福田恆存のレビュー一覧

  • 夏の夜の夢・あらし

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    「あらし」
    「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場し

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    2014年07月03日
  • お気に召すまま

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    入手しやすいシェイクスピアとして、角川文庫版もちくま文庫版も、それぞれ捨て難い風情と長所があるんだけど、でも、やっぱり福田恆存を外すわけにはいかないなぁ、と改めて感じる。劇中に挿入される詩の、言葉の流れがいい。現在は手に入り難いけれども(そしてたしかにもう「旧い言葉遣いなのかもしれないけれど)、坪内逍遥にも感服。

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    2011年07月19日
  • 私の恋愛教室

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    私の恋愛観  ※  恋愛と人生 恋愛の聖化 美的恋愛  恋愛への逃避 恋愛感情の混乱 恋愛の意味づけ 性の科学 性の露出化 結論  ※現代人は愛しうるかロレンスの恋愛観性的好奇心について恋愛の幻滅  ※誤れる女性解放論日本家庭論恋愛狂時代  ※あとがき以上が目次です。解説は「恋愛はするものであって語るものではありません」(中野翠)。底本は1959年新潮社刊。解説にあるように「決して読みやすい本ではない。スラスラスイスイ読み流せる本ではない」。もちろん刊行当時からかなりの年月が過ぎていることを勘案して読まねばならぬ点も。でも、まず最初の数頁でぐい、と胸ぐら掴まれた思いです。スラスラスイスイではな

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    2011年07月19日
  • お気に召すまま

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    社会の教科書にもでてきますよね!?
    この著者の名前は。。。
    内容は、やはり劇をみたい!
    単純にそう思いました。
    どっかやってないかにゃーん(= ̄▽ ̄=)ニィーーッ

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    2009年10月07日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    じゃじゃ馬ならしたのしいーと思ってた気がするんだよ。たしかスラップスティック的な恋愛喜劇だった気がするんだよ。じゃじゃ馬はわたしだからつかまえてよ!と思ったと思うんだよ(究極に知らない)空騒ぎもたのしかった気がするんだよ。ドタバッタコメディーだったと思うんだよ。すごい楽しかったことしか覚えてない。

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    2009年10月04日
  • お気に召すまま

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    ジェイキス「御機嫌よう、またお目に掛かりましょう、出来る限り、たまにね。」〜オーランドー「今後とも精々赤の他人であるように心掛けたいものです。」〜これぞ熱血友情?

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    2009年10月04日
  • リチャード三世

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    リチャード王「黙れ、梟ども!死の歌しか歌えぬのか?(使者を殴る)これが駄賃だ、とっておけ、もっとよい知らせをもってくるまではな。」〜使者の三「いえ、…当のバッキンガムは一人離れて行方知らずというありさま。」〜リチャード王「おお、すまなかった、許してくれ、さ、この財布をやる、痛みどめにな。ところで、…」〜おああ、リチャード王w

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    2009年10月04日
  • アントニーとクレオパトラ

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    クレオパトラ「シーザーは神にも等しいお方…私の名誉は進んで与えたものではない、あながちに奪い取られたものなのだ。」〜エノバーバス「(傍白)真偽の程はアントニーに訊いてみよう。大将、水漏りが大分ひどくなってきましたな、こうなっては沈没を見殺しにするほかはない、一番大事にしておいでだった方が逃げ出そうというのですからな…」〜ああ、アントニー。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    「…いくらでも怒れ、その傲慢な心臓が裂けるまで。まあ、自分の奴隷どもでも相手に、その癇癪に猛り狂った姿を見せてやり、精々奴らを震え上がらせてやるのだな。この俺まで尻尾を巻かねばならぬと言うのか?…よしてくれ、貴様の腹の虫が吐いた毒汁ではないか、またその胃の腑に押しもどしてやるだけだ、それで貴様の腹が爛れて裂けようと、おれの知ったことか。…」

    どは〜ブルータス。

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    2009年10月04日
  • 黙示録論 ──現代人は愛しうるか

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    読んでみましたけど、イマイチ消化しきれませんでした。私の力不足ですね。ロレンスの結論、すなわち、人間が自然(コスモス)の一部として生きるべき(ということだと思いますけど(^^;)ということがどういうことなのか、それとの集団的自我との関わりあいを現実においてどう対処すべきなのかがこれからの問題なのかなと思った次第です。

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    2009年10月04日
  • ロミオとジュリエット

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    おそらく世界で最も有名な恋愛小説だろうと思いますが、実は一度も読んだことがなく、初めて読みました。
    シェイクスピアの生きていた時代では、あまりに斬新でデンジャラスな物語だったであろうと推測できます。
    今のほとんどの恋愛小説は、この作品の派生版と言えるくらい、完成度は高いと思います。
    音楽でいうと、ビートルズのようなことかもしれません。
    他のシェイクスピア作品にも手を出そうと思いました。

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    2026年02月14日
  • リア王

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    リア王の悲劇というが、それなりにリア王も愚かで姉妹たちにも言い分があった。正義と悪に簡単に二分されるものでは無いのかな。

    ピンクフロイドのone of these daysの邦訳が「吹けよ風、呼べよ嵐」となっているが、リア王が元ネタなのか?調べても良くわからず。

    ついでにアンソニー・ホプキンスのリア王も観ました。舞台は現代だけども結構忠実に作ってる印象。

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    2026年02月13日
  • サロメ

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    「空は空のよう、私はわたしのよう、現実は現実のよう、ただそれだけというには、あまりに無稽に思います。」

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    2026年02月07日
  • ヴェニスの商人

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    新潮文庫、平成二年の四十七刷版を読んだ。名高い人肉裁判に加え、美しい女が伴侶をくじ引きで決めるシーンや女性たちが男装して男性を欺きからかうシーンなど、それぞれに魅力的な幾つものエピソードを組み合わせ構成されている。人肉裁判の結末、そして物語のオチとしても痛快で大変魅力的な話でありいたく心惹かれる作品であったが、解題にてほぼ全てのエピソードが他からの借用であり、組合せすらも先人からの引用であることを知りがっかりした(訳者はそれでもシェイクスピアの魅力を貶めるものではないと言うが……)。またこれも解題·解説にてしつこいくらいに「シャイロックを悲劇の主人公と見るべきではない」と書かれているのだが、そ

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    2026年01月29日
  • マクベス

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    初めて『戯曲』を読んだので終始「こんな感じなんですねー!」で終わってしまい、名作だとか悲劇だとか、あまり分からなかった。私みたいな人は舞台になっている方を観た方がいいのかも。

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    2026年01月28日
  • ヴェニスの商人

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    ほぉ、女って恐ろしいな。(私も女だけど)
    「法が時には暴力を振るう」と事前にキーメッセージのインプットはあったけど、あくまでも解釈の余地があるかどうかの話では?とも思ってしまう。

    結局「操る側」と「操られる側」がいる限り、法を埋め尽くすことはできないのでは。その役割が存在する限り、性別・宗教・人種なども存在するということ。

    考えさせられる。脳が喜んでいる感じ。
    中学生以来の演劇でした。ごちそうさま。

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    2026年01月01日
  • ハムレット

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    名作とは知っていたが、実際に読んでみて確かに面白い一冊だった。最初は「そんな復讐なんてしても何も生まれないし、狂ったフリをしてまで色んな人を傷つけるなんて……」と、物語の結末が不安だった。しかし読み進めるうちに、ハムレットがしっかりレイアーティーズを敬い、父を殺したクローディアスも巻き込んで終わることができたので、比較的良い終わり方だったのではないかと思う。

    人は死を恐れる生き物でありつつ、この世の理を受け入れるのも苦難で、いっそのこと死ぬべきかもしれない。けれど、死後の世界も不透明だから、結局はこの世の理を受け入れて生きるしかない。死ぬ瞬間、何を思って死ぬべきなのか。死んだら貴族も平民も皆

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    2025年11月24日
  • ヴェニスの商人

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    シェイクスピアの喜劇作品。ユダヤ人の扱い、黒人の表現、宗教等で気になる部分のオンパレード。時代を感じます。
    最初しばらくは誰がなんなのかよくわからず楽しめなかった。人物関係は冒頭で整理して載せてくれてるので、面倒がらず逐一参照しながら読むことをお勧めします。
    最後は大団円ですが、私にはいじめっ子たちが幸せになってる感じがしてモヤモヤ。
    昔の作品だからこんなもんか、と思って見れば良いのかな。
    最初は面白くなかったけど、割り切って読むことにしてからはそれなりに楽しめたので星4。

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    2025年11月24日
  • マクベス

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    近代の物語が進化し過ぎてて、新しい発見は無いものの、言葉の言い回しが渋くて面白い。
    言い回しが難しくて読みにくいが、長さ的には短いので取っ付きやすいと思う。

    王国っていう舞台設定は個人的に興味無いので、
    没入感を持って読むことが出来なかったな…。

    マクベス夫人が怖すぎる。
    一番野心に駆られていたのは彼女でしょう笑

    YouTubeで解説の動画みます。

    追記
    Youtubeで中田敦彦さんが解説してた。
    シェイクスピアについても勉強出来て、本書の背景も分かって、物語の解説も実に面白い。
    一度読んだ後に視聴すると面白いと思います。

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    2025年11月14日
  • マクベス

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    初めてのシェイクスピアということで、
    四大悲劇のひとつである本書を読んだ。

    結末は予想できていたものだったり、戦いの描写やクライマックスは思ったよりもあっさりとしたものだった。
    しかしながら、序盤のマクベスの葛藤や、自身の野心や本心に加え、妻からの誑かしで悪い方へと身を流してしまうシーンがとても読み応えがあった。
    結局は自業自得という言葉で片付いてしまいそうな内容だが、その中には人間の善と悪の判断や欲望といった奥深さが綴られていてとてもおもしろかった。

    次に四大悲劇を読むのなら、「ハムレット」を読んでみたいと思う。

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    2025年10月24日