福田恆存のレビュー一覧

  • リチャード三世

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    四大悲劇を読み終えたときよりさらに感慨深いのは、福田恒存の翻訳の見事さによるのではないだろうか。
    日本語の音がとにかく美しく耳にここちよい。

    それとやはりシェイクスピアは天才。
    セリフ運びの見事さといったらもう、ほれぼれする。
    しかもそのセリフがまたインパクトの強いこと、
    深いことこのうえなし。

    これまでシェイクスピアに感慨を抱いたことがなかったのだが
    あらためて再読したいと思った次第。
    もちろん福田訳で。

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    2012年03月29日
  • リチャード三世

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    いやぁシェイクスピアさん、悪人書かせると天下一品!絶対本人悪くないとこんなの書けないよ!
    そしてこの悪口の応酬ね。皆さん悪口のネタが尽きた際には是非シェイクスピアを。この作品はもう呪詛のレベルだけど。

    その呪詛のクライマックスで、締めくくりにその対象の名前呼んで決めようとした所をタイミング良く相手の名前に変えて呪詛返しした上に、言い直されたら「は?」って。「は?」と来ましたよこのリチャード3世。笑った。

    ガンガン邪魔な奴を殺しまくって、要所要所で演技も挟んで相手を騙くらかし、しかも上記のようにお口の達者っぷりが他の追随を許さない(皮肉の言い合いで絶対負けない)リチャード3世。あっという間に

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    2011年11月24日
  • お気に召すまま

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    ロザリンドいたずらっこでちょうかわいい。

    ところで私の持っているこの本にはかわいい表紙がついていないんだが……解せぬ ロザリンドとシーリアと道化かな?

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    2014年10月06日
  • お気に召すまま

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    弟に領地を奪われた公爵は、アーデンの森に移り住んでいる。公爵の娘ロザリンドは、叔父の娘シーリアと大の仲良しのため邸内にとどまっていたが、ついに追放される。男装したロザリンドは、シーリアとともに森に向ったが、一方、公爵の功臣の遺子オーランドーも、兄の迫害を逃れて森にやってくる・・・。幾組もの恋人たちが織りなすさまざまな恋を、明るい牧歌的雰囲気の中に描く。
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    シェイクスピアの喜劇の一つです。
    とあるサイトさんで出てきたので、読んでみました。

    新潮文庫のは以前「ヴェニスの商人」も読んだことがあったのですが、やはり昭和に翻訳されたものだからか、それとも今訳してもこうな

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    2010年10月26日
  • お気に召すまま

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    RSC版の脚本を日本語訳する際に合わせて購入しました。シェイクスピアは悲劇よりも喜劇の方が好きなので、とても読みやすかったと思います。彼の描く女の子はいつも可愛くて魅力的です。

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    2010年06月14日
  • ジュリアス・シーザー

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    反逆者の中でブルータスだけが正義感のみで行動していた、という悲劇。ブルータスほどの人物なら、そんな事もすべて受け入れた上での行動だったのだろう。

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    2009年10月07日
  • ハムレット

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     今更になって読んだシェイクスピア。生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。新潮文庫のシェイクスピアはどれも表紙が綺麗でそろえたくなる。

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    2022年11月20日
  • リチャード三世

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    これを中学生で読んだ私。
    マキャヴェリの上を行く、悪役の最たるもの。
    私はかつてグロスター公に惚れていた。
    どこまでも悪を美しく演じる陶酔。
    運命の中心にいるようでいて、運命から見放されることを自覚している滅びの美。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    ブルータスの生き方、考え方は私は好きです。
    あまりに清潔すぎて他から反感を抱かれたりする事もあるでしょう。
    ただ、結局、シーザーを殺してしまうのですね。
    そこらへんを客観的に見れてとても良かったです。

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    2009年10月04日
  • お気に召すまま

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    シェークスピア作の喜劇。題名は聞いたことがあったけど、内容はあまり知らなかったので読んでみた。ロザリンドを取り巻く恋話だけではなく、それぞれの掛け合いも哲学的でとても魅力的でな物語だった。

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    2009年10月04日
  • アントニーとクレオパトラ

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    あまり面白くなかった気が、、、私の読み方が悪いのかもしれないけど、やや無理やり感を感じた。
    やっぱり、マイナーな作品だからかなぁ、、、

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    2009年10月04日
  • お気に召すまま

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    As you like it

    追放された公爵の娘ロザリンドと騎士ローランド・で・ボイスの息子でありながら、兄に虐げられるオーランドーの恋物語。
    ともに世間から冷たい非難をうけ、森へ迷い込む。
    そこで、男に扮し、オーランドーの自分への愛を確かめようとするロザリンド。
    森の中、なすがままに運命はやってくる。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    「賽は投げられた」
    「来た、見た、勝った」
    「ブルータス、お前もか!」
    さまざまな名セリフとともに歴史に散ったシーザーを暗殺したブルータスの話です。

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    2009年10月04日
  • マクベス

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     スコットランドの武将マクベスが王になろうと、謀略を巡らして王になり、戦いの果てに殺される話。
     王になるだろうという魔女の予言に基づいて、王になるための行動を開始したマクベスだったが、その魔女の予言が全て当たるものの、マクベスが解釈した通りに起きなかったのは笑えた。森が城に来なければ大丈夫とか、女の腹から生まれた者に負けないとか、実際にはその通りなんだけど、実際森が動いたり、女の腹から生まれなかったものが出てきたりした。
     古すぎてよくわからなかったところもあってあまり楽しめなかった。

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    2025年12月19日
  • サロメ

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    ネタバレ

    有名なサロメの物語。サロメのヨナカーンに対する気持ちの変化や脇役たちの動きが面白いな。しかし、聖書の物語で内容を覚えているので登場人物たちの名前が違うのが気になってしまった。

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    2025年12月19日
  • 夏の夜の夢・あらし

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    妖精や魔術など、ファンタジー要素が強く、面白かった。海外文学ということで少し身構えていたが、意外とすんなり読めた。

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    2025年12月19日
  • ロミオとジュリエット

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    ロミオとジュリエット、おおまかなストーリーは知っていますが
    本で読むのは初めてです。
    こういうのっていろんなパターンが出ているので
    キリが無さそう……と思いながらも全部読んでみたいなぁ…と野望だけは抱いています(笑)

    これは戯曲本のようになっていました。
    他もそうですか?
    後半には舞台ロミオとジュリエットの解説?みたいなのも入っていて、ちょっと専門的でした。

    英文をどう訳すかも訳す人によって選ぶ言葉が違うと思うので
    他のものとも読み比べてみたいですね!

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    2025年12月11日
  • ハムレット

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    ストーリーがとても面白かった。これが1600年頃に書かれたものだとは思えない。今の人たちにも繋がりそうなオフィーリアの苦悩。ここが1番すごいなと思った。今も昔も人間の苦悩とか感情とか変わっていないのだとこの物語を通じて感じた。ただやはり戯曲は初めて読むこともあってかところどころわからないこともあった。舞台で見てみたいなと思った。

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    2025年11月19日
  • ハムレット

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    1度読んで、物足りなくて続けて再読。

    シェイクスピアは遠い昔に読んだマクベスに続いて2作品目。
    ハムレットを読もうと思ったきっかけは、井上涼さんの「オフィーリアまだまだ」を見て、その後YouTube・山田五郎さんのオトナの教養講座でミレイの「オフィーリア」の回を見て。
    これはハムレットを読まねば、と。

    読んでてあまり悲劇感を感じず、特にポローニアスとのリズム感ある会話が何だか漫才みたいに感じた。ギャグかな?
    ハムレット、何で狂気のふりしてるの??さっさと復讐しちゃいなよ!って読んでてずっとヤキモキした。
    演技ばっかしてるから、いろんな人が犠牲になっちゃってる…。

    最初にお父さんの亡霊に真

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    2025年10月19日
  • サロメ

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    ビアズリーの絵が目的で買ったようなとこがあるけど、読んでみたら、

    こっ、わっ。

    の一言でした。
    口づけしてるあの絵の意味が解って、これまたやはり、

    こっ、わっ!

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    2025年10月05日