山本周五郎のレビュー一覧

  • 日本残酷物語 1

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    難破船を糧としている海辺の人びとがいたことは、現在ではほとんど語られなくなっている。
     福山のそばで日本住血吸虫による被害があったことは現在では場所が特定されないように書かれている。
     からゆくさん、についても書かれているが、これは他書のほうがより詳しい。
     1959年版は、活字が細くて薄く、厚いのが欠点である。

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    2021年08月01日
  • 山本周五郎中短篇秀作選集 5 発つ

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    まだまだ続いてほしい

    正直もう少し続いてほしかったか、まぁ贅沢というものか。このシリーズ、ぜひとも他の作家でも企画して欲しい。

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    2021年07月02日
  • 山本周五郎中短篇秀作選集 4 結ぶ

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    この風情たるや

    ときに説教臭いが読後の清涼感たるや、流石の一言である。良質の時間とは山本の作品を読むことだと思っている。

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    2021年07月02日
  • 山本周五郎中短篇秀作選集 2 惑う

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    待望の電書

    何度も読み返した作品集。電書で読めるのは嬉しすぎる。味わいでは紙媒体に負けるが、どこでも作品を堪能できるのは魅力的である

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    2021年07月02日
  • 山本周五郎中短篇秀作選集 1 待つ

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    これよ

    好きな作家はたくさんいるが何度も読みかえす作家は少ない。山本周五郎・池波正太郎・藤沢周平はまさにそんな作家である。

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    2021年07月02日
  • ちいさこべえ 1

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    最高です

    山本周五郎の世界を現代に置き換えて、人情と意地を見せてくれる快作。五人の子供たちも周りの人もリアルで魅力的です。

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    2021年06月24日
  • 大炊介始末

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    周五郎新潮文庫版短編集、木村久邇典氏解説には周五郎の短編ジャンルが大まかにわかるものを選んでいるとのこと。そうですね「×××もの」と分類できます。
    再読ですが、ひさしぶりに周五郎ワールドにとっぷりと漬かりましたので、一編ごとの印象を。

    「ひやめし物語」
    武家の次男三男は跡継ぎになれない、養子に行くか部屋住みで終わるか、肩身が狭いのは現代のパラサイトも同じだけれど、甲斐性があれば何とかなるのであるという話。その甲斐性が古本集めというからおもしろい。
    「山椿」
    二組の男女のもつれあいというと、どろどろしているみたいだけれど、ここにはかしこい知恵とユーモアがあるのです。
    「おたふく」
    女性を信じる

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    2021年05月03日
  • 青べか物語

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     山本周五郎 著「靑べか物語」、1964.8発行。著者は大15春、浦安にスケッチでぶらり訪れ、風景が気に入って3年過ごしたそうです。数えの23から26迄。この作品は浦粕(浦安)という根戸川(江戸川)下流の漁師町を舞台にした物語です。著者若き日の体験を小説風にアレンジされてます。青べかってなんだべと思いつつ、浦粕に住むたくましい男たち、女たちの暮らしぶりにぐいぐい引き込まれていきました。さしずめ昭和の初めのディズニーランドのようですw。体も心も素っ裸な女性が印象的です。短編連作、ある意味、異色作品だと思います。

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    2021年03月07日
  • 小説 日本婦道記

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     「人の道」を説く山本周五郎の名作「小説 日本婦道記」、1958.10発行、11話が収録されています。妻たる道(覚悟)を描いた「松の花」「不断草」、母たる道を示した「箭竹(やだけ)」、姑たる道を示唆した「梅咲きぬ」、娘の道を貫いた「糸車」・・・、感動しました。「糸車」「松の花」「不断草」、秀逸です。

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    2021年02月28日
  • 雨あがる

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    ネタバレ

    驚いた。
    おそろしく面白い。
    「時代劇」という形から、若干敬遠していた所があるのだけれど、
    読み進めてみると先が気になり気になりどんどんと読んでしまう。
    時代劇ではあるけれど、そこに描かれているのはいつの世も変わらぬ「人間」だった。
    人が貫く「意志」だった。
    こういう人になりたい、そう思える人間たちが多数登場し、基本的に善意が報われる世界観なのがまた染みる。

    『雨あがる』『雪の上の霜』は同じ主人公が登場する。
    伊兵衛という最強の侍、しかし恐ろしく人に優しくて損ばかりしている男がそれだ。
    優しさゆえにトラブルに巻き込まれ、それをどうにか乗り越えていく清々しい物語。
    伊兵衛さんの行動は、それ絶対

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    2021年01月16日
  • 赤ひげ診療譚

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    「さぶ」に続いて、青空文庫での山本周五郎作品。
    「さぶ」と同じように、人情味あふれる話で、時代を超えて、正しく生きることを教えてもらいました。
    しかも主人公は作品名の「赤ひげ」ではないところも「さぶ」と同様でした。
    またいつか著者の作品を読みたいと思います。

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    2020年12月17日
  • 季節のない街

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    本当の意味で愛するとはどういうことなのか。
    自分の価値観はまだ未熟なのだなあと痛感した。
    というか、生きているうちに山本周五郎先生の価値観を理解できる日が来るのだろうか。
    ひたむき、とかまっすぐ、とかの純度を最高に高めると山本周五郎先生に行き着くような気がする。

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    2020年11月25日
  • 小説 日本婦道記

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    もし無人島に1冊の本を持っていくことを許されるならこの本を選びます
    女性で生まれたことを誇らしく思える
    私にとって大切な1冊です

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    2020年10月07日
  • 合本 山本周五郎名品館【文春e-books】

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    あだこ、おたふく……山本周五郎を、全て読んだワケではないですが
    山本周五郎作品の中では、一番好きな短編でした
    爺さんの持ってた本を読んだのは、はるか昔でしたが今読むと読めない漢字もあって
    前後関係で「ああ、そう読むのか!」などと、昔は普通に読んでた気がするので
    最近の小説に慣れすぎて「忘れてるんだなあ?」……と、変な感慨がありました

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    2020年09月25日
  • 深川安楽亭

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    小品集。いつもながらホロっとくる作品もあり、またタイトルとなっている深川安楽亭はなぜこんなヒリヒリとした緊張感を文字だけで表現できるのか。ますます山本周五郎が好きになった一冊。

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    2020年07月27日
  • ながい坂(下)

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    大変な良作。エンタメ性も高い。子どもの頃に読んでいたら、ある種の感化を受けてたかもですね。題材自体は一藩の1人の偉人伝(途中)ですが、上下の長編で読ませても全く飽きが来ない。感服しました。

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    2020年06月12日
  • 寒橋(さむさばし) 山本周五郎名品館III

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    ネタバレ

    敗戦から5年後の1950年に発表された作品。

    母を愛おしく思い大切にする父。母は病弱で早くに他界するが、父の深い愛に育てられた娘。その純粋な娘が自分を大切にしてくれる良人に恵まれる。とても幸せな日々が続くと思われたが。。。

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    純粋な娘の心は良人の不貞行為で無残にも裏切られる。良人は即座に謝るも娘の心はずたずたに傷つき、動揺し、発狂寸前まで行ってしまう。

    そんな娘を見かねた父は、病床から意外な事実を娘に打ち明ける。

    良人の不貞行為は実は父自身の不貞行為であり、父の恥を隠すために良人が罪をかぶってくれていたんだ、と。

    だから女中の中のお腹の中の子は、実は良

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    2020年02月04日
  • 雨の山吹

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    昭和10年代〜戦後に発表された短編を集めたもの。
    『花咲かぬリラの話』『四年間』以外は時代小説。
    個人的には表題作の『雨の山吹』よりも恋愛物の『山茶花帖』や『いしが奢る』、『彩虹』が好きです。
    『半之助祝言』や『喧嘩主従』は主人公に特徴のあるタイプなので好き嫌いがハッキリしそう。

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    2020年01月19日
  • 裏の木戸はあいている 山本周五郎名品館II

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    沢木耕太郎セレクション「山本周五郎名品館2」.

    色んなパターンの9編の短篇が収録されているが,どれも味わい深い.ハッピーエンドでない話もあるが,主人公はどれも不器用な人達である.
    最後の「若き日の摂津守」がスカッとするなあ.

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    2020年01月17日
  • 赤ひげ診療譚

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    素晴らしい本だと思います。
    始めは、文章の流れを掴むのに苦労しましたが、本筋を理解できた後は物語の勢いに圧倒されながらも、大変感動しました。

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    2020年01月04日