あらすじ
桜町小学校に転校してきた鷹坂ちあきは、サラサラ髪にえくぼがかわいい女の子。でも、不思議な事件に遭遇すると大変身! 鋭い推理力とアクティブさで謎に挑んでいく。学校の前の桜の花が一夜にして消えた謎に迫る「桜並木とUFO事件」。あかずの倉庫に出没する幽霊の正体を暴く「幽霊教室の怪人事件」ほか、2010年1月に急逝したミステリーの名手が遺していた、謎解きの魅力に満ちた連作推理短編集。
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Posted by ブクログ
小学生の僕と転校してきたスーパーレディーちあきちゃん。
スーパーコンピューターを所有するちあきちゃんはどんな謎でもすいすい解いちゃう!
みんなのアイドルなんだ(^o^)v
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やっぱり上手だなあ。
自分が幼かったころ、怪人20面相やシャーロックホームズの少年向けの訳本に夢中になってた頃のワクワクが蘇ってきました。
脇役のさりげな~いキャラクターづくりがやっぱりうまい。主役二人の家族がいい味出してる。
この登場人物たちのさらなる活躍を、やっぱり期待してしまうよね。読み終わっての寂しさは、続編が絶対にないとわかってるだけに、募っていきます。
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没後1年の帯にしんみり。もうそんなになりますのね。
小学館の小学三年生で連載されてたのだとか。
なので内容はお子様向けです。
生きていらっしゃったら、この登場人物で大人向けの話も読んでみたかったなぁ。
お父さん達がその後どうなったのかーとか気になるっ。
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活字離れをしていたので、リハビリに1冊。
北森鴻の世界観が好きで、よく読んでいたが、こういった児童向けのものも書いているのは知らなかった。
短編連作なのでサクサク読めて、リハビリには最適。
ただ、ミステリとしてはやはり物足らない。
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児童書の類に入るものだと思うけど、一般の書棚にあったこの1冊。可愛らしいミステリー作品。純粋な気持ちを忘れてしまった大人の私にはこの本を心から楽しむことができなかった。大人の方はこの本を読む前に一度心をまっさらな状態にして読んだら世界観に浸れるかも。2012/564
Posted by ブクログ
転校生の美少女は、とても女の子らしい女の子なのに
自宅の巨大パソコンに入ってしまうと、男の子のような
さっぱりとした話し方に。
転校生に、ちょっと天の邪鬼な子に、自分が一番じゃないと気が済まない子。
いましたいました、と昔を振り返って、ちょっと楽しかったです。
が、こんな謎めいた事はなかったし
こんな協力的な先生もいませんでしたw
言われてみれば納得、な落ちですが
まったくもって関連する事ができず…。
しかし最後。
逮捕された場合、物件等は一体誰が管理する事に?
親族、でしょうか??
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「小学三年生」に連載されていたジュブナイルミステリー。
北森鴻が夭逝しなければ、文庫化されることもなくて、読むこともなかったんだろうなと思うと、切ない。
小学校に可愛い女の子が転校してくる。彼女の家には、スーパーコンピューターがあって彼女は電脳の世界の中で凄腕の探偵になる。
ものすごく王道のジュブナイルです。
ライバルキャラとか、お祭り野郎とか、うん、昔懐かしい感じ。
内容はどうであれ、なんか北森鴻が、にこにこしながら書いてる感じが透けて見える感じがいい。
実際にはそうじゃなかったかもしれないけど、なんか人生って、小説って楽しいなって、感じさせる雰囲気になっているのが本当に素敵だと思う。
…もうちょっと、長いともっとよかったと思うんだけどね。
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いよいよ北森さんの本はあと1冊しか残っていない・・・残念でならない。
小学3年生に書かれたものとあってとてもシンプルで読み易い。
こういうのも書いていたんだ・・・という感慨ばかり。
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何と1996年に「小学3年生」で連載された、作者唯一のジュヴナイルだそうだ。非常にポップ。初期の作品。だけど2011年出版になってる。やっぱ作者の急逝によるんだろうな。本当惜しい人を亡くした。いかにも子供向けで謎解きはたいしたことないけど、あとがきにあった作者不遇の時期のもの、とすれば、かけがえなさが募る。
Posted by ブクログ
20110916
子ども向けのミステリ。
ひとつひとつは短くて、親しみやすく、わかりやすいです。
気軽に読めて楽しかったー
もくじ
桜並木とUFO事件
幽霊教室の怪人事件
ちあき誘拐事件
マジカルパーティー
雪だるまは知っている
ちあきフォーエバー
Posted by ブクログ
「小学三年生」での連載ってことでこんなジュブナイル?も書かれてたんだなーって驚きが。さらに芦辺拓さんの後書きでしみじみ。
北森さんはかなりやシリーズと蓮丈シリーズを少しずつしか読んでなかったけど幅が広いなあ。
美少女小学生探偵とクラスメート男子の謎解きもの。バーチャル世界では男口調で別人のようになるちあきちゃんがかっこいい。北村薫の覆面作家シリーズみたいな。
大人が読むとわかっちゃう謎だけど、連載ならではのお約束な展開が楽しい。
個人的には、コウスケパパとちあきママの進展が気になる(笑)
Posted by ブクログ
雑誌「小学三年生」に1996年から一年間、連載された連続短編。もちろん、子ども向けだし、ヴァーチャル・リアリティのモチーフも今となってはかなり古い。
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子供時代学研の「学習」とか小学館の「小学○年生」とか
愛読してましたが、ミステリ作家の著者様が子供向けに
雑誌連載されていたものをまとめたもの。
文庫の形ですが文字も凄く大きくて、挿絵も入ってるので
お子様でも充分読めますが、ミステリ部分は大人でも
充分たのしい。
ま、ヒロイン・ちあきちゃんの不思議が深く追求されない
あたりは子供向けらしいなぁ。
設定とかがラノベっぽいのにあっさりとしてます。
Posted by ブクログ
まさかのジュヴナイル版の出版。十五年ほど前の連載だと言うから、この本を読んでいた方々は、今では24歳前後ということか。小学3年生の段階で北森氏を読めたなんて、贅沢だと思うが、もしかしたら現時点で北森氏のファンになっている人が今作を手にして、幼い頃に読んだ本の作者が、まさかの北森氏だったなんて・・・と驚いているかもしれない。それを想像すると、北森氏のイタズラのような気がして、ちょっと顔がにやけてしまう(笑)サーカスの話など、面白い謎もあったので、もし私が小学生だったら、毎号を楽しみにしていたと思う。
Posted by ブクログ
昨年の2010年に48歳という若さで亡くなられた北森氏の
没後に文庫された、氏の唯一のジュヴナイル作品。
連載当時は小学三年生誌で連載されていたらしいです。
まさにバリバリの子供向け作品。
子供向けながら、そのシチュエーションは自宅に
スーパーコンピュータを持つ美少女小学生が
コンピューターとサイバー感たっぷりなゴーグルを被り
そのヴァーチャルな世界で、近所に起こる謎や
事件を解決していくという少しシュールなミステリ。
事件そのものは殺伐とせず、小学三年生も納得な
ほのぼのとした内容ながらも、子供だましとは
言えないようなトリックやロジックは流石の北森作品。
本当に48歳という若さでの死去は惜しまれます...。