福田恆存のレビュー一覧

  • リチャード三世

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    ネタバレ

    薔薇戦争末期。エドワード4世の統治下のイングランド。自らの容貌にコンプレックスを持ち野心を膨らませるエドワード4世の弟グロスター公リチャード。兄であるクラレンス公ジョージを罠にはめ殺害し周囲の人間たちを徐々に殺害していく。ヘンリー6世の息子の妻であったアンへの求婚。ジョージの遺児たちの殺害。王位に上り詰めたグロスター公リチャード。リチャード3世となったグロスター公に反旗を翻す諸侯たち。薔薇戦争の終結。

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    2012年08月24日
  • 夏の夜の夢・あらし

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    「あらし」
    「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場し

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    2014年07月03日
  • お気に召すまま

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    入手しやすいシェイクスピアとして、角川文庫版もちくま文庫版も、それぞれ捨て難い風情と長所があるんだけど、でも、やっぱり福田恆存を外すわけにはいかないなぁ、と改めて感じる。劇中に挿入される詩の、言葉の流れがいい。現在は手に入り難いけれども(そしてたしかにもう「旧い言葉遣いなのかもしれないけれど)、坪内逍遥にも感服。

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    2011年07月19日
  • 私の恋愛教室

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    私の恋愛観  ※  恋愛と人生 恋愛の聖化 美的恋愛  恋愛への逃避 恋愛感情の混乱 恋愛の意味づけ 性の科学 性の露出化 結論  ※現代人は愛しうるかロレンスの恋愛観性的好奇心について恋愛の幻滅  ※誤れる女性解放論日本家庭論恋愛狂時代  ※あとがき以上が目次です。解説は「恋愛はするものであって語るものではありません」(中野翠)。底本は1959年新潮社刊。解説にあるように「決して読みやすい本ではない。スラスラスイスイ読み流せる本ではない」。もちろん刊行当時からかなりの年月が過ぎていることを勘案して読まねばならぬ点も。でも、まず最初の数頁でぐい、と胸ぐら掴まれた思いです。スラスラスイスイではな

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    2011年07月19日
  • お気に召すまま

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    社会の教科書にもでてきますよね!?
    この著者の名前は。。。
    内容は、やはり劇をみたい!
    単純にそう思いました。
    どっかやってないかにゃーん(= ̄▽ ̄=)ニィーーッ

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    2009年10月07日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    じゃじゃ馬ならしたのしいーと思ってた気がするんだよ。たしかスラップスティック的な恋愛喜劇だった気がするんだよ。じゃじゃ馬はわたしだからつかまえてよ!と思ったと思うんだよ(究極に知らない)空騒ぎもたのしかった気がするんだよ。ドタバッタコメディーだったと思うんだよ。すごい楽しかったことしか覚えてない。

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    2009年10月04日
  • お気に召すまま

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    ジェイキス「御機嫌よう、またお目に掛かりましょう、出来る限り、たまにね。」〜オーランドー「今後とも精々赤の他人であるように心掛けたいものです。」〜これぞ熱血友情?

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    2009年10月04日
  • リチャード三世

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    リチャード王「黙れ、梟ども!死の歌しか歌えぬのか?(使者を殴る)これが駄賃だ、とっておけ、もっとよい知らせをもってくるまではな。」〜使者の三「いえ、…当のバッキンガムは一人離れて行方知らずというありさま。」〜リチャード王「おお、すまなかった、許してくれ、さ、この財布をやる、痛みどめにな。ところで、…」〜おああ、リチャード王w

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    2009年10月04日
  • アントニーとクレオパトラ

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    クレオパトラ「シーザーは神にも等しいお方…私の名誉は進んで与えたものではない、あながちに奪い取られたものなのだ。」〜エノバーバス「(傍白)真偽の程はアントニーに訊いてみよう。大将、水漏りが大分ひどくなってきましたな、こうなっては沈没を見殺しにするほかはない、一番大事にしておいでだった方が逃げ出そうというのですからな…」〜ああ、アントニー。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    「…いくらでも怒れ、その傲慢な心臓が裂けるまで。まあ、自分の奴隷どもでも相手に、その癇癪に猛り狂った姿を見せてやり、精々奴らを震え上がらせてやるのだな。この俺まで尻尾を巻かねばならぬと言うのか?…よしてくれ、貴様の腹の虫が吐いた毒汁ではないか、またその胃の腑に押しもどしてやるだけだ、それで貴様の腹が爛れて裂けようと、おれの知ったことか。…」

    どは〜ブルータス。

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    2009年10月04日
  • 黙示録論 ──現代人は愛しうるか

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    読んでみましたけど、イマイチ消化しきれませんでした。私の力不足ですね。ロレンスの結論、すなわち、人間が自然(コスモス)の一部として生きるべき(ということだと思いますけど(^^;)ということがどういうことなのか、それとの集団的自我との関わりあいを現実においてどう対処すべきなのかがこれからの問題なのかなと思った次第です。

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    2009年10月04日
  • ヴェニスの商人

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    ユダヤ人の主張に肩を入れて読んでいたが、物語の終局では王女の主義主張になるほどと思った。一休さん味を感じた。解説や、シェイクスピアが生きた時代背景を知ることでより面白みが増すのだと思う。

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    2026年05月17日
  • ロミオとジュリエット

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    大好きなロミジュリ。
    映画もミュージカルも見た。

    文学では読み切るのが難しいと感じたけど、
    やっぱり良い。

    ミュージカル版
    バルコニーと世界の王が大好き。
    念願のミュージカルで聴いた時は泣いた。

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    2026年05月14日
  • サロメ

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    話としては知っていたけれど、読んだのは初めて。
    恋する人に振り向いてもらえなかったユダヤの王女サロメが、王の前で舞を舞った褒美に、その恋しくて憎い預言者ヨカナーンの首を所望する、という話。

    ところが、聞くと読むとは大違い。
    まず、会話劇のはずなのに、一つとして会話が成立していない。
    誰もが自分の言いたいことをまくしたてているばかり。
    人の話を聞け!

    一番ヤバいのがヨカナーンだと思う。
    私はもっと落ち着いて、理路整然とキリストを語る人なのかと思っていたけれど、うわごとのようにひたすらキリストについて語り、王妃の不実をなじるのみ。
    サロメは一目ぼれというか、声に惚れたっぽいけど、いいの?こんな

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    2026年05月11日
  • マクベス

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    自分にはまだ読むのは早かった、かな。
    まずは知らない言葉が多すぎて、辞書と本書の行ったり来たり、、
    登場人物が多く、関係図が頭に入らないままで、なかなか話が理解でぎず。

    ただ、マクベスが自分が殺めた人の亡霊に苛まれる様子の描写は、映像として頭にありありと浮かびました。

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    2026年04月30日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    登場人物たちが持論を展開するシーンが多く、小難しい解釈のセリフが延々と続くのが少々苦痛だった。

    しかしそれを差し引いてもテーマ性、特に老いて「美」が失われることへの恐怖や、殺人を犯した後に罪悪感で狼狽える心理描写など、現代人の感覚からしても共感できる場面が多々あった。

    起承転結の流れが御伽噺のようで、ストーリーラインも読み終えた後ではシンプルで分かりやすいものと気づく。

    読破するのは大変だが、読み終えた後の満足感は一定あり。

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    2026年04月11日
  • 老人と海

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    作中のほとんどが老人とカジキマグロの海での対決シーン。ひたすら老人視点でカジキとの激闘がつづられていて、短いストーリーだけど読み切るのにすごくエネルギーを使う。老人が語る描写が細かすぎてすごい。鳥や魚や自分自身と対峙して語り合う老人の哲学がなんだか素敵。ライオンの夢を語るシーンは少し切ない。

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    2026年04月09日
  • ハムレット! ハムレット!!

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    シェークスピアが開けた小窓から無限の宇宙が広がっていく。16-17世紀に書かれた作品が現代でもこれほど人の心を掴んでいることに鳥肌が立つ。文学の持つ底知れなさを思う。

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    2026年03月28日
  • マクベス

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    ネタバレ

    シェイクスピア四大悲劇の一作品。
    魔女の暗く不気味なやりとりにて幕を開ける。
    人の性が如実に表現され、悪と善、影と光、対局にあるものが同時に見て取れる。
    一つ一つのセリフに、思慮深く考えさせられる要点が散りばめられている。
    時代は違えど、人というものは変わらず、「人の生涯は動きまわる影にすぎぬ」という言葉にしっくりとくる。

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    2026年03月21日
  • オセロー

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    個人的にはハムレットよりも面白いと感じた。
    ハムレットが親殺しの恨みによる復讐劇に対して、オセローは妻への不信感を募らせた結果、自身も破滅することになるまさに悲劇。
    現代にも通じる部分があるからこそ、ハムレットよりも読みやすく、リアルでドロドロした印象だった。
    解説も読むと、オセローが妻を殺すことになった根底には無意識の自尊心の低さが関係しているのではと感じた。そこに漬け込んだイアーゴーの狡猾さにはゾッとする。

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    2026年03月20日