福田恆存のレビュー一覧

  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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     二作品ともに喜劇作品で、悲劇作品のように血みどろな展開や人間の醜悪な部分の描写はとくになされていない。その為、両作品は人間の機知的な要素に注目するといい。とはいえ解説にもあるが、『じゃじゃ馬ならし』は習作時代つまり初期の作品であるためか、『から騒ぎ』と比べると、物語の完成度がやや落ちる。

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    2024年03月02日
  • オセロー

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     シェイクスピア四大悲劇のひとつ。主人公オセローとその旗手のイアーゴー、二人の対立軸をベースに読むと、本作の内容をつかめる。オセローの人間に対する信用が、結果的に破滅へと導き、自身の身を滅ぼしてしまう。ここで一つ注意しなければならないことがある。それはムーア人に関して誤解してはならない点である。解説でも言及されているが、ムーア人は、現代の北アフリカのモロッコにあたる所で、本作で黒人と見なされるオセローは、サハラ以南にいるような黒人ではない。

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    2024年03月02日
  • お気に召すまま

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      領地を追われた公爵とその弟のフレデリックにおける対立関係、また、それぞれの娘であるロザリンドとシーリアの協力関係、さらに、オーランド―等の恋愛関係に注目すると、本作における登場人物の心情を堪能できる。質素な生活ぶりを振舞う兄と強欲かつ妬深い権力者である弟、実の姉妹のように仲睦まじい娘たち、それぞれが抱く恋心と成就するまでの過程。多様な性格と人物像が満載で、人間臭さが残っているのが本作の魅力である。

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    2024年03月02日
  • アントニーとクレオパトラ

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    飛び飛びで読んでしまった、、
    現代の生き方にも参考となるような悲劇的な作風。
    現実的な和訳が身に染みる。

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    2024年03月01日
  • ロミオとジュリエット

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    「恋をやさしいものだとねえ?恋はつらい、あまりに残酷だ、暴君だ、茨(いばら)のように人を刺す。」
    「恋が君につらければ、君も恋につらければよい。向こうが刺せば、こっちも刺せ。すりゃ恋が負けにきまってる。」

    最近、失恋した僕に結構効く言葉でした

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    2024年02月18日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    喜劇2編。作られた年代に差があるようだが、「空騒ぎ」の方がストーリーが複雑でおもしろく感じた。「じゃじゃ馬ならし」の序劇に登場したスライがもう一度登場はするが、その後触れられなくなり、役割に疑問が残った。2024.1.21

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    2024年01月21日
  • ハムレット

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    オフィーリアの絵が綺麗だと思い、読んでみた。言葉の使い方が自分には難しいところがいくつかあったため、また読み直したい。

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    2024年01月09日
  • ヴェニスの商人

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    巻末の解題と解説において、ユダヤ人であるシャイロックは単なる都合の良い悪役にすぎず、物語の枠を越えて評価すべきでない云々とされているが、少々その評価には疑問を感じざるを得ない。それは、あくまで文学研究者としてのポジショントークのように感じる。この『ヴェニスの商人』は、現代の娯楽小説や少年漫画のような単純に大衆受けを狙ったものではなく(当時のイギリスではそうだったのかもしれないが…)、もはやこの作品は「古典」である。この『ヴェニスの商人』をジャンプの王道漫画のように、娯楽として楽しむことができる人ならともかく、多くの人は古典として読む以上、時間的な距離と共に評価自体も距離を明けておく必要があるだ

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    2024年01月02日
  • ハムレット

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    もともと、良い悪いは当人の考えのひとつ,どうにでもなるのさ。

    四大悲劇の一つのハムレット。
    ハムレットが叔父であるクローディアスに復讐する物語で話はテンポよく進んでいき最後には悲劇で幕を下ろしてしまう。
    最後は悲劇で終わると分かっていてもどこかで救われるような展開を期待してしまっていた。

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    2023年10月09日
  • ロミオとジュリエット

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    久しぶりに読んだ。

    言動が若すぎる。
    見た目のことばっかり言っているし。
    見た目が好きで熱にうかされて結婚したけれど、保身を図る思いも感じて、子どもっぽさが強い。
    これは名作というよりは、筋が単純でわかりやすいから広く受け入れられた、という作品な気がする。
    あと、劇という形をとっているから成立している作品なのだと感じた。

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    2023年10月04日
  • マクベス

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    1606年頃 シェイクスピア四大悲劇の戯曲。

    スコットランドとノルウェイの戦闘。スコットランドの勝利を牽引したマクベス。帰還の途中の荒野で三人の魔女と会う。
    マクベスは、「王になる」
    一緒にいたバンフオーは「子孫が王になる」
    と予言される。
    予言を期待するマクベスと、マクベス以上に王妃の座を求める妻。王を殺害して国王となる。
    強気の奥さんに翻弄されている様でもあります。
    王となっても、復讐に不安は募る。そのため圧政の暴君となり、政治生命は長そうにない。
    魔女に再び予言を求める。
    「女の産み落とした者の中には、はむかう者は居ない」
    「森が進撃してこない限り安泰」
    女から生まれない者は居ないと安

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    2023年08月15日
  • リア王

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    キングリアを読む。

    シェイクスピアが活躍した時代から現代まで数多の物語が生まれていて、それを時代性を考慮せずに知っている僕らは、この悲劇の偉大さを正確に感じられないかもしれない。

    愚かな王、家族の裏切り、兄弟の不信,人間の虚飾僕には正直言って目新しさを覚えることができない。

    でも、このキングリアという作品があることによってそれ以降の作品はめちゃくちゃ影響を受けてるやろうし、僕らがよくあると感じるまでにこの題材は古びず使われ続けているということは、やはり偉大な作品なんだろう。

    道化は確かにこの物語のキーパーソンだろうと思うけど、僕にはどうしてもリアの人格の一部として遊離したものに思えてな

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    2023年08月04日
  • マクベス

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    ネタバレ

    戯曲もシェイクスピアも初めて読んだので楽しめるか不安だったけど、最後までかなり面白く読めた。
    台詞の掛け合いだけで物語が進んでいったり、人物の複雑な心境を現していたり。
    普通の小説にある情景描写や説明的な補足がないのに、場面の想像がつくのがすごい。

    マクベスは最初、王や貴族から信頼あつく、親友にも恵まれた真っ当な家臣と思われたのに、
    三人の魔女やマクベス夫人に唆されて、あっという間に野心と欲望に飲み込まれて、王殺し、家臣殺し、酷い運命に巻き込まれていってしまった。
    展開がものすごくテンポよく、台詞の一言一言がかなり重要なんだなぁと思った。

    ただ、この本の出版が昭和四十四年で、訳者の解題って

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    2023年07月18日
  • ヴェニスの商人

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    出来事のシンプルさに対して本の長いこと。回りくどいと言ってしまえばそうだけど、会話を繰り返さない・飽きさせない技が散りばめられた物語と言えばそうという事にもなる。
    いい場所に来ると楽隊の演奏も良く聴こえることを「烏の歌も雲雀に劣りはしないでしょう、背景のお膳立てを取り払ってしまえば。」とか
    「火遊び好きの奥様では、旦那様は始終台所に籠って水仕事をさせられますもの。」とか
    比喩的なダジャレ的なものが面白かったー

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    2023年07月04日
  • ロミオとジュリエット

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    よく考えたらきちんと読んだことのないロミオとジュリエット
    そういう展開でそんな悲劇が起きちゃったのね!ふむふむ
    そして二人の恋愛と二家の敵対問題だけではなく、乳母、友人、親戚、神父など
    結構多くの個性的な登場人物が物語を盛り上げていた
    (毎度思うが登場人物結構多いのよねシェイクスピアって…おまけになかなかの名脇役も結構いるのよ)

    幼さを残した二人が恋に落ち、両家の敵対関係から悲劇が生まれるのだが、展開も早すぎるししっくりこないところも多い
    そして未だに馴染めないのが、冗談半分かと思っていたら、あれよあれよと展開して本気の喧嘩で死んじゃう…みたいなやつ(結構ビックリするのだ)
    味方だと思って

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    2023年06月30日
  • マクベス

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    ネタバレ

    本編はかなり短く、あっさりとした印象。そして福田さん訳は読みやすくて助かります。(解題部分はすこし難解です、、)

    マクベスは魔女からの予言を自己の行いに対する正当化に利用しようとしていて、早々に王を殺してしまった。
    ハムレットは父王が殺されたことに対する復讐心にのみこまれるもののある意味復讐に正当性を持っている一方、マクベスは単なる権力欲しさの簒奪行為にみえ、本来その行為に正当性がない。それは恐らくマクベス自身も分かっていて、だから自信がなく、常に不安。不安ゆえの殺害。
    シェイクスピアの描く人間たちはみんな愚かしくて、ただだからこそ人間らしさというのが存分に出ていますね..........

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    2023年06月02日
  • ハムレット

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    内容と文章が少し難しかったです。

    一つ一つの文章に人生の訓示のようなものが含まれているので、今度またゆっくり読みたいかな。

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    2023年05月28日
  • リア王

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    劇として進んでいくので、回りくどくなく、最初から濃ゆい内容にはいっていきます。
    展開も早いです。
    悲劇ですが、ためになる内容です。
    口の上手い人には気をつけろ。
    今が人生どん底だと言えるうちはまだ大丈夫。

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    2023年05月25日
  • オセロー

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    ハムレットに続いて四大悲劇第2弾

    舞台はヴェニス
    主人公オセローは「ムーア人」
    ムーア人ってよく聞くけどいまいちわからない
    (サロメにも登場したなぁ…)
    「ムーア人とはむしろ、スペインをその時々に支配したイスラム教徒やアフリカ系の人々などを表す概念…」
    (「NATIONAL GEOGRAPHIC」のネット記事にあったのだが、「概念」というところがミソだ 民族に疎い我々にはなかなかわかりづらい)
    本書においてはムーア人が黒人ぽく書かれているが、人種的にはコーカソイド(地中海集団)になるらしい
    ここでは差別的象徴のように「ムーア人」を使っている感じがする

    オセローはヴェニスの軍人でムー

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    2023年04月18日
  • ハムレット

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    人生初のシェイクスピア
    四大悲劇を制覇しようと思ったのだが、どれから読んでいいのやら…
    とりあえず内容を知っているものから読むことに
    (どうやらシェイクスピアのオリジナルではなく北欧伝説を元に作られているようだ、知らなかった)

    テンポ感、躍動感がありますね
    さすが戯曲作品という感じ
    そのせいか途中まであまり「悲劇」感みたいなものが乏しく少し肩すかしを食らう
    おまけにユーモアがあることにも驚く
    勝手に終始悲壮感漂う内容かと勝手に思い込んでいたのだ

    ハムレットは最初ちょっとつかみどころのないキャラクター
    「復習に燃える男!」というよりもモヤモヤ、グズグズと葛藤しながら
    自分の不甲斐なさを嘆

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    2023年04月13日