福田恆存のレビュー一覧

  • マクベス

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    シェークスピアは戯曲という形式もあって、毛嫌いしていました。アガサ・クリスティーの「親指のうずき」の由来があると知って、手に取ってみたという感じです。

    最初はとっつきづらかったですが、徐々に波長が合ってきて、楽しく読めるようになりました。「親指のうずき」だけではなく、「ポアロのクリスマス」にも、その引用があることが分かり、得した気分です。

    内容はかなりのスピード感で、展開がどんどん進んでいくので、飽きませんでした。ちょっと説明不足じゃないか、と感じる部分はありましたが、舞台だとこれくらいの疾走感で丁度いいのかもと思いました。

    魔女の予言から自身の安全を確信していたマクベスですが、その予言の通りにやられてしまうというのが面白かったです。

    「マクベス」は「ハムレット」と比較して語られることが多いようです。そうなると、「ハムレット」も読まなくてはなぁ…

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    2026年07月23日
  • リア王

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    ネタバレ

    シェイクスピアの中で、最も悲劇として有名ですが、実際読んでみて、なかなかの悲劇ぶりに、シェイクスピアの頭の中はどうなってるのか、本当に不思議に思いました。
    結局血筋みんな死んでるじゃんと思い、癖が強い王の周りの人間は、家族を含めて本当に大変だなと思い、自分も自分の権力を振りかざすのはやめようと心に決めました。

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    2026年06月22日
  • 老人と海

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    主人公は老人とは思えない怪力な不死身のサンチャゴ。
    3ヶ月不漁が続いても不屈の根性で漁に出るサンチャゴ。
    そこで見たこともない大きさのカジキマグロやそれを狙うサメたちと格闘した3日間が描かれている。
    サンチャゴはヘミングウェイの理想のモデルなのかな。
    荒々しくてワイルドでまさに漢といった感じ。

    サンチャゴは少年が傍にいるときが1番幸せそうだ。
    どこまでも優しい少年に心が和む。
    ヘミングウェイは自殺してしまったようだが、少年のような存在は居たのだろうか。

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    2026年06月19日
  • 夏の夜の夢・あらし

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    夏の夜の夢はストーリーが面白かった。めっちゃ単純なんだけど、劇とかで見せるのはすごくいいんじゃないかと思った。特にパックというキャラクター何好きだな。結局パックはわざと間違えを装って惚れ薬的なものを違う人に塗ったのでは特に思わせるようなつかみどころのないキャラクターが良かった。そしてボトムの存在感。あんまり本筋には関係なさそうだけどすごい存在感を放っているように思えた。
     •あらしは登場人物が多くて終始読むのに苦労した。プロスペローが許した理由が最後までよくわからなかった。

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    2026年06月13日
  • マクベス

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    シェイクスピアの中でも、悲劇要素がガッツリ出ているストーリーで、当時のイギリスの情勢を考えると、マクベスを演じた時は、命懸けだったのだなと思いました。
    父のように仰いだ王を殺して王に即位し、最後には王の実子に殺されるという悲劇ですが、本当に当時の王にとっては嫌味でしかなかったと思うので、シェイクスピアという男の腹の括り方はエグいなと思いました。

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    2026年06月03日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    ネタバレ

    読み終わって気付いたが、裏表紙にそのままあらすじが書かれていた。あまりにも有名な作品ではあるが、それが良いのか疑問ではある。

    自他共に認める美青年ドリアンの一番若く無垢で美しい時の肖像画をバジルは描いた。曲者のヘンリー卿の影響で、ドリアンは心も行動も汚れていく。顔は心の鏡。本来ならば手を汚すごとにドリアンの顔は醜悪になるはずが、ドリアンの顔は美しいままで、肖像画が醜悪に変化していく。この事実を知るドリアンは、肖像画が見られることを極度に恐れた。秘密を抱えすぎたドリアンは自らの手で破滅するしか無かったのだろう。
    美とは、醜悪とは何かを表した作品。

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    2026年05月28日
  • リア王

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    本当に愛してくれていたのは誰なのか?娘達の真意を見極める事ができなかったリア王の誤りが全ての悲劇の始まりとなる。
    愚かなリア王。口先だけの2人の娘の口車に乗せられて、全てを分け与えてしまう。相反して口下手であった末娘コーデリアは1番の孝行娘であったのに無一文で放り出してしまう。
    地位も金も領地も手放した老人はただの厄介者。今度はリア王が上の娘達から捨てられてしまう。

    荒野でたった1人。リア王の狂いっぷりが、嵐と相まって壮絶だ。
    ここまで狂うのか。悲劇がさらに襲いかかる。

    シェークスピア作品は以前から興味があったが、読もうとすると難解で、通読できた事が無かった。今回、なんとか最後まで読み終える事ができたが、戯曲を読みながら頭の中で再現するのが私には難しかった。
    やはり演劇として観るのが良いのだろう。生の舞台で役者が演じる姿を見る事ができたら、素晴らしいだろうな。特にリア王が狂う場面は圧巻に違いない。機会があれば観てみたい。

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    2026年05月24日
  • ロミオとジュリエット

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    中古で買った中野好夫訳の新潮文庫版にかけられた帯には、「永遠の愛のバイブル 天才劇作家が描く世界一有名な恋愛劇」とある。「ロミオとジュリエット」と聞けば、真実の愛を描いた純愛の物語といったイメージを持つ人もいるのではないかという気がするが、これを愛のバイブルにして現代で恋愛をすれば大変なことになりそうだと思う。
    現代の恋愛物語を知っている人間として、まず一番に疑問に思うのは、恋に落ちるまでの過程であるような気がする。とにかく、どうしてロミオとジュリエットが、お互いに恋に落ちるのかが、本当によく分からない。キャピュレット家のパーティで二人は恋に落ちるのだが、二人の間で起きたことと言えば、お互いの顔を見たという以外に何もない。一緒に踊るときには、互いにキスを繰り返す。一目惚れという以外に言いようのない恋である。
    ジュリエットの年齢が14歳だと思えば、なんとなく分かる気もする。初めての男女のふれあいにお互いに盛り上がってしまったのだろう。というよりも、この二人の年齢が、14歳であるということに驚きである。世界的に有名な恋の物語が、中学二年生そこそこの子どもの恋愛だと考えたら、途端に、二人の見え方が変わってくる。
    一目惚れから燃え上がる恋の情熱は、中学生の初めてによる気持ちの盛り上がりにしか見えないし、家同士の対立が顕在化した暴力の数々は、ヤンキーの喧嘩と大差がないことになる。そう思うと、あまりに短期にすぎるように見える、それぞれの登場人物の言動が、非常に納得がいく気がする一方で、これをどんな気持ちで見ればよいのか、不思議な気分にもなる。もはや感覚としては、『今日から俺は』とか、『東京リベンジャーズ』とかを見るようなテンションで見ればいいのか。それならそれで、納得がいくかもしれない。

    そうした内容上の違和感を抜きにすれば、もう一つこの作品を魅力的にしている要素が、セリフ回しであることは間違いないと思う。翻訳である以上、原文の持っている韻律がどんなものだったのかは、想像のしようもないが、詩を思わせる短く切られた訳文を見るだけでも、ちょっとしたセリフ一つまでが詩的表現になっていたことが分かる。解説によれば、エリザベス朝期の演劇は、第一に耳で聴くものとしてあったそうだ。一つひとつセリフは、内容を伝達するだけの言葉としてではなく、耳あたりのいい詩文としてまずあったのだろう。
    読書会をしているときに、十代のセリフとして考えると、ロミオとジュリエットのセリフにリアリティがないという意見をくれた友だちがいたのだが、そのリアリティの問題も、時代的な表現の制約から来ているのではないかという気もする。要するに、ロミオとジュリエットにおける人物のセリフのリアリティというのは、現実の十代の喋り方との対比ではなく、韻文として流麗さにあったのではないか、ということだ。舞台の上で、少年少女を演じるのに、セリフが現実の口語に近いことよりも、韻文としての耳あたりがいいことの方が、「リアル」であると感じられたのではないかと考えられる。
    と、考えてくると、この小説を読み進めるときの面白さは、翻訳の文の面白さもあるけれども、やっぱり注釈が面白い。元の英語で表現されている洒落や韻の数々を丁寧に解説してくれている注を読んでから、本文を読み直すと、訳者の苦労のほどが、よく分かる。ただ、それを踏まえたうえでも、翻訳のダジャレや悪口のセンスが、一昔前のおじさん感があるところは、読んでいて別の意味で笑ってしまうポイントだった。今の時代には、もう使われない若者言葉や、同時代の表現が、ふんだんに使われている点で、シェイクスピアの生きたイギリスの雰囲気以上に、これが翻訳された日本の時代感の方が、よく伝わってくるように感じた。

    今時の恋愛小説を知ってしまっている身としては、やっぱり一つひとつの心情や行動に移るまでの描写が、あまりに急過ぎて、本当にそうなるか? と、思ってしまうようなプロットではある。けれども、それは、この物語が、「永遠の愛のバイブル」と帯に示される通りに、近代的な恋愛というものを描き出した最初期の頃の物語であるからこその、筋の簡潔さなのかもしれない。決して物語として面白いと思うようなものではなかったけれども、一つの古典を読む経験として、楽しい読書ではあった。

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    2026年05月21日
  • リア王

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    山崎努『俳優のノート』(舞台でリア王をやるにあたってつけたノート)を読むのに先行して読んだ。
    予備知識なく手に取って読むと特に面白いとは思わない。★★★といった感じ。
    訳が特に硬いとか古いとかは思わなかったが読み進めるのに時間がかかった。
    罵詈雑言、恨み言、理不尽の多い劇の脚本と言う感じ。
    『マクベス』は面白かったけど、これは読む限り微妙な読み心地。
    おそらく演じる事で仕上がる作品なのではないかな。
    これから解説や映像を観てみようと思います。
    『俳優のノート』によれば山崎努さんが読んだのは筑摩から出ている松岡和子さんの訳の様なので、それで読み返しながら『俳優ノート』を読み進めようと思う。

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    2026年05月04日
  • マクベス

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    中田塾を観てから読んだからすごくストーリーを追いやすかった。細かいところは違う解釈の部分があったけど、前にシェイクスピアの「ヴェニスの商人」を読んだ時よりもずっと理解できて嬉しかった。

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    2026年04月18日
  • マクベス

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    シェイクスピアを通ってこなかったから、本日からシェイクスピア読破を目指して読んでいく!
    四大悲劇の一つ「マクベス」を読んだ。
    この物語はこんなにも短いストーリーなんだとまずそこに驚いた。
    上・下と、とても膨大なストーリーが広がっていると思っていたからこんなにもキュッとまとまっていることに驚いた。
    最初のスタートとしてはとても読みやすくてちょっとありがたい。
    最初は、長いセリフ達の、ところどころ何を言いたいのかわからない言葉に少し困惑した。

    でも、解説者の話をちらっと読んで、確かにこれはマクベスがスコットランド王ダンカンを殺そうとするところから始まる。
    究極のところからスタートする。
    だからこそ、セリフ一つ一つを読み飛ばしてしまうと、それまでの背景を理解できないまま読み進めることになる。
    それはとてももったいないことで、これはスルメのように何度も読んで味わうべき本だと感じた。

    今は一周しかしていないけれど、きっとまた改めて読み直す日が来ると思う。

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    2026年04月06日
  • ロミオとジュリエット

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    有名すぎて改めて感想もないかとも思ったけど、意外と主人公の二人を取り巻く大人たちの描写に目を向けると、複雑な気持ちになる。若さ、純粋さと、大人の偏見、プライドとの対比を感じると、自分が年を取ったんだと思ってしまう。

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    2026年04月02日
  • ハムレット

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    悲劇作家のシェイクスピア。
    結末はおおよそ想像できていたが、各人物の命の終わり方が巧緻で面白かった。
    ただ、古典作品なのもあり、語彙が難しい。もっと多くの本に触れ、理解力と語彙レベルを上げてからもう一度読み直したい作品。

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    2026年03月09日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    ネタバレ

    ハリーが自論を常に語るので、それが読みにくい部分ではあったが、人は外見的に若さと清らかさを持ち続けていたら、こんなにもおかしくなるのかと不思議に思った。後半、画家を殺してからは畳みかけるように面白く、悪に染まっていく様子や葛藤は興味深かった。最後の終わり方が劇的で好みだった。解説の、「むしろわがドリアンには、あえて『義』のために『悪』をなす底の、ストイックな修行僧の面影すらただよっている」、になんとなく納得感があった。

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    2026年02月18日
  • サロメ

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    「空は空のよう、私はわたしのよう、現実は現実のよう、ただそれだけというには、あまりに無稽に思います。」

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    2026年02月07日
  • ヴェニスの商人

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    「憂国のモリアーティ」にてこの戯曲をもとにしたお話があり、気になって読んでみた。
    シェイクスピアの作品は初めてだったが、これはなるほど…観劇してみたくなる。
    箱を選ぶ時の掛け合いや裁判時の緊迫した状況は、読んでも伝わってくるものはあるが、これは芝居で感じたい。

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    2026年02月07日
  • ハムレット

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    痛快なほどに、ハムレットの皮肉が炸裂するイギリスらしい作品。
    主人公の、恋や世界の不条理さに嘆く様は時代を超えた普遍性がある。
    喜劇とは言えここまでバカバカしいのかと思いつつも、締まりのよい終わり方だったと思う。

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    2026年02月03日
  • マクベス

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    不安が主題という解説が腑に落ちた

    シェイクスピアは小説家じゃなくて劇作家

    古すぎて改ざんされている説が出るの面白い

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    2025年12月27日
  • マクベス

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     スコットランドの武将マクベスが王になろうと、謀略を巡らして王になり、戦いの果てに殺される話。
     王になるだろうという魔女の予言に基づいて、王になるための行動を開始したマクベスだったが、その魔女の予言が全て当たるものの、マクベスが解釈した通りに起きなかったのは笑えた。森が城に来なければ大丈夫とか、女の腹から生まれた者に負けないとか、実際にはその通りなんだけど、実際森が動いたり、女の腹から生まれなかったものが出てきたりした。
     古すぎてよくわからなかったところもあってあまり楽しめなかった。

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    2025年12月19日
  • サロメ

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    ネタバレ

    有名なサロメの物語。サロメのヨナカーンに対する気持ちの変化や脇役たちの動きが面白いな。しかし、聖書の物語で内容を覚えているので登場人物たちの名前が違うのが気になってしまった。

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    2025年12月19日