山本周五郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さぶがタイトルなのに
栄二が主役かと思える書き出しだった
読み進むうちに
二人とも厳しい子ども時代を過ごし
丁稚奉公する身
さぶはのろまで仕事の覚えも悪く
皆から蔑まれている
栄二は顔立も良く仕事もできる
二人はいつか一緒に店を持ち
仕事をしようと約束するが
栄二は無実の罪をかけられ
それを晴らそうと世話になった店に
乗り込み暴れたことで
石川島の人足置場に送られること三年
ここでいろんな経験をし
人の様を見 考えことで変わっていく
この間にさぶは 懸命に尋ね歩き
栄二の居場所を突き止め
休みの日には生活用品の差し入れに
来る
時は過ぎ栄二は結婚し
さぶと店を持ちいろんなことがあるが
な -
Posted by ブクログ
中学生の時に夏休みの課題図書として選んだ作品。
当時は宿題の提出などに追われて、じっくり読めなかったので数年経って再読しました。
男前でしっかりした栄二と愚図でのろまなさぶ。性格は正反対だけれどお互いがお互いを必要として、支え合って生きていく姿は素敵だと思いました。人足場に入った栄二は、面会に来るさぶを何度も拒むけれども、さぶはそれでも栄二に差し入れを持って会いにくる。そんなさぶの友達思いで純粋な姿も素敵です。さぶの優しさや人足場の仲間たちの栄二に対する優しさは「無償の愛」だと感じました。
また、人生において大切だなと感じる言葉とか、人と関わる上で大事なこととか、作品が描かれたのは昭和で舞台 -
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Posted by ブクログ
なんだかんだ言いながら土瓶さんとみんみんが薦めてくる本は全部読んでるひまわりめろんです(仲良しか!)
そしてこの『さぶ』は土瓶さんとみんみんが共に薦めてくれた本、略して「土みん本」です
ですがこの『さぶ』を手に取ったのはなにも「土みん本」だからというだけではありません
そうです、近頃この『さぶ』を手に取る人の10人中15人は「山本周五郎賞って良く聞くし、確かに受賞作は秀作揃いだけど、その山本周五郎さんてどんな小説書いてたの?」って理由だと思うんですよね
まぁ読んで見極めてやろうって上から目線ですよね
赤いモビルスーツに乗ってる人の10人中23人は「見せてもらおうか山本周五郎の実力とやらを -
Posted by ブクログ
壮絶な最後でした。上巻冒頭の暗殺以降、置毒やくびじろとの対決などのエピソードはあったものの淡々と歩みを進めていた物語が終盤に一転、怒涛の展開の中で多くの命が散って行きました。そしてフィナーレ、思いもよらない謀略が仕組まれ、本懐は遂げることができたものの待っていたのは悲劇的な結末。国のために侍はここまでしなければならないのか、自身の命や名誉のみならず家族の命や家の歴史までも捧げなければならないのか、凄まじい価値観が描かれていました。選挙の票のためならカルト宗教にも魂を売る、自民党安倍派の国会議員にぜひ読んでいただきたい本でした。船岡は家からそれほどは遠くはないので、そのうち城址公園の樅の木の下で