った通り」と思われては驚きようもないだろう。そんな浅はかな予想予測を裏切るような結末が来るのだろうと期待してもいたのだが。妙な煽りがなければ不要な期待感を持つこともなく、結末にも、なるほどそう来たかとすんなり受け入れられたような気もするが、責任の擦り付けだろうか。
    民族学的蘊蓄は相変わらず面白い。

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    2012年06月07日
  • 緋友禅 旗師・冬狐堂

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    冬狐堂シリーズ
    いつの間にか別の出版社から刊行されていた・・

    確か別の本で どこかにその経緯?というか書かれていたような・・

    今までこのシリーズは長編でしたが 短編集となってますね

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    2012年05月13日
  • 孔雀狂想曲

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    押しかけアルバイトの女子高生・安積のキャラクターが不愉快以外のなにものでもなかった(もちろん、個人的な感想です)。

    職業うんちくと密接に結びついたコージーミステリで、プロ意識のない人物が出てくるとものすごくイライラするんだけど、とくにこの安積というキャラは「押しかけバイト」であっても最悪。

    商品を万引きしようとする、店の高額商品を勝手に三千円で友人に売ろうとする、働かないくせに偉そう、客からの預かり物をぶっ壊しておいてヘラヘラしているところなんか、いくらフィクションであっても、こういうのを憎めないとか面白いとか思える感性はまったくわからない。
    主人公の店主との掛け合いも軽妙っていうより、し

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    2012年05月06日
  • 深淵のガランス

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    本人は裏稼業のつもりはないのだろうけれど、絵画修復にまつわる後ろめたい感じや、修復の仕事がどうにも訳ありなものばかりで、ヒンヤリと暗いムードを醸し出してる。
    かっこいいし影もあるし、仕事の腕はどちらの仕事も天才肌だし、周りにも濃いキャラが何人もいるというのに、なぜかまったく文中の人物の佇まいを想像できず。
    香菜里屋のマスターは、まるで実在の人物のように思い浮かぶのになあ。

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    2012年04月28日
  • パンドラ’S ボックス

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    デビュー作を含む 短編集
    北森作品好きだから 読んだけど・・ 正直読むのに時間かかった、なw

    北森ファン以外は 読まなくていいかと・・(^^;

    短編集なんだけど 統一感がないので
    ごちゃ混ぜになってるから 読みにくいのかも・・

    巻中に 作者のフリートークというか過去話みたいなの載ってて
    そっちのほうが読み応えある!ウン (^^)

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    2012年04月27日
  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    20120416

    狐狸夢
    ぶぶ漬け伝説の謎
    悪縁断ち
    冬の刺客
    興ざめた馬を見よ
    白味噌伝説の謎

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    2012年04月16日
  • ちあき電脳探偵社

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    転校生の美少女は、とても女の子らしい女の子なのに
    自宅の巨大パソコンに入ってしまうと、男の子のような
    さっぱりとした話し方に。

    転校生に、ちょっと天の邪鬼な子に、自分が一番じゃないと気が済まない子。
    いましたいました、と昔を振り返って、ちょっと楽しかったです。
    が、こんな謎めいた事はなかったし
    こんな協力的な先生もいませんでしたw

    言われてみれば納得、な落ちですが
    まったくもって関連する事ができず…。
    しかし最後。
    逮捕された場合、物件等は一体誰が管理する事に?
    親族、でしょうか??

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    2012年04月05日
  • 共犯マジック

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    ネタバレ

    ちょっと荒い感じがするが、グリコ・森永時間等、
    有名な事件を謎の占い書を軸に繋げていて、
    連作のようだが一気に読ませる。

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    2012年04月01日
  • 親不孝通りラプソディー

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    ネタバレ

    ホント、てんこ盛りのハラハラ展開でした
    キュータとテッキの高校時代って、こんなにすごかったの
    やりすぎじゃな〜い 激しすぎるよ
    そして時代背景や、当時の事件ニュースなども
    良く分かるので、面白かったです

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    2012年03月27日
  • 屋上物語

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    北森さん好きの人から評価が高い作品、というイメージがあったので購入してみた。だってわたしも北森ファンだもん。でも北森さんの個人認定割こう傑作はやっぱり「孔雀狂想曲」か「狐闇」だなあ。

    たしかに屋上に置かれた物たちが語り手となったり、さくら婆ァの過去や興行師杜田、やんちゃな高校生タクなどの人間味あふれるユーモラスな描写や、容赦がない言葉達、もの悲しい過去などは北森鴻らしい。それをうまくまとめるのなんて、まさに北森鴻なのだ。
    でも、なんか物足りない。もっともっと踏み込んで欲しかった。それはきっと物を語り手にしてしまったせいなのかもしれないが、もっと…!と求めるそれ以上の物をいくつも書いている作家

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    2012年03月26日
  • ちあき電脳探偵社

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     「小学三年生」に連載されていたジュブナイルミステリー。
     北森鴻が夭逝しなければ、文庫化されることもなくて、読むこともなかったんだろうなと思うと、切ない。

     小学校に可愛い女の子が転校してくる。彼女の家には、スーパーコンピューターがあって彼女は電脳の世界の中で凄腕の探偵になる。

     ものすごく王道のジュブナイルです。
     ライバルキャラとか、お祭り野郎とか、うん、昔懐かしい感じ。

     内容はどうであれ、なんか北森鴻が、にこにこしながら書いてる感じが透けて見える感じがいい。
     実際にはそうじゃなかったかもしれないけど、なんか人生って、小説って楽しいなって、感じさせる雰囲気になっているのが本当に

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    2012年03月12日
  • 支那そば館の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~

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    裏・京都ミステリーというお題が面白かったです。謎解きのキーが、京都ならではの風物にまつわることがらで。

    そして、出てくる料理がいずれも美味しそう!

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    2012年02月16日