福田恆存のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
弟に領地を奪われた公爵は、アーデンの森に移り住んでいる。公爵の娘ロザリンドは、叔父の娘シーリアと大の仲良しのため邸内にとどまっていたが、ついに追放される。男装したロザリンドは、シーリアとともに森に向ったが、一方、公爵の功臣の遺子オーランドーも、兄の迫害を逃れて森にやってくる・・・。幾組もの恋人たちが織りなすさまざまな恋を、明るい牧歌的雰囲気の中に描く。
(裏表紙紹介文より)
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シェイクスピアの喜劇の一つです。
とあるサイトさんで出てきたので、読んでみました。
新潮文庫のは以前「ヴェニスの商人」も読んだことがあったのですが、やはり昭和に翻訳されたものだからか、それとも今訳してもこうなるのか、現代文になれきった身としてはちょっと読みづらかったです。。。
内容としては、なんだか毒舌やはっきりした物言いが多かったです。
本人を目の前にしてお前は美人じゃないとか、自分に求愛している男(A)の前で私はあなた(B)が好きなのとか。
あとは、領地を追われたとはいえ、貴族が洞穴とかで暮らしたり、羊飼いに扮したり。
順応性高っ。
面白かったですが、ただ、やっぱり本で読むより劇を観た方が良いんだろうなぁと思いました。
もうひとつ。
この時代の人たちって、なんだか全力で恋してる感じですごいなぁと思いました。
もちろんフィクションだけど。
p166 中村保男氏 解説
『(「お気に召すままという」)この題名はアーデンの森で気ままに日々を送っている人たちのことを指すのだという説もあるが、それよりも、この芝居をありきたりの牧歌と見るか、もっと複雑な作品と解釈するかは読者や観客のお気に召すまま、という意味にとるほうが当たっていると私は思う。』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説として読むと若干の物足りなさがありますが、戯曲としてなら十分満足の行くボリュームだと思います。
比喩を連発する掛け合いで数ページ使用する所が、聖書の詩編や預言書に見られる「同じような意味や構造の文を繰り返す」リズム(並行論)の様になっており、聖書に通ずるものがありました。しかし、掛け合いがワンパターンなので飛ばしてやろうかと何度も悩みました。
サロメはファムファタルと言われていますが、やっていることは執着強めのメンヘラですね。富江もそうですけど、男を手玉に取る系のお嬢様は、自身が女であることを全面に出している様な気がします。 -
Posted by ブクログ
明日は立秋。暦の上では秋の気配が、となりますが、現実には夏の盛りです。
そんな夏の終わりの入口に読む『夏の夜の夢』。この「夏の夜」は、夏至祭の頃の幻想的な一夜を思わせるともいわれています。季節の節目にふさわしい一冊なのかもしれません。
シェイクスピアの『夏の夜の夢』は、古代アテネを舞台にしたドタバタ恋愛喜劇と言われています。翻訳も戯曲の形のままなので、普段小説を読むことの多い私には流れをつかみにくく、解説動画をいくつか参考にして、ようやく全体のストーリーを理解できました。
この作品は、シェイクスピアのオリジナル作品とされ、「夏の夜」は夏至祭の頃の不思議な一夜を思わせます。父親が決めた結婚に従えない恋人たちは森へ駆け落ちし、それを追う若者たちも森へ。そこでは夫婦喧嘩中の妖精の王オベロンと王妃ティターニアがおり、妖精パックの悪戯で惚れ薬が使われたことで、人間たちの恋はさらに大混乱になります。一方で、大公の結婚式で上演する芝居を稽古する職人たちも加わり、物語はまさに一夜の夢のような騒動へと発展していきます。
文字だけでは情景を思い浮かべるのが難しく感じたのは、私自身が演劇にあまり親しんでいないからかもしれません。舞台で観れば、登場人物の動きやテンポの良さが伝わり、印象も大きく変わる作品なのだろうと思いました。
続いて
「あらし」
シェイクスピア最後の単独執筆とされる作品。地中海の孤島を舞台に、魔法使いプロスペローが妖精の力で嵐を起こし、かつて自分を追放した弟たちを島へ誘き寄せます。さらに王子と娘を引き合わせ、恋を芽生えさせるなど、魔法を駆使して物語を動かしていきます。最後は復讐よりも赦しを選び、皆で島を後にします。
元々 歌舞伎も喜劇的な場面は全く好みでないので シェイクスピアも悲劇の方が好みかも。