福田恆存のレビュー一覧

  • オセロー

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    正直、解題で福田恆存さんがこの『オセロー』の材料として紹介して下さった物語の方が筋に納得でき、わかりやすい。

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    2021年01月02日
  • ロミオとジュリエット

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    世界的に有名な話だけど、内容知らなかったので読んでみた。愛情の比喩表現が面白かった。自分ではこんな浮かばないし、外人特有の感性かと思うと、海外で生活して文化を吸収したいと思った。

    人の恨みが人の命を奪う、それが顕著にわかる作品。

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    2020年12月20日
  • ロミオとジュリエット

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    世界的に有名なシェイクスピアの代表作だが、歴史的背景や知識がなかったので、本書だけ読んでも内容が素直に入ってこなかった。できれば、舞台などを鑑賞して理解を深めたい。

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    2020年10月25日
  • サロメ

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    サロメ
    (和書)2009年05月05日 22:45
    2000 岩波書店 ワイルド, Wilde, 福田 恒存


    短いけど、とても印象に残る作品だった。サロメを殺す最後のシーンはとても美しく感じました。

    一気に読める作品です。

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    2020年09月25日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ
    (和書)2009年03月20日 21:00
    1972 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    喜劇だけど人間の設定が入りくんでいるところが多くてシェイクスピアの作品の中では分かりにくい方だと思いました。

    人間の諸関係の吟味を可能にしてそれを覆してしまうのはやはり無条件的命令(マルクス)の姿勢を感じさせるものだと思いました。

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    2020年09月25日
  • ヴェニスの商人

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    ヴェニスの商人
    (和書)2009年03月07日 17:43
    1967 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    シャイロックとアントーニオーの人肉裁判でのやりとりが福音書にあるイエスの裁判と重なりとても興味深かった。

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    2020年09月25日
  • オセロー

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    オセロー
    (和書)2009年03月05日 19:16
    1973 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    嫉妬の炎に身を委ねてしまったオセローはその情念の発生する諸関係を最後の死の場面になってようやくくつがえしたのかもしれない。
    しかしそれは諸関係に敗北したと言うことなのだろうか?
    無条件的命令が死であってはいけないと強く思う。ただ死であっても別の何かであることはありえると思う。

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    2020年09月25日
  • アントニーとクレオパトラ

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     『ジュリアス・シーザー』にてブルータスらに暗殺されたシーザー。彼の死後、ローマの政権は、後継者となつたオクテイヴィアス、マーク・アントニー、レピダスの三頭政治が敷かれてゐました。しかしアントニーはエジプトの女王・クレオパトラの色香に迷ひ、ローマを蔑ろにしてエジプトに入り浸りであります。オクテイヴィアスがポンペイとの戦に難儀してゐるのに、手を貸さうとさへしません。妻ファルヴィア(実際には登場しない)の死去を伝へられて、漸くローマへ帰るのでした。

     アントニーはオクテイヴィアスとの仲を強固にするため、オクテイヴィアスの姉・オクテイヴィアを妻に迎へます。政略結婚。しかしそれを聞き及んだクレオパト

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    2020年09月13日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    ゴシック小説第2ブームの代表作(最初のブームの代表作は「フランケンシュタイン」)。もうプロットが大天才なんじゃ...天才であると同時にかなりシンプルなんだけど、しかしその肉付けがモリモリモリ...いやあものすごいものをよんだなあ...!

    「なにはともあれ有害な書物であった。あたかも香の強烈な匂いがこの本の頁にまとわりつき、頭脳を濁らせているかのようだった。」(p.247)この本もそうだと思う(笑)わたしにとっての新しい視点からの考え方をめちゃくちゃ吹き込まれた!でもそれが良いことなのかこの作品に関してはちょっぴりわからないのも事実(笑)

    オスカーワイルドの逆説は奇抜で常識に囚われてなくてほ

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    2020年08月06日
  • リチャード三世

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    シェイクスピア 「リチャード三世」

    いろいろな見方があるのかもしれない。解説者は 史劇、復讐劇 と見ている。ピカレスクとしてリチャード三世を英雄視する読者もいる


    私は この物語を 悲劇として捉えた。リチャード三世を人生の失敗者とみている。


    *自分で自分を呪う人生
    *母から自分の死を望まれる人生
    *自分が死んでも誰も悲しまない人生
    *最期の言葉「馬をくれ、代わりに国をやる」〜手段を選ばず 手に入れた王位の価値が 馬より低いこと に気付いた人生

    から考えると「リチャード三世」は 悲劇としか思えない


    解説者は リチャード三世のハンディキャップ(コンプレックス)と悪事は結びつかないと捉

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    2020年05月17日
  • ヴェニスの商人

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    シェイクスピアを読み始めて、マクベスに続いて二作品目。

    【感想】
    痛快な裁判がまるで一休さんのようで、楽しく読めました。

    【この一文】
    ただし、そのさい、クリスト教徒の血を一滴でも流したなら、お前の土地も財産も、ヴェニスの法律にしたがい、国庫に没収する。

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    2020年04月04日
  • ヴェニスの商人

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    シャイロックかわいそうすぎ。

    「シェイクスピアはユダヤ人擁護だというのは暴論だ」というのは暴論に思える。

    一見ユダヤ人をステレオタイプまんまに悪者に仕立てあげボコボコにするという市民の欲望を満たす体裁をとりつつ、暗にキリスト教の偽善をほのめかしているように感じられた。

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    2020年01月11日
  • オセロー

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    ひどい。。作品がということでは当然ない。運命というかイアーゴーというか。デズデモーナもオセローも可愛そう過ぎる。筋を知っていて読むからか、一層辛かった。

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    2019年11月08日
  • サロメ

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    訳が素晴らしい。この手の言い回しが心地よく感じる人とそうではない人がいるので万人には勧めないが、私はこのような訳がモウレツに好きなのです!
    後半のサロメのしつこさには舌を巻きます…

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    2019年09月18日
  • サロメ

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    仰々しい感じを受けるが、王と妃と妃の娘、予言者が登場する宴会場での出来事を劇にしている。位の高い人たちは、やたらと人を殺したがる生き物になるらしい。ドラマチックな展開だが、共感する人物も登場せず傍観者として置き去りにされた印象を持つ悲劇かな?

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    2019年06月13日
  • サロメ

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    オスカー・ワイルドが、旧約聖書の一篇にアレンジを加え、戯曲にしたもの。
    少女の狂気じみた恋情は、好きな人は好きだと思う。

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    2019年05月07日
  • ロミオとジュリエット

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    新潮文庫のシェイクスピアは全部福田恆存訳なのだと思っていたら、中野好夫だった。なるほどこれか、というような部分があったりして面白かったものの、これ、全部坊さんが悪いのでは? という感は否めない。

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    2018年11月20日
  • アントニーとクレオパトラ

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    解説から引用
    「アントニーとクレオパトラにとって、人生の移ろいやすさはわかりきったことであり、数多くの変化を目のあたりにしてきた彼らを今更何の変化も驚かすことはできない。人生の移ろいやすさこそ移ろいゆくことのない唯一のものなのだ。」
    というような解釈をとるもとらないも多様である
    というのが小説や演劇と違う戯曲というもの
    史劇としてはアクティウムの海戦における動機は本筋でないのが残念

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    2018年11月12日
  • リア王

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    年老いた王リアは、退位にあたり、三人の娘のうち上の姉妹二人に、その甘言を見抜けず、権力・財産を全て譲ってしまう。そのうえ、王を心から慕う末娘コーディーリアを無一文で他国へ嫁がせ、また、腹心ケントの忠告にも耳を貸さず追放する。まさに裸になった王は、邪悪な二人の娘とその取り巻きの策略により、何の力も持たない老人へ貶められる。そして、流浪の末、自分を愛してくれる娘コーディーリアを亡くし、失意の中で自分の命をも失うことになる

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    2018年11月04日
  • オセロー

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    イアーゴーのような輩は確実に存在する。
    ・「盗まれて微笑する者は盗賊より盗む者なり、益なき悲しみに身を委ぬる者はおのれを盗むものなり」

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    2018年11月04日