福田恆存のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって気付いたが、裏表紙にそのままあらすじが書かれていた。あまりにも有名な作品ではあるが、それが良いのか疑問ではある。
自他共に認める美青年ドリアンの一番若く無垢で美しい時の肖像画をバジルは描いた。曲者のヘンリー卿の影響で、ドリアンは心も行動も汚れていく。顔は心の鏡。本来ならば手を汚すごとにドリアンの顔は醜悪になるはずが、ドリアンの顔は美しいままで、肖像画が醜悪に変化していく。この事実を知るドリアンは、肖像画が見られることを極度に恐れた。秘密を抱えすぎたドリアンは自らの手で破滅するしか無かったのだろう。
美とは、醜悪とは何かを表した作品。 -
Posted by ブクログ
本当に愛してくれていたのは誰なのか?娘達の真意を見極める事ができなかったリア王の誤りが全ての悲劇の始まりとなる。
愚かなリア王。口先だけの2人の娘の口車に乗せられて、全てを分け与えてしまう。相反して口下手であった末娘コーデリアは1番の孝行娘であったのに無一文で放り出してしまう。
地位も金も領地も手放した老人はただの厄介者。今度はリア王が上の娘達から捨てられてしまう。
荒野でたった1人。リア王の狂いっぷりが、嵐と相まって壮絶だ。
ここまで狂うのか。悲劇がさらに襲いかかる。
シェークスピア作品は以前から興味があったが、読もうとすると難解で、通読できた事が無かった。今回、なんとか最後まで読み終え -
Posted by ブクログ
中古で買った中野好夫訳の新潮文庫版にかけられた帯には、「永遠の愛のバイブル 天才劇作家が描く世界一有名な恋愛劇」とある。「ロミオとジュリエット」と聞けば、真実の愛を描いた純愛の物語といったイメージを持つ人もいるのではないかという気がするが、これを愛のバイブルにして現代で恋愛をすれば大変なことになりそうだと思う。
現代の恋愛物語を知っている人間として、まず一番に疑問に思うのは、恋に落ちるまでの過程であるような気がする。とにかく、どうしてロミオとジュリエットが、お互いに恋に落ちるのかが、本当によく分からない。キャピュレット家のパーティで二人は恋に落ちるのだが、二人の間で起きたことと言えば、お互いの -
Posted by ブクログ
山崎努『俳優のノート』(舞台でリア王をやるにあたってつけたノート)を読むのに先行して読んだ。
予備知識なく手に取って読むと特に面白いとは思わない。★★★といった感じ。
訳が特に硬いとか古いとかは思わなかったが読み進めるのに時間がかかった。
罵詈雑言、恨み言、理不尽の多い劇の脚本と言う感じ。
『マクベス』は面白かったけど、これは読む限り微妙な読み心地。
おそらく演じる事で仕上がる作品なのではないかな。
これから解説や映像を観てみようと思います。
『俳優のノート』によれば山崎努さんが読んだのは筑摩から出ている松岡和子さんの訳の様なので、それで読み返しながら『俳優ノート』を読み進めようと思う。 -
Posted by ブクログ
シェイクスピアを通ってこなかったから、本日からシェイクスピア読破を目指して読んでいく!
四大悲劇の一つ「マクベス」を読んだ。
この物語はこんなにも短いストーリーなんだとまずそこに驚いた。
上・下と、とても膨大なストーリーが広がっていると思っていたからこんなにもキュッとまとまっていることに驚いた。
最初のスタートとしてはとても読みやすくてちょっとありがたい。
最初は、長いセリフ達の、ところどころ何を言いたいのかわからない言葉に少し困惑した。
でも、解説者の話をちらっと読んで、確かにこれはマクベスがスコットランド王ダンカンを殺そうとするところから始まる。
究極のところからスタートする。
だからこ -