福田恆存のレビュー一覧

  • リア王

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    シェイクスピアってめっちゃ古いしなーと少しハードルが高く感じていたのですが、現代語訳されているので全然読みやすかったです。
    戯曲はハマれば一気に読めてしまいます。

    リア王の愚かさがとことん言動やその因果とも言える嵐の中に表れており、しかし自分の愚かさに気づいたリアの行動はその愚かさに負けず真っ直ぐ(愚直)で見ていて清々しい気持ちになりました。ヘミングウェイがこの話から勇気を貰うと言った意味もわかる気がします。

    少し読み返しただけでキャラクターの台詞の伏線を発見したので作者の技術面にもびっくりしました。

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    2025年03月16日
  • 夏の夜の夢・あらし

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    喜劇2作品。共に妖精が登場するが、史上豊かな表現で進んでいく。「あらし」の方がわかりやすく好みだ。2025.2.24

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    2025年02月24日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    ネタバレ

    自身の代わりに絵の中の自分が醜くなっていく。
    最後に絵をナイフで刺すと絵は最初の美しい姿で、ドリアン自身が倒れる。
    シビルもバジルも殺して、その度に苦しむもヘンリー卿が甘い言葉で唆す。

    稚拙な演技で幻滅したわけで、結局は表面しかシビルを見ていないし愛していなかった。
    最後になって、善行をすれば肖像画は美しい姿に戻るのではないかと我慢を重ねるも変わらない。

    見た目に囚われた哀れな悲劇。
    人間関係にも恵まれなかった。
    しかし、女性蔑視な考えも結構あったので、素直に共感はできなかった。

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    2025年02月03日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    翻訳が古すぎるため、なかなか読み進められなかったが、どうにか読み終えられた。文字が小さいのも老眼には辛かった。内容は悪くないのだが。

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    2025年01月24日
  • ハムレット

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    小説ではなく、戯曲であるためか、字面を追っていると教養のあるギャグ漫画でも読んでいるような感覚になりました。
    内容としては、大きさの大小を問わなければ、身内を傷つけられて、感情的になり、罰したくなるのはいつの世も変わらない自然の摂理だなぁと思います。
    そこでいかに自分を狂わせず、理性を保ち続けるのか。それが合理的な生き方ではあるのに、そうなれないというのが人間らしさなのかもしれません。

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    2025年01月12日
  • ロミオとジュリエット

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    ネタバレ

    中世の二人の真っ直ぐな恋にドキドキし、二人を取り巻く境遇や運命にハラハラさせられる作品。
    対立する家柄の二人が恋に落ちて...と言う設定には凄く気持ち揺さぶられますね。

    話の流れは非常に面白いのですが、訳が私には合わなかったです。
    まず、古文の様な言い回しが非常に読みにくく、登場人物の口調がバラバラな上に
    江戸っ子のような口調で会話するのでヨーロッパらしさを感じない。
    また、要所要所で仏教用語が挟まれるのですが、こちらもヨーロッパらしさをかき消しています。
    好みあるかと思いますが、この点で他の訳を読むことをおすすめします。
    (他の訳は読んでいないので、どちらがおすすめかはわからないです。)

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    2025年01月03日
  • マクベス

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    日本語が凝縮されているという感じで、これは舞台の方が良いのかも。シェイクスピアの4大悲劇といわれるワリにそこまでじゃないなと思ったから。

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    2024年12月05日
  • マクベス

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    1606年頃に成立したシェイクスピアの戯曲。
    『リア王』『ハムレット』『オセロー』と並び、シェイクスピアの四大悲劇と称される。

    本作の主人公であるマクベスは、実在のスコットランド王(在位1040-1057年)をモデルにしている。

    マクベスは、反乱軍の鎮圧に成功した帰路、目の前に現れた三人の魔女から「いずれ王になる」という預言を受ける。
    初めは預言を信じなかったマクベスだが、徐々に王位への欲が芽生える。野心家の妻が焚き付けたこともあり、遂にダンカン王を暗殺し、王位に就く。

    王となった後、マクベスは自分の地位を脅かす者への恐怖から幻覚・幻聴に悩まされることになる。
    マクベス夫人も錯乱し、やが

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    2024年11月14日
  • ジュリアス・シーザー

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    ネタバレ

    演劇の台本調で書かれているため非常に読みづらかったが、中田敦彦のYouTube大学の世界史で「お前もか、ブルータス」の台詞を聞いてたから何とか読み切れた。

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    2024年10月13日
  • マクベス

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    シェイクスピアの四大悲劇の中で一番短く、「未必のマクベス」を読んだ影響もあり読んでみた。

    武将マクベスが、「あなたは王になる」という魔女の予言を信じて野心を露わにし、殺人も含め権力に執着する話。

    あらすじとしては単純で、話の長さも短いため読みやすい。ただ、時代背景への理解や人間の心理に焦点を当てて考え出すと深みのある内容になっている。

    マクベスのように、みんな内心には野心を持っている。魔女の予言という非科学的な示唆に対して疑いを持ちつつ、予言通りの実行を望んだのは、まだ科学より神の信仰が強く、王家の権力が絶大な時代だったからなのか。
    そこの選択を誤らなければ人の道に背くこともなかったのか

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    2024年10月09日
  • ハムレット

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    基本的教養として。
    海外作家はなぜかハマれない
    けど1600年にはこれが完成してたと思うとすごいよなあ

    いつかやってくることは今やってくる、今やってこないことはいつかやってくる、それが死でもだ。みたいな台詞かっこよかった

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    2024年09月16日
  • ハムレット

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    芝居の脚本みたいな作品で、ほんまそのまま芝居を見てる気持ちになった。
    余白を読むじゃないけど、展開が急でその間に何があったのか気になる作品。

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    2024年09月14日
  • マクベス

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    魔女のフレーズが独特過ぎて覚えたくなる。釜を茹でるシーンは登場する小道具、言葉、全てがドラマチックでどきどきした。臨場感がすごい。終盤ちらっと出てくる少年の、子どもらしいセリフと、子どもらしからぬ達観にぐさっときた。
    舞台も観たいし、他の翻訳も読んでみたい。

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    2024年09月13日
  • ハムレット

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    なんとも難解‥西洋哲学やキリスト教への理解がなければ、とても理解しきれない要素を感じられた。引き込まれるようなような緊張感に、一気に読み進めたけれど、まだ消化しきれていない。印象的なセリフは多かった。

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    2024年09月04日
  • マクベス

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    シェイクスピア原作の戯曲。(台本と言ったほうがわかりやすい?)
    スコットランド王のもとで活躍するマクベスが、3人の魔女の言葉をきっかけに、自身の野心を抑えきれず変貌する。しかし、自らも自身の野心や罪に怯えるようになりおかしくなっていく。
    マクベスや夫人が野心に魅入られ落ちていくさまは、現在の戦争や政争とも共通する部分があり、悲しさと虚しさが強く心に響いた。外国の作品、かつ、昔の作品ということもあり読み進めるのは少し難しく、また、展開もかなり早く何度も読み返すことになったが、細部を追うよりもマクベスたちの心情を追うように読み進めるのがよい。なお、後半の解説で、筋書きの背景や謎についても説明をして

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    2024年07月29日
  • リア王

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    先日読んだ「ゴリオ爺さん」がリア王を意識して書かれたものに違いないとあったので気になって読んでみた。こちらは文章から場面を想像するのに苦労した。特に唐突に道化が出てきて、理解が難しい台詞を言うのに戸惑った。登場する人の感情がずっと嵐のように激しいので読んだあとぐったりしてしまった。

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    2024年08月21日
  • ハムレット

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    最後があっけなく終わったので、もっと延ばしてほしかったのが率直な感想。主人公のハムレットの気質からして、彼はかなり賢い印象があった。しかし、場面としてハムレットの恋人のオフィーリアが死んでしまうところは、当のハムレットにとってもかなり気の毒だと思った。

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    2024年04月09日
  • アントニーとクレオパトラ

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     中年ならではの男女関係、人生観を、本作を通して味わえる。純愛ではない恋愛(というよりは不倫)、年齢を重ねた末に感じたことなど、若者の価値観と、どの点で違うのかを念頭に読むと、この話を楽しめるかもしれない。

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    2024年03月03日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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     二作品ともに喜劇作品で、悲劇作品のように血みどろな展開や人間の醜悪な部分の描写はとくになされていない。その為、両作品は人間の機知的な要素に注目するといい。とはいえ解説にもあるが、『じゃじゃ馬ならし』は習作時代つまり初期の作品であるためか、『から騒ぎ』と比べると、物語の完成度がやや落ちる。

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    2024年03月02日
  • オセロー

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     シェイクスピア四大悲劇のひとつ。主人公オセローとその旗手のイアーゴー、二人の対立軸をベースに読むと、本作の内容をつかめる。オセローの人間に対する信用が、結果的に破滅へと導き、自身の身を滅ぼしてしまう。ここで一つ注意しなければならないことがある。それはムーア人に関して誤解してはならない点である。解説でも言及されているが、ムーア人は、現代の北アフリカのモロッコにあたる所で、本作で黒人と見なされるオセローは、サハラ以南にいるような黒人ではない。

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    2024年03月02日