福田恆存のレビュー一覧
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「あらし」
「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場し -
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私の恋愛観 ※ 恋愛と人生 恋愛の聖化 美的恋愛 恋愛への逃避 恋愛感情の混乱 恋愛の意味づけ 性の科学 性の露出化 結論 ※現代人は愛しうるかロレンスの恋愛観性的好奇心について恋愛の幻滅 ※誤れる女性解放論日本家庭論恋愛狂時代 ※あとがき以上が目次です。解説は「恋愛はするものであって語るものではありません」(中野翠)。底本は1959年新潮社刊。解説にあるように「決して読みやすい本ではない。スラスラスイスイ読み流せる本ではない」。もちろん刊行当時からかなりの年月が過ぎていることを勘案して読まねばならぬ点も。でも、まず最初の数頁でぐい、と胸ぐら掴まれた思いです。スラスラスイスイではな
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Posted by ブクログ
シェイクスピア、難しい印象だったが読んでみるとそんなことはなかった。
劇なのでセリフが続く。
普段読む小説と違うので馴染むまで抵抗があったが、見せ場のセリフはそのへんの小説よりもよっぽど格好の良い洒落た文章になっている。
これがクセになって読み進めてしまうし、
ストーリーを進めるためのセリフはとても簡単に書かれているのでサクサク読める。
今読むととてもスタンダードなストーリーなのだが、多分ここが源流なのかな。
ミレーの描いたオフィーリアが美しいので、どんな話なのか気になっていた。
川で沈みゆくことになる理由が知れて良かった。
ラストもこうなるのか、という内容だった。
またシェイクスピアの -
Posted by ブクログ
史実では、スコットランド王ダンカンを、妻にそそのかされて殺害し王位を簒奪したとされるマクベスを主人公とする本作は、その野望によって手にした束の間の栄華と、やがて破滅へと転落していく姿が、日本で古くから語られてきた「栄枯盛衰」や権勢の儚さと深く通じるものがあり、一気に読み進めることができた。
物語の構図は『リチャード三世』にも近い。しかし、マクベス自身はリチャード三世のように権謀術数に長けた人物として描かれているわけではない。むしろ、王位簒奪という罪に苦しみ、良心の呵責に苛まれる人物として描かれている点が印象的であった。権力への執着も、彼自身の純粋な野心というよりは、妻に鼓舞され、追い立てられ -
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